環境外デッキ使いの多くは孤高です。
練習相手の仲間は運よくいたとしても、継続的にCSで同じデッキを握って回してくれる同志はなかなか見つからないもの。
だからこそ、同じ環境外デッキを2-3人が握って立て続けに入賞しているのを見ると、こう思うのです。

今回ご紹介するのもそんなデッキ。
2人の熱きプレイヤーが、局所的に凄まじい密度で研究し、鍛えぬき、環境デッキを斬殺してきた一振り。
その名も【黒緑ブラックオーバー】!

4/11 香川CS
参加者:79名
1位・3位入賞

4/25 アカツキCS
参加者:32名
4位入賞
さっそく、乗り手の酸漿選手と水蒸気選手にコンタクトを取り、このデッキについていろいろと取材させて頂きました。
ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第16弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
しかも紹介したデッキはカーナベルECサイトで販売されます!
期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、気になった人はぜひともチェックしてみてください。
【記事のバックナンバーはこちらから】
01 -【緑単スノーフェアリー】
02 -【シータキャンベロ】
03 -【白黒メカ】
04 -【マルピアチェイン】
05 -【トリーヴァライオネル】
06 -【5Cクエーサーユニバース】
07 -【5Cマッドデッドウッドジョニー】
08 -【5Cデンジャデオン】
09 -【トリーヴァリーフStar】
10 -【マッドデッドウッドミスティ】
11 -【クローシスホルンハンデス】
特別編 - GP優勝者の【赤青バイケンカウンター】
12 -【跳次元QEDデュエランド】
13 -【青緑レクスターズ】
14 -【ミケラトレスデリート】
15 -【ルドルフアビス】
デッキレシピ
このデッキはいわゆる【コンボ】デッキです。
まずはサンプルリストをお見せしつつ大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ
……はい。
悪さしそう……
という感想しか出てこない見た目です。
その直感は正しいです。このデッキは
最速4キル
安定5キル
を誇る、無限マナ起こし×召喚ループデッキです。
そのループは意外とシンプル。
場に《 ジョルジュ・バタイユ 》、手札に《D2R2 邪眼のブラックオーバー》、墓地に《ジョルジュ》と《ブラックオーバー》2体目と《応援妖精エール》と《倍掘人形ニモドース》がいる状態で、1マナ支払って2マナ起こすループです。







この繰り返しで無限にマナが起きるようになるので、2回に1度《エール》の代わりに《オ・アナテハ》を蘇生する動きを入れ込みます。

【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■このクリーチャーが破壊された時、相手はカードを1枚引く。
つまり、
《エール》と《ナテハ》
が無限に場と墓地を
反復横跳びします
1マナで相手が1ドロー
↓
1マナで2マナ回復
↓
1マナで相手が1ドロー
(以下略)
で勝利です。
そして、このデッキの面白いところは、ループルートがこれだけではなく沢山あるということ。個別カードの項でも詳しく説明しますが、

【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク/不死樹王国 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■フシギバース [nn05](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[nn05]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [nn01]より少なくならない)
《 樹占の風 》を絡めて《ブラックオーバー》や《ジョルジュ》をマナに置いてから回収、使い回すといった動きもあるため、予想外のところからループを始めることができます。
墓地・マナを使い倒し、無限のパターンからループを開始する即死コンボデッキ。
それが【黒緑ブラックオーバー】なのです。
前置きはここまで。
個別カードの解説に入ります。
個別カード解説
コンセプトカード
《D2R2 邪眼のブラックオーバー》×4

【 クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド/マスター・イニシャルズ / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9
■G・ストライク
■シンパシー:自分の墓地にあるクリーチャー(このカードの実行コストを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただしコストは0以下にならない)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、コストの合計が5以下になるように、エレメントを2つまで自分の墓地から出す。
コンボの中核をなすカード、その1です。
軽減能力と合計5コスト分の超獣を蘇生する能力により、非常に柔軟な立ち回りを可能にします。
軽減能力のおかげで、墓地が十分にあれば1マナで好き勝手できるため、様々な盤面からループに入れます。実際のCSでもターン開始時に1マナしかない状態からループに入ったことがあるほど。
そして合計5コスト分の蘇生能力。
好きな組み合わせで蘇生できるおかげでループ前の下準備でも大活躍。見切り発車とまでは言わなくとも、高い確度でループに入れるような動きができます。
なお、基本的にループに入るためには《ブラックオーバー》は2枚必要です。
そのためこのカードにいかに触るか、キープするか、公開領域を広げるかがこのデッキを使いこなす上で重要になってきます。
《ジョルジュ・バタイユ》×3

【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー12000 / コスト8
■コストを支払うかわりに自分のクリーチャーを4体破壊して、このクリーチャーを召喚してもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地にあるカードを数える。それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上から墓地に置いてもよい。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにカードを6枚、自分の墓地から好きな順序で山札の一番下に置いてもよい。
数多のループデッキで悪用されてきた 悪玉です。
墓地を爆発的に増やして公開領域を広げつつ、4体自壊させる能力でクリーチャーの出た時能力を使い回す……数多のループデッキで使われてきた能力は、このデッキでも余すところなく使われます。
除去置換能力も実は重要で、フシギバースの種にしてマナに行く「代わりに」墓地をデッキに戻すことで、ボトム落ちケアができます。


採用枚数は3枚。
このデッキでは先に《ブラックオーバー》などを出して公開領域を広げて「から」このカードをプレイするため、この枚数でも安定的に運用できます。
最後に、墓地の枚数調整について触れておきます。
ゲーム中、初めてこのカードを出す際には墓地を倍にする能力を確実に使いたいため、それまでのゲーム展開で墓地を増やしすぎないようにしましょう。
山札の枚数を常に計算し、《テブルカッケ=エディ》の能力(任意)をあえて使わない、といった動きが必要となります。
《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》×3

【 ツインパクトカード 】
種族 スノーフェアリー / 文明 火・自然 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを2枚までアンタップする。
────────────呪文────────────
カード名:「みんな一緒に応援してね!」
文明:火
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の手札を1枚捨てる。その後、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。捨てた手札がスノーフェアリーなら、相手のパワー6000以下のクリーチャーをもう1体破壊する。
マナを起こしてくれる2コスト獣。
いうまでもなくマナ起こしループの中核を担います。
その上で、墓地の枚数が重要なこのデッキにおいては、下面もとても強力。
受け札として呪文を1回唱えた状態の《俳句爵 Drache der'Bande》を焼いたり、手打ちでメタカードを焼き払うこともあります。
実質0コストの《ジョルジュ》の種としても優秀なので4枚積みたいところではありますが、重ね引きした時がきついので3枚に抑えられています。
《樹占の風》×3

【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク/不死樹王国 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■フシギバース [nn05](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[nn05]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [nn01]より少なくならない)
もう1つのループルートのキーパーツです。
ループルートは以下の通り。《ニモドース》型のループとの違いは《ブラックオーバー》と《ジョルジュ》の必要枚数です。






こちらのパターンでもマナを無限に起こすことができるのですが、大きな違いとして《ニモドース》が絡んでいない点が挙げられます。
そのため《エール》+3コスト獣の組み合わせで蘇生を行えるため、3コスト獣の出た時能力を使い回すことができます。

どうも
盾落ちケア要員です
《樹占》の強みは、上記のループに限らず使いやすいフシギバースとマナ回収を持っていること。
このおかげで《オーバー》1体を使い回したり、《樹占》を砕いて《ジョルジュ》を出して墓地カウントを溜めたり、と墓地肥やしやパーツの召喚の順序を好きに入れ替え、柔軟に立ち回ることができます。
もう《オーバー》が出ないと思ったところから出せるようになるので、このカードを使った動きは練習必須。このデッキを使いこなすためのキーカードです。
《倍掘人形ニモドース》×1
《エール》と合わせたループを可能にする墓地回収要因です。色バランスや動きの柔軟さを考慮し《樹占》と合わせて4枚体制で運用しています。
このデッキは《ジョルジュ》がいるおかげで山札の半数以上を墓地におけるため、ピン投のカードにも現実的にアクセスできます。
そのため、今は《ニモドース》1枚《樹占》3枚のバランスになっています。
《オア:ナテハ》×1

【 クリーチャー 】
種族 ノワールアビス / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■このクリーチャーが破壊された時、相手はカードを1枚引く。
ループの〆、フィニッシュパーツです。
凄まじい勢いで破壊と再生を繰り返し、相手の山札を引き切らせます。
代用カード(後述)はありますが、《ブラックオーバー》で使う際に重要なコストの低さやハンデスカードとして使っても強い*点などからこのカードに白羽の矢が立っています。
*単なる妨害のみならず《冥土人形ヴァミリア・バレル》などを使うデッキに対して単騎で出しておくことで、相手のリソースを逆に絞れるところが偉い。
代用カードとしては
《バタイユ》で砕いてブーストできる《 ラルド・ワースピーダ/H.D.2. 》

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー8000 / コスト3
■ガードマン
■このクリーチャーは攻撃できない。
■セイバー:グランセクト(自分のグランセクト1体が破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい)
■ラスト・バースト
────────────呪文────────────
カード名:H.D.2.
文明:自然
コスト:5マナ
■プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。
初動兼メタ獣を兼ねる《禁術のカルマ カレイル/フォビッド・水晶チャージャー》

【 ツインパクトカード 】
種族 オラクル・セレス/ヒューマノイド / 文明 闇 / パワー2000 / コスト2
■相手が、自身の手札以外からマナゾーンにカードを置いた時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
────────────呪文────────────
カード名:フォビッド・水晶チャージャー
文明:闇
コスト:3マナ
■プレイヤー1人のデッキの上から1枚目を見る。それを持ち主の墓地に置いてもよい。
■水晶チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに、裏向きにしてマナゾーンに置く)
同じくチャージャーの《モノクル=ドクトール/「すべてを見通す眼だ」》

【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル/アビスへの誘い / 文明 闇 / パワー8000 / コスト7
種族:アビスロイヤル
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
────────────呪文────────────
カード名:「すべてを見通す眼だ」
文明:闇
コスト:3マナ
種族:アビスへの誘い
■各プレイヤーは、自身の山札の上から2枚を墓地に置く。
■チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く)
などがありますが、どれも一長一短なのと、呪文メタが刺さってしまうため《ナテハ》が現時点では優先されています。
墓地肥し・サーチカード
《貴布人 テブルカッケ=エディ》×4

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル/フュージョナー / 文明 闇 / パワー3000 / コスト3
■スレイヤー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
■超魂X (これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
■自分のターンに一度、クリーチャーを1体、自分の墓地から召喚してもよい。
初動であり、潤滑油であり、《ブラックオーバー》で一番蘇生したい3コスト獣です。
墓地召喚能力持ちのこのカードがあることで、ループに必要な《ブラックオーバー》2体目へのアクセスが非常に容易になっています。ちょっとしたハンデスケアとしても優秀。
スレイヤー持ちのシステムクリーチャー、というのも非常にありがたく、序盤で出すことで
・盤面に残すとゲームエンドになりかねない
・が、マッハファイターは相打ちになり、墓地がさらに1枚増える
という嫌な二択を相手に押し付けることができます。なんなら《ブラックオーバー》ですぐ戻ってきますからね。本当に嫌だと思います。
《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》

【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル/アビスへの誘い / 文明 闇・自然 / パワー2000 / コスト2
種族:アビスロイヤル
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
────────────呪文────────────
カード名:「こっちは甘いぞー」
文明:自然
コスト:2マナ
種族:アビスへの誘い
■S・トリガー
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地に置く。
色が合う墓地ソース系デッキには大体入る汎用札。
2コスト支払って墓地が3枚増えるため、いつ撃っても強いのが特徴です。
このデッキでは、アビスラッシュの上面も強く《ジョルジュ》の頭数を揃えたり、《我竜塔第七層ハッスル・キャッスル》などのG城を割ったりできます。

致命的にループに
刺さるメタカード
《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ(花畑チャイカ)》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇・自然 / パワー6000 / コスト5
■W・ブレイカー
■<フシギバース>[闇/自然(8)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)
■マッハファイター
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■ラスト・バースト
────────────呪文────────────
カード名:ダーク・ライフ
文明:闇/自然
コスト:2
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。
2マナで《ブラックオーバー》を実質3コスト軽くしているカードその2です。
《地封龍 ギャイア》のようなキラーカードに対しての対策札にもなるため、デッキの対応力が増すのが偉いところ
また《ブラックオーバー》《ジョルジュ》との相性も良く、フシギバースでそれらをマナに送ったり、逆に《ジョルジュ》の代替コストとして《クーゼン》を砕いてラスト・バーストで《 ダーク・ライフ 》を唱えたり、と小テクが無限にあります。
《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー9000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは攻撃できない。
────────────呪文────────────
カード名:ツインパクト・マップ
文明:自然
コスト:1マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、自分の手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の1番下に置く。
2コスト初動2種にアクセスできる超初動枠。
ツインパクト型の構築にした場合、確率計算上は大体88-90%の成功率を誇ります。
このデッキは自然のカードをある程度積んで動きを安定させたいのですが、自然単のカードをプレイする局面は少ないため、増やしすぎると逆にマナが緑に染まりすぎて闇単のカードが連打しづらいというジレンマを抱えています。
そこで《ツインパクト・マップ》。これは軽くて墓地が肥えて、手打ちが容易なためメインの動きを阻害しない例外として4投されています。
また、このカードをプレイすることでボトムを固定できるのも非常に重要です。ループに入らないとボトムの2枚がわからないため、このカードが事前にプレイできているとそのリスクを回避できます。
そして上面も大活躍。
《der'Bande》を呪文2回までは破壊でき、メタクリーチャーの大半が射程に入っているパワーライン……しかも生き残れば《ジョルジュ》やフシギバースの種になります。
すべてのかみ合いが抜群の1枚といえるでしょう。
《防ぐ混沌 タタミマントラ/「ここは行かせません!」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 メカ・デル・ステラ/シノビ/シノビ・ワード / 文明 闇 / パワー1000 / コスト3
種族:メカ・デル・ステラ/シノビ
■ブロッカー
■スレイヤー
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。その後、シノビ・カードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「ここは行かせません!」
文明:闇
コスト:4マナ
種族:シノビ・ワード
■S・トリガー
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、自分の墓地にあるカードの枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
人々が【サイバー】やら【エンコマ】やらにうつつを抜かしている間にひっそりと生れ落ちていた、最強闇単墓地肥やしデッキ用受け札です。
墓地肥し(&運よくば回収)を持つスレイヤーブロッカーになぜか《ハンマ・ダンマ》のような除去トリガーがついています。意味がわかりません。
このデッキは墓地が肥えていれば一気に即死級のループに入れるため、こういう「除去」と「コンボの下準備」が同時にできるカードは重宝します。
4マナで5枚墓地が増えるので、実質「《ブラックオーバー」の軽減+除去」とも言えます。
マナが伸びてくればメタ獣を除去→1マナで《ブラックオーバー》といった動きも可能になるので、使い勝手の良い1枚といえるでしょう。
上面もスレイヤーブロッカーという地上戦の申し子のようなスペック。《エール》と一緒に蘇生することもあります。
《俺神豚 ブリタニア/「カツキング、俺とお前の勝負だ!」》×0-1

【 ツインパクトカード 】
種族 アウトレイジMAX/オラクル / 文明 闇・ゼロ / パワー6000 / コスト7
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、好きな数のアウトレイジと無色呪文を自分の墓地から手札に戻す。
■ウルトラ・ドロン・ゴー:このクリーチャーが離れた時、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
■自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーは出せない。
────────────呪文────────────
カード名:「カツキング、俺とお前の勝負だ!」
文明:闇文明
コスト:4マナ
■S・トリガー
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、自分の墓地にあるカードの枚数以下のコストを持つ相手のクリーチャーを1体破壊する。
除去を増量したい場合は《タタミマントラ》の5枚目として登板します。
その他のカード
《ベイB セガーレ》×2

【 クリーチャー 】
種族 ミルクボーイ / 文明 自然 / パワー6000 / コスト1
■このクリーチャーは攻撃できない。
■相手が、自身のマナゾーンのカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出す時、相手はそれをかわりにマナゾーンに置き、その後、自分はこのクリーチャーをマナゾーンに置く。
優秀な超低コストメタ獣です。
驚くなかれ、このデッキの天敵は《頂上連結ロッド・ゾージア5th》や《飛翔龍5000VT⦆です。


そういったマストカウンターのカードを妨害しながら、こちらのコンボを通しやすくしてくれるため2枚入っています。
しかもマナに行っても墓地に行っても《ブラックオーバー》の着地は早まるため、デッキの動きを阻害しません。《ジョルジュ》の種としても出しやすいのもGOOD。
当初のレシピでは4枚メタ枠があったのですが、《テブルカッケ》や《甘いぞー》などともくっつきが良く、意外とアクセスしやすかったため、枚数を絞っています。
《轟腕のR ダグラジャパニカン》×1ー2

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント/超化獣 / 文明 自然 / パワー3000 / コスト3
■このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つマナゾーンに置く。
■Zラッシュ(シールドが離れたら、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーのハイパーモードを解放する)
────────────ハイパーモード────────────
パワー:6000
■マッハファイター
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが小さい、進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
盾落ちケア要員です。
当初は《天体妖精エスメル》だったのですがカードパワーの化身のようなこいつが出てきたため、切り替わりました。

そして読者の皆様もご存じの通り、このカードは中盤・終盤でも雑に強いです。
このカードをプレイして《テブルカッケ》や《タタミマントラ》などを踏み倒したり、相手の《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》などのメタ獣の露払いをしたり、と役割が多岐に渡る、超優秀な1枚です。
《アーテル・ゴルギーニ》×2

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ディネロ/スーパーカー・ドラゴン / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、次の中から2つ選ぶ。(同じものを2回選んでもよい。)
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
►自分の山札の上から4枚を墓地に置く。
►コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。
《ブラック・オーバー》で蘇生したい車・オブ・ザ・イヤーNo.1です。
メタ除去、墓地肥し、蘇生……このデッキにとってどの能力も強力なのは言わずもがなです。
まずは除去能力。エスケープ持ちのメタ獣も除去できるため、「詰む」盤面を減らしてくれています。
次に4肥やしと蘇生。
墓地をリセットされたとしても、5マナ払って8軽減できるという……《フェアリー・ギフト 》の如き軽減効率を誇ります。
4肥やし蘇生で《エール》を蘇生してもよいですし、《テブルカッケ》でもよいですね。
しかも蘇生した超獣は《ジョルジュ》の種になります。《ブラックオーバー》でこのカードを蘇生し、蘇生モード2回ですでに4体揃ってますからね。
そんな優秀なカードではありますが、手札でかさばることを避けて2枚程度の採用となっています。
ここまでが採用カードの解説です。
続いて立ち回りについて軽く説明しましょう。
立ち回り方
(妨害などなければ)このデッキのキルターンは4-5ターン目。4キルの確度は大体7割程度です。
その上で、ループデッキの中では比較的シンプルなゲーム展開を行います。(個人の感想です)
序盤は墓地肥やし+サーチ
4-5ターン目に《ブラックオーバー》1回目
公開領域でループパーツが揃えばWIN
しかもループ自体もそこまで長くなく、複数の能力が同時に待機する状態もほぼありません。何かカードの能力をストックしたり、山札の配列を過剰に覚えたりする必要もありません。
紹介した2つのループを覚えれば、まずは及第点と言えます。
その上で意識するべきは《ブラックオーバー》を如何に2回使えるようにするか、2枚目にアクセスしやすくするかです。
《樹占》2枚のループルートでは《ブラックオーバー》は1体でも回りますが、それ以外の盤面では《ブラックオーバー》が2体必要なことが多いです。
公開領域に落ちさえすれば《テブルカッケ》で召喚できたり、《樹占》で使い回したりできるので、墓地が7-8枚程度になってきたら、残りマナで何回《ブラックオーバー》チャレンジができるかを計算して立ち回るようにしましょう。
そして、慣れてきたら以下のGIFのような応用のループルートなども回していくようにしましょう。こちらはコスト3(以下)獣を使い回すループです。

基本のループはシンプル……でもやり込むと半ば無限にループルートが開拓が開拓できる……それがこのデッキの楽しいところです。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺すわからん殺しができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
比較的簡単な「ループ」である
シールド・トリガーが無限にインフレする現代デュエマにおいて、盾に付き合わずに勝てるデッキはそれだけで頭一つ抜けています。
その上で、このデッキの良いところはループが(比較的)シンプルなところ。
プレイングの項のところでも書きましたが、1手1手を処理してループするため、同時に能力が待機し続けたり、山札の配列を固定したり、といった状況が殆どありません。
そのため、脳への負荷が他のループなどと比べるとだいぶ低めです。これは初心者のみならず上級者にとっても長丁場の対戦で勝ちやすくなるため、明確な利点と言えるでしょう。
妨害に強い「即死コンボ」である
墓地の枚数が増えれば増えるほど、ループに入る確率は上がり、《ブラックオーバー》の軽減は増える……
このためランデスやハンデスといった戦術の刺さりがかなり低減されており、動きやすいデッキになっています。
また、ループフィニッシュも妨害されづらいです。
具体的に言うと《バイケン》系に弱い……と思いきや強いです。なぜなら、こちらのデッキは1手1手でマナを起こしてループするため《バイケン》で1体戻されたとて、そのまま出し直して砕けばよいからです。
キルレンジが広く・読みづらい
基本的にすべての要素が墓地を介して動くため、墓地肥やしでパーツが揃う=即勝利に近い動きが取れます。
しかも動き方のところでも書きましたが、様々なカードが有機的につながり、予想外のところから予想外の形でループに入ることができます。マナが伸びてくると、肥やし→ループに入る動きや、メタ破壊→ループといった確率も高まっていきます。
相手目線ではループ始動ターンが読みづらく、また、ケアしづらいのもこのデッキの強みと言えるでしょう。
終わりに
【黒緑ブラックオーバー】の正体は墓地を肥やして「シンプル」にループする、でも無限の動きの幅を持った即死コンボデッキでした。
いかがでしたでしょうか?
個人的にはループデッキを初めて握ろうと思っている方にこそおススメしたいな、と思いました。複数の能力を待機させておく場面がほぼなく、1手1手地道に処理していくだけなので(比較的)ミスが起きづらいように感じます。
拡張性や発展性も抜群なので、気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、試してみてくださいね。
それではまた来週お会いしましょう!
使い手:水蒸気選手、酸漿選手
研究者:酸漿選手
取材 : sobo
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