【DM歴代名作デッキ】Vol.124~ズンドコピエロ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.124~ズンドコピエロ~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 前回はファイナル革命チェンジから《百族の長 プチョヘンザ》入りの【プチョヘンザ刃鬼】を紹介しました。

 また、過去に数々の《蒼き団長 ドギラゴン剣》デッキも紹介してきたので、併せて楽しんで貰えればと思います。

 そんなわけで再びもデュエプレの新弾リストを眺めていたのですが、革命チェンジ以外でちょっと紹介したいカードとデッキを見付けましたので、今回はそこから。

 

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【ズンドコピエロ】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

必殺のDスイッチ! 「ズンドコピエロ」

 というわけで今回の名作デッキは《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》からのチェインで勝利する【ズンドコピエロ】になります。

 調べていたところ、このデッキ自体は2017年の春先にはある程度リストは確立していたようです。

 ただ本格化していったのは2017年12月に《再生妖精スズラン》が出てからになるでしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2

■このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分のマナゾーンに置く。

 リストはそれこそ色んな“派閥”がありましたが、一旦こんな感じ。


 このデッキはコンボデッキにカテゴライズされます。

 どういったコンボかというと、まずはブーストから《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》を設置。

【 D2フィールド 】
文明 自然 / コスト5

■自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
■D(デンジャラ)スイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。
そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 

 ターンの開始時に、マナから《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》をシュート。

【 クリーチャー 】
種族 ロスト・クルセイダー / エイリアン / 文明 水/自然 / パワー4000 / コスト5

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スペース・チャージ:水/自然(自分のマナゾーンに水、自然のいずれかまたは両方を持つカードが置かれた時、このクリーチャーの 能力を使ってもよい)
水:カードを1枚引く。
自然:自分の山札の上から2枚を見る。その中からクリーチャーを1体見せ、手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

 《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》は、スペースチャージでドローか山上2枚からクリーチャーを回収する効果があります。

 そして《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》はクリーチャーを場に出したときにマナブーストがあります。

 つまり、手札にあるクリーチャーをプレイし続けることで、マナが伸びていき、そしてマナが伸びたことでスペースチャージが起動し、それによって手札にクリーチャーが増えていき……という様に、チェインしていくんですよね。

 展開の過程で役に立つのが《ハリケーン・クロウラー》。当時はまだツインパクトではないですね。ちょっと高かった記憶があります。

【 クリーチャー 】
種族 アースイーター / 文明 水 / パワー4000 / コスト5

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて自分のマナゾーンに置く。その後、同じ枚数のカードを自分のマナゾーンから自分の手札に戻す。

 これで増えた手札をアンタップマナに変換できますし、マナに落ちたフィニッシュパーツを拾うことも出来るわけです。

 こうしてリソースを増やしていくんですが、展開のどこかで《ベイB ジャック》が絡むと、マナを使わなくても展開できるようになるんですね。

(プレミアム殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / イニシャルズ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1

■バトルゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップしない。
■自分がカードを引いた時、自分のマナゾーンにあるカードを3枚タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてもよい。

 最終的には《逆転のオーロラ》も撃てるので、これで楯落ちしていても《水上第九院 シャコガイル》を拾えてフィニッシュ出来る……というデッキとなっています。

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー13000 / コスト9

■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加え、シャッフルする。
■相手のターンのはじめに、カードを5枚引き、その後、自分の手札を3枚捨てる。
■自分の山札の最後の1枚を引く時、ゲームに負けるかわりに勝つ。

 《鎧亜戦隊ディス・ピエロ》のお陰で、ボトム落ちの心配もありません。このカード、とにかく凄いんです。

 ですのでこのデッキ、ぶっちゃけ《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》が通ればだいたい勝てます。

 呪文メタとかもほぼ効かないですし(それこそシャコが楯落ちしたときくらい)、Dスイッチ以外ではちゃんと「クリーチャーを召喚」しているため、何かしらのメタにもかかりにくくなっているんですね。

 理不尽な癖に、割とルールは守っています。

 必殺のDスイッチさえ決まれば勝ち。

 それが【ズンドコピエロ】というデッキです。

ズンドコを通せ!

 となると、つまるところどうやって《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》に繋ぐかが肝となってくるわけです。

 2017年の最初の頃は普通に《フェアリー・ライフ》《霞み妖精ジャスミン》の基盤だったんですよ。水自然のいつもの2→4基盤ですね。

 ところが、2017年の終わりになると、下の基盤に変化が生じます。

 それが《再生妖精スズラン》《桜風妖精ステップル》のスノーフェアリーたちになります。

 大事なのは、「スノーフェアリー」で「生き物」であることです。

 というのもこの基盤って、2コストで動いてから《妖精の裏技 ラララ・ライフ》という文字通りの“裏技”があるんですよね。

【 呪文 】
文明 自然 / コスト3

■G・ゼロ―バトルゾーンの自分のスノーフェアリーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

 これで実質的な《メンデルスゾーン》

 ……というのは過剰な物言いですが、しかしこれで3ターン目に《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》を貼れるんですよ。

 また受けには最強の《終末の時計 ザ・クロック》、そしてサーチも出来る《ドンドン吸い込むナウ》というトリガーを用意。

 また青では《パクリオ》を採用する構築もありましたね。

【 クリーチャー 】
種族 サイバーロード / 文明 水 / パワー1000 / コスト4

このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見る。その中から1枚選び、裏向きにして相手のシールドに加えてもよい。

 速度出るデッキが多いなら《終末の時計 ザ・クロック》、後ろ寄りのデッキが多いなら《パクリオ》を入れて戦う、という使い分けになるでしょう。

 この手のデッキって「特定ターンまで耐えれば勝ち」なので、そこまでゲームを引き延ばせればいいんですよ。

 だから《終末の時計 ザ・クロック》とか《パクリオ》とかがかなり有効に使えるんですね。その目の前の1ターンが欲しいので。

 最終的には《ベイB ジャック》のプレ殿はありましたが愛好家も多く、CSとかに行くといっつも使っているなぁ~~~って人はいました。

 まぁ一度回ると気持ちいいからそうなるよね。中毒性みたいなのはあったと思います。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第124回は【ズンドコピエロ】でした。

 ズンドコピエロは王道チェインコンボ、という印象です。

 私はずっと回されている側だったんですが、意外と細かな構築基準はあるようで、友人はあれこれ試行錯誤しながら回していた記憶があります。

 ちなみに《水上第九院 シャコガイル》の前のフィニッシャーって《偽りの名 iFormula X》だったんですよね。

【 クリーチャー 】
種族 グレートメカオー / アンノウン / 文明 水 / パワー6000 / コスト7

■自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていて、自分の手札が10枚以上あれば、自分はゲームに勝利する。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 《ベイB ジャック》でちゃんと寝かせてて感心しました。これはこれでキレイで好きだったんだけどね。まぁ《水上第九院 シャコガイル》の方が強いのはしょうがないかな……。

 こんな感じで、考えてみると結構深いですね。【ズンドコピエロ】って名前もなんかお茶目でいい。

 

 という感じで、今日はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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