【今日の一枚】vol.19《暗黒の騎士ザガーン》つまらんやつ歴18年

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【今日の一枚】vol.19《暗黒の騎士ザガーン》つまらんやつ歴18年

こんにちは。北白河と申します。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

この企画「今日の一枚」では「今バズっているカード」「今高騰しているカード」「今話題のカード」「往年の名カード」「今北白河の中でアツいカード」など、独断と偏見で北白河が選んだカードを定期更新(週四回くらい更新できたらいいな)で毎日1枚取り上げて語っていきます。

というわけで、今日もやっていきましょう。それでは、今日のカードはこちら。

《暗黒の騎士ザガーン》

【クリーチャー 】
【種族】デーモン・コマンド
【文明】闇
【パワー】7000
【コスト】6

■W・ブレイカー

つまらん。

記念すべきDM-01…つまり、第一弾収録のスーパーレアです。同じスーパーレアの《混沌の騎士デスライガー》とともに、第一弾に2枚しか収録されていないデーモン・コマンドとして強いインパクトを与えたカードです。大剣を手にしてケンタウロスめいた下半身を持った禍々しい容姿は、闇文明の戦闘種族の強さをわかりやすく我々に伝えてくれます。

そのフレーバー通り当時としては高いパワーを誇り、当時のカードプール内で素のパワーでこのクリーチャーに一方的に勝てるのはわずかに6体。当時一部のデメリット持ちの例外を除きVR以上にしか与えられなかったW・ブレイカーを持ち、圧倒的な力を誇っていませんでした。準バニラだからね。

基本的に殴り合いとトリガー(あとドロー)に終止する第一弾環境ではそのパワーからそこそこ活躍できたものの、まあ進化というオプションができたDM-02参戦後はお察しですね。スペック的にはその……もう語ることが……はい。

どこに楽しみがある?

その微妙なスペックと、それに見合わずよく知らない人にやたら持ち上げられているフレーバーから、ネタカードとして人気を馳せることになりました。同じようながっかりスペックのカードとともに「デュエルマスターズ七英雄」とか言われたりしてますね。

そのカルト的人気は公式にも届いています。ブラック・ボックス・パック再録の際にはフレーバーの本歌取りで「つまらんやつを戦場に出したら、戦場がどうなるか知っているか?――究極の覚醒者デビル・ディアボロスZZ 」と同じフレーズを使って罵倒され、《古の騎士ガザーン》《迷宮の騎士 サンザーン》と微妙なスペックのリメイクが2回も刷られるなど、愛されてるんだか愛されてないんだかよくわからない感じの扱いを受けています。

そして最終的には《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》とツインパクト化まで果たしてしまいました。……スペック的には「だからどうした」って感じですが。

どこに喜びがあるというの?

さて。あまりにも有名なこのカードのフレーバーテキストですが、海外版でどう訳されているかご存知でしょうか?海外版DMの《Zagaan, Knight of Darkness》のフレーバーを見てみましょう。

"If I were to send him to the field, he'd overwhelm the enemy in an instant. Where's the fun in that?" —Ballom, Master of Death "

(北白河訳:もし私がやつを戦場に送ったら、やつはすぐに敵を圧倒したことだろう。(それの)どこに楽しみがある?――死の主、バロム)

言ってることはほぼそのままにも関わらず、なんと発言者だけが変わっています。「Ballom, Master of Death」は海外版の《悪魔神バロム》の名前ですね。これに限らず、海外版ではフレーバーに出てくる《覇王ブラックモナーク》は概ね《悪魔神バロム》に差し替えられるか、完全に別物になっています。《凶犬人形ジュンカツ》の海外版《Junkatz, Rabid Doll》とかもそうで、デスパペットを作ったのも《悪魔神バロム》になってます。まあ当時未収録のキャラクターの名前を出すよりも、収録確定してる大ボスにやらせたほうがわかりやすいですしね。これに限らず海外版オリジナルフレーバーはめちゃくちゃかっこいいものが多いので、ぜひ一度調べてみてください。

そして後に世界観を一新して作られた北米版デュエマこと「Kaijudo」。こちらの第一弾に同イラスト・同スペック(レアリティはこちらで言うレアまで落ちました)で収録された《Zagaan, the Bone Knight》のフレーバーはどうでしょう。

"Were I to dispatch him to field, he would overwhelm the enemy in an instant. And where is the joy in that?" —Dark Lord Megaria

(北白河訳:私がやつを戦場に派遣したら、やつはすぐに敵を圧倒するでしょうね。それで、(それの)どこに喜びがあるというの?――暗黒の王、メガリア)

今度は同じ構文で《暗黒皇女メガリア》に褒められています。彼女は日本版と同じイラストで《Megaria, the Collector》(北白河訳:蒐集者メガリア)として同パックのSR相当として収録されており、またも「収録確定しているボス」の発言に差し替えられた形です。まあ 《Megaria, the Collector》の効果は日本でいる《ギガルゴン》と完全に一致してるんですが。Kaijudoには日本版から名前やイラストだけ流用してスペックがぜんぜん違うカードがたくさんあり、これもその一枚ですね。

……ちなみに、同期の《混沌の獅子デスライガー》はなぜか向こうで人気が見込まれて 《Death Liger, Lion of Chaos》《Death Liger, Apex Predator》《Death Liger the Justicar》(北白河訳:《混沌の獅子、デスライガー》《頂点捕食者、デスライガー》《大司法官デスライガー》)と三回もカード化されています。最後のよくわからない役職に就いてるやつに至っては光文明とのレインボーカードです。この差よ!

というわけで、《暗黒の騎士ザガーン》でした。海外wikiで海外版デュエマの情報漁るの、マジで楽しいですよ。これだけのために英語学ぶ価値があります。それでは、次の記事で。

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コメント (32)

匿名

ザァガァァン様ァー

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北白河

コメントありがとうございます。

《いにしえの超人》に負けてるのは秘密です。

1
匿名

ミラダンテ「剣の次は俺じゃねえの!?」

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マリゴルドを恨むドラガンザーク

北白河さんはドラゴン嫌いだからね。しょうがないね。

リクエスト…(ボソッ

あ、あとコード1059の紹介お願いしたいです

1
ポトフのマリネ

>>code1059
結局ドラゴンやんけ!ww

1
北白河

コメントありがとうございます。

現在きたしーはリクエストの消化に勤しんでおります。ちょっといくらなんでも溜まりすぎてるので、希望順にやっていってる感じですね。ミラダンテはドラゴンなのでリクエストされない限りやりません。

リクエスト受け付けました。ドラゴンじゃねえか!

2
ヨミジを恨みにくいドラゴンラガンザーク

あ、ほんまやドラゴンやwいや無意識だったw

1
匿名

ツインパクトパックで出たらとても残念な気持ちになるカード。

1
北白河

コメントありがとうございます。

《悪魔神バロム/バロム砲》引いてるので我慢しましょう。

1
匿名

ザガーン様は我々プレイヤーにかっこいいテキストを与えてくださったのか・・・

1
北白河

コメントありがとうございます。

無能で十分に説明されることに何かを見出そうとすると破滅しますよ。
W・ブレイカー以外にテキストがないのは、テキストがないからです。それ以上でもそれ以下でもありません。

1
匿名

きたしー先生は我々プレイヤーにかっこいいテキストを教えてくださったのか・・・

すげぇ

1
北白河

コメントありがとうございます。

きたしーはかっこいいテキストがすきなので、かっこいいテキストを教えるのも好きです。
かっこいいついでに《悪魔神バロム》の海外版限定フレーバーテキストを紹介します。

“You see a world. I see a graveyard-to-be.”
(北白河訳:「お前は世界を見る。我は(それが)墓場になるのを見る。」)

1
匿名

七英雄ってあんまり好きじゃないけどザガーンはネタになるだけ良かったような気もするから複雑

ところでE2とDSに挟まれた悲しきエグザイル、カツキングのリクエストをよろしいでしょうか?私の初代相棒なんです

1
北白河

コメントありがとうございます。

じつはきたしーも七英雄概念あんまり好きじゃないんですよね(ツイッターでのコメントは客を呼ぶ苦肉の策です)。
どんなに愛してもテキストが変わるわけではないので。

リクエスト受け付けました。やってみましょう。

2
匿名

「戦場に立てば一方的に勝てる」
と評されてきたザガーン様が
「一方的に勝てるが戦場に立てない」
双極に至ったことは中々に味わい深いオチだと思います

大司法官デスライガー(絵はアシュライガー)、エンジェル/デーモンで効果も悪くないのめっちゃ羨ましい
Tatsurionみたいに来日してくれないですかね(光デーモン使い並感)

2
北白河

コメントありがとうございます。

ほんとだ!唱えた後に出すから戦場に立てない!
となると、送ったり派遣したりする段階で一方的に勝ってる海外版のほうが描写が正確なわけですね。なるほどなー。(脳を使っていない文章)

《Death Liger the Justicar》、おっしゃる通りイラストは《聖黒獣アシュライガー》の流用なんですよね。
こんなにいい立ち位置を与えられているなら訳も意訳して「正義を為す者、デスライガー」でもよかったかもしれませんね。

ちなみに《Death Liger, Apex Predator》は「ベスト・チャレンジャー」版のイラストの流用です。これに限らずアルトアート持ちのカードは別カードとしてカード化される傾向にありますね。

2
匿名

悪いが、ザガーンをネタにしてるけど当時で言えばネタの要素が全く無いガチカードやぞ?実質デメリットの無いメリット持ちの6マナwブレイカーで7000打点は非進化ではなかなか取れなかった

1
北白河

コメントありがとうございます。

事実、当時の基本セット期環境ではコスト論的に損をしておらず基準を越えるパワーを持つ闇文明の大型クリーチャーは他にほとんどいませんでした。

問題は、その「当時」が訪れることはもう二度とないことです。フレーバーテキストが違ったらこうはならなかったと思うんですが…

1
匿名

闇の6コストパワー7000は今だとブラックアウトとかティーゾリスとかがいますが、もし最初にザガーンがいなかったら彼らもパワー6000だったのかもしれない…?

1
北白河

コメントありがとうございます。

じつは《暗黒の騎士ザガーン》は一種のコスト論の基準となるクリーチャーで、「6マナ以上からは1コストあたりのパワー換算が大きくなる」という特徴をはっきりと表しています。俗に「6マナ以上優位の法則」とも言いますね。

もしこの法則がなかったら6マナバニラの基準パワーは6000のままであり、法則越えのパワーである《暗黒の騎士ザガーン》はもう少しマシな扱いを受けていたでしょうが、残念ながら歴史にifはありません。

1
k

公式から悪口言われてるカードもなかなか少ないですよね。リクエストですがベイBジャックをお願いします

1
北白河

コメントありがとうございます。

リクエスト受け付けました。まーた厄いやつを!うまあその。やります。

1
毒銘

「踏み倒せるザガーン様」ことブラックアウトお願いします!

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北白河

コメントありがとうございます。

リクエスト受け付けました。またバイクか!いやバイクなのか…?とにかくやります。

1
影に消えてる人

クリーチャーを踏み倒す最高の運ゲーをするミステリキューブのクリーチャー版の幻影ミスキューをお願いします!!

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北白河

コメントありがとうございます。

リクエスト受け付けました。《ミステリー・キューブ》も受け付けてるんだけどなあ…

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匿名

つまらん。 奴の記事を書いたら、 圧倒的に良いに決まっている。

6
北白河

コメントありがとうございます。

《覇王ブラックモナーク》様にコメントいただき光栄ですが、部下を見る目はもうちょっとつけた方がいいと思われます。

2
匿名

ザガーン様ならプレイヤーに4回攻撃しただけで勝てるなんて!すごいぞザガーン!強いぞザガーン!

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北白河

コメントありがとうございます。

このことから、《暗黒の騎士ザガーン》は凡百のクリーチャーの1.5倍強く、《cancam》の2.75倍の強さであることがわかりますね。
《はずれポンの助》と強さを比較しようとしたらゼロ除算を起こして測定不能になりましたが、まあ誤差です。

1
正社員田中

ウゴカザルコのテキストにある、伝説の闇ってのはザガーン様なのか⁉

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