デュエマでわかる日本史 ~源平合戦編 下~

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こんにちは、神結です。

本記事はデュエマを通してなんとなく日本史をわかった気になろうというコンセプトの記事です。このシリーズを通して皆様がデュエマをより楽しんでいただけたり、日本史への興味や理解の一助になったりすれば、筆者としてもこれ以上の喜びはありません。

さて、今回は前回に引き続き源平合戦を取り上げたいと思います。

今回は木曾義仲の台頭から、平氏滅亡まで一気に突っ走りたいと思います。

目次

デュエマでわかる日本史 源平合戦編 ~Twitterは正しく使おう~

前回までのあらすじ

時は12世紀後半。

京都でこの世の春を謳歌する平氏に対し、世紀末地域でお馴染み関東では頼朝が平氏打倒の調整チームを立ち上げます。

チームは様々な打算を持った人が集まっているためだいぶカオスなことになっていますが、鎌倉で盛大なオフ会が開催されるなど、頼朝の関東支配は揺るぎないものとなっていました。

しかし平氏を直接倒そうとしないチーム頼朝を見て、木曾義仲が平氏打倒の動きを始めるのでした。

義仲くんと全国大会1183

今回の主役は木曾義仲くんと源義経くんです。

ではさっそく義仲くんの話からしましょう。

義仲くんは家系図的には頼朝さんの従兄弟になります。しかし頼朝さんの父が義仲くんの父を《めった切り・スクラッパー》しているため、二人の仲は険悪です。

コスト合計が6以下なので、GENJI一族は確一です。

当時生まれたばかりだった義仲くんは、知人に匿われて逃げ延びるように木曾 (信濃、現長野県) へとやってきたんですね。

そういう訳で、この時の義仲くんは全国的な知名度は殆ど無いといっていいプレイヤーでした。

そんな義仲くんは以仁王のクリエイターズレターを読んで信濃で挙兵した後、関東に進出することも考えたようです。しかし関東では既に頼朝さんが盤石の体制を築いていました。チーム頼朝には勝てないと悟った義仲は、越後(新潟)を経由して北陸道への進出を目指すことになります。

こうして富山・福井の北陸方面にやってきた平氏(英語に直すとflat)との戦ったのが倶利伽羅峠でのCSになります。

ところで、義仲くんはプレイングが上手いんですよ。

当時のプレイヤーレベルって、殴れるクリーチャーは全員シールドを殴るくらいのレベルが基本だったんですけど、義仲はちゃんと溜めるところと殴るところを使い分けられたんですよ。

また相手のデッキ対策も怠らないプレイヤーでもありました。この時の平氏があんまり強力なトリガーを積んでいないことを、フリーなどをして見抜いていたんですね。

こうして準備万端で挑んだ木曾義仲は、巧みな戦術であっという間に平氏を蹴散らします。そしてその勢いのままに、北陸道を上り続けて遂に京都へと辿り着いてしまいます。

ちょっと前まで無名の存在だった義仲くんが、全国大会1183で優勝した瞬間でした。

全国大会1183で使用した義仲くんのデッキ

リストは頼朝さんが使おうとしていたものと同じだが、義仲くんは信濃・越後のショップを駆け回ってカードを集めることに成功した。


木曾義仲くんはTwitterが下手

さて、平氏を西へと追い出し京都に上った義仲くんは、一躍時の人となります。

しかし京都に入った義仲を待っていたのは、CSでの華々しい活躍などではありませんでした。

京都の人が大好きだったのはCSではなく、Twitterだったんですよね。当時のTwitterというのは京都の貴族や街の人や娯楽だったですよ。

で、義仲くんも京都入りしたことでTwitterを始めたんですが、当時のTwitterにもやはり「Twitterしぐさ」的なものが存在してたんですよね。

ですが木曾の山の中で育った義仲くんはそんなことを知る由もありません。特に義仲くんは、自分の強さを誇示しちゃうタイプの使い方をしてしまったんですよ。

CSでのプレイは上手いのに、Twitterは下手だったんです。

そんなわけで義仲くんのTwitterは連日炎上します。

特に敵に回すと末代まで悪口を書かれる京都の人々から嫌われてしまったことで、義仲は自身の立場を悪化させていくことになりました。

ちなみに京都生まれの頼朝は流石にTwitterの使い方が巧みでした。

「僕は別に平氏を滅ぼしたいわけじゃないんですよ。ただただ天皇陛下に不忠をはたらく人を成敗したいだけで、また昔みたいに平氏と源氏が一緒にならんで天皇陛下を支えられたらいいな~って思ってます!」

みたいなツイートをして、当時の後白河法皇などからたくさんのいいねを貰っています。

平氏の本領発揮

一方で京都を追われた平氏はというと、地元に帰って《爆竜 GENJI・XX》の対策デッキの研究を始めます。

特に平氏が注目したのは、東国ではほとんど研究のされてこなかったコントロールデッキでした。

平氏は瀬戸内海の海運を生かしてカードを集め、俗に言われるドロマー超次元の元祖ともいえるリストを完成させました。

とくに《超次元バイス・ホール》からの《時空の支配者ディアボロス Z》は《爆竜 GENJI・XX》に対して非常に強力でした。

新デッキに自信が出来た平氏は、京都の奪還を目指すことにしました。

義仲は平氏を迎え討つべく京都を西に進み、水島CS(会場:岡山県倉敷市)で戦うことになりましたが、《爆竜 GENJI・XX》が《時空の支配者ディアボロス Z》を突破することが出来ず、平氏の巧みなコントロールの前にあっさり敗北します。

平氏はこの勝利で復活を印象づけた一方で、「CSで強い」ことで自分の立場を築いていた義仲は一気に窮地に立たされることになりました。

平氏の使用デッキ

いわゆるハンデスコントロールの元祖で、とにかくGENJIビートに対して強かった。これにはさすがの義仲も敗北。


華麗なる義経

さて、ここでもう一人の主役が登場します。みんな大好き牛若こと源義経です。

水島CSでの惨敗をみた後白河法皇は義仲に見切りを付け、頼朝に義仲征伐の指示を出します。頼朝はあくまで自分は動かずに、弟の範頼・義経兄弟を遣わすことにしました。

これに怒った義仲くんが後白河法皇の家に《火炎流星弾》するなどというトラブルもありましたが……。

結果的に義仲くんを見限った人が多発し、攻め込んで来た範頼・義経兄弟にあっさり敗れてしまいます。

というわけで義仲くん、ここで退場です。お疲れ様でした。

いやー、Twitterで炎上するって死活問題なんですよね。皆様もお気を付けてください。

さて、源氏同士の戦いに勝利した範頼・義経兄弟ですが、この間に平氏は着々とリストを調整しながらプレイを磨き、万全の状態で京都の奪還を狙っていました。

この平氏の討伐に、再び範頼・義経兄弟が向かうことになります。

さてこの兄弟ですが、範頼が堅実なプレイスタイルなのに対して義経はいわば魅せプレイのプロだったんですよね。ラス盾トリガーからの逆転は勿論、謎のピン投で入れたカードが大活躍したり、練習中にも滅多にお目にかかれないようなお洒落テクニックが生きる場面が出てきたり……といった試合が日常茶飯事。

さて、今回のCSの舞台は摂津国(大阪~兵庫の辺り)の須磨の一ノ谷と呼ばれる場所でした。

範頼が平氏のドロマー超次元に苦戦を強いられる中で義経はというと、デッキにピンで入ってた《斬隠蒼頭龍バイケン》《アンラッキーダーツ》で打ち抜かれたことによりバトルゾーンに着地し、最後は《邪神M・ロマノフ》を引いて勝ってしまうという鮮やかな奇襲を魅せました。

なんか活躍するかも~って言って、前日夜にデッキにピン投したらしいよ。

ちなみにこの時、アンラッキーダーツからバイケンが出てきて驚きの余り椅子から転げ落ちた平氏側のプレイヤーがいたので、「鵯越の逆落とし」などとも呼ばれたりしています。

結果、義経の華麗なる魅せプレイも光って源氏側は見事勝利し、対して平氏はこのCSで多数のプレイヤーが引退してしまったため、大打撃を被ることになりました。

シューティング壇ノ浦

一ノ谷CSで勝利を遂げた源氏ですが、平氏のドロマー超次元を攻略せねばならないという根本の課題は残っていました。

特に《爆竜 GENJI・XX》の効果が通らない《時空の支配者ディアボロス Z》は天敵といっていい存在でした。源氏側としては、このディアボロスに対する回答を用意する必要があったんですね。

そこで範頼はドロマー超次元攻略の手掛かりを求めて、京都の守護を義経に任せて自身は九州へと向かいます。九州には未知のカードがあると専らの噂でした。

ちなみにこの時、京都に残った義経は兄頼朝の許可なしにTwitterを開設し、好き勝手にツイートを繰り返したため頼朝からめっちゃ怒られます。この子も結構、Twitter下手族でした。

さて、九州に遠征した範頼はここでかなり苦労をしたようです。

遠征に来たのに何故かデッキを忘れてきた部下や、逆に道中の何処かでデッキを落としてしまった部下、早く関東に帰りたい部下などを必死に宥めて、ようやく1枚の手掛かりとなるカードを発見できました。

それが《超次元シューティング・ホール》、そして《ガイアール・カイザー》ですね。

《超次元シューティング・ホール》は、平氏自慢の《時空の支配者ディアボロス Z》を破壊することが可能で、そして《ガイアール・カイザー》というSA2打点まで用意することが可能だったんですよ。

しかもちょうどこの頃、義経が屋島(香川県)に籠もる平氏を追い出していたので、範頼と義経は瀬戸内海の最西端(山口県辺り)で合流することが出来るようになったんですね。

そして源平最後の決戦となったのがの壇ノ浦CS( 会場:山口県下関市 )です。

これはなんと海の上で行われたCSだったのですが、範頼が苦難の末に見付けた《超次元シューティング・ホール》が大活躍した他、義経が試合中に平氏側の選手ではなくスタッフから処理していくというあんまりにもあんまりな番外戦術を繰り出したため、遂に源氏側の勝利となりました。

こうして源平合戦の趨勢は決したのです。

時は1185年、頼朝が挙兵してから5年が経っていました。

壇ノ浦CSの義経の使用リスト

あれ、GENJIというかMロマに……?


その後の源氏たち

さて、最後になりますがその後の源氏の話をしておきましょう。

平氏を打ち倒した英雄義経ですが、SNSでの軽率な発言もあって兄から疎まれ、兄へのお気持ち表明ツイートをしたものの、ブロックされます。

最終的には追われる身となってしまいました。義経は義仲と違って京都の方々からは人気があったんですが、やはりSNSは身を滅ぼすんですよ。

義経は最終的には奥州藤原氏の元へと身を寄せましたが、頼朝さんの圧力を受けたことで藤原氏との関係も不安定に。義経は藤原氏に滅ぼされ、その藤原氏も結局は頼朝に滅ぼされました。

範頼もまた、頼朝との関係が悪化して最終的には伊豆へと流されることになります。頼朝の兄弟たちは、あんまりいい目に合わなかったんですよね。

そして当の頼朝は関東にて武家政権を樹立し、鎌倉幕府を開いたことは有名な話ですね。以後150年近く続く幕府の礎を築き上げました。

終わりに

というわけで、2回に渡って源平合戦の話をしてきましたが、如何だったでしょうか。

“ガチまとめ”という本サイトは文字通り“ガチ”の記事が揃うデュエル・マスターズに真剣に向き合う場ではあります。ですがたまには、ちょっとしたネタっぽい記事を書くことがあってもいいんじゃないかなぁとは思っています。ちなみに私は、ぽんみれ先生の4コマシリーズが大好きです。

というわけで次回は未定ですが、また機会があれば似たような趣旨の記事を書くこともあるかもしれません。

そういうわけ面白いと感じてくださったなら、是非ともいいねやコメント、TwitterでRTなどをしていただけると、大変喜びます。

それではまた。

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参考文献

川合康『源平合戦の虚像を剥ぐ』講談社学術文庫 2010
高橋典幸『源頼朝 東国を選んだ武家の貴公子』山川出版社 2010
上杉和彦『戦争の日本史6 源平の争乱』吉川弘文館 2007

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