カードゲームとは
対話である。
これは多くのカードゲームアニメや漫画が説いてきたことです。対戦相手との応酬の中で、その人となりを理解し、交流を深めていく……。
だからこそ、

が最高なんです。
一方的に自分語りをして、相手に話させずに勝利する。ソロリサイタルです。
デュエマには古今東西、様々なハンデスデッキがありましたが、ひときわ目立つ環境外ハンデスデッキがCSで優勝、入賞を収めておりました。
その切り札は……
誰!?

何!?
さっそく、使い手のやぶさか選手にこのデッキについていろいろと取材させて頂きました。
ウワサのオリジナルデッキ紹介所、第11弾です。
入賞オリジナルデッキ紹介所とは

デュエル・マスターズにはこんな心の衝動に従い、好きなカードたちと向き合い、独自の牙を研ぎすまし、爪痕を残す環境外デッキ使いたちがいます。
入賞デッキ円グラフの片隅で存在感を示し、ニッチなカードを高騰させ、時に布教せんとするストイックな挑戦者たち。
ウワサの入賞オリジナルデッキ紹介所は、そんな彼らの軌跡を取材して広める場所です。
しかも紹介したデッキはカーナベルECサイトで販売されます!
期間限定ではありますが、気になったオモロデッキをすぐに入手して遊べますので、気になった人はぜひともチェックしてみてください。
【記事のバックナンバーはこちらから】
01 -【緑単スノーフェアリー】
02 -【シータキャンベロ】
03 -【白黒メカ】
04 -【マルピアチェイン】
05 -【トリーヴァライオネル】
06 -【5Cクエーサーユニバース】
07 -【5Cマッドデッドウッドジョニー】
08 -【5Cデンジャデオン】
09 -【トリーヴァリーフStar】
10 -【マッドデッドウッドミスティ】
11 -【クローシスホルンハンデス】
デッキレシピ
このデッキは【コントロール】というアーキタイプに分類されます。
まずはサンプルリストをお見せしつつ、デッキの大まかな動き方・コンセプトから紹介していきましょう。
デッキレシピ
今回のデッキの動きは比較的シンプル。
序盤は、手札が減らない軽量ハンデスをプレイ。
次に《鬼寄せの術 》経由の《ホルン=ストロン》で《修羅の死神フミシュナ》をヨビニオン。
3ターン目に
手札消費0で
相手の手札ー2
自分の盤面+2
します(するな)
リソースを完全に枯らした後、火闇のパワーカードをぶん投げてガス欠の相手を速やかに介錯します。
これを見て、皆様どんな感想を抱きましたか?
行きますよ、せーの……
相手したくねぇ~~~
誰だって3ターン目までに3ハンデスされるのは嫌でしょう。(当たり前)
そこがこのデッキの最大の特徴。現代のコントロールデッキの多くが、メタクリーチャーと除去によって相手を減速させてからリソース奪取するのに対し、このデッキは初手からリソース奪取することにに全振りしているわけです。
リソース奪取特化型コントロール、
それが【クローシスホルンハンデス】なのです。
ここからは個別カードの解説に入ります。
採用カード解説
軽量ハンデスカード
《魔王と天使のカナシミ》×4
文句なしの4投となる、手札が減らないハンデス札です。単色なので、終盤引いても動きが鈍らないのが非常にありがたい。
このカードのおかげで後手でも強く立ち回れます。
《青寂の精霊龍 カーネル/サイレント・ジェラシー》×4

【 ツインパクトカード 】
種族 エンジェル・ドラゴン / 文明 光/水/闇 / パワー3500 / コスト5
■S・トリガー
■ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
────────────呪文────────────
カード名:サイレント・ジェラシー
文明:闇
コスト:2マナ
■相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
《カナシミ》の同型となる超強力なハンデス札です。多色ではありますが、受け札としても強力なのが偉い。
また相手によってはこのカードがある=革命チェンジ先の光・水ドラゴンを意識させることができます。
《鬼寄せの術》×4

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト2
■自分のシールドを1つ選び、手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
■このターン、次に召喚する自分の闇または火のクリーチャーの召喚コストを最大4少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
このデッキにおいては手札が減らない《 フェアリー・ギフト 》と同義な1枚。
理想は《ホルン=ストロン》や《テレスコ=テレス》の早出しですが、3ターン目に《フミシュナ》を出すだけでも十分強いことは意識しておきましょう。
終盤になるとフィニッシャーの《轟く邪道レッドゾーン⦆や《鬼ヶ覇覇覇ジャオウガ》などのプレイコストも下げることができます。
中盤域のコントロールカード
《ホルン=ストロン》×4

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー5000 / コスト5
■スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)
■ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
コンセプトカード。
《鬼寄せ》から一番出したいアビスNo1に勝手に認定します。このカードと《フミシュナ》がつながることで、出すだけで2ハンデス1ドローが確定するのは流石に強い。
スレイヤーを持っているのも偉く、ハンデスでリソースを切らす前に相手が場に出したクリーチャーを殴り返して倒すことができます。
最後に小テクですが、ヨビニオンによるデッキ公開を逆手に取ることができます。ピン投のカードのバージョンをメジャーじゃないカードにしておくことで、相手に対して心理的誘導を書けることができます。
例:ピン投《百鬼の邪王門》のレートを超高くすることで、通常レートの2枚目があると誤認させる。
《修羅の死神フミシュナ/「この先は修羅の道ぞ」》×3-4

【 ツインパクトカード 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 水/闇 / パワー4000 / コスト4
■ブロッカー
■このクリーチャーが出た時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■各ターンに一度、相手が自身の手札を1枚捨てた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
────────────呪文────────────
カード名:「この先は修羅の道ぞ」
文明:水文明
コスト:5マナ
■S・トリガー
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶カードを1枚引く。
▶相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
ハンデスデッキに革命を起こしたツインパクト獣。
このデッキのルーツは《 鬼寄せの術 》《テレスコ=テレス》を活用した、【赤黒テレスコ】というデッキだったのですが、そこに《フミシュナ》を呼び出せる《ホルン=ストロン》が登場。
さらに《ジャオウガ》が加わり、ハンデスしながら盤面を作れるこのデッキが完成したという次第です。
《フミシュナ》に話を戻すと、ヨビニオンの都合上、最低でも3枚は取っておきたいです。アドバンスで組む場合は4マナ域で《覇王の特権大使、キサラギ》を入れるという選択肢もあるので、枚数が変動します。
《謀遠 テレスコ=テレス》×1-2

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー5000+ / コスト5
■ブロッカー
■パワード・ブレイカー
■相手のターンのはじめに、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
■相手が自身の手札を1枚捨てた時、自分はカードを1枚引いてもよい。
■手札が1枚もないプレイヤーひとりにつき、このクリーチャーのパワーを+5000する。
【赤黒テレスコ】などで《鬼寄せ》とセットで運用されてきた往年の名ハンデスカードです。
このデッキではこの次に紹介する《危険深淵 デンジャラス=ジャック》などに枠を分け渡しており、1-2枚程度のささやかな採用にとどまっています。
その理由は単純明快、《フミシュナ》の存在です。1ターン分の攻防に限れば《フミシュナ》が1コスト軽い同型カードになるので、《鬼寄せ》ありきのこのカードの優先順位は下がっています。
ただ、《レッドゾーン⦆や《ジャオウガ》を絡めない状況で、1点刻んで返しのターンに即ハンデスするプラン自体はこのカードでしか取れないため、1-2枚は採用されています。
《危険深淵 デンジャラス=ジャック》×2

【 NEOクリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー6000 / コスト5
■このクリーチャーの「D・D・D」を墓地から使ってもよい。
■D・D・D[闇(5)]
■NEO進化:水、闇、または火のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■W・ブレイカー
■相手のクリーチャーはタップして出る。
2026年初旬の環境デッキに刺さる展開抑制札。
敵軍のタップインがとにかく強力で、環境のクリーチャー主体のデッキに対してかなり突き刺さります。
実際、あまり刺さらない相手は【ドリームメイト】くらいでしょうか。(《森夢のイザナイ メイ様》の光臨に逆手に取られてしまうため)
このデッキの場合は《ホルン=ストロン》がスレイヤー持ちなのもかみ合っており、タップインしたクリーチャーをスレイヤーで処理することもできます。
墓地から何度でも蘇る優秀な蓋役と言えるでしょう。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》×2-3

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6
■相手のマナゾーンに多色カードがあれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい。
対面には依存するものの、実質3コストの除去+ドローソースです。
相手とのリソース差を広げたいこのデッキで非常に重宝します。《フミシュナ》などとコストがかぶっていないため《ジャオウガ》のハイパーエナジーの種としても優秀。
……最近のデュエマでは火文明以外のカードのインフレがすごく、火単色のカードがこれか《轟く邪道レッドゾーン⦆のみになりがちですね……。
フィニッシャーカード
《メガ・マナロック・ドラゴン》×1

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のマナゾーンから光、水、闇、火、自然のカードをそれぞれ1枚ずつ選び、タップする。
次の相手のターンのはじめに、それらのカードはアンタップしない。
多色デッキが大幅にインフレした現代デュエマに警鐘を鳴らしてくれる殿堂カードです。
《鬼寄せ》のような早出し手段があるこのデッキにおいては無類の強さを誇り、相手のマナを縛りながらハンデスで手札も締め上げる、そんな動きを取ることができます。
《轟く邪道 レッドゾーン》×3

【 G-NEOドリーム・クリーチャー 】
種族 ソニック・コマンド / 侵略者 / 文明 火 / パワー12000 / コスト6
■D・D・D[火(4)]
■G-NEO進化:闇、火、または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、アンタップする。
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手の、パワーが一番小さいクリーチャーをすべて破壊する。
■自分のクリーチャーは、相手のカードによる攻撃できない効果を無視して攻撃できる。
言わずもがなのフィニッシャー。当連載でも何度も登場してきました。
恐ろしいことに《ホルン=ストロン》+《フミシュナ》の盤面を3ターン目に築いた時点で、このカードを絡めたリーサルが成立しています……。
また攻めてくるデッキに対しても有効で、タップしている相手に対して《フミシュナ》などで攻撃→D・D・Dで盤面リソースを枯らす除去札としても役割も果たします。
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》×2-3

【 ドリーム・クリーチャー 】
種族 デモニオ / 文明 闇/火 / パワー11000 / コスト8
■ハイパーエナジー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■このクリーチャーが出た時、相手は自身の、シールドを3つ、手札を2枚、クリーチャーを1体選び、自身の残りのシールドと手札、クリーチャーをすべて墓地に置く。
■各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。その後、闇または火の、コスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
盾焼却ができるフィニッシャーです。
このデッキに置いての役割は、逆転に次ぐ逆転。こちらのハンデスを上回る速度で相手がリソースを獲得し始めたときに、このカードを投げつけることで、再びリソースを奪ってリソース格差を固定させます。
また、相手が大量展開をしたときに攻撃などを介せずに複数面をまとめて墓地送りにできるのも、このカードならではです。《鬼寄せ》などからの早期着地ができるため、意外と狙いやすい動きです。
自由枠のカード
このデッキの確定枠はハンデスと除去の基盤なので、残りはすべて自由枠となります。やぶさか選手の構築では、メタ・除去カードは散らして入れる、いわば準ハイランダーになっているのが特徴です。
これは異なるカードであっても、色バランスを保ち、共通の仮想敵の対策を異なるアプローチでできるのであれば、散らした方がより多くの状況に対応出来るという理論から来ているとのこと。
例えば、《「こ、これは忍者秘伝、火遁の術よ!!」⦆と《カレイコの黒像》を見てみましょう。
カードとしての役割は明確に異なりますが、例えば相手が3ターン目に《PP-「P」⦆を出してくるタイプのデッキの場合、どちらもメタカードとしての役割を果たしてくれます。
それぞれ枚数が少なかったとしても、合わせて3-4枚とれば再現性は担保されます。その上で、それぞれほかの対面に対しても強いわけで……。非常に実用的なアプローチと言えるでしょう。
《「涅槃」の鬼 ゲドウ大権現》×2-3

【 クリーチャー 】
種族 デモニオ / 文明 闇/火 / パワー7000 / コスト6
■S・バック:闇または火(闇または火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する)
■W・ブレイカー
■相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、そのクリーチャーを破壊する。
■<鬼エンド>シールドが1つもないプレイヤーがいれば、このクリーチャーに「ブロッカー」と「スレイヤー」を与える。
環境によって差し替える防御札です。
このカードを手札に抱えておくだけで、【ドリームメイト】の光臨や【ゴルギーオージャー】の《巨魔天 アオフェシー》、【デアリバイク】の《魔誕の封殺ディアスZ》などに対して強く出ることができます。
なお、このデッキの場合は《カナシミ》などの盾回収札ともシナジーがあります。手札キープのみならず、予防的に先出しできるのがNICEですね。
《魔天降臨》×0-1

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 闇 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
各プレイヤーは自分自身のマナゾーンにあるカードをすべてそれぞれの手札に戻し、同時に、自分自身の手札をすべてタップしてそれぞれのマナゾーンに置く。
執拗なハンデスの末、手札が0になった相手にぶち込むことでオールランデスになる古のカードです。
【創世竜ループ】のように、手札0でもトップから引いた1枚(例:《レヴィヤの地版》)で返されてしまう可能性がある相手には刺さるのですが、いかんせんコストが重いのがネック。
6マナ自由に使えるのであれば、ほかのカードで十分勝てるのが現代デュエマ……。環境を見て入れるかどうかを考えましょう。
《死神覇王 ブラックXENARCH》×1

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ダークロード / 文明 闇 / パワー9000 / コスト6
■各ターンの終わりに、このクリーチャーが自分の墓地にあり、自分のマナゾーンに闇のカードがあれば、自分のタップしているクリーチャーを3体破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーを自分の墓地から出す。
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■自分のクリーチャーが出た時または離れた時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。そうしなければ、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
ハンデスで開いたリソース差を固定して相手を絶望させる殿堂カードです。基本的には《鬼寄せ》からの素出し想定で、除去とハンデスのお代わりを続けていきましょう。
4投できた時代には、墓地に置いて相手のシールド・トリガー獣をケアするプランもできました。
《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》×1

【 ツインパクトカード 】
種族 サイバー・コマンド / 文明 水/闇 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の呪文を合計2枚まで、両プレイヤーの墓地から選ぶ。それらをコストを支払わずに唱え、その後、持ち主の山札の一番下に置く。
────────────呪文────────────
カード名:ウォズレックの審問
文明:闇
コスト:2マナ
■相手の手札を見て、コスト3以下のカードを1枚選び、捨てさせる。
2コストハンデス札の9枚目です。基本的には2ターン目に撃ちたいので9-10枚は積んでおきたいのが実情。
同型として《 マインド・リセット 》などもありますが、現環境はクリーチャー主体ということもありこちらを優先しています。
《カーネル》の登場に伴い、水文明を供給する手段が増えたため、上面も使いやすくなっています。《火遁の術よ!!》あたりを使い回して盤面を取ったり、相手の初動呪文を奪ったりすることができます。
《カレイコの黒像》×1-2

【 タマシード 】
種族 オラクル / レクスターズ / 文明 闇 / コスト3
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのうように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■いずれかのプレイヤーの山札から、手札以外のゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのプレイヤーは、そのカードを墓地に置く。
幅広い対面を見ることができる凶悪なメタカードです。ざっと挙げると【創世竜】【ドリームメイト】【ゴルギーオージャー】【アルファディオス】など。
このデッキのメインギミックであるヨビニオンを咎めてしまうため、プレイするタイミングには注意。同じ理由から、採用枚数は絞られています。
《ボイル・チャージャー》×1-2
自分の手を進めつつ、相手の妨害もできるチャージャー呪文です。《鬼寄せ》がない時でも、4ターン目に《ホルン=ストロン》を出せるようになります。
【ゴルギーオージャー】の《ソウルサンライト コハク》などを引っこ抜いたり、【ドリームメイト】の2ターン目《配膳犬のトレス》などを焼いたり、と器用に立ち回れるため、見た目よりも強いです。
ただ、2026年3-4月の環境で一番除去したい《大集合!アカネ&アサギ&コハク》が除去できないことから、《終斗》などに枠を受け渡すこととなりました。
《百鬼の邪王門》×1ー2

【 呪文 】
種族 鬼札王国 / 文明 闇/火 / コスト6
■鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。
色が合うデッキではとりあえず採用され、対面からはとりあえず警戒される地雷カード。
このデッキは盾を自分から減らすスーサイドギミックが搭載されているため、否応がなく意識させることとなります。その上で、採用枚数で心理戦を仕掛けられるのが面白いところ。
あえてマナに置くことで相手の攻撃を抑制したり、採用したバージョンを変なバージョンにしてヨビニオンでめくることでバージョン分け観点からの2枚目以降の存在を意識させたり、と構築段階から仕事をさせることができます。
なお、やぶさか選手が普段から出られているCSは強豪・有名プレイヤーが多く、ブラフは刺さらないそうです。遠征で使おう!
《「こ、これは忍者秘伝、火遁の術よ!!」》×2-3

【 呪文 】
種族 シノビ・ワード / 文明 闇 / コスト3
■アタック・チャンス:シノビ
■相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。
ちっちゃい《 絶望と反魂と滅殺の決断 》です。
3マナで盤面「と」手札両方に干渉できるのは破格の性能。環境ではあまり見ませんが、黒でコントロール寄りのデッキを考えている人は、一度は検討してもよいかもしれません。
二ッチなシチュエーションだと、無印の《der'bande》のG-NEO耐性を貫通して倒すこともできます。
《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》×1-2

【 DGフィールド 】
文明 ゼロ / コスト2
■このDGフィールドをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引く。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしかバトルゾーンに出せない。
■すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。
連鎖・チェインや、ループデッキへの抑止力となるメタカード。トリガーから連鎖する動きに対しても有効なので、攻めの局面でも強いのも特徴です。
無色なため枚数には注意が必要ですが、ドローがついていることで、2ターン目の最低限の動きにもなるため1枚は積んでおきたい枠です。
《我竜塔第三層 超鯱城》×0-1

【 G城 】
文明 火 / コスト2
(G城は実行したら、表向きでシールド化される。このカードが表向きで自分のシールドゾーンを離れる時、かわりに墓地に置く)
■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きい相手のクリーチャーが出た時、そのクリーチャーを破壊する。
入賞時のレシピには入っておりませんでしたが、4月に登場した新戦力です。
クリーチャーではないメタカードなので、ヨビニオンギミックと一緒に積んでも邪魔にならず、相手の妨害をすることができます。
また、このデッキは《鬼寄せ》などで盾を減らす都合上、盾を一時的にでも増やすことができるカードというだけで重宝します。
ここまでが採用カードの解説です。
続いて立ち回りについて軽く説明しましょう。
立ち回り方
このシリーズで紹介してきたデッキの中では、比較的わかりやすい立ち回りとなります。
まずは2ターン目からハンデス・除去を連続で打ち込み、相手の最大値を常に抑制していきます。もちろん、一番狙いたい動きは《鬼寄せ》《ホルン=ストロン》《フミシュナ》。最強の押しつけムーブです。
ある程度、盤面を固めることができたら《デンジャラス=ジャック》を立てて相手に蓋をして「どうあがいても返せない」状況を作りましょう。大体6-7ターン目ぐらいにこの状況を作り出すのがセオリーです。
ロックが完成したらとどめを刺すだけ。《テレスコ》がいる状態で、毎ターン盾を1枚ずつ破壊→ハンデスするか、《レッドゾーン⦆などで介錯しましょう。
このデッキの強みについて
いわゆる【環境外デッキ】なので、相手の知識不足を刺すわからん殺しができるのはもちろんですが、このデッキならではの強みがいくつかあります。
幅広く効く戦術が「押し付け」含め搭載
手札破壊という戦術自体はカードゲームの基本のため、効き目の大小あれども多くのデッキに刺さります。【青魔導具】のような天敵がいなくなったのも追い風といえるでしょう。

向かい風は無視し、気を取り直して……
このデッキの真骨頂は神速のハンデス。最速3ターン目に以下の地獄絵図を決められるのが一番の強みと言えます。2枚コンボなのがえぐい。
今までのハンデスデッキでは、2、3ターン目に2ハンデスを決める場合は自分のリソースを犠牲にしていたり、初動に(比較的)弱いカードを積んだりする必要がありました。
そこが改善されているのが革命的ですね。
自由枠が多い
このデッキの自由枠は大体10-15枚。しかも、確定枠の時点で受け札が8枚、フィニッシャーも5枚程度取れているため、自由枠の中でこれらを考慮しなくてよいというのが大きいです。
これにより、環境に合わせたチューニングがかなりしやすくなっています。やぶさか選手のようにメタカードを散らしていれるもよし、地域メタなどから特定の対面を重く見て尖らせるもよし。
リーサルプランがちゃんとある
じわじわと相手を追い詰めるコントロールデッキでありながら、常にのど元に刃を突き付けることができるのも特筆すべき点でしょう。
メインギミックである《鬼寄せ》《ホルン=ストロン》をプレイするだけで、クリーチャーが2体並ぶため、《レッドゾーン⦆を絡めた雑リーサル、《ジャオウガ》のハイパーエナジーによる召喚が最速4ターン目に成立します。
《カレイコの黒像》《 Vチャロン 》などを擁する【青黒ハンデス】などと違い相手の盾と付き合うことにはなりますが、それらよりも早く、かつ汎用的にリーサルを狙えるのもこのデッキならではです。
終わりに
2-3ターン目から凶悪なハンデスを叩き込み、凄まじいリソース差を築き上げる……それが【クローシスホルンハンデス】の正体でした。
これまた相手したくない(誉め言葉)デッキが出てきたもんだ、と感慨深く話を拝聴していました。
このデッキの個人的に胸熱なポイントは……構築というよりも歴史でしょうか。
具体的に言うと、やぶさか選手が【赤黒テレスコ】などの時代からずっとこのデッキを握ってこられて、優勝を数回重ねた末、しまいにはチームCSで三面で握られて3位*を取られていることです。
(4位と記載ありますが実際は3位)
ほれ込んだ名刀を、形を変えて磨き上げ続け、しまいには仲間にまで伝播させて環境デッキを容赦なく斬殺する……まさしく環境外デッキを使う醍醐味と言ってもいいでしょう。
拡張性や発展性も間違いなくあるので、気になった方はカーナベルでパーツをいろいろと集めてみて、試してみてくださいね。
そして、本デッキを含む入賞オリジナルデッキはカーナベルECサイトでデッキ販売もしてますので、そちらも要チェックです。このリンクから飛べます。
それではまた来週お会いしましょう!
使い手:やぶさか選手
取材 : sobo
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