目次
あいさつ
初めまして。ノールブと申します。
デッキ紹介、記事投稿共に初めての経験なので、どうか温かい目で見ていただけると幸いです。
デッキの主役
さて、このデッキ「カオスキャット」の主人公を紹介しましょう。
【 エクシーズモンスター 】
星 2 / 光 / 獣族 / 攻2000 / 守900
レベル２モンスター×２
このカード名の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：１ターンに１度、このカードのX素材を１つ取り除き、相手の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに特殊召喚する。
②：このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターと種族または属性が同じモンスター１体を自分の手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する。
条件さえ整えば、あらゆるモンスターを手札・デッキ・墓地からフリーチェーンで特殊召喚できる、そんな無限の可能性を秘めた1枚。
「カオスキャット」は、このカードを最大限に生かしたいと思い、作成したデッキです。
デッキレシピ
それでは、デッキレシピをご覧ください。
基本戦術
このデッキの主人公は前述のとおり「Ｎｏ.２９ マネキンキャット」ですが、エースモンスターはこのカード。
【 儀式モンスター 】
星 8 / 闇 / 魔法使い族 / 攻2800 / 守2600
「カオス・フォーム」により降臨。このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのモンスター１体をリリースして発動できる。このターン、相手はモンスターの効果を発動できない。
②：このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、自分の墓地の魔法カード１枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
初代遊戯王デュエルモンスターズの王国編にて、遊戯さんがペガサス戦にケリをつけるために使用した、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》……のリメイクカード。
このエースモンスターを《Ｎｏ.２９ マネキンキャット》の効果で相手ターンに特殊召喚し、相手のモンスター効果の発動を封じるというのが、このデッキの基本戦術です。 そして、上記コンボを可能にしてくれるのがこのカード。
【 フィールド魔法 】
①：フィールドの表側表示モンスターは闇属性になる。
②：１ターンに１度、自分がカードの効果を発動するために自分フィールドのモンスターをリリースする場合、自分フィールドのモンスター１体の代わりに相手フィールドの闇属性モンスター１体をリリースできる。
③：自分・相手のエンドフェイズに発動する。このターンにこのカードが表側表示で存在する状態でリリースされたモンスターの数まで、ターンプレイヤーのフィールドに「シャドウトークン」（悪魔族・闇・星３・攻／守１０００）を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
次に、具体的なデッキの動かし方を紹介します。
このデッキで最優先に行うのは、《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》の儀式召喚です。
《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》自身の効果、あるいは《悪魔嬢リリス》、《闇黒の魔王ディアボロス》等の効果により、正規召喚した《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》を墓地に置いておきます。
その後、《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》を発動し、《素早いビーバー》や《レスキューキャット》により《Ｎｏ.２９ マネキンキャット》をエクシーズ召喚します。
相手のスタンバイフェイズ時に《Ｎｏ.２９ マネキンキャット》の①の効果を発動し、相手の墓地からモンスターを特殊召喚、②の効果を誘発します。
相手のモンスターの族性は全て《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》の効果により闇属性に変更されているので、正規召喚しておいた《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》を墓地から特殊召喚します。
そして《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》の①の効果を、《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》の②の効果により、相手モンスターをリリースすることで発動します。
結果、相手はそのターン中のモンスター効果の発動ができず、エンドフェイズには「闇黒世界－シャドウ・ディストピア－」の③の効果でシャドウトークンが生成されるので、次の自分のターンで「マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ」の②の効果を発動させやすくなります。
近年の遊戯王はモンスターを主軸に据えているデッキが主流のため、このコンボによって封殺できる機会は多いと思います。
《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》の効果による相手モンスターのリリースはコスト扱いなので、今流行りの《超魔導竜騎士－ドラグーン・オブ・レッドアイズ》も簡単に処理できます。
その他のカードについて
メインデッキのカードについて
《レスキューキャット》《素早いビーバー》
１枚で《Ｎｏ.２９ マネキンキャット》へアクセスできるカードたち。《レスキューキャット》には、《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》を引けていないときに、相手を牽制する目的で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚する役割もあります。
《悪魔嬢リリス》《悪王アフリマ》《闇黒の魔王ディアボロス》
《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》の住人たち。
《悪魔嬢リリス》は《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》とのコンボで、相手ターンに相手のモンスターを処理しつつ、正規召喚した《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》を蘇生できる《戦線復帰》へアクセスできます。
《悪王アフリマ》は①の効果で「闇黒世界－シャドウ・ディストピア－」を、②の効果で他のモンスターをリリースすれば《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》をサーチできます。
《闇黒の魔王ディアボロス》は上記コンボが整うまでの戦線維持と、《マジシャン・オブ・ブラックカオス・ＭＡＸ》で自身をリリースした場合に、入れ替わる形で特殊召喚するために入れています。
《青眼の白龍》《青眼の亜白龍》《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》《トーチ・ゴーレム》
上記コンボを成功させるために、相手にカードをたくさん消費してもらいたいので、これらのカードを採用しました。
《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》には《Ｎｏ.２９ マネキンキャット》や《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》で的を用意することで、２倍の貫通ダメージによるフィニッシャーとしての役割もあります。
エクストラデッキのカードについて
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》
このデッキの弱点は、《闇黒世界－シャドウ・ディストピア－》を除去されることです。そのため、《ハーピィの羽根帚》を初めとしたバック破壊をしてくる魔法を無効にするために採用しています。
《時械神祖ヴルガータ》
レベル８モンスターが棒立ちで相手ターンに回ることが多いので、手札の《ホップ・イヤー飛行隊》の効果でシンクロ召喚するために採用しています。
《双穹の騎士アストラム》
上記の《トーチ・ゴーレム》によるおなじみの連続リンク召喚により降臨します。前述したように、このカードの処理にできるだけ多くのカードを消費させるために採用しています。
終わりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
このサイトで皆さんが紹介するデッキはどれも面白く、「なるほど」と気づかされることが多いので、いつも参考にさせていただいています。今回、私が紹介したデッキもそのように思っていただけたなら幸いです。
