
と思っていたところ……

2026/6/21
如月CS優勝
コイツらに会えて
うれし勝太!
やかましくて失礼しました。が、前置きはもはや不要でしょう。
皆さんは【黒緑ゾロアスタート】なるデッキが立て続けに入賞しているのをご存じでしょうか?
いろいろなプレイヤーが回し始め、結果を残されているこのデッキについて、乗り手のビズー選手、そして彼に基盤と構築を提供された魚雷選手にコンタクトを取り、いろいろと取材させて頂きました。
ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第21弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
しかも紹介したデッキはカーナベルECサイトで販売されます!
期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、気になった人はぜひともチェックしてみてください。
【記事のバックナンバーはこちらから!】
01 -【緑単スノーフェアリー】
02 -【シータキャンベロ】
03 -【白黒メカ】
04 -【マルピアチェイン】
05 -【トリーヴァライオネル】
06 -【5Cクエーサーユニバース】
07 -【5Cマッドデッドウッドジョニー】
08 -【5Cデンジャデオン】
09 -【トリーヴァリーフStar】
10 -【マッドデッドウッドミスティ】
11 -【クローシスホルンハンデス】
特別編 - GP優勝者の【赤青バイケンカウンター】
12 -【跳次元QEDデュエランド】
13 -【青緑レクスターズ】
14 -【ミケラトレスデリート】
15 -【ルドルフアビス】
16 -【黒緑ブラックオーバー】
17 -【青緑キリコ3デリート】
18 -【白黒シノビマントラ】
19 -【逆転龍神ループ】
20 -【フットFNTジスタ】
デッキレシピ
このデッキはいわゆる【アグロミッドレンジコントロール】デッキです。
まずはサンプルリストをお見せしつつ大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ

先攻3ターン目
《ゾロアスタート》
特化ワンショット
……と思った方、私もです。
しかし取材すると、それは一面的な考え方だということがすぐにわかりました。
このデッキは例えるならば
受けとメタ除去が多い
長期戦ができる
【赤緑アポロ】です
最強か!?
まず、見た目通り……いや、見た目以上に3ターン目《ゾロアスタート》は決まります。
リソースを減らさずに墓地を肥やすカードがデッキの半分を占めているため、デッキの回りやすさ、パーツの揃えやすさは抜群。
【アポロ】の基盤の使用感に似ています。
そして受けとメタ除去が豊富です。
除去トリガーが合計12本取られている上、呪文とクリーチャーに散らばっており、コストもバラバラなので、2026年の現環境の殴るデッキに対して裏目を突き付けることができます。
最後に長期戦。
フシギバースと黒緑ツインパクトのギミックがデッキの基盤になっているため、ロングゲーム適性があります。
《雷撃の冥将 クーゼン》を使いながら相手の盤面を蹴散らしつつ、自分のリソースを伸ばしていき、フィニッシャーで制圧する……コントロールチックな動きを搭載しています。
最終的に《超時空罠 デンジャデオン》を出せばとマナから《百万超邪 クロスファイア》を出したり、大型を素出ししたりできるようになります。
そう、【黒緑ゾロアスタート】は
・豊富な受け
・フシギバースコントロール
・情け無用の実質3キル
を搭載したアグロミッドレンジコントロール。
——三刀流のデッキなのです!
前置きはここまで。
個別カードの解説に入ります。
個別カード解説
コンセプトカード
《「業流」の頂 ゾロ・ア・スタート》×4

【 クリーチャー 】
種族 オラクル/ゼニス / 文明 ゼロ / パワー33333 / コスト13
■革命チェンジ:パワー12000以上のクリーチャー
■ワールド・ブレイカー
■相手のターンに相手のクリーチャーが超次元ゾーン以外から出る時、かわりにそれを相手の超次元ゾーンに置く。次の相手のターンのはじめに、相手はそのクリーチャーを超次元ゾーンから出す。
■エターナル・Ω(このクリーチャーが離れる時、かわりに手札に戻す)
デッキの核です。
最速3ターンで【アポロ】のごとき全盾破壊をしつつ、そのまま激重ロックを相手に課す……フィニッシャーとしての性能の高さが魅力です。
《V頂神話 カツムゲン》を横に添えれば、遅れて出てきた相手の超獣に対して「踏み倒したよな!」と言いがかりをつけてバトルを挑み……着地狩りで一網打尽にできます。(理不尽)
性能と役割はわかりやすいカードですが、裁定周りで注意点がたくさんあります。
敵獣を複数、超次元ゾーン送りにした場合は出させる順番はこっちで選べるなど、ゲーム展開にも絡む裁定も多々あるので、しっかりと読み込んでおきましょう。
なおエターナルΩは強制です。
古の能力なのでお互いに忘れがちだったり、相手に「エターナルΩって何ですか?」と聞かれたりするので忘れないように。
《百万超邪 クロスファイア》×4

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー7000 / コスト7
■G・ゼロ―自分の墓地にクリーチャーが6体以上あり、自分の《百万超邪 クロスファイア》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 ■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない) ■パワーアタッカー+1000000 ■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
《ゾロアスタート》射出装置です。
エピソード3の始まりのカードが、当時のスタートデッキの相方であり最終弾に化け物になった《ゾロアスタート》に革命チェンジする——「尊厳破壊」と見せかけて、実はエモい再会であります。
取材中のおじさんトークが大盛り上がりした瞬間でした。当時の小中学生の皆さんならわかるはず。
話を戻します。
このカードは革命チェンジ専用機……と見せかけて、単体性能も優秀です。
まずはバトル要員。
《烈しき切札ドギラゴン逆》を一方的に討ち取れるサイズなのが偉いです。
受けが豊富なデッキなので、《ドギ烈》の横のメタ獣を受け札で倒しつつ、このカードで本体を殺る、というのはよくあるゲームプランです。
そして即時打点としても強力です。
革命チェンジして5点ブレイクする……それ即ち、《クロスファイア》が手札に戻っています。
手札にノーコストスピードアタッカー、つまり次のリーサル要因を構えられるわけで、凄まじいプレッシャーを放ちます。
最後に、貴重な赤マナなので《カツムゲン》の素出しサポートもできちゃいます。
《愛銀河プルート・タイドロック》×2

【 進化クリーチャー(墓地進化GV) 】
種族 シノビ/フェニックス / 文明 闇 / パワー13000 / コスト4
■自分のマナゾーンにあるカードとエレメントが、合計5つ以上、種族にシノビまたはフェニックスを持っていれば、このクリーチャーをコストを[闇(2)]支払って召喚してもよい。
■墓地進化GV:クリーチャーを3体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
■T・ブレイカー
■メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚墓地に置いてもよい。そうしたら、自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、相手のクリーチャーを1体選んで破壊する。
《クロスファイア》5、6枚目です。
このカードからも3ターン目《ゾロアスタート》が可能です。
このカードの強みは、確定除去ができる点と革命チェンジやフシギバースとの相性の良さ。
確定除去があるおかげで、今の環境を定義しているメタ獣の1つ、《クイーン&かぼちゃうちゃう》などコスト参照型メタを焼きながらチェンジできます。
そしてもう1つが他のギミックとの相性の良さ。
進化元を3枚構えながら出てくるため、革命チェンジが手札増やし、フシギバースがマナ加速に化けます。
どちらも長期戦、コントロールプランで輝く使い方なので覚えておきましょう。
一応、似たような枠として《愛銀河ジュピター・カリストエフェクト》があります。
こちらはコストが1多い上、マナを減らしてしまうためデメリットが大きい——ということから今は採用されていません。
《V頂神話 カツムゲン》×2

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ・コマンドMAX/革命軍/ハムカツ団 / 文明 火・自然 / パワー13000+ / コスト8
■革命チェンジ:火または自然の、パワー8000以上のクリーチャー
■スピードアタッカー
■T・ブレイカー
■相手のクリーチャーがコストを支払わずに出た時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。
■バトル中、またはこれを山札で表向きにしている間、これのパワーを∞にする。
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。こうしてパワー6000以上のクリーチャーを捨てたら、このクリーチャーをアンタップする。
《ゾロアスタート》の5枚目、並びにロックの固定要員です。
こちらの枚数が絞られているのは、多色であること、そして場持ちの悪さです。
実際、クリーチャーの登場時効果(cip)などで簡単に除去・無力化されてしまいます——現環境だと《鎧亜目邪王類デス=ヴェルムート》や《チャクラ》、《叛逆の絆》などに引っかかります。
とはいえ、メタカードとしても優秀で《ゾロアスタート》とのコンボも凶悪なので2枚入っています。
初動・墓地肥やし
《レレディ・バ・グーバ/ツインパクト・マップ》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー9000 / コスト7
■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■このクリーチャーは攻撃できない。
────────────呪文────────────
カード名:ツインパクト・マップ
文明:自然
コスト:1マナ
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からツインパクトカードを1枚、自分の手札に加える。残りを好きな順序で自分の山札の1番下に置く。
もはや定番。ツインパクト基盤デッキの潤滑油です。
初動として優秀なのはもちろんですが、このデッキでは【ウィリデ】系統へのメタカードも兼ねています。
まずは上面。
【ウィリデ】の《世界のY チャクラ・デル・フィン》などを《烈しき切札ドギラゴン逆》の除去耐性下でも安全に倒せるほか、《クーゼン》のフシギバースの種になります。
下面の呪文は《ウィリデ・ゴル・ゲルス》が相手の場にいる際に、最初にプレイすることで《ウィリデ》の能力を不発にさせながら、こちらの動きを通す……スカし要員になります。
実際、3ターン目で4マナある時に
・1コスト《ツインパクト・マップ》
・3コスト《終焉の開闢》
という動きで走るのはかなり実戦的なテクニックなので覚えておきましょう。
なお、《「わたしが自然文明のプリンセス?」⦆じゃないの?という声もあるかと思います。
このデッキにおいては、2-3ターン目の動きを安定させたいため、サーチカードがサーチカードにつながることが一番重要です。
《プリンセス?》では《「こっちは甘いぞー」⦆も《終焉の開闢》も手札に加えられないため、優先順位が低いです。
《ハニー=マーガニー/「こっちは甘いぞー」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル/アビスへの誘い / 文明 闇・自然 / パワー2000 / コスト2
種族:アビスロイヤル
■アビスラッシュ:このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、このクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる。
────────────呪文────────────
カード名:「こっちは甘いぞー」
文明:自然
コスト:2マナ
種族:アビスへの誘い
■S・トリガー
■自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体手札に加え、残りを墓地に置く。
このデッキで一番使う万能サーチ札です。
上下合わせてこのデッキの3-4キルルートを支えています。
例えば、1ターン目《マップ》2ターン目《 ダーク・ライフ 》3ターン目 《甘いぞー》と動けば墓地は6枚。
同じ3ターン目中に《クロスファイア》をG・ゼロで召喚し、上面の《ハニーマーガニー》をアビスラッシュすることができます。
ここから革命チェンジで《ゾロアスタート》を出せば、ジャスキルが成立。3ターンキルです。
このプランの強みは貫通力があることです。
除去トリガーなどを1枚だけ踏んだ場合は、相手は《マーガニー》を除去せざるを得ないため、《ゾロアスタート》が生き残ります——つまり詰みです。
注意点が2つ。
まず、上記のプランは順番が重要です。
先にアビスラッシュを解決してしまうと墓地の枚数が減って《クロスファイア》が出せなくなります。
また上面は相手の邪魔なG城をブレイクするのにも使うので、必要に応じて温存しておきましょう。
《雷撃の冥将クーゼン/ダーク・ライフ》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇・自然 / パワー6000 / コスト5
■W・ブレイカー
■<フシギバース>[闇/自然(8)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(8)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より少なくならない)
■マッハファイター
■スレイヤー
■W・ブレイカー
■ラスト・バースト
────────────呪文────────────
カード名:ダーク・ライフ
文明:闇/自然
コスト:2
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をマナゾーンに、もう1枚を墓地に置く。
これまた非常に器用な1枚です。
2-4のマナカーブを成立させつつ、墓地を増やしてくれるのが強力なのは言うまでもありません。
その上で、このデッキにおいては上面がデッキの動きを大きく拡張しています。
トリガー獣や高コスト獣をフシギバースの種にすることで、相手の盤面を取りつつ、こちらの墓地枚数はそのままに2マナ以上のブーストができる——ジャンプアップカードとして機能します。
盤面を処理しながら自分のリソースを増やしてコントロールする……このデッキのコントロール要素を一手に引き受けています。
《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド/マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー8000 / コスト9
■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない。
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき−1000される。
■W・ブレイカー
────────────呪文────────────
カード名:終焉の開闢
文明:闇
コスト:3マナ
■自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
単色、手札が減らない墓地肥やしという条件を満たす便利なカードです。
下面は《甘いぞー》の2種目として使えます。ロングゲームになると、回収要因として使えるのも便利。
上面も低コストメタ除去として使える他、フシギバースとの相性も良好。
《オブザ08号》でパワーマイナスをかけてから《クーゼン》をフシギバースで出すことで2面処理ができます。後半になればなるほど強くなるカードです。
除去・メタ焼き
《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 アビスロイヤル/アビスへの誘い / 文明 闇 / パワー4000 / コスト7
種族:アビスロイヤル
■S・トリガー
■このクリーチャーが出た時、次の能力を2回行う。
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
────────────呪文────────────
カード名:「…開けるか?」
文明:闇
コスト:2マナ
種族:アビスへの誘い
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
メタ焼き兼トリガーカードです。
上面下面ともに《チャクラ》や【サイバー】の小型獣を焼けるほか、攻撃制限メタ獣も焼けるのがNICE。
他にも【ローグライク】の初動なども焼けますし、《ドギ烈》の加護を得たメタ獣もルール処理でなんなく破壊ができるため、現環境で対面することが多い幅広いデッキへの回答として機能します。
上面はフシギバースの種になります。
《超時空罠 デンジャデオン/「トラップ?ちがうわ、お願いしてるだけ!」》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト/グランセクト・ワード / 文明 自然 / パワー13000 / コスト7
種族:グランセクト
■NEO進化:自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、山札の上から3枚をタップしてマナゾーンに置いてもよい。
■各ターンに1度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「トラップ?ちがうわ、お願いしてるだけ!」
文明:自然
コスト:8マナ
種族:グランセクト・ワード
■S・トリガー
■相手のエレメントを2つまで選び、持ち主のマナゾーンに置く。
構築時は消去法で選んだという、結果的に何役もこなすカードです。
受け札として採用した一番の理由は《完璧団長オーパーツ銃》のケアです。
このデッキの残りの受け札はどちらもコスト7なため、そこと被らない除去として選出されました。唯一のエレメント除去というのも地味に偉し。
その上で、上面がNEOクリーチャー兼マナ召喚持ちという点も重要です。
進化元は必要なものの、即時打点として《ゾロアスタート》にも《カツムゲン》にもなれる上、マナから《クロスファイア》をぶん投げることが可能です。
このカードのおかげで《クーゼン》を絡めたコントロール&ランププランの価値が上がっております。なんなら《ゾロアスタート》素出しも狙えますからね。
《配球の超人/記録的剛球》×0

【 ツインパクトカード 】
種族 ジャイアント/ジャイアント・スキル / 文明 自然 / パワー14000 / コスト8
種族:ジャイアント
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
────────────呪文────────────
カード名:記録的剛球
文明:自然
コスト:2マナ
種族:ジャイアント・スキル
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
《韋駄天モー/鼓動する石版》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 ドリームメイト/ダイナモ / 文明 自然 / パワー2000 / コスト3
■ダイナモ(バトルが始まる時、あるいはこのクリーチャーで攻撃できる時、このクリーチャーをタップしてもよい。そうしたら、そのターンの終わりまで、このクリーチャーのパワーと能力を自分の他のダイナモ1体に加える)
■このクリーチャーは、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーにブロックされない。
────────────呪文────────────
カード名:鼓動する石版
文明:自然
コスト:2マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。そのカードがクリーチャーなら、このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+2000する。
入賞時は《記録的剛球》でしたが、最適解は《鼓動する石板》です。
基本的には2ターン目のマナ加速を行うことで、3ターン目《クロスファイア》の確度をあげるために入っています。
その上でかなり些細な違いにはなりますが、《鼓動する石板》にはパンプアップ能力があります。
《クーゼン》に使えばパワー8000ラインの革命チェンジが可能になり、《プルート》も《ドギ烈》と相打ちが取れるパワーラインになるので、こっちを優先しましょう。
個別のカード解説はここまで。
ここからは立ち回りについてご説明します。
立ち回り方
こちらのデッキは、山の半分近くが、デッキを掘るカードで構成されているため抜群の安定感と回しやすさを誇ります。
2ー4ターン目はそれらのカードを使ってコンボパーツを揃えていきます。
その上で手札と墓地の質、相手のデッキの動きからプランを選択してきます。
具体的に言うと、実質3キルを狙うか、除去コントロールしてマナを増やすかです。

相手のデッキの除去札が乏しい、または次のターンの動きの最大値が予測できる場合は早い段階で《ゾロアスタート》を投げる……押しつけを意識しましょう。
個別カードの項でも解説しましたが《マーガニー》が絡めばジャスキルです。そうじゃない場合でも、手札に《クロスファイア》が戻るので次のターンに殺しきることができます。
もし相手がメタ獣などを立て、地上戦を狙ってきた場合はコントロールプランを検討します。《クーゼン》を絡めて、盤面を除去してコントロールしながら《デンジャデオン》の着地を狙います。
盤面を制圧したら《ゾロアスタート》+《カツムゲン》で安全に蓋をしてからフィニッシュします。
マナ加速プランの(相手目線で)厄介なところは、《ゾロアスタート》が出てこないとは限らないこと。
除去コントロール的な動きをする過程で、墓地とマナ、公開領域が広がっていきます。するとそこに《ゾロアスタート》や《クロスファイア》も見えるわけで……普通に怖いですよね。
メタ獣で蓋をしても安心できませんし、いつ《ゾロアスタート》されるか……圧がかかることになります。
そこで分割リーサルを狙うか中途半端な打点で殴ってきた相手には、豊富な除去札からのカウンターが決められます。
これらも含めて、ゲームプランを立てていきましょう。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺す「わからん殺し」ができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
3キル持ちのランプコントロール
安定する3キル手段があるというのは、ゲームレンジが少し後ろになった現代デュエマにおいてはそれだけで個性です。
その上で、このデッキは【アポロ】と異なり3キルにオールインしているわけではありません。
重ね重ねですが、フシギバースを使った除去コン&ランププランもありますし、相手が攻め込んできてもカウンターができます。
環境を定義しているデッキ達に強い
2026年現代のデュエマは大クリーチャー環境。《ゾロアスタート》自体がそれにマッチしており、早期着地=実質勝利に繋がります。
その上で、《ドギ烈》と《ウィリデ》という2大巨頭に対して強いカードが満載です。
基盤の圧倒的な安定感
デッキを回すカード約20枚、しかもそれらの一部が受け札も兼ねているため、抜群の安定感を誇ります。

誰が使っても平均点的な動きが取れる——というのもこのデッキの強みでしょう。CSはロングゲーム、使いやすいに越したことはありません。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
【黒緑ゾロアスタート】は見ての通り、速攻・コントロール・カウンターを状況に応じて使い分ける、多彩な立ち回りが魅力のデッキでした。
このデッキですが、個人的に胸熱なポイントが2つあります。
まず1つ目が、構築論の深さです。
ビルダーの魚雷選手からよどみなく流れ出てくる、デッキ構築の理がとにかく凄い。1枚1枚の採用理由に、環境を定義しているデッキに対しての立ち回り方や使い方……論理的な裏付けがありました。
そしてその理を理解しつつも、アドリブでさらに応用させたビズー選手もすごい。
取材中に2人の意見がいい意味で割れることもあり、PDCAが回っているのを実感しました。チューニングってこういうことなんだ!
そしてもう1つが、ノスタルジーです。
《クロスファイア》《ゾロスター》——エピソード3で活躍したカードたちや、往年の【黒緑フシギバース】のノウハウ。
懐古話で、取材が大盛り上がりでした。
当時の小中学生だったプレイヤーがいま競技シーンで戦い、思い出のカードを現代の構築に落とし込んで結果を出している——これほど熱い話はないでしょう。
やり込み甲斐のあるオモロデッキなので、気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、ぜひ試してみてくださいね。
それではまた来週お会いしましょう!
使い手:ビズー選手 / 魚雷選手
取材 : sobo
※この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の認可/許諾は得ておりません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
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