《逆転龍神ヘヴィ・ウィン・メタル》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド/超化獣 / 文明 闇・火 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、カードを1枚引き、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■自分のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーはシールドを1つブレイクしてもよい。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:39000
■ブロッカー
■ワールド・ブレイカー
■相手のクリーチャーは可能なら攻撃する。
逆札編1弾のオーバーレアですが、パッと見ですぐ強さが伝わる類のカードではないこと……そして1箱1枚確定による流通数も相まって、非常にお求めやすい価格になっています。
競技環境ですぐ活躍させられるカードではないものの、テクニカルかつオンリーワンな性能は折り紙付き。
まさにウィン君らしい切札なので、誰かそれを活かしたデッキを組むのでは……と思っていたところ……

CS優勝されてました!
さっそく、乗り手の初我haku選手にコンタクトを取り、このデッキについていろいろと取材させて頂きました。
ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第19弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
しかも紹介したデッキはカーナベルECサイトで販売されます!
期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、気になった人はぜひともチェックしてみてください。
【記事のバックナンバーはこちらから!】
デッキレシピ
このデッキはいわゆる【コンボ】デッキです。
まずはサンプルリストをお見せしつつ大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ
……これで勝てるの?
そう思った方、気持ちはわかります。
《月を閉じ込めたヒバナ》
《覇王の前線基地ブラック・エクスプロード》
《宝魂剣と獄門盾の決断》……。
《決断》を除けば、いずれも単体ではパっとしない(失礼)性能のカードたち。強力な環境デッキたちと比べれば、個々のカードパワーは明らかに落ちます。
しかし——
彼らには緻密なシナジーがあり、
組み合わさると即死ループが完成します。

ループ手順も比較的(?)シンプル。
《HWM》がいる状態で《ヒバナ》の破壊時が2回誘発している状態を作ることで、コンボスタートです。















……何を食べたら
こういうのを思いつくんでしょうか。
さて、このループですが一見要求値が高そうですが、これ以外にも無限に墓地を増やすループや盾全部ブレイクループなど、様々なパターンで相手を追い詰めることができます。
個々の尖った性能のカードたちを無理なくつなげ、誰も見たことがないループで相手を敗北の淵へと誘う。
——斬札ウィンが使いそうなデッキという言葉が最も似合うデッキ……
それが【逆転龍神ループ】なのです!
前置きはここまで。個別カードの解説に入り……たいところなのですが、ほかのループもここで解説してしまいましょう。
ループ手順
無限破壊+墓地肥やしループ
《ヒバナ》のオシオキムーン能力(デッキから3枚カードを墓地へ送る)を任意の回数ストックさせるループです。
その過程で《学校男》の能力も使うため敵獣も任意の数破壊できるほか、《前線基地》の離れた時能力(3以下蘇生)もストックできます。








無限《HWM》能力ストックループ
《HWM》の自軍が破壊されたときのブレイク能力を無限にストックするループです。
ストックした後、自分のシールドを全部割って《ヒバナ》のオシオキムーンでコンボパーツを揃えたり、逆に相手の盾を1枚ずつブレイクしてそのまま 《HWM》でダイレクトアタックまで行ったりできます。









ループの解説はここまで! 個別のカードの解説に入ります。
個別カード解説
コンセプトカード
《逆転龍神ヘヴィ・ウィン・メタル》×3

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド/超化獣 / 文明 闇・火 / パワー5000 / コスト5
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、カードを1枚引き、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■自分のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーはシールドを1つブレイクしてもよい。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:39000
■ブロッカー
■ワールド・ブレイカー
■相手のクリーチャーは可能なら攻撃する。
文字通りの斬札です。
リソースを増やしつつ、
ループの準備をしつつ、
破壊時効果を使いつつ、
相手の盤面を取りつつ、
盾を割れる——
このデッキではテキストのすべてを使い倒します。
このカードの偉いところは、ループに入らなかったとしても強いこと。
まず妨害とリソース獲得。
相手の盤面に干渉しつつ、自分の手札を増やしてくれる……というだけでコンボデッキにおいては優秀です。

一度は殿堂入りした
能力は伊達じゃない
次にハイパーモード。
地上戦環境では、異様に高いパワーのおかげでほぼ除去されないため、ハイパーモード解放状態で立っているだけで相手に強烈なプレッシャーを与え続けます。
「放置したらすべて終わる」
「攻撃が強制されている」
という恐怖感は、相手のプレイを確実に歪めます。
最後にブレイク能力。
自分の裏向きの盾を割って、そのままS・トリガーを捲ることも多々あります。トリガー率16/40の恩恵もあってなんだかんだ外れないのが頼もしいですね。
《月を閉じ込めたヒバナ》×3

【 クリーチャー 】
種族 デビルマスク/月光王国 / 文明 光・闇 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーが破壊された時、他のカードを1枚、自分の墓地から表向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
■オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
《逆転龍神》と抜群の相性を誇るループ要因です。
墓地のカードを表向きに盾に置く能力で盾に《決断》や《前線基地》を仕込むのと、オシオキムーンで墓地を増やす……どちらのテキストも使います。
《ヒバナ》が2体いれば《ナテハ》とのループで相手のデッキを引き切らせますし、単体でも《学校男》と組ませることで別のループが成立します。
破壊時に仕事をする上、このデッキには墓地から釣り上げるギミックが満載のため、早出しのリスクが少ないのもNICEです。
《宝魂剣と獄門盾の決断》×4

【 呪文 】
文明 光・闇・火 / コスト3
■自分のパワー5000以上のクリーチャーがあれば、自分のシールドゾーンにあるこの呪文に「S・トリガー」を与える。
■次の中から2回選ぶ。同じものを選んでもよい。
▶コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札または墓地から出す。
▶クリーチャーを2体選ぶ。その2体をバトルさせる。
▶相手のシールドを1つブレイクする。
ループの中核をなすカードです。
《HWM》などが場にいるだけでS・トリガー化するためかなり使い勝手が良いです。
蘇生・強制バトルという能力は墓地を経由したループに最適なので、まさしく《ヒバナ》が待ちわびていたカードといっても過言ではありません。
文句なしの4投です。
なお、ブレイク能力は相手の盾も対象にとれるため、《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》などのG城もブレイクできます。偉い。

《学校男/ゾンビ・カーニバル》×3

【 ツインパクトカード 】
種族 ヘドリアン/エイリアン / 文明 闇 / パワー8000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを2体破壊する。その後、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
────────────呪文────────────
カード名:ゾンビ・カーニバル
文明:闇
コスト:5マナ
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■種族を1つ選ぶ。その種族のクリーチャーを3体まで、自分の墓地から手札に戻す。
《ヒバナ》1体と組み合わせることで、無限墓地肥やしや無限盾ブレイクのループルートを提供してくれます。
《決断》によって1枚で2枚分に増えた超獣を、1体で2体とも破壊できるのが偉いです。2対1交換が逆にメリットになるあたり、カードゲームの面白さを実感します。
敵軍の除去も序盤の妨害として役立つほか、フィニッシュループの時に相手の盤面を更地にできるため、本当に無駄がありません。
下面の呪文もリソース回復に使えますが、このデッキの多くのパーツは墓地へ置いておきたいのであまり使いません。
どちらかというと呪文を空打ちし、《学校男》を墓地に置いておくという動きの方が重要。【マーシャルループ】でお馴染みのテクニックに近いですね。
《オア:ナテハ》×1

【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■このクリーチャーが破壊された時、相手はカードを1枚引く。
ループのフィニッシュ要員です。【黒緑ブラックオーバー】を紹介してからまだ3週間ぐらいしかたっていないのに再び登場して(取材担当が)驚いています。

《ヒバナ》2体のループで使うことで、相手のデッキを引き切らせ、特殊勝利することが可能になります。
《ヒバナ》の項目でも書いた通り、このデッキのパーツは墓地に置いておくだけでよいので、妨害目的での素出しがあまりリスクにならないのが嬉しいところです。
展開・サポートカード
《コットピ・ルピア》×4

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード/超化獣 / 文明 火 / パワー2000 / コスト2
■自分の、ドラゴン・クリーチャーと超化獣クリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:5000
■自分の、ドラゴンと他の超化獣すべてに「スピードアタッカー」を与える。
超化獣や《偽りの希望「終斗」》を軽減する初動です。
《HWM》専用……と思いきや、このデッキには《蝕眼のV ヴェノム・ランブル》や《戦技の炎 ボルメテウス・ソル》など3ターン目に投げられると強い超化獣が入っています。
序盤の押しつけ的な強い動きをこのカードが担保してくれます。
Z ラッシュも重要で、自力でパワー5000になるため、《決断》のトリガー化条件を自力で満たせます。また、《HWM》をスピードアタッカーにして攻撃時にループに入ることも狙えるため、動きの幅が広がります。
《虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮》×4

【 呪文 】
文明 火 / コスト2
■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを2枚引く。
▶相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。
公開領域(墓地と手札)に必要なパーツを揃えるための初動です。
《ヒバナ》で盾に置きたいカード(《決断》や《前線基地》など)を墓地に置く、手札にパーツを呼び込む、蘇生先を仕込む——働きは多岐にわたります。
受けとしても悪くないので4投。
《戦技の炎 ボルメテウス・ソル》×3

【 クリーチャー 】
種族 ミリオン・フレイム/超化獣 / 文明 光 / パワー4000 / コスト4
■G・ストライク
■このクリーチャーが出た時、自分の、表向きのカードを含まないシールドを1つ手札に加える。その「S・トリガー」は使えない。その後、自分の手札を1枚、表向きでシールド化する。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:8000
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがタップした時、このターン、このクリーチャーはすべてのバトルに勝つ。
出た時能力で《前線基地》を配置してすぐさま能力を使ったり、《決断》やトリガーカードを仕込める優秀な1枚です。
自力ですぐにハイパーモードが開放できるため、盾仕込みと合わせて優秀な受け要員にもなります。
《覇王の前線基地 ブラック・エクスプロード》×2

【 G城 】
文明 闇・火 / コスト4
(G城は実行したら、表向きでシールド化される。このカードが表向きで自分のシールドゾーンを離れる時、かわりに墓地に置く。)
■このG城が表向きで、自分のシールドゾーンに置かれた時または離れた時、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
■各ターンに1度、自分のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーは自分の他のシールドを1つブレイクしてもよい。そうしたら、このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
貼ったときと離れた時、両方で仕事をするコンボ要員兼潤滑油。ループデッキのために生まれたとしか思えないテキストを持っています。
スピードアタッカー付与で4ターン目《前線基地》→《HWM》で強襲するデザイナーズコンボも強力なので、見た目以上にやる1枚です。
採用枚数は2枚。墓地に落ちさえすれば《ヒバナ》で盾に置けるため、この枚数でもちゃんと動きます。
《蝕眼のV ヴェノム・ランブル》×1

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド/超化獣 / 文明 闇 / パワー4000 / コスト4
■各ターンはじめて、カードがどこからでも相手の墓地に置かれた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の山札の上から1枚を墓地に置く。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:8000
■W・ブレイカー
■相手のカードは、マナゾーンにタップして置かれ、バトルゾーンにタップして出る。
■このクリーチャーが破壊された時、自分の墓地からタップして出してもよい。
《コットピ》からつながると相手への押し付け&妨害となる1枚です
ハイパーモード解放中に《HWM》を出すと、《HWM》の能力で《ランブル》を破壊→自身の能力で蘇生する動きが取れます。
《コットピ》がいる場合は、このカードで攻撃→《HWM》の攻撃時にこのカードを破壊して蘇生することで攻撃回数も増やせます。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》×2

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン/アンノウン / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6
■相手のマナゾーンに多色カードがあれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい。
色が合えば入るパワーカード。
1枚で強い赤単といえば大体このカードになりますね。
《決断》のバトル能力との相性も良い他、単体でもコンボ成立までの時間&リソース稼ぎをしてくれます。汎用性の高さが魅力と言えるでしょう。
《ハンプティ・ルピア》×2

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ファイアー・バード / 文明 光・闇・火 / パワー3500 / コスト3
■G・ストライク:このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を見て1枚選び、捨てさせる。その後、その捨てさせた手札と同じコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
色が合うパワーカードその2。
コンボデッキにとって「1枚でアド差を広げながら相手を遅延できるカード」は非常に重宝します。時間を稼ぎながら盤面優位も取れる、堅実な1枚です。
受けトリガー
《HWM》のブレイク能力でブレイクすると嬉しい、色が合うカードたちが揃っています。
《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》×2

【 ツインパクトカード 】
種族 パンドラボックス / 文明 光・闇 / パワー2000 / コスト4
■このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクする。
────────────呪文────────────
カード名:星龍の暴発
文明:光
コスト:7マナ
■S・トリガー
■次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。このターンが自分のターンなら、クリーチャー側を出す。
《HWM》のめくれ当たり枠。暴発すれば連鎖的に展開できます。
クリーチャー面でZラッシュの起動も狙えるほか、受け札としても使いやすい。複数の役割をこなせる便利屋です。
《逆転の影ガレック》×1

【 クリーチャー 】
種族 ゴースト / 文明 闇 / パワー5000 / コスト10
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の中から3回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
→相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
→自分の山札の上から3枚を墓地に置く。
→コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
公開領域を一気に広げる受けトリガー。
《ヒバナ》や《学校男》を蘇生範囲におさめつつ、最大9枚墓地を肥やせるので……流石は殿堂カードという活躍を見せてくれます。
《忍蛇の聖沌 c0br4》×4

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ/シノビ / 文明 闇 / パワー5000 / コスト6
■S・トリガー
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■相手のターン中に、このクリーチャーが出た時、このターンに2つ以上自分のシールドがブレイクされていなければ、このクリーチャーを破壊する。
こちらは《ヒバナ》のみならず《HWM》を蘇生できる受けトリガーです。
《ガレック》同様、ブレイクから捲れるとさらなる展開につながります。《HWM》が除去された後に拾い直す手段としても優秀なので、4投されています。
《邪招待》×1 (自由枠)

【 呪文 】
種族 アビスへの誘い / 文明 闇 / コスト3
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■相手のコスト4以下のエレメントを1つ選び、持ち主の山札の下に置く。
色が合う受けトリガーとして採用。エスケープ持ちのメタ獣やエレメントのメタカードを除去するためのカードとして入っています。
個別のカード解説はここまで。ここからは立ち回りについてご説明します。
立ち回り方
まず前提として、このデッキは色バランスがシビアです。《ハンプティ》や《決断》は序盤に引いたらマナに埋め、必要な色を揃えることを最優先にしましょう。

その上で、このデッキを握るにあたって覚えておくべき勝ちパターンを3つ挙げておきます。
まずはループによる全盾破壊 or 特殊勝利。
大前提の動きです。
このルートを狙うのが基本なので、序盤から墓地にキーパーツを落としつつ、相手ターン中(後述)も含めていつでもループに入れるように準備をしましょう。
ループ手順も複数あり、無限墓地肥やしでパーツを揃えてから《決断》で《ヒバナ》1体蘇生→バトルから無限《HWM》などを狙う……といったように、予想外のところから繋がります。
1人回しで練習しておきましょう。

めっちゃ繋がります
2つ目は超化獣によるビートダウン。
ループを狙わずとも《HWM》や《ランブル》によって相手を妨害しながら殴ることができます。
特に《HWM》のスタッツは非常に優秀なため、相手の準備が整う前に盾を割り切ってしまうと、相手目線では処理しきれないまま敗北してしまう……なんてことも十分あり得ます。
返しのターンの相手の最大値を考慮して、殴り切ることを狙ったり、相手に対応を迫らせてループを狙ったりするのも立派な戦術です。
最後にカウンターからの大逆転。
このデッキのS・トリガー(条件付き含む)は合計16枚。
多くの受け札は優秀な上、ループのコンボパーツを蘇生することができるカードが多いです。
序盤に墓地にキーパーツを揃えて置き、相手が殴ってきたとろに《決断》《c0br4》を捲り、そのまま文字通り「逆転」する展開も現実的です。
《HWM》で攻撃強制させるのももちろんアリ。
このルートの場合、相手の《頂上連結ロッド・ゾージア5th》や《飛翔龍5000VT⦆などの妨害を無視してループに入れるのが魅力と言えるでしょう。


どの勝ち方を目指すかは、相手のデッキの受けの枚数・雰囲気から見極めるのが吉。状況に応じた判断が、このデッキを使いこなすカギです。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺す「わからん殺し」ができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
全盾破壊と特殊勝利とビートの三刀流である
《HWM》による全盾破壊。
《ナテハ》によるドローループ。
超化獣による押しつけビートダウン。
相手のデッキの受け手段や特性に応じて異なる戦術を使い分けられるのは、大きなメリットと言えます。
しかも相手からすると、ただでさえ知らないデッキで読みづらいのに、キルレンジや始動盤面が異なる戦術を相手にしなければならないということ……。
ループを止めようと自分の動きを犠牲に妨害をしたら《HWM》で殴られた……
素直に殴ったところ、トリガーを踏んだ。
手札破壊しても墓地に徐々にループパーツが揃っていく——。
完全な正解がなく、相手は常に「何かに間違える」リスクを負うことになります。
ルートが広く、道中で除去ができる
ループパーツが多いように見えますが、基本は《ヒバナ》と《学校男》と《決断》……しかも事前に墓地に置いておいてもよいというかなりの柔軟度を誇ります。

そのため、見た目以上にループに入りやすいです。しかも、相手に止められづらく、キルレンジも読まれづらいという……。
またループパーツのうち《学校男》や《HWM》などが除去能力持ちなのもポイント。
相手の盤面に事前に干渉するもよし、ループ・準備の過程で相手を更地にするもよし。
非常に現代デュエマ適正のあるループコンボと言えるでしょう。
受けが優秀なコンボデッキである
単純計算で40枚中16枚——受けが強いループデッキの恐ろしさは【マーシャルループ】でもご存じの通り。「速攻で轢けば勝てる」という常識が通じないからです。
しかもトリガーの多くがブレイク能力と連動しているため、踏んだ瞬間に《HWM》や各種カードと絡んでそのままループに入ることも……。やっぱり【マーシャル】を少し思い出しちゃいますね。
受けが固いことのメリットはもう1つあり、それ即ち《HWM》や《ランブル》によるビートプランのバリューがあがる点です。
相手を倒しきれなかったとしても、豊富な受け札が「保険」として機能するためです。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
【逆転龍神ループ】の正体は殴ってもよし、ループしてもよし、な超化獣デッキでした。
個人的に胸熱なのはやはり、斬札ウィン君の逆札編でのデッキとしての完成度の高さでしょうか。
安いが堅実なオーバーレア。定番の受けトリガー。地味な墓地利用カード——そして本日のスペシャルゲストこと十王編の古いカード。
これこそ斬札ウィン君のデッキの文法です。「最強のカード」ではなく「最強の組み合わせ」で勝つ!
その主人公デッキを組まれた初我haku選手のビルド力が改めて光ります。
*なお、もともとは《利取》+《ボルシャックの古代神殿》を使った無限受けループを組んでいたとのこと。そこからこのコンボに気づいてブレイクスルーした瞬間、脳汁が出たそうです。
やり込み甲斐のあるオモロデッキなので、気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、ぜひ試してみてくださいね。
それではまた来週お会いしましょう!
使い手:初我haku選手
取材 : sobo
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