前回の記事⇒【ユーリ】必勝!! 闘将ブレードオーガ完全解説【オリジナルデッキリスト】
目次
はじめに
こんにちは!ユーリです。
クロニクルデッキが発売されたあとの夏休み期間のCSラッシュや超CSIIIなどの大型イベントも終わり、環境が固まってきました。
今回は、その現環境がどのような環境になっているか解説したいと思います。
流行デッキ
tier1
アナカラーデッドダムド
青魔導具
tier2
ロマノフワンショット
赤白サンマックス
tier3
ジョーカーズミッツァイル
クロニクルデッキの発売によりアナカラーデッドダムドが環境に登場した影響で、それに弱い赤白サンマックスやジョーカーズミッツァイルが母数を減らし、それにより不利な対面が減ってアナカラーデッドダムドに対抗できる青魔導具とロマノフワンショットが母数を伸ばしました。
赤白サンマックスやジョーカーズミッツァイルはアナカラーデッドダムドには相性が悪いですが、その他の環境デッキに対して強いため環境に残っています。
各デッキ解説
アナカラーデッドダムド
クロニクルデッキの発売によって登場した《SSS級天災 デッドダムド》と《天災デドダム》の圧倒的なコントロール力を利用して生み出された新しいデッキタイプです。《SSS級天災 デッドダムド》の盤面処理能力とコマンドマッハファイターの組み合わせで序盤から盤面を制圧し、ビートダウン系統には《無修羅デジルムカデ》、コントロール系統には《禁断機関VV-8》での追加ターンで詰めていきます。 特にビートダウン系統のデッキに強く、デッドダムドの盤面処理に加えて《Dの博才サイバーダイス・ベガス》や《無修羅デジルムカデ》などビートダウンデッキに対して「出したらほぼ勝ち」のようなカードが多く入っています。このデッキは構築の自由度が高く、環境に合わせて様々なカードを入れる事が出来るため、一見不利に見える青魔導具のようなデッキにも調整次第で相性を有利にする事が出来るのが魅力のデッキです。
要注意カード
《テック団の破壊GO!》
【 呪文 】
【文明】 水/闇
【コスト】7
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから自分の手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■次のうちいずれか1つを選ぶ。
・バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
・相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。
出典:デュエル・マスターズ
コスト5以下のカード全体バウンスかコスト6以上のクリーチャー破壊から好きな効果を選んで使える万能カード。 小型クリーチャーだけで突撃するとこのカード1枚であっさり返されてしまいます。 どのデッドダムドにも基本的に4枚積まれているので何かしらのケアする方法を用意しておきましょう。
《超奇天烈ギャブル 》
【 進化クリーチャー 】
【種族】 マジック・コマンド / 侵略者
【文明】 水
【パワー】7000
【コスト】5
■進化―自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
■侵略―水のコマンド(自分の水のコマンドが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から5枚を表向きにする。
その中から呪文を1枚選び、その後相手は残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
選んだ呪文を自分がコストを支払わずに唱え、相手の墓地に置く。
出典:デュエル・マスターズ
青いコマンドから侵略できる侵略カード。 当然このカードもコマンド持ちであるため水文明のコマンドのアタック時に侵略する事で《禁断機関VV-8》の封印をコストなしで剥がす事ができます。 相手のデッキの上5枚から呪文を唱えるというかなり珍しい効果を持っており、コストの制限がないため《ロスト・ソウル》などの大型呪文も唱えることができます。 特に青魔導具には、追加ターンを取る《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》、《卍 新世壊 卍》を手札に戻せる《堕呪 エアヴォ》など使ってリターンが大きいカードが多いです。
青魔導具
《卍 新世壊 卍》を出した後に魔導具呪文を連打し、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》から《凶鬼卍号 メラヴォルガル》や《卍 ギ・ルーギリン 卍/卍獄ブレイン》などのドルスザクを出すことでフィニッシュするコンボデッキです。《卍 新世壊 卍》を一度出すとリソースがドンドン伸びていきそのままフィニッシュまでしてしまう、《卍 新世壊 卍》を出した後の安定感とフィニッシュまでの速度が人気のデッキです。《卍 新世壊 卍》を出す前にアグロ等の速いデッキにシールドを破られてしまうと辛い印象がありますが、実際は《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を捨てて盤面を処理する事で相手の盤面を空にして《卍 新世壊 卍》を出すスキを作ることができるため速いアグロデッキなどに対してもシールドトリガーや相手の展開次第で有利に戦うことができます。ですが、《卍 新世壊 卍》を剥がされてしまうと下に溜めていた魔導具呪文が全てリセットされてしまうため、《龍脈術 落城の計》や《スーパー・エターナル・スパーク》などのカード指定の除去に対して弱い部分があります。
要注意カード
《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》
【 呪文 】
【文明】 火
【コスト】4
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。相手のクリーチャーを、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように好きな数選び、破壊する。
出典:デュエル・マスターズ
タッチで採用されているこのデッキ唯一の火文明のカード。《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を捨てることで相手の盤面を壊滅させることができます。青魔導具デッキの性質上、山札を掘ることで2枚目を探し手打ちすることも容易なので、対面しか際は常に警戒しておきたい1枚。
《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》
【クリーチャー】
【種族】マスター・ドルスザク / マフィ・ギャング
【文明】 闇
【パワー】11000
【コスト】9
■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。
■W・ブレイカー
────────────────────────
【 呪文 】
【文明】闇
【コスト】9
■クリーチャーをすべて破壊する。
■すべての墓地にあるカードの合計が13枚以上であり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文は「S・トリガー」を得る。
出典:デュエル・マスターズ
《卍 新世壊 卍》が引けない時や、カード除去で《卍 新世壊 卍》が壊されてしまった場合に、次の《卍 新世壊 卍》のカウントを進める時間を稼ぐために登場します。 油断してマナを全てタップした時に出されるといきなり3マナしか使えなくなってしまうので、《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》が相手の墓地に見えたり、墓地に魔導具呪文が溜まっている場合は注意が必要です。
ロマノフワンショット
《邪眼教皇ロマノフⅡ世》の効果で呪文を連鎖させて最終的に《水上第九院シャコガイル》の効果で勝利するコンボデッキです。 環境内に別のコンボデッキとして青魔導具がありますが差別化点としては ・《ウォズレックの審問》や《奇天烈シャッフ》などの妨害カードを無理なく積むことができる・5ターンキルの確率が青魔導具より高い ・フィニッシュが《水上第九院シャコガイル》の効果による勝利であるため確実がありますが、その代わりに青魔導具には刺さりにくい呪文メタや墓地メタが刺さってしまいます。
要注意カード
《斬隠蒼頭龍バイケン》
【 クリーチャー 】
【種族】 ポセイディア・ドラゴン / シノビ
【文明】 水
【パワー】6000
【コスト】6
■W・ブレイカー
■相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
■自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
出典:デュエル・マスターズ
相手ターン中に捨てられると場に出ながらクリーチャーを1体手札に戻す事ができるカード。場に残ると《蝕王の晩餐》で破壊して墓地から《邪眼教皇ロマノフⅡ世》を出す事ができます。 シールドトリガーの《エマージェンシー・タイフーン》や《サイバー・チューン》の効果で場に出るためシールドを攻撃する際は注意が必要です。
赤緑ジョーカーズミッツァイル
ジョーカーズを4体展開し、《夢のジョー星》や《BAKOOONミッツァイル》でリソースを広げて《ジョジョジョ・マキシマム》や《単騎連射マグナム》でフィニッシュするビートダウン+コンボの要素が入ったデッキです。 序盤からの盤面展開が重要になるため、盤面処理能力が高く、出されるとほぼ「詰み」の状態になってしまう《無修羅デジルムカデ》があるアナカラーデッドダムドには相性が悪いです。 なのでアナカラーデッドダムドへの対抗策として《無修羅デジルムカデ》を処理する事ができる《ジョット・ガン・ジョラゴンjoe》や、盤面ではなく手札にリソースを溜め込む事ができる《ドンドド・ドラ息子》などが入った型が主流になっています。
要注意カード
《ドンドド・ドラ息子》
【 クリーチャー 】
【種族】 ジョーカーズ
【文明】 火
【パワー】2000
【コスト】4
■自分の手札にある火のジョーカーズ・クリーチャーすべてに「J・O・E 2」を与える。 (「J・O・E 2」を持つクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、それを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中からジョーカーズを1枚、自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
出典:デュエル・マスターズ
手札を整えながら場にクリーチャーを展開できるジョーカーズクリーチャー。 サーチ効果で《夢のジョー星》や《ジョジョジョ・マキシマム》などの重要カードを手札に加えられるのは勿論、火文明のジョーカーズを軽減する効果を持っているため相手に出された場合はなるべく早く処理しましょう。
赤白サンマックス
序盤に小型クリーチャーを並べて4ターン目以降に《MANGANO-CASTLE!》や《BAKOOONミッツァイル》で打点を揃えて殴りきるアグロデッキです。 盤面処理が得意なアナカラーデッドダムドは若干辛いですが、その他の環境デッキに対しては有利に立ち回る事ができます。 今まではアナカラーデッドダムドのシールドトリガー、《テック団の破壊GO!》が早期にトリガーしてしまうと打点が足りない事がありましたが、現在は《テック団の破壊GO!》をケアするために《禁断~封印されしX~》+《龍装者バルチュリス》のギミックが搭載されているのが主流となっています。
要注意カード
《龍装者バルチュリス 》
【 クリーチャー 】
【種族】ドラゴンギルド / ビートジョッキー
【文明】 火
【パワー】4000
【コスト】5
■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
出典:デュエル・マスターズ
クリーチャーの2回目のアタックに反応して手札から場に出るスピードアタッカー。相手のシールドを割り切るタイミングで宣言する事で多くのシールドトリガーをケアする事ができます。
1回目のアタックの際に《テック団の破壊GO!》がトリガーしても解放した《伝説の禁断ドキンダムX》と《龍装者バルチュリス》でリーサルを組む事ができるため、《テック団の破壊GO!》がトリガーしても迂闊にプレイしてはいけません。
まとめ
アナカラーデッドダムドと青魔導具のデッキパワーが高いデッキ2つと、それに相性がいいデッキを中心に環境が回っています。ですので大会で使用するデッキを選ぶ際は特にアナカラーデッドダムドと青魔導具に対しての相性を意識して選択しましょう。
おわりに
いかかでしたか? クロニクルデッキの影響で以前とは大きく環境が変わってしまったので、是非参考にしていただければと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!