
これは全DMPの夢でしょう。
デュエマは相手ターンに介入する手段が少ないからこそ、とっつきやすく遊びやすいカードゲームです。
……なのですが、それゆえに例外的に認められたカウンターカードたちは蜜の味。
そのカウンター要素の王たるカードが、デュエマには存在しています。
その名も《禁時混成王ドキンダンテXXII》!
そしてこのカードのスペックに脳を焼かれ、独自山を作ってCSで勝ち続けるプレイヤーが関東にいます。
その名も酢酸カーミン選手。

8/16 飛梅CS
準優勝
プレイヤーも山も
かっこよすぎる!
さっそく酢酸カーミン選手にコンタクトを取り、このデッキについていろいろと取材させて頂きました。
ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第31弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
しかも紹介デッキはカーナベルで販売されます!
在庫次第・期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、ぜひともチェックしてみてください。
デッキレシピ
このデッキは【コントロール】デッキです。
まずはサンプルリストをお見せしつつ大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ
パッと見、カウンター札が多めの【5Cコントロール】の亜種のように見えますが……【ザーディ】とも【蒼龍(ランプ系)】とも異なります。
このデッキの戦い方は非常にシンプル。

まるで別のTCGの如き
【コントロール】!
《ドキンダンテ》の性能を最大限に活かすために早期着地をさせ、相手ターン中に介入してゲームレンジを伸ばし、大型フィニッシャーで決める……。
極論を言えば平均キルターンなんて考えなくてもいいくらい、長く戦えます。
そういうのが好きなんです。
酢酸カーミン選手
現代デュエマの常識と真逆をいき、少し懐かしさすら感じさせる古き良き【コントロール】。
それが【5Cドキンダンテ】なのです!!
前置きはここまで、個別カードの解説に入ります。
個別カード紹介
コンセプトカード
《禁時混成王ドキンダンテXXII》×3

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/禁断 / 文明 光・水・火 / パワー99999 / コスト9
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーの能力をすべて無視する。
■相手のターン中、相手がコスト9以下のクリーチャーを召喚した時またはコスト9以下の呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、コスト9以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
まるで別カードゲーム……遊戯王OCGの如く相手ターン中に介入ができる、異色の1枚です。
カウンター要素が強いのはもちろんなのですが、現環境では着地時の無視もかなり強いです。
強力な能力を持ったドリーム・クリーチャーを足止めしつつ、後続も展開させない……はたまた除去耐性持ちを無防備にして別のカードで討ち取る……
といった形で、相手の盤面を行動停止させつつゲームレンジを支配させてくれます。
カウンター能力について触れますと、《ペテンシー》とのコンボが特に凶悪です。
墓地にあるターンスキップカード、《ルシファー》を使い回すだけではありません。
例えば《ペテンシー》でトリガー獣を展開した上で、別の《ペテンシー》のカウントを溜めてお代わり……なんて無法ができちゃいます。

そして《ドキンダンテ》最大の魅力はこれらの能力が心理的な枷として相手に襲い掛かる点。
手札に呪文がなくとも相手は疑心暗鬼になりますし、どこまで動いていいのか、どこまでドロー&実行を許すのかを考える羽目になります。
初動枠
このデッキは基本的には3-5のマナカーブで動きます。大型獣が主軸なので非クリーチャーが気持ち多め。
《ディザスター・チューン》×4
今年新たに加わった強力な初動カードです。
このデッキにおいては初動であり《ドキンダンテ》の能力で唱えられる呪文でもある点が非常に優秀。妨害に限る必要はありません。
また2026年夏の環境では【白緑ドギラゴン逆】が多いことから、そのデッキのマッハファイターをインクの染みにできるのもNICE。
《ドギラゴン逆》をどのみち出されてしまうのであれば、せめて相手に楯を割るリスクを突き付けたいですからね。
最後にボトム固定札としても有用です。このデッキは山を凄まじい勢いで掘削するので、山札切れを避けるのにぴったりです。
《天災 デドダム》×1

【 クリーチャー 】
種族 トリニティ・コマンド/侵略者 / 文明 水・闇・自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、1枚をマナゾーンに置き、残りの1枚を墓地に置く。
3ターン目マナ加速の再現性をあげるために積まれた《チューン》の5枚目です。
《Vol-Val-8》の破壊の種になったり、ゲーム序盤で踏ませた《逆転の剣スカイソード》のバリューをあげたり、と肉体があることはデメリットだけではありません。
《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》×4

【 G城 】
文明 自然 / コスト3
(G城は実行したら、表向きでシールド化される。このカードが表向きで自分のシールドゾーンを離れる時、かわりに墓地に置く。)
■このG城が表向きで自分のシールドゾーンに置かれた時、自分の山札の上から1枚をタップしてマナゾーンに置く。
■相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、かわりにマナゾーンに置く。
言わずもがな、2026年の環境を定義しているメタ兼初動カードです。
《ドキンダンテ》のカウンター能力は、カードの「実行」に対して誘発する能力なので革命チェンジのような能力はメタれません。
その抜け道をこのカードが塞いで補完してくれます。
《邪眼の魔法陣》×2

【 タマシード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光・水・自然 / コスト3
■G・ストライク
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。それをシールド化するか、手札に加えるか、あるいはマナゾーンに置く。
■このタマシードを自分の手札からマナゾーンに置いた時、アンタップする。
最低限の初動兼色要員です。
4ターン目に《ペテンシー》を手打ちしたい都合上、アンタップインで光文明を供給できるこのカードは痒いところに手を届かせてくれます。
また2026年の夏からは《鎧亜目邪王類 デス=ヴェルムート》が仲間として加入してくれたことで、バリューが大きく上がりました。
《ヴェルムート》が健在の状態で《邪眼》がマナに落ちると楯追加とバウンスができ、ゲームレンジを後ろに伸ばしつつ妨害までできます。すごい。
中盤域のカード
このデッキは3-5のマナカーブで動きます。現環境では《完璧団長 オーパーツ銃》が流行っているため、その枠に受けを依存しすぎないようにしつつ、8本とっているとのことです。
《真気楼と誠偽感の決断》×4

【 呪文 】
文明 光・水・闇 / コスト5
■相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。 こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。
ご存じなんでもできることで有名なカードです。
4ターン目に《ルシファー》で《ドキンダンテ》を早出ししたり、《霊宝 ヒャクメ-4》を着地させたりするのは序の口。
相手の先攻の展開に対してぶち当てて《ヒャクメ》を出して、次のターンササゲールを使ったり、除去をしたりしてカウンターするのも強力です。
さらにさらに、ゲーム終盤ではこのカードでトリガー獣を増やして、《Vol-Val-8》の破壊の種を増やす……なんてこともできちゃいます。
とこのように万能なカードですが、その中でも《ルシファー》との相性の良さは特筆ものでしょう。
《ルシファー》で受けて相手ターンをスキップ→次のターンに《ペテンシー》から実行を行えるので、本当に無駄がありません。
さらに、相手ターン中に《ドキンダンテ》の能力でこのカードを経由して《ルシファー》を唱えると、先にターンが終わってしまうため、《ペテンシー》の能力による詠唱後の山札下送りも無視できてしまいます!
《鎧亜目邪王類 デス=ヴェルムート》×3

【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 / 文明 自然 / パワー6000+ / コスト5
■マッハファイター
■パワード・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。
■スペース・チャージ(自分のマナゾーンにカードが置かれた時、その文明に合うSC能力を使ってもよい)
■SC―光:自分の山札の上から1枚をシールド化する。
■SC―水:相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
■SC―闇:相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■SC―火:このターン、自分のクリーチャー1体のパワーを+6000する。
2026年夏に加わった新入りで、多色カードと受け札が多いこのデッキが求めていた1枚です。
最低でも2ブーストして《ルシファー》の手打ちレンジまで近づけてくれる上、楯追加やバウンスで妨害ができるのがNICEです。
特に楯追加は重要で、《襲来、鬼札王国!》や《スカイソード》などの別トリガーからこのカードを繋げた時のバリューが爆アガリしました。
《ヴェルムート》が登場する前は、ゲームの早い段階でこれらを踏ませても《ヒャクメ》ぐらいしか出す先がなかったのですが……。
このカードが加わったことで、踏み倒しつつ楯を補充するというビートダウンを泣かせる動きができるようになりました。
当たり前ですが《ヒャクメ》などのマナブーストトリガーのバリューも上がっています。スペース・チャージってすごいんだ!
唯一の難点をあげるとすると……意外とスペース・チャージが不発になることでしょうか。
このデッキは構造上、初動の動きを安定させるために緑単色のカードが12本も積まれています。仕方ないんですけど、それらはハズレになります。
《ドンドン火噴くナウ》×1

【 呪文 】
文明 水・火・自然 / コスト5
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに置き、1枚を手札に加え、残りの1枚を墓地に置く。こうして墓地に置いたカード以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。
火文明を供給しつつ、このデッキの動きとマッチしている5マナカードです。2本取りたいけど……枠がないそうです。
ゲーム序盤の《ペテンシー》カウンターで唱えることで、返しの動きが強くなるのも見逃せません。
《霊宝 ヒャクメ-4》×4

【 クリーチャー 】
種族 パンドラボックス/アーク・セラフィム/ディスタス / 文明 光・闇・自然 / パワー4000 / コスト6
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■このクリーチャーが出た時または相手に選ばれた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■ササゲール4(ディスペクターを召喚する時、コストを4少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない)
このデッキの最強のトリガーです。
色が強く、《ペテンシー》から出しても強く、ササゲールが強く、ハンデスも強い……まさに最強です。
あまり語ることが無いので小テクをいくつか。
現環境だと、このカードを単騎で立てることで相手の世界のyチャクラ・デル・フィン》などの強制能力持ちカードと友情コンボできます。
意外と嫌がられるので覚えてきましょう。
また《暴龍のTミリオンベジータ》ともシナジーがあります。ゲーム終盤で置換耐性を使いながら、ササゲールを連発できます。
このようなシナジーやテクニックが潜んでいるデッキなので、いろいろと試してみましょう。
踏み倒し札
《ルシファー》×3

【 呪文 】
文明 光・水 / コスト8
■S・トリガー
■今のターンが相手のターンなら、残りのターンをとばす。
■今のターンが自分のターンなら、光のコスト9以下のクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
受け札と《ドキンダンテ》早期射出とターンスキップを兼ねる必殺呪文です。
まず受け札。
現環境の王たる《烈しき切札 ドギラゴン逆》が飛んできたとしても、ターンスキップで被害を最小限に食い止めてくれます。
こっちは《ペテンシー》カウンターチャンスを失うとは言え、返しに《ペテンシー》からこのカードを唱えることで《ドキンダンテ》を早期着地させられます。
そして最後に《ドキンダンテ》のカウンター能力から唱えることによる相手ターンの強制終了。
《ルシファー》の枚数までと思いきや《ペテンシー》で墓地から唱えつつ、そのまま墓地に残るので、タイムストップデュエルを連発できます。
《襲来、鬼札王国!》×2

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇・火 / コスト6
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。
▶コスト8以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、1つのかわりに両方選んでもよい。
火文明のかさまし兼受け札兼踏み倒し札です。
《 ハッスル・キャッスル 》に引っかかるわ《ドギラゴン逆》でどうせ破壊できないわ、等信頼度は低めですが、一応入ってるとのことです。辛辣すぎる。
《逆転の剣スカイソード》×4

【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。その後、自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
昔は《蒼龍の大地》だった枠です。
こちらと比べると呪文ロックが効かず、早い段階で踏んだとしてもパワーラインに関係なく除去ができるというのが《スカイソード》の強みです。
ゲーム終盤になると《ペテンシー》でなんでもマナから引きずり出せるようになります。
このコンボの連打で合計コスト38分とか踏み倒した日にはアドレナリンが出まくりでしょう。
フィニッシュ要員
《缶隊長 サーディン》×1

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア/レクスターズ / 文明 水 / パワー2000 / コスト5
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、プレイヤーを1人選んでもよい。そのプレイヤーは自身の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。
王来編で敵陣営にいた同期です。
山札を回復することで《ペテンシー》を使い回したり、後述する《Vol-Val-8》で連続EXターンループ的な動きをとったり……と山札回復が沁みます。
同型の枠として《バース=ターブ》があります。
文明の有無やボトム固定をしたいかどうかなどで役割が変わるので、環境に応じて入れ替えましょう。
《聖魔連結王 ドルファディロム》×1

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド / 文明 光・闇・火 / パワー13500 / コスト8
■EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く。)
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。
■相手は多色ではない呪文を唱えられない。
同じ王来編の同級生その2です。
なんだかんだで盤面リセット+呪文封殺は強力ですし、このデッキで足りない火文明を供給してくれるのがGOOD。
ディスペクターなど除去耐性持ちが多いデッキなので《深淵の逆転撃》をケアできるのがとても偉いです。
《禁断竜王 Vol-Val-8》×1

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/禁断 / 文明 水・火・自然 / パワー54321 / コスト9
■EXライフ
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から5枚を見て、その中から2枚まで手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、パワー6000以下のクリーチャーをすべて破壊してもよい。
■自分のターンの終わりに、このターン、クリーチャーが4体以上破壊されていれば、このターンの後に自分のターンを追加する。
安全にフィニッシュするためのカードです。
ジャストダイバーと追加ターンというギミックがほんとうに偉く、このデッキが【逆アポロ】すら貫通して勝てるのはこのカードのおかげです。
特に、ゲーム終盤になるとこのカードの山札掘削能力もより輝きだします。
山札が少なくない状態で《ペテンシー》×2《スカイソード》×2《サーディン》を組み合わせることで、毎ターン6000以下獣を供給しつづけて、無限EXターンビートを行うこともできます。
《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》×1

【 クリーチャー 】
種族 ディスペクター/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ / 文明 水・闇・自然 / パワー15000 / コスト10
■EXライフ
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。その選んだクリーチャーを相手の手札へ戻してもよい。その後、その選んだクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。
《ドルファディロム》と一緒に並べたいディスペクターNo.1です。
フィニッシュ盤面に添えて安全に《帝王坂∞<…………!>》などのトリガーをケアします。
蘇生能力が強制なのが辛いところなのですが《デドダム》の枠が《チューン》に変わったことで、その部分のデメリットを低減しやすくなりました。
《暴龍のT ミリオンベジータ》×1

【 クリーチャー 】
種族 アース・ドラゴン/キカイヒーロー/アーク・セラフィム / 文明 自然 / パワー18000 / コスト9
■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■マッハファイター
■Q・ブレイカー
■相手のエレメントは、相手の手札以外から出ない。
■相手のエレメントは、実行以外の方法で出ない。
■自分のクリーチャーが離れる時、かわりに自分のマナゾーンにあるカードを3枚、墓地に置いてもよい。
《ドキンダンテ》とメタ範囲の相互補完ができるフィニッシャーです。
単色でありつつマナから召喚できるのも偉く、8マナ時点でこのカード自身をマナチャージ……そのまま召喚といった動きができます。
耐性付与ももちろん有用。
自軍を守るだけでなく、マナに埋めたトリガーカードを墓地に落として《ペテンシー》で使い回したり、《サーディン》で山に戻したりできます。
自由枠の採用候補カード
《ペテンズ・ゲート》
《ヴェルムート》の登場によって楯回復や楯増量ができるようになったので、本格的に採用されるようになった1枚です。
《サーディン》の楯落ちケアにもなります。
《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ(花畑チャイカ)》

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇・自然 / パワー6000 / コスト5
■W・ブレイカー
■<フシギバース>[闇/自然(8)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)
■マッハファイター
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■ラスト・バースト
────────────呪文────────────
カード名:ダーク・ライフ
文明:闇/自然
コスト:2
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。
初動かつ中盤の中継ぎにもなるカードです。
G-NEO獣をバトル+スレイヤーで完全解体したり、《ミリオンベジータ》を種にフシギバースして墓地を肥やしたり……と動きの幅が広がります。
カード解説はここまで、次に立ち回りについて解説します!
立ち回り方
このデッキの基本的な動きはシンプル。
まずは3-5のマナカーブで動きつつ、4ターン目《ペテンシー》→《ルシファー》か《ヴェルムート》を投げます。
この際の色埋めはきっちりと吟味して行いましょう。例えば《チューン》がない時に《鬼札王国》を埋めると《邪眼》が使えない……みたいな考え方です。
ゲームの進行的に、遅くとも5ターン目には《ドキンダンテ》を着地させるつもりで動かすのが良いとのこと。
そういう構築になってます。
《ドキンダンテ》が1度経てば、「無視」による行動停止とカウンター能力でゲームを引き延ばせます。
相手の盤面をさばき、ターンを飛ばし、リソース差を広げたうえで安全に殴れる状況を作りましょう。
《サーディン》で山札回復して《ペテンシー》などを使い回すのも忘れずに。
理想は《Vol-Val-8》による追加ターンを取りつつ、《ドルファディロム》などで蓋をすることです。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺す「わからん殺し」ができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
受けが固い《ペテンシー》山である
G・Sを含めば約19本……デッキの半分が受け札となっています。生半可な攻撃は通らず、コストもカードタイプも散らばっているのでかなりケアしづらいです。
その上で《ヴェルムート》が加わったことで楯回復もできるようになっており……かなり隙のない守りの布陣となっています。
2026年9月時点の環境では苦手だったループ系統のデッキが死滅したのも勿論大きいです。
そして《ペテンシー》をうまく使えるのもこのデッキの大きな強み。
受けて、そのまま《ペテンシー》でカウンターするのはもちろん、使った《ルシファー》を次のターン踏み倒し呪文として再利用する動きは……
何度見ても脱法ムーブです。

【ドキンダンテ】が能力・心理ロックともに強い
相手目線これほどいやらしいカードはなかなかありません。
何が正解なのか、ケアするのか/しないのか。《天革の騎令嬢ミラクルステラ》などと違い1ドローを許すだけ……ではおさまらないのが恐ろしいところ。
《火吹くナウ》や《チューン》といったカードで、次弾を装填できるのも強力。構築時点で《ドキンダンテ》でコントロールしやすくなっています。
安全に勝つ手段が多い
特殊勝利こそありませんが、ジャストダイバー×追加ターン、山札回復、呪文とクリーチャーの出た時封殺……とかなり安全にとどめまで行けます。
耐性持ちのバカ強いカードで場を制圧してからとどめまで行くのは、小粒のメタカードなどによるコントロールとは違った安心感があります。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
【ドキンダンテ】はその名の通り《ドキンダンテ》の性能を最大に活かす専用構築……カードたちが紡ぐシナジーによってコントロールするデッキでした。
特にタイムストップデュエル……相手を妨害して長期戦をする前提なのがいいですよね。
早く勝つにこしたことはないのですが、腰を据えてリソース差を広げ、デカブツでとどめを刺す前提なのが……古き良きコントロールって感じがします。
個人的に胸熱なポイントは……やっぱり酢酸カーミン選手を取材させて頂けたというその事実でしょうか。
1種のカードやアーキタイプを見せられた時に、思い浮かぶプレイヤー名(複数)というものがあります。
【白黒メカ】なら parasu 選手。

【5Cデンジャデオン(グランセクト)】ならエクル選手。

定期的に1つの山で勝っている選手をタイムラインで見て……名前を憶えて……連想するようになる。
【ドキンダンテ】と酢酸カーミン選手はまさしくそのタイプでした。そんな彼の研究成果を紹介できたことを嬉しく思います。
めっちゃ面白いプレイ感覚のデッキなので気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、ぜひ試してみてくださいね。
それではまた来週お会いしましょう!
使い手:酢酸カーミン選手
取材 : sobo
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