デュエマの最重要ルール、知っていますか?

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デュエマの最重要ルール、知っていますか?
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目次

はじめに

当たり前のことではありますがデュエル・マスターズにはルールがあります。ゲームをプレイする上で、そのルールを知っておくことはとても意味のあることです。

デュエマのルールなんて全く知らないよという人はそもそもこんな記事読んでいないでしょうが、かといって「すべてのルールをもれなく完全に理解しているよ」なんて人もいないでしょう。

あなたはどこまで知っていますか?

突然ですが、あなたはデュエル・マスターズにおいて最も優先度が高く、重要なルールを知っていますか?

「ふわっとした質問やな。何を言いたいんや?」

と言われても仕方のない聞き方なのでもう少し分かりやすい質問をしてみましょう。

あなたはデュエル・マスターズの絶対法則を知っていますか?

これなら知っていると答える人も多いでしょう。

デュエル・マスターズの絶対法則とは

カードの効果はルールに勝つ

「できない」効果は「できる」効果に勝つ

というルールで、これはデュエル・マスターズ総合ゲームルールにも記載されているとても重要なルールです。基本的にデュエル・マスターズはこのルールを大前提としてゲームを進めます。

「なるほど、これが最上位のルールなんやな」

と思ったそこのあなた、

違います。

デュエル・マスターズにはこの絶対法則にすら打ち勝つルールが存在します。

結論から先に言いましょう。デュエル・マスターズの絶対法則より上のルールとは、

バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは 超次元ゾーンに置かれる。

バトルゾーン以外のゾーンに置かれたGRクリーチャーは超GRゾーンの下に置かれる。

というものです。

「確かに大事なルールなのは間違いないけど、これがデュエル・マスターズの絶対法則より上ってのはどういうこっちゃ?」

という人に向けて、順番に説明します。

デュエル・マスターズの絶対法則とは

そもそも、デュエル・マスターズの絶対法則の「カードの効果はルールに勝つ 」とはどういうことでしょうか?

これはカードの効果とルールが直接矛盾した場合、カードの効果を優先するということです。

分かりやすい例をあげましょう。

デュエル・マスターズには「召喚酔い」というルールがあり、クリーチャーは召喚したターンすぐには攻撃できません。しかし、スピードアタッカーを持つクリーチャーは出したターンから攻撃ができます。これは、スピードアタッカーというカードの効果が召喚酔いというルールに勝つためです。

つまりこの絶対法則があるために、デュエル・マスターズの多くのカードたちはその効果をルールよりも優先して適用することができるのです。

スピードアタッカーを持つ《解体屋ピーカプ 》のようなクリーチャーが召喚酔いしないのはこの法則のおかげなのです。

バトルゾーンを離れない効果を持つ 《零龍 》のようなクリーチャーがパワーが0以下になっても破壊されないのも 、「パワー0以下のクリーチャーは破壊される」というルールよりもその効果が優先されるからです。

《 水上第九院 シャコガイル 》がバトルゾーンにいる時に山札を引ききっても負けることはなく勝利することができるのも、「山札がなくなったプレイヤーは敗北する」というルールよりもその効果が優先されるからです。

具体例1

ここまで読んでもらえればこのルールがどれ程重要なものか分かっていただけたでしょう。

では、このルールを前提に次の状況について考えていきましょう。

自分のバトルゾーンには《封鎖の誓い 玄渦》が存在するとします。

相手のバトルゾーンには何らかのサイキッククリーチャーが存在するとします。

この状況で相手のサイキッククリーチャーが破壊された場合どうなるでしょう?

破壊されたサイキッククリーチャーは一旦墓地に行きますが、 「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは 超次元ゾーンに置かれる」 というルールにより超次元へ帰ろうとします。

しかし自分の場には《封鎖の誓い 玄渦》がいるため、墓地のカードは移動できない状態です。先程の絶対法則に従うと、超次元ゾーンへ戻るという「ルール」よりも墓地を離れないという《封鎖の誓い 玄渦》の「カードの効果」が優先され、サイキッククリーチャーは墓地にとどまるように思えます。

しかしこの場合、サイキッククリーチャーは超次元ゾーンへ戻ります。これは 「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは 超次元ゾーンに置かれる 」というルールが、デュエル・マスターズの絶対法則よりも絶対的な法則だからです。

具体例2

次の状況についても同様に考えてみましょう。

相手のバトルゾーンに《デュエマの鬼!キクチ師範代》と何らかのGRクリーチャーがいるとします。

この状況で自分が《コーライル》を召喚し、相手のGRクリーチャーを山札の上に戻した場合どうなるでしょう?

この場合も先程と同じように考えてみれば分かると思います。

山札の一番上に置かれたGRクリーチャーは 「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたGRクリーチャーは超GRゾーンの下に置かれる」というルールにより 超GRゾーンの1番下へ送られようとします。

バトルゾーンには《デュエマの鬼!キクチ師範代》がいるため、「山札から手札以外のゾーンにカードが置かれるとき、かわりにそのプレイヤーはそのカードを山札に加えてシャッフルする。」という効果が適用されようとしますが、 「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたGRクリーチャーは超GRゾーンの下に置かれる」 というルールはデュエル・マスターズの絶対法則よりも上位の法則であるため、GRクリーチャーは何事もなかったかのように超GRゾーンの下に送られます。

GRクリーチャーを山札に突っ込んだまま延々とシャッフルするなんて処理にはなりません。

おわりに

バトルゾーンを離れた超次元クリーチャーは超次元ゾーンに送られ、GRクリーチャーがバトルゾーンを離れたら超GRゾーンの1番下に送られるというルールは現代デュエマをプレイする人ならば誰もが知っていると思います。

しかし、このルールはデュエル・マスターズの絶対法則よりも上位の、絶対的なルールであるということまで知っている人はあまり多くないのではないでしょうか。

もしかしたら「そもそもデュエル・マスターズの絶対法則なんて知らんかったわ」という人もいるかもしれません。

しかし問題ありません。普段友人同士で遊んでいたりする分にはそこまで深くルールを熟知しておく必要はありませんから。ですが、もしデュエマのルールをもっと深く知りたいという人がいたら、デュエル・マスターズ総合ゲームルールを読んでみるといいかもしれません。

ちなみに現在のデュエル・マスターズ総合ゲームルールには、デュエル・マスターズの絶対法則と、「バトルゾーン以外のゾーンに置かれたサイキック・クリーチャーおよびドラグハートは 超次元ゾーンに置かれ、バトルゾーン以外のゾーンに置かれたGRクリーチャーは、超GRゾーンの下に置かれる」というルール自体は載っていますが、どちらがより優先されるルールであるかについては書いてくれていないので気をつけてください。


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