【プレイ難度☆3つ】ドラガンループへの挑戦【ゲストライター:♦ドラえもん】

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【プレイ難度☆3つ】ドラガンループへの挑戦【ゲストライター:♦ドラえもん】

こんにちは、◆ドラえもんです。今回はゲストライターとしては3回目の投稿となります。

自分は毎週CSに参加し始めたのは今年からでして、それまではデッキを作るということを中心に行っていました。【デスザーク】、【絶十】、【バラギアラ】等々、主人公がジョー君になってから生まれた所謂デザイナーズと呼ばれるデッキを特に好んでいて、カード同士の有機的なシナジーや、昔のカードとの思わぬシナジーを紐解くのが醍醐味です。

自分で言うのも何ですが、デザイナーズデッキを紐解くのには自信がありました。しかし、今回紹介するデッキは今まで自分が作ってきたそれらのデッキの中でも最も構築が難しく、かつプレイングが格段に難しいと感じたデッキになります。

それは《大卍罪 ド・ラガンザーク卍》、《ダンゴ武者》を使った【ドラガンループ】です。近年のデザイナーズデッキの特徴として、プレイングが独特(デスザーク、絶十等は顕著)ですが、これも同くクセのあるデッキです。

《大卍罪 ド・ラガンザーク卍》

【 オレガ・オーラ 】
【種族】 マスター・ドルスザク / マフィ・ギャング/ デリートロン
【文明】 闇
【パワー】+0000
【コスト】10

■罪・無月の大罪(自分の墓地にあるオーラ1枚につき、このオーラを使うコストを1少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりに、自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、コストは0以下にならない)
■これをクリーチャーに付けた時、またはこれを付けたクリーチャーが攻撃する時、コスト8以下のオーラを2枚まで自分の墓地から選び、そのクリーチャーに付ける。
■これをバトルゾーンから自分の墓地に置く時、かわりに山札の一番下に置く。
■相手のターンの終わりに、これを自分の墓地から山札の一番上に置いてもよい。

今回紹介するデッキでは、この《ド・ラガンザーク》を骨までしゃぶりつくします。ポイントは出た時だけでなく、攻撃する時にも起動する効果、破壊された時にデッキ下にいく効果になります。

目次

①【ドラガンループ】の基本

まずは【ドラガンループ】の最も基本となるループをご紹介します。

【初期盤面】効果待機中の《ド・ラガンザーク》付きのGRクリーチャーA。墓地に《ダンゴ武者》、《斬罪シ蔑ザンド》。山札は《ド・ラガンザーク》x枚+《ド・ラガンザーク》で無いカードy枚(ただし0≦x≦3,0≦y≦1,x+y≠0)

手順①《ド・ラガンザーク》の効果で《ダンゴ武者》と《シ蔑ザンド》を装備。《ダンゴ武者》の「ギガオレガオーラ」のテキストで、即座にGR召喚(新たに出たGRクリーチャーB)。

②《シ蔑ザンド》の効果でAを破壊。装備されていた《ド・ラガンザーク》は山札下へ。

《ダンゴ武者》の効果で山札の上から2枚見る。その中には必ず《ド・ラガンザーク》があるのでBに装備。→①へ戻る。

GP9th優勝のイヌ科選手が分かりやすい動画を作ってくれました。

この手順によって、GRクリーチャーがA→Bへと変わっており、何度も繰り返すことでGRゾーンのクリーチャーの出たときの能力(以下cip)と、離れた時の能力(以下pig)を無限にストックさせることが出来る。

これを上手く利用して《ツタンメカーネン》のcipと、《バクシュ丙ー二式》のpig、《ザーク卍ウィンガー》の山札回復能力を上手く組み合わせて相手の山札だけを0にするというのが主流のように思います。

取り敢えずフィニッシュをどうするかは棚に上げて、まずはどのようなコンセプトのデッキにするのかを考えていくことにしました。大きく分けて2つのコンセプトがあるのですが、いずれにせよループの初期盤面を達成するために自分の山札をガンガン削る構築にすることは必須で、このことは《ドラガンザーク》を早期に着地させることにも繋がりますね。

そしてその2つのコンセプトというのが。

ループ特化にするのか

ハンデス中心の戦略を取り入れるのか

ということです。例えばループ特化にするならば《幽具リンリ》のようなカードは必ず4枚積まれるでしょうし、逆に《乱罪ダイパ殺デー》のようなカードは採用されないでしょう。

自分は【オーラ】デッキを超天篇4弾よりも前から調整していましたが、一番の問題だったのは相手の墓地メタが重すぎるということでした。(「次のターンで勝てるのに・・・」ってところで飛んでくる《ポクタマたま》。)

これを何とかしようと思うと、ハンデスで相手のリソースを刈り、相手に墓地メタか、自分の動きかの二択を迫る必要がありました。その時の経験を生かして自分は、ハンデス中心の構築にすることを決めました。

②デッキリストと簡易解説

デッキリストは以下になります。


コンセプトはハンデス&盤面処理でリソース差をつけ、相手がトップ解決する前に自分がドラガン武者ループを決めて勝つ。ことを意識して回していきます。

メインデッキに関しては《卍魔刃 キ・ルジャック》だけ少し取り上げます。

《卍魔刃 キ・ルジャック》

【 オレガ・オーラ 】
【種族】 ドルスザク / マフィ・ギャング / デリートロン
【文明】 闇
【パワー】+8000
【コスト】7

■ これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■これをクリーチャーに付けた時、そのクリーチャーに付いているオーラ1枚につき、相手のクリーチャーを1体破壊する。
■これを付けたクリーチャーが破壊された時、コスト6以下のオーラを1枚、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

このカードは相手の盤面を一掃するという役割の他、5枚目以降の《ギャン》や《セブホール》として使ったり、次に説明するループの時に使うことが出来たりと役割の多いカードになっています。

5枚目以降の《ギャン》とは何かというと、《ド・ラガンザーク》を装備しているクリーチャーに墓地肥やしオーラを全て装備してしまい、これ以上付けたいカードが無い、という時は取り敢えず《キ・ルジャック》を付けます。

そうすると、《シ蔑ザンド》でこれを破壊することで、装備していたオーラを出し直す事が可能になります。このテクニックは山札を圧縮する際によく使います。

次にGRについて見ていきましょう。

《バクシュ丙ー二式》、《ポクタマたま》《ロッキーロック》

cip、pigを駆使して、1ブレイク→ハンデス&山下送り→1ブレイク・・・を繰り返すループに使用します。詳細は次の項にて。

《接続CS-20》、《ダラク丙ー二式》

《ド・ラガンザーク》を早期着地させるためのカード。

デッキの性質上、《シニガミ丁ー四式》を採用出来ません。(自分がライブラリアウトするため)

《”魔神轟怒”ブランド》

【 GRクリーチャー 】
【種族】 ビートジョッキー / ワンダフォース
【文明】 火
【パワー】3000+
【コスト】5

■自分の火のクリーチャーを3体以上バトルゾーンに出したターン、このクリーチャーに「スピードアタッカー」「パワーアタッカー+6000」「W・ブレイカー」を与える。
■超天フィーバー:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、このターン中に自分の火のクリーチャーを5体以上バトルゾーンに出していれば、自分のクリーチャーをすべてアンタップする。

このデッキのフィニッシャーです。無限攻撃、複数回の《ド・ラガンザーク》効果起動等ループ後に多くの役割をこなします。

《ツタンメカーネン》をフィニッシュにするものが有名ですが、それに比べてこのカード1枚のみでフィニッシュが完結する点。《ツタンメカーネン》と違い序盤に出てきて邪魔にならない点。稀に《ジェイSHOCKER》等の効果をすり抜ける点など、メリットが多く存在します。代わりにフィニッシュは殴らなくてはなりません。

《全能ゼンノー》

【 GRクリーチャー 】
【種族】 ジョーカーズ / ワンダフォース
【文明】 ゼロ
【パワー】2000
【コスト】4

■相手のクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。

自由枠です。ループして殴った際に、フルタップ系のトリガー+トップSAをケアします。持ってなければ、好きなカードで大丈夫です。《トムライ丙ー三式》や《クリスマⅢ》などがオススメです。

③フィニッシュ方法

このデッキのフィニッシュ方法は3段階に分かれていて、それぞれ1つずつループがあります。

1段階目「GRクリーチャーをすべて出すループ」

1段階目は①で紹介したループです。

この1段階目のループによって、GRクリーチャーのcipとpigが無限にストックし、ループの終着点として《ド・ラガンザーク》が装備されている状態の《“魔神轟怒”ブランド》(超天フィーバー達成済み)を場に残します。

次に《ロッキーロック》のpigを解決。GRクリーチャーが全て場に出ます。そして、《バクシュ》と《ポクタマ》の効果で相手の手札・墓地を全て0にしましよう。これで1段階目は終了です。

2段階目「墓地のオーラを好きなだけ使えるループ」

手順
①《ド・ラガンザーク》の付けたときの効果で《魔神轟怒》に《キ・ルジャック》を装備します。

②《魔神轟怒》で攻撃。その時《ド・ラガンザーク》の効果で《ダンゴ武者》、《シ蔑ザンド》を装備。(ギガオレガオーラはGRゾーンが0枚なので不発)

③《シ蔑ザンド》で《魔神轟怒》を破壊。(《ド・ラガンザーク》は山下へ) 《ダンゴ武者》の効果で山札を2枚見て《ド・ラガンザーク》を《ロッキーロック》に装備。

④《ド・ラガンザーク》の効果で《ダンゴ武者》と《シ蔑ザンド》を装備。(ギガオレガオーラで即座に《魔神轟怒》をGR召喚。)

⑤《シ蔑ザンド》で《ロッキーロック》を破壊。《ロッキーロック》の効果でロッキーロックをGR召喚。《ダンゴ武者》の効果で山札を2枚見て、《ド・ラガンザーク》を《魔神轟怒》に装備。

⑥《キ・ルジャック》のpig(6以下のオーラを墓地から使う)の効果解決→①に戻る。

これで墓地から6以下のオーラを使い、自分の盤面を堅くします。

具体的には《ブチャカティ》でブロッカーを作ったり、《全能ゼンノー》のパワーを上げて除去されにくくしたりします。相手のトップデック1枚で返されないような盤面を作る事を意識します。

3段階目「自分の場にいるGRクリーチャーのcip,pigを無限に使うループ」

これは簡単でして、1段階目のループを《魔神轟怒》の攻撃時に行うだけです。

その際、自分のGRゾーンは0の状態から始まるので最初の1回目の「ギガオレガオーラ」は不発になりますが、最後にロッキーロックの能力を使うことで問題無く初期盤面に戻ってこられます。

自分のバトルゾーンの使いたい能力を持っているGRクリーチャーに《ド・ラガンザーク》を装備し破壊して出し直し、最後には《ド・ラガンザーク》が《魔神轟怒》に付くようにしてください。

これによって、《魔神轟怒》でまずは超天フィーバーを使いつつ普通にWブレイク。次に《魔神轟怒》の攻撃時に3段階目のループを使い、《バクシュ》と《ポクタマ》で相手の手札と墓地を枯らす。そして盤面に新しく出し直した超天フィーバーがリセットされた《魔神轟怒》で無限攻撃というのが流れです。

また、もしも場に「召喚酔いしていない任意のクリーチャー」が居たなら、《魔神轟怒》の攻撃前にそのクリーチャーで攻撃することで1点→ハンデス→1点→ハンデス・・・・・というような詰め方も可能です。

④もっと!ドラガンループ

このデッキには多くのテクニックがあるのでそれらを紹介します。

・相手が自分の山札を減らすカードを使う相手なら?例、《黒神龍ザルバ》、《堕呪ウキドゥ》、《ブラッディクロス》→初期状態の山札の枚数は出来るだけ多くしておく。無理に1点ハンデスループを狙わず、1段階目のループで並べて制圧して殴る。

・殴るときに《終末の時計クロック》を踏んだら?
→2段階目のループでブロッカーを沢山並べる。

・殴るときに《♪仰ぎ見よ閃光の奇跡》等を踏んだら?→エンド時に無月の大罪で《キ・ルジャック》付きのクリーチャーを破壊して、《シ蔑ザンド》を使い攻撃出来るクリーチャーを除去する。

・《魔神轟怒》のパワーをムキムキにして除去トリガーをケアしたいけど、パワーを上げるとパワードブレイカーのせいでシールドを一気に割ってしまうのは渋くない?
→Wブレイカーとパワードブレイカーを同時に持っているので、2枚だけブレイクすることも可能。

今回はフィニッシュが1点ハンデスのタイプを紹介しましたが、《ツタンメカーネン》でフィニッシュするもの自体も試していたところ悪くはありませんでした。メインデッキはそのままで、GRゾーンを変更するだけでフィニッシュ方法は変えることが可能です。

その際、GRゾーンは以下のものに入れ替えてください。

2 x 《ダラク 丙‐二式》 2 x 《ポクタマたま》 2 x 《バクシュ 丙-二式》 2 x 《シニガミ 丁-四式》 1 x 《ロッキーロック》 1 x 《ザーク卍ウィンガー》 1 x 《ヘルエグリゴリ-零式》 1 x 《ツタンメカーネン》

《ヘルエグリゴリ-零式》

【 GRクリーチャー 】
【種族】 マフィ・ギャング / デリートロン
【文明】 闇
【パワー】8000
【コスト】4

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の他のGRクリーチャーを1体破壊する。

《ヘルエグリゴリ》の効果で《ザーク卍ウィンガー》を破壊し、置換効果で山札を回復、《メカーネン》で引いて《バクシュ》を捨てる。これを繰り返します。完全ループなので《シニガミ 丁-四式》を採用出来るのが強みですね。

あとがき

今回は殆どループの説明記事になってしまいましたが、そこそこ手順が面倒くさく、また相手に説明することも多いループを制限時間20分の間に回す、ということが一番の難しい点だと感じました笑

しかし、使いこなせば強力なデッキで年末~年始のCSで使用して4回使用して全てのCSでベスト8以上に入賞出来ました(最高は3位)。自分以外のプレイヤーも使用して、予選落ちした回数は0回でアベレージの高い良いデッキでした。

それにしても、久しぶりにデザイナーデッキの調整をするのは楽しかったですね。新しいギミックというのは使っているだけで楽しいのが特徴だと思います。裁きの紋章、魔導具、オーラはどれも視覚的に楽しませてくれますから。

超天篇から登場した、「オレガオーラ」の集大成ともいえる「ギガオレガオーラ」というギミック。4cデイヤーだけでなく、《ド・ラガンザーク》と組みわせたこういう形でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

special thanks

構築を一緒に弄ってくれた、あーくん
分かりやすい動画を作ってくれた、イヌ科


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