目次
前回の記事⇒【DM新時代到来】「十王篇」新カード、新能力レビュー
はじめに
カーナベル所属プロのギラサキです。
各地でCSの数が激減している現状でどのようなテーマで記事を書くか凄く迷っていました。
そこで、CSが再び開催されるようになってからも価値のある記事にしよう!という事で「調整」をテーマとした記事を書いていきます。
今は需要が少ない記事かもしれませんが、CSやGPなどが開催されるようになった時に見返して皆さんの役に立てば幸いです。
調整とは
調整といってもプレイヤーによって様々な捉え方があると思います。
好きなデッキを使って友人とただ対戦をするのも、複数人で1つの対戦を囲んでプレイングを確認、学習するのも調整といえるのではないでしょうか。
どんな形であれ「対戦を行い、その対戦によって何か新しいプレイ、構築、知識などが身につく」のならそれは立派な調整だと僕は考えています。
この記事では、「CSやGPなどの大会で少しでも勝率を高くするための行動全て」を調整と定義して書き進めていきます。
理想的な調整
ここでは、どういう調整が理想的かという話をしていきます。
調整に割ける時間が十分にあるなら環境に存在するデッキ全てを触る方が良いのは当たり前ですし、各対戦を何十戦も行った方が得られるものは大きいです。
しかし、CS開催数の増加、プレイヤー年齢層が高くなった事により調整にとれる時間が少なくなったプレイヤーが多いと思います。
僕もその内の1人ですので、時間が少ない中でいかに効率よく質の良い調整を行うかという点に着目します。
2人で調整を行う場合
対戦を始める前にお互いどういうプレイを意識するべきなのか等を軽く予習してから対戦を行う方が良いと考えています。
これは正しいプレイを分かっていない状態での無駄な対戦(正しいプレイを見つけるための対戦)を避けるためです。
ある程度の対戦経験をもつプレイヤー2人なら、プレイやデッキの知識はそれなりにあると思うので難しくないと思います。
※確認をした後、そのプレイが本当に正しいのかどうかという疑問は頭の片隅に置いておきましょう。
3人以上(理想は4人)で調整を行える場合
対戦を行っているプレイヤーのそばに1人ずつ付く形が一番得られるものが大きいと思います。
プレイで迷った場合に誰かに聞いたりできますし、もし特定のデッキに詳しいプレイヤーがいたらアドバイスを貰ったりもできます。
※誰かにプレイ等を聞く場合には、その前に自分なりに考えてから聞き、自分の導き出した答えと照らし合わせる事が重要です。
調整におけるプチテクニック
ここでは自分が調整をする時に実戦している事を幾つか紹介します。
Twitterで情報収集
CSが終わった後に「○○CS」とCSの名前で検索すれば予選落ちから入賞したものなど様々なレシピを見ることができます。
これは凄くオススメで、実際にCSで使われたデッキが生で見れますし、運悪く予選落ちしてしまったが実はかなり強いデッキが落ちているかもしれません。
情報交換
これは友人が調整した結果を聞いて知識を増やしたり、逆に自分が友人に情報発信したりすることです。
実際に対戦して各種デッキの有利不利やプレイングなどを身に付ける方が良いですが、時間が無い時は友人にそういった情報を聞いて身に付ける事が多いです。
聞く時に気を付けている点は、何か少しでも疑問(どのカードが強くて有利になるのか)があれば、細かい部分まで聞いて疑問を解消する事です。
このように、自分で調整するよりも得られる情報が少ないので、その点をカバーする工夫が必要になります。
最後まで試合を進める
ループデッキなどを調整している時によくありますが、ループパーツが揃ったから次の試合に行くというのは効率が良いです。
しかし、毎回これをしていると実際の大会でループをする時に手順を間違えたりする可能性が高くなるので、たまにはループのフィニッシュまでしっかりと終わらせると良いと思います。
効率を意識しすぎるのも危険ですね…
具体的な調整の話
ここでは自分が数々調整してきた中で印象的だったものを幾つか紹介します。
GP8th
GP8thでは、普段CSにもあまり出ず、実戦経験が多いとは言い難い友人と二人三脚で調整を行いました。
ここで自分が大事だと思ったのは、誰かに何かを教える事で自分も成長できるということです。
人に教える際には、根拠や理由等を分かりやすく説明する必要があり、そこで自分の考えが整理される事により自分自身の理解度も上がると感じました。
人に分かりやすく伝えるのって想像以上に難しいですからね…
結果として友人は予選7勝2敗と悪くない結果が出たと思います。自分の戦績は微妙でしたが…笑
2018年度日本一決定戦
日本一決定戦は、 2ブロック構築と殿堂構築の2つのレギュレーションを同時に調整しないといけない事もあり、調整には苦労しました。
ここでの調整では関西の強豪2人に協力してもらい、スムーズに調整を進める事ができました。
ちなみにその2人は大阪で直接調整していたのですが、自分は住んでいる場所的に大阪へ出向くのは厳しく、2人の調整結果等を聞く事で自分のものとしていました。
逆に、自分とよく調整している友人との調整結果を2人に共有したりもしました。
このように情報交換を積極的に行うことにより、スムーズで効率的な調整が行え、日本一という結果に繋がったのではないかと思います。
さいごに
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
「調整」については各プレイヤーそれぞれに適した調整方法があると思いますが、今回は自分なりに調整を行う時に気を付けている点を中心に書かせていただきました。
感想や質問などは、コメントして頂ければ時間がある時に簡潔に返信させていただく予定です。
※記事に直接関係のない質問やデッキ診断等は基本的にはお答えできません。申し訳ありません。