こんにちは!ばにら所長です。

実はこれまで、ガチまとめでちゃんと自己紹介したことがなかったのですが……
高校生の時にDM-01の発売に立ち会い、転生編の後半から神化編の冒頭あたりまではショップに勤務。
デュエマ担当として売り場づくりやパックの仕入れ・シングル販売はもちろん、イベントの企画・運営から攻略情報の発信まで、そこそこ幅広く活動していました。いくつかの系列店の立ち上げもお手伝いしています。
そんなわけで、勝舞編に関してはリアルタイムかつ踏み込んだ立場で携わっていた身。
25周年のこのタイミングで、勝舞編すべての通常セットについて、当時のエピソードを語ってみようかと思います。
39エキスパンションもあるので、さくさく行きましょう。
目次
DM-01 基本拡張パック
2002年5月発売。カードの紙質が違うことで知られますが、パックの包装もちょっぴり質感が違うんですよね。

なんかこう……マットとまでは行かないけど少し滑りが悪いような感じ?
パック上下の接着も少し異なっており、インクの匂いも相まって独特な開封体験のあるセットでした。
よく見るとパッケージの勝舞君の背後には、《メテオ・ドラゴン》がいますね。《ボルシャック・ドラゴン》じゃないんだぜ。
最初に買ったのは高校のそばにあったおもちゃ屋さん。
パックを手に取り、リアルタッチのカードアートとパッケージの児童漫画然とした勝舞君のギャップに不思議な感覚を覚えたのを今も記憶しています。
印象的だったカード:《天空の守護者グラン・ギューレ》

【 クリーチャー 】
種族 ガーディアン / 文明 光 / パワー9000 / コスト6
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。そのあと、その相手クリーチャーとバトルする。)
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
初めて手に入れた光り物が、コレと《キング・オリオン》でした。
どちらも高いパワーと雄大さを感じるアートで気に入っていたカードです。
特に、大半のクリーチャーをシャットダウンできる高パワーのブロッカー、かつ最大のガーディアンにふさわしい《天空の守護者》というカッコ良いネーミング!
《グラン・ギューレ》は最初のフェイバリットカードとして、その後も長いことデッキにピン投されていました。
DM-02 進化獣降臨
2002年7月発売。タイトルの通り、進化クリーチャーが初登場したセットですね。

実はDM-01時点でルールには進化に関する文言が記されていました。なので「おっもう来たか~」という感じでしたね。
火を除いたアンコモンの進化クリーチャー達の性能が高く、使っていて楽しかったのも印象的です。格安でそんな思い出の押し売りをしてましたね。
ちなみにこの進化というギミック、おそらくポケカからヒントを得たのでしょう。
あちらはカード名指定での進化だったので、「えっ!?種族が一致すれば進化できちゃうの?条件ゆるっ!!」と驚いた記憶があります。今思えば信じられない感覚ですね。
印象的だったカード:《機神装甲ヴァルバロス》

【 進化クリーチャー 】
種族 ヒューマノイド / 文明 火 / パワー3000+ / コスト3
進化ー自分のヒューマノイド1体の上に置く。
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある他のヒューマノイド1体につき+2000される。
というわけで、実用カード揃いのアンコモン進化サイクルの中でただ一人、残念なスペックの彼。
たぶんこれ、プロモに《機神装甲ヴァルボーグ》が存在する→ヒューマノイドの突出を抑えるために控えめスペックにされた、みたいな感じだとは思うんですが……それにしたってあんまりな性能でした。
しかしそれでも、そもそものカードプールの狭さ・資産の乏しい身内環境ということもあって、殴り返し要員として運用していました。
同系戦で《ヴァルボーグ》を殴り飛ばして「《ヴァルバロス》に負けた……」と嘆く茶番を幾度となく繰り広げたことを覚えています。
DM-03 超戦士襲撃
2002年10月発売。前後のセットが強いせいで影の薄い、やや不遇なセットです。

マナゾーンやシールドゾーンに触るカードが増え、戦略性が高まったのですが……まあ、地味ではあります。あんまし論理的にカードゲームをやってなかった当時はなおさら。
実のところ、この頃は本腰を入れてデュエマをやっていたわけではなく、他のホビーの片手間に集めるような感じでした。
なので、「気づいたらもう3弾まで出てる……」と驚いた記憶があります。
印象的だったカード:《陽光の求道者ル・パーレ》

【 クリーチャー 】
種族 メカサンダー / 文明 光 / パワー2500+ / コスト4
自分のマナゾーンにあるカードがすべて光のカードである間、このクリーチャーのパワーは+2000される。
このセットにサイクルで収録された単色推しカード。
単色だとパワーが上がるだけで、別に能力を得たりはしないという非常に奥ゆかしいスペックではあるのですが……
《ル・パーレ》は後に《開眼者クーカイ》の最軽量進化元となります。
それでなくとも《天空の守護者グラン・ギューレ》からの流れで光デッキを使っていたため、コイツにもお世話になることとなりました。
DM-04 闇騎士団の逆襲
2002年12月発売。《バロム》《アルカディアス》のデビュー、《アストラル・リーフ》《アクアン》の収録と、非常に存在感のあるパックです。

あとS・トリガー持ちクリーチャーが登場したのもここが初。ギミックを小出しにしていたのが感じられます。
非常に強力で、買えば買うほど強くなるようなセットだったのですが……年末年始は他ホビーも目玉商品の発売が多く、掛け持ちユーザーだった当時の僕はあんまり開封できなかった記憶があります。
後にショップ店員になってから、仕入れ担当の職権で入荷して後追いで買ってましたね。
印象的だったカード:《ハンター・クラスター》

【 クリーチャー 】
種族 サイバー・クラスター / 文明 水 / パワー1000 / コスト4
S(シールド)・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加えるとき、コストを支払わずにすぐ召喚してよい)
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
初登場となったS・トリガークリーチャーの中でも、印象的だったのがコイツ。
コイツ、殴れるんですよ……!
《アクア・シューター》からパワーが1000下がるだけでS・トリガーを獲得。
とりあえずチャンプブロックで1面止めるもよし、刻む打点とするもよし・と、非常に便利に活躍してくれました。
DM-05 漂流大陸の末裔
2003年3月発売。タイトル通りサバイバーがテーマのパックですが、実はスピードアタッカーが登場したという大きな転機です!

これまでブロッカーを持たず、除去もパワー参照の火力しか持たなかった火文明が、ようやく優位性を持つようになります。
この頃になると、徐々にホビーから離れていた上の弟に代わり、小学校に上がった下の弟が対戦相手となりました。
印象的だったカード:《猛爆軍曹ボンバット》
そんなわけで、年の離れた下の弟と対戦する中で、互いにしばしば使っていたのが《ボンバット》。
ジャンクデッキ同士で殴り合っていると何やかんや5マナくらいまでは貯まるので、押し込み要員として飛び出すことがよくありました。
DM-06 闘魂編
2003年6月発売。2年目の開幕となるセットですね。パッケージが鮮やか。

《エナジー・ライト》や《フェアリー・ライフ》が初登場。序盤のリソースを稼ぐゲーム展開の土台ができてきます。
ただ、アドバンテージのアの字も意識していなかった当時は、《フェアリー・ライフ》の有難みが今一つピンと来ていませんでした。
このあたり、あくまで掛け持ちで遊んでいたこと・兄弟で対戦相手が完結していたことゆえのアンテナの低さですね……
印象的だったカード:《カース・ペンダント》

【 クリーチャー 】
種族 ブレインジャッカー / 文明 闇 / パワー2000 / コスト4
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃するとき、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
スレイヤー(このクリーチャーとバトルした相手クリーチャーは、勝っても持ち主の墓地に置かれる)
このクリーチャーは攻撃することができない。
初登場となるスレイヤーブロッカーです!
カジュアル環境だと当然ながらものすごーく嫌がらせ力の高いカードでした。
もちろん相手も《デス・スモーク》や《火炎流星弾》で対処を試みるのですが、そこは闇文明。ブロッカー除去をハンデスすることで、《カース・ペンダント》による睨みを利かせ続けました。
コントロールデッキという概念をよく分かっていなくとも、「やられたらイヤなこと」は分かっているという……人間性が出る構築ですね……
DM-07 時空超獣の呪
2003年9月発売。ステルスとチャージャーが登場しました。

DM-03と並んで、典型的な「強いセットに挟まれたしょっぱいセット」であり、「奇数弾はしょぼい」という不名誉なジンクスを作り出しました。
《地獄万力》みたいに、長く使われる良カードも生まれてるんですけどね……
印象的だったカード:《聖天使カイザル・バジキューラ》

【 進化クリーチャー 】
種族 イニシエート / 文明 光 / パワー8500 / コスト5
ブロッカー
進化-自分のイニシエート1体の上に置く。
火ステルス(相手のマナゾーンに火のカードが1枚でもあれば、このクリーチャーはブロックされない)
W(ダブル)・ブレイカー(シールドを攻撃したとき、このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
火ステルスというあんまり嬉しくないテキスト……と見せかけて、カジュアル構築では混色デッキが多いことから活用の場面はちょこちょこありました。
何より、イニシエートを打点に変換するアタッカーとして優秀!
小型セットのRかつ後に再録もされたことで、非常に入手しやすいのも魅力です。
コイツをアタッカーに据えたイニシエートデッキ、組んだ人も多いんじゃないかな。
DM-08 超神龍の復活
2003年12月発売。《超竜バジュラ》《スケルトン・バイス》などを擁する屈指の強セットです!

コモンのドラゴンや追加のチャージャー呪文も当時としては高水準で、おそらく1桁弾の中ではDM-04と並ぶ最強のエキスパンションではないでしょうか。
コモンにもW・ブレイカー持ちのドラゴンが登場したことで、カード資産に乏しい中で弟のデッキも用意していた身としては、大きな助けとなりました。
……思えば、この時点で格安デュエマ研究所を始める下地はあったのかもしれません。
印象的だったカード:《予言者マリエル》

【 クリーチャー 】
種族 ライトブリンガー / 文明 光 / パワー1000 / コスト4
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。(パワー3000未満のクリーチャーが、攻撃中にパワーが追加された場合、攻撃することができる)
これ今もなんですが、「強いものを咎める」って好きなんですよ。いつからか漫画やアニメの主人公も強い切り札を振るうようになっちゃいましたが、弱い者が知恵と工夫で強者を倒すのがカタルシスだし、カードゲームはそれが可能(だったはず)じゃないですか。
というわけで、「強いカードだらけのデッキ」を機能不全に陥らせる《予言者マリエル》はめちゃくちゃ良いカードだと今も思ってます。逆に弱い者いじめみたいなパワーカードは勘弁してほしいとも思っています。《VT》お前のことだぞ。
DM-09 覇道帝国の絆
2004年3月発売。覇道帝国って何?

パッケージの《光器ペトローバ》の他、初のターン追加カード《聖剣炎獣バーレスク》で知られるセットです。
まあ、次のセットでヤバすぎるターン追加カードが来てしまうんですが。
印象的だったカード:《アナライズ・チャージャー》

【 呪文 】
文明 水 / パワー- / コスト7
バトルゾーンにあるクリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。
チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)
コンボだのシナジーだの、徐々にギミックにこだわり始めたのがこの頃でした。
《ストーム・クロウラー》なんかを使ってチャージャー呪文を使い回す、なんとも牧歌的なデッキを楽しんでいましたね。
このくらいの時期から、当時の攻略サイトを読むようになりました。
ここでアドバンテージという概念を学んだ経験を、今度は新たなプレイヤーのみなさまに伝えたいな~という思いから書いたのが『イチから』だったりします。
DM-10 聖拳編
2004年6月発売。3年目にして多色カードが登場。後の殿堂・プレミアム殿堂を数多く輩出した、ヤバいセットです。

個人的な思い出としてはですね……聖拳編ブロックの終わりごろに、デュエルロードで盗難に遭いまして。
DM-01から使っていた《天空の守護者グラン・ギューレ》はじめ、6デッキほど入ったケースを盗まれ、多くの資産を失っています。
ここで心折れてデュエマを引退していたら今こうして記事を書くこともなかったはずなので、何というか巡り合わせを感じますね。
……ちなみに言わずもがな、盗まれたカードは当時のものなので、現存すれば価値が上がっています。盗んだやつ覚えてろよ。地獄の果てまで取り立てに行くからな。
印象的だったカード:《アクア・リバイバー》

【 クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル / 文明 光・水 / パワー1000 / コスト4
ブロッカー
S・トリガー
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
……というわけでカード資産を失った中、デュエルロードで会った少年たちが口々に「僕のカード、余ってるやつ譲るから使ってよ」とカードを差し出してくれたんです。おれの方が年上なのにごめんな……
そんな彼らが差し出してくれたカードの中でも、レアカードかつ盗難の前から使っていた《アクア・リバイバー》はとても有難いカードでした。
でも少年のくれた《アクア・リバイバー》、端っこが切断された形跡があるんだよな……開封時にミスったのか、汚れを誤魔化そうとして大失敗したのか。
DM-11 無限軍団の飛翔
2004年9月発売。ウェーブストライカーと多色呪文のセットですね。

このセットだけで雛形が組めてちゃんと強かったウェーブストライカーは人気を博します。奇数弾には珍しいヒット商品じゃないでしょうか。
ちなみにこの頃、行動圏内の玩具店や玩具売り場が次々と撤退し、ホビーを楽しむ日々に暗雲が立ち込め始めます。
印象的だったカード:《崩壊と灼熱の牙》

【 呪文 】
文明 闇・火 / パワー- / コスト4
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このターン、相手のクリーチャーが破壊された時、相手は自分自身のマナゾーンからカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。その後、相手は自分自身のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。(その「S・トリガー」能力は使えない)
マナと楯を墓地送り。なんかすごいこと書いてるぞ、となった呪文です。
どうにか相手を破壊すべく、大真面目に《騎兵総長キュラトプス》を併用していました。
DM-12 魔封魂の融合
2004年12月発売。進化Vが初登場!12月セットに相応しい、派手なセットとなりました。ただ、下位レアリティは過去の年末弾に比べるとおとなしめだったかも。

あとパッケージにザキラが登場。初期のミステリアスな感じ、今見ると誰だお前って感じもしますね。
進化Vのタネとして、これまでと違った種族にスポットが当たったのも特徴です。
近年の「パワー6000でW・ブレイカー、12000でT・ブレイカー」という、パワード・ブレイカー型の査定をひっくり返す《覚醒するブレイブ・ホーン》とか、ちょっと面白いですね。
(《リュウセイ・ブレイブ》はコイツを意識したカードなのかな……と)
印象的だったカード:《ギガレイズ》

【 クリーチャー 】
種族 キマイラ / 文明 闇 / パワー2000 / コスト4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、水または火のクリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。
友好色をサポートする単色カード、いわば《看護妖精》の遠い先祖ですね。ごめんなさい嘘です。
キマイラの中でも生物っぽい質感とフォルムが色濃く、アートが好み。好きすぎて他のカードより優先的にデッキに入れていました。そうしたらそのデッキを持っていかれた、というDM-10でのエピソードに繋がります。悲しい。
DM-13 龍炎鳳神誕
2005年3月発売。敵対色レインボーが初登場、特に《悪魔精霊》2種は強くてカッコ良くて人気でしたね。

劇場版第1弾『闇の城の魔龍凰』の上映劇場で先行販売も行われました。
映画館のお土産コーナーで、ワゴン上にバラバラ~っと散らしてパックが販売されていたさまは何ともシュール。
ちなみに先行販売(バラパック)では《霊樹海嶺ガウルザガンタ》を引き当てました。
「工夫しようにもどうにもならないカードがある」と初めて痛感したカードだったかもしれません。メタ範囲もメタり方も微妙すぎる!
印象的だったカード:《パルピィ・ゴービー》

【 クリーチャー 】
種族 ゲル・フィッシュ / 文明 水 / パワー3000 / コスト3
ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を見る。その後、それを好きな順番で元に戻す。
このクリーチャーは攻撃することができない。
ドロソが一斉に殿堂入りした反省からか、当時の水文明は直接的なリソースを稼がないカードが刷られがちでした。軽量カードは特に顕著。
そんな中、「リソースを稼がなきゃいいんだよなあ!」とばかりに山札操作をするコイツは、特定カードを引きたいデッキにとって非常に有り難いカードでした。
《アクア・アナライザー》と異なり、ブロッカーがついてるのも偉いところ。当時はメタクリという概念もなく、「とりあえずブロッカー」は防御・延命手段の基本でしたからね。
「5枚の並びを記憶する羽目になる」「5ターン先までドローが確定してしまう」と、現代デザインだとあんまり好まれなさそうなカードなのも当時らしくて好きです。ずっといろんなデッキで使ってました。
DM-14 転生編
2005年月発売。クロスギアが登場した、新シリーズの幕開けです。

あとマイナス修正除去が登場したのもこの時です。《古の羅漢バグレン》は気に入ってよく使っていました。
そういえばコイツ、当時のデモコマにしては珍しく魔誕陣営にリメイクされてないな……
印象的だったカード:《クリスタル・ツヴァイランサー》

【 進化クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル / 文明 水 / パワー13000 / コスト8
進化-自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。
このクリーチャーはブロックされない。T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
このエピソードは何度か語ったことがあるのですが。
買ったパックを近所の少年と一緒にベンチで開封していたところ、少年の同級生の女の子が覗き込んできたんです。
彼女は「男子ってホントそういうの好きだよね~」とテンプレじみたセリフで呆れた顔をしていたんですが、《 クリスタル・ツヴァイランサー 》が登場した瞬間に身を乗り出してきて、
「えっ!?何これすごい!キラキラじゃん!13000って何!?すごいの!?すごいじゃん!!」
……と、めちゃくちゃテンション上がってたんですよね。
このエピソードから、「キレイなもの・カッコ良いものは興味ない人すら惹きつける」と強く感じており、デュエマにもずっと大切にしてほしいことだよな~と思っています。
「カッコ良い」を「かわいい」に置き換えれば、最近のボンボンドロップシールのブームとかも根っこはそれですよね。キラキラしてカッコ良い/かわいいものを集めたい気持ちはみんなあるよね、というか。
DM-15 神滅奥義継承
2005年9月発売。このへんのパック、セット名もエキスパンションシンボルも「それはどこに由来するんだ」みたいなのがちょいちょいあって覚えにくいですよね。

パッケージの勝舞君が衣替えしたのでちょっとびっくりした記憶があります。
セットとしてはアクセルやS・トリガーXが登場……したのですが、その辺のギミックはあんまり活躍に恵まれませんでしたね。《緑神龍ダグラドルグラン》、お前も超化獣にならないか?
あと個人的には、この時期にパティシエの現場がキツすぎて退職したことでバタついてました。
当時はパワハラという言葉が一般的ではなかったのですが、作業が遅れると上司が蹴り飛ばしてくるのはまごうことなきパワハラというやつですね。
印象的だったカード:《バリアント・スパーク》

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト3
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
メタモーフ(自分のマナゾーンに7枚以上カードがあれば、この呪文は次の能力を得る)
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを、1体のかわりにすべてタップする。
《ホーリー・スパーク》が最強クラスのS・トリガーであることは知っている。でも手打ちは厳しいことも知っている。
……と思っていたら相互互換カードが登場してびっくりした記憶があります。
小型セット収録で《ホリスパ》よりも集めやすかったことから、《バリスパ》の略称で(主に身内とショップのキッズの間で)親しまれていました。
DM-16 魔導黙示録
2005年12月発売。

年末パックは派手なカード!ということで、あの《超竜ヴァルキリアス》がデビューします!あと《ヘブンズ・ゲート》の初登場なんかでも知られますね。
ちなみに、めちゃくちゃ問屋在庫が余っており、勝太編初期くらいまで「探せばある」みたいなパックでした。
余りすぎてダイソーの店頭にまで鎮座していたデュエマのエキスパンション、後にも先にもこれだけだと思う。
でも結局、後年《超竜ヴァルキリアス》の流通が少なくて高騰したのはご存知の通り。みんなカードは大事にしような。
あとこの時期に再就職してショップ店員となりました。個人的には大きな転機と感じているセットです。
印象的だったカード:《解体人形ジェニー》
メカクレじゃない女の子だ!!
……というわけで、今でこそ闇文明KAWAIIクリーチャー筆頭みたいなツラをしている《ジェニー》ですが、最初はたぶん美少女カードとしてデザインされてないんですよね。
当時からこっそりファンアートを投下するとか「ジェニーはかわいい」と吹聴していたので、今の《ジェニー》の立ち位置には後方腕組みです。
あ、もちろんハンデスカードとしても優秀なので長く使ってました。ドラゴンサーガ期には店舗予選を抜ける原動力になってくれてます。ウケケー。
DM-17 終末魔導大戦
2006年3月発売。「奇数弾はしょっぱい」の化身みたいなセットでした。

目玉ギミックの進化クロスギアが使いづらかったので、こればっかりはという感じですね。
アーマードサムライで投げれば何とかならんか?ならんな……
《ダンディ・ナスオ》しか味しない、と揶揄されたのはちょっと風評被害感ありますが。S・バック連中とか、ちょいちょい有用なカードはありますね。
印象的だったカード:《進化の化身》

【 クリーチャー 】
種族 ミステリー・トーテム / 文明 自然 / パワー3000+ / コスト4
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から進化クリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある進化クリーチャー1体につき+3000される。
何故か再録に恵まれない便利クリーチャー。王来篇あたりにはいてくれて良かったのに!
シャッフルの手間とか盾落ち確認とかの関係もあって、サーチ系のカードはちょびっとずつ減らされてるわけですが……
「1枚しか持ってない切り札の進化カード」を引く手段って、キッズ視点ではめちゃくちゃ頼もしかったんですよね。
当時ショップで、「○○の2枚目をゲットするのが難しそうなら、《進化の化身》で引けるようにしたら?」とアドバイスした経験は一度二度ではありません。
DM-18 ベスト・チャレンジャー
2006年4月発売。シンプルな再録カードだけで構成された入門セットです。

これな~、入門用に簡単な製品を作るのは良い施策なんだけど、流石に薄味すぎたよねっていう……
絵違いというバリューすら与えられずレア枠を食ってる《粛清の伝道師ラー》とかは、ちょっと擁護しづらいところです。
「ルールを覚えるためのカンタンな商品」は今も欲しいけどね。そもそも当時のデュエマは「難しいカード」がそんなに多くなかったからなあ。
印象的だったカード:《鳴動するギガ・ホーン》

【 クリーチャー 】
種族 ホーン・ビースト / 文明 自然 / パワー3000 / コスト5
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、自分の山札からクリーチャーを1枚さがして相手に見せ、自分の手札に加える。そのあと、山札をシャッフルする。
ここでの再録と、それに連動したコンビニキャンペーンで一気に入手機会の増えたカードです。
《進化の化身》と同じ理屈でキッズにもオススメしがちでした。結果、ショップでシングルを買うよりローソンでカルピスウォーターを買ってくる子供を量産してしまったのは店員として最初のプレミだったかもしれません。
DM-19 不死鳥編
2006年6月発売。今なお語り草となる、不死鳥編の幕開けです!

この時期は本当にデュエマと深く関わっていたので、ガチまとめ内でも何度も記事を書いてます。併せてお読みいただければ。
ショップ店員として初めて通年で向き合うことになるシリーズであり、かつ大きく仕切り直したセットということで、個人的には気合が入ってたんですよねー。
印象的だったカード:《霊騎サンダール》

【 クリーチャー 】
種族 アーク・セラフィム / 文明 自然 / パワー4000 / コスト6
自分のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、アーク・セラフィムまたはワイルド・ベジーズを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
《霊騎ラグマール》とのデザイナーズコンボで遊び続けていたカードです。これもあっちこっちで書いてるな。
当時は「同じギミックを毎ターン使える」みたいな動きをループって呼びがちでした。このセラフィムループも、「悠長だけどハマれば勝てる」くらいの出力とキモい動きで、長いこと持ちデッキの主力になっていました。
DM-20 魔闘竜×機兵団
2006年8月発売。えっここで20セット目、やっと折り返し?

ちょっと巻いていきましょう。なぜか通常弾の増えた不死鳥編、いつもよりハイペースで発売となったセットです。
前弾ではダイナモ担当だったグレートメカオー&ドリームメイトが、ダイナモに縛られないカードとして本格参戦しました。
思えばこいつら、今も元気な2種族ですね……
印象的だったカード:《ホップステップ・バッタン》

【 クリーチャー 】
種族 ビークル・ビー / 文明 自然 / パワー7000 / コスト4
自分のターン中に自分のドリームメイトかビークル・ビーをバトルゾーンに出していなければ、そのターンの終わりに、このクリーチャーを破壊する。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
重めのデメリットを持ちつつ、当時としては破格の打点となるアタッカー。
とりあえず後続が1回出れば2回殴れる・くらいの雑な計算で使い込んでました。そもそもみんな存在を忘れているので、分からん殺し感も強くてGOOD。さらに……(つづく)
DM-21 封魔王の系譜
2006年10月発売。本当に忙しい発売スケジュールだ……いや近年もだけれど。

やっぱり発売ペースの早さゆえか、ちょっと薄味感もあるのですが……
スリリング・スリーなんかは種族デッキを推奨するギミックとして良かったよなあ、と思っています。
《サージェント・クワガタン》で道をこじ開けて《ホップステップ・バッタン》で突破……とかよくやってました。でもお前はビークル・ビーもカウントしてくれよ。
印象的だったカード:《囚われのパコネコ》

【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2
バトルゾーンにある自分の他のドリームメイトすべてのパワーは+1000される。
このクリーチャーがバトルを始める時、バトルゾーンにある自分の他のドリームメイトをかわりにバトルさせてもよい。
相手がバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、バトルゾーンに自分のビークル・ビーが1体でもあれば、相手はこのクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃またはブロックしてもよい)
そんなドリームメイト戦略をさらにややこしくしたのがコイツ。
なんかゴチャゴチャしたテキストで、選ばれなくなったりバトルを肩代わりしたり、やりたい放題でした。
特にバトル肩代わりは、《パコネコ》から殴りかかっても有効。後に《弾け山のラルビン》を獲得してからは、パワー4000になったそちらにバトルを押し付けていました。
DM-22 超神龍雷撃
2006年12月発売。このセットの派手さとカッコ良さゆえ、「不死鳥編はしょっぱい」というイメージは一概に肯定できないと思っています。

とにかくハズレのないパックだと思っており、今見てもワクワクする顔ぶれが並んでるんですよね。SRは派手だが使いにくい、VR以下の方が取り回しは良い……みたいなバランス感も秀逸。
幾度となく再入荷して、そのたび売り切れた、大人気だったセットです。
印象的だったカード:《封魔アウグルン》

【 クリーチャー 】
種族 グランド・デビル / 文明 闇 / パワー4000 / コスト5
ブロッカー
スリリング・スリー:フェニックス(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたフェニックス1体につき、次の能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す)
相手のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーは攻撃することができない。
《ザ・ユニバース・ゲート》デッキは誰もが組みたがる。でも、そのデッキをちゃんと機能させるために何を入れる?
となったときにイチオシだったのが《アウグルン》です。
《ユニバース・ゲート》を使うデッキなら、スリリング・スリーは2回くらいヒットするはず。本体のブロッカーも合わせて3面止めて、追加ターンに繋ぎましょう!
……みたいな感じで、これも使い込んでました。
DM-23 冥龍王帰還
2007年2月発売。前セットが嘘のように薄味のセットで、コイツが不死鳥編のイメージを下げている部分は大きいかと……

新規キーワードのバイオ・K、バイオ・T、L・ゲートの効果が小さい上、大半が「他はバニラ」みたいな作りだったのが険しかったかなあ。
ショップ店員としても、さすがにちょっと頭を抱えました。
印象的だったカード:《とんがり頭のブレモ》

【 クリーチャー 】
種族 ドリームメイト / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5
バイオ・K-自分のドリームメイトが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、このカードを自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、自分の山札を見る。その中から、攻撃している自分のクリーチャーと同じ名前のクリーチャーを1体選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
えっ!?《森夢のイザナイ メイ様》おかわりしていいのか!?
……というわけで、だいぶ後年になってから「持ってて良かったかもしれん」となった枠。
最終的に使わなかったとしても、候補として手元にあると安心じゃん?ということで一つ。
DM-24 極神編
2007年6月発売。

さんざん言われているように、デュエマのV字回復をもたらしたセットです。《ゲキメツ》とかめちゃくちゃカッコ良いじゃんな。
当時の商談会にも参加し、営業さんが「今年は違います!」みたいな顔をしていたのが印象的でした。
印象的だったカード:《ボルメテウス・武者・ドラゴン》(青)

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー6000 / コスト6
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚、墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
これな。事前情報ではシクの存在って全く明かされてなかったんですよ。
店用に開封したカードをよく見たら、色の違う《武者》がいるぞ?頭の剣折れてない?あああ!!って。
たぶん1枚くらい通常版の値段で売っちゃった気がする。良かったな。儲けものだぞ!
DM-25 人造神の創造
2007年9月発売。

引き続き、ちゃんと強くてカッコ良いカードが収録された良いセットでした。
多色セットながら、《オルゼキア》のような優良単色カードも生まれていたんですよね。
印象的だったカード:《龍仙ロマネスク》

【 クリーチャー 】
種族 アポロニア・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン / 文明 光・火・自然 / パワー5000 / コスト6
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を、マナゾーンに置いてもよい。
自分のターンの終わりに、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。
《龍仙ロマネスク》の増えたマナで《母なる大地》を唱えるアクション。
もちろん、各地で同時多発的に発見・研究されたギミックだと思うのですが、たまたま僕の発見が当時の大手サイトに掲載されたことで”第一発見者”ヅラをすることになりました。
厚かましく「第一発見者で~す」と主張する気はないのですが、環境を席巻したギミックに自分が関連付けられるのはちょっと誇らしかったですね。
……いや、「そんなそんな!みんなが見つけてたじゃないですか!」みたいな申し訳なさの方が勝るかも。
DM-26 超絶VS究極
2007年12月発売。おなじみ年末セットです。

《バロム》《アルカディアス》《ボルシャック》が帰ってくる!シクもある!と、とんでもなく売る気に満ちたセットでした。
このへんのシクな~、お金に困ったときに手放しちゃったんだよな。今ならもっと希少なだけに悔しいなあ。
印象的だったカード:《永遠のジャック・ヴァルディ》

【 進化クリーチャー 】
種族 スピリット・クォーツ / 文明 闇・火 / パワー7000 / コスト4
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクリーチャーを1体破壊するか、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクロスギアを1枚選んで持ち主の墓地に置く。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
神結さんがしばしば語ってらっしゃる印象なのだけれど、コイツを軸にした《ヴァルディビート》が構築難度も出力も手頃でめちゃくちゃ良かったんですよね。
このセットが人気で多く剥かれた=《ジャック・ヴァルディ》の流通量も多かったことで、余計に広まった印象があります。
DM-27 完全極神
2008年3月発売。直前にスーパーデッキ『ヘヴィ・デス・メタル』も発売され、盛り上がる中でのシリーズ最終弾でした。

ただ、目玉ギミックであった5色カードはそれほど活躍も人気も集まらなかった印象ですね。
いや、もちろん「ゲットしたから何とか使いたい」「コイツが好きで活躍させたい」みたいなプレイヤーはいたんですが、それはどんなカードにも言えるので……
印象的だったカード:《炎神フレイム・アゴン》

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド / 文明 火 / パワー4000+ / コスト5
このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。 このクリーチャーは、このカードにリンクしているカード1枚につき「パワーアタッカー+2000」を得る。 G・リンク《黒神ダーク・インドラ》の右横または《地神エメラルド・ファラオ》の左横。
もう一つの目玉ギミック、五元神はしっかり強く、しかもレアリティも低めだったため大人気となりました。
ブレイク数を追加する《地神エメラルド・ファラオ》、除去を飛ばす《黒神ダーク・インドラ》、それらを繋ぐ《炎神フレイム・アゴン》の3色軸がメジャーでしたね。
もちろん残り2色を足した構築にチャレンジする猛者もいました。
当時の地方イベントを回っていた際の小ネタを一つ。
現地の子から「《ゴッダイシ》持ってますか?」と聞かれたことがあります。何のことだろう?とよくよく聞いてみたら、「五大神」が現地のアクセントと混ざって「ゴッダイシ」に聞こえていた、というオチでした。持ってるよ!
DM-28 戦国編
2008年6月発売。何故かパッケージ見本のフォーマットが違いますね。なんで?

前年の絶好調を牽引した《ボルメテウス・武者・ドラゴン》のイメージを拡張する形でサムライが参戦!
マジでめちゃくちゃビジュアルが良いのでね!正直なところ、出力は微妙だったのですが大人気でした。
「カッコ良いから値段が付く」、今のデュエマだとあんまり聞かない例ですね。
印象的だったカード:《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー9000 / コスト7
シールド・フォース(このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、自分のシールドを1枚選んでもよい。そのシールドがシールドゾーンにある間、このクリーチャーは次の能力を得る)
このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンから離れずにとどまる。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
こんなに強いのにベリーレア!?ということで、多くのプレイヤーのデッキで活躍した名カードです。
単純に死なないのが強いので、最適化されていない構築でも活躍させやすいのが嬉しいポイントでした。
あと語り草なのは、よりによってシクに誤植があることですね。
流石に致命的な誤植だったためか、再版分が修正されているため、2種類が存在するのもちょっと珍しい例です。カーナベルの販売ページでは両方が見られますよ!
DM-29 戦国英雄伝
2008年9月発売。シノビが登場したセットです。

シノビとニンジャ・ストライクはデュエマを大きく変えるギミックであり、登場するや否やガチ・カジュアル問わず多くのプレイヤーが多くのデッキで試していたことを覚えています。
あとナイトも着実に強化される一方で……サムライは……うん……
印象的だったカード:《土隠妖精ユウナギ》

【 クリーチャー 】
種族 スノーフェアリー/シノビ / 文明 自然 / パワー2000 / コスト2
自分の他のシノビがバトルゾーンを離れる時、かわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置いてもよい。
単に新ギミックを登場させるだけでなく、それを活用した新戦略を生み出すカード……ということで《ユウナギ》は気に入ってよく使ってました。
マナ回収カードを組ませることで、何度もニンジャ・ストライクする動きが面白かったですよ!
って、この辺はデュべり部でも語りましたね。
DM-30 戦極魂
2008年12月発売。毎回書いてますが、これも年末セットです。

後にも先にも例がない、ビジュアルショックシークレットレアが登場したのがこのセットですね。
マジでこれ、パックを開封してると突然白い何かが現れるのでめちゃくちゃビックリするんですよ。体験してほしい。
印象的だったカード:《ハッスル・キャッスル》

【 城 】
文明 自然 / パワー- / コスト5
城-自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
自分のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
このセットのギミックとして登場したのが城。中でも広く使われたのが《ハッスル・キャッスル》(と《ローズ・キャッスル》)かなあと思っています。
《魔弾オープン・ブレイン》なんかもそうだったんですが、徐々にドロソへの風当たりが緩和されてきたのがこの時代でした。改めて、手札が増える楽しさを感じさせてくれたカードですね。
DM-31 戦国武闘会
2009年3月発売。戦国編もこれにて完結です。

以降よく見かける、次セットへの種蒔き的なカードが登場するようになったのはこの時からですね。
あとついでに、通年ギミックをまとめようとしたら取っ散らかる恒例のパターンだったりもします。
印象的だったカード:《魔弾 ベター・トゥモロー》

【 呪文 】
種族 ナイト / 文明 火・自然 / パワー- / コスト6
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャーすべては「パワーアタッカー+3000」を得、シールドをさらに1枚ブレイクする。
ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文の能力をもう一度使ってもよい)
当時の印象ではなく、少し後に《Mロマ》が登場してからの印象が強いカードです。
こういう時に引用できる歴代名作デッキめちゃくちゃ有難いですね……
《Mロマ》発売時点で《ベター・トゥモロー》はほぼ絶版、しかも光らないカードということでショーケースからも探しづらい状態でした。
これも「発売時点では微妙なカードだけど、ちゃんと取っといてよかった……」ってなったカードの一つです。
DM-32 神化編
2009年6月発売。

パッケージにも見えるように、《ボルシャック・NEX》が登場しました。今も見られる「通年で1キャラの成長を追いかける」構成の先駆けですね。
なお、このセットの発売とほぼ同時にショップを退職。
ここからは一人のユーザーに戻ってデュエマと向き合うこととなりました。
印象的だったカード:《スピア・ルピア》

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 文明 火 / パワー1000 / コスト3
このクリーチャーは、アンタップされているクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーが破壊された時、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
自分の山札を見て、その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体は、このターン、アンタップされているクリーチャーを攻撃でき、ターンの終わりまでパワーが+2000される。
《ボルシャック・NEX》に合わせて、様々な《ルピア》が登場したこのシーズンですが……割と珍しいアプローチだったのがコイツじゃないでしょうか。
「相手に突っ込んでいって自爆、あわよくば相打ち」→「サーチor自軍強化」。
流石に今見ると悠長ですが、現代デュエマでよく見られる”展開の起点となるマッハファイター”のプロトタイプと見ることもできますよね。
DM-33 太陽の龍王
2009年9月発売。

ちなみに、よく見ると前弾からボックスの形がちょっと違います。前面の一部をポップアップさせて、店頭で目立つような構造になってるんですね。
今はそもそもボックスを陳列に使うお店が少ないので、時代を感じさせるギミックです。
印象的だったカード:《神羅ライジング・NEX》

【 進化クリーチャー(究極進化) 】
種族 ルナティック・エンペラー/アーマード・ドラゴン / 文明 火 / パワー13000 / コスト6
究極進化-自分の進化アーマード・ドラゴンまたは進化ファイアー・バードの1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを選んで破壊する。
ゴッドスレイヤー(このクリーチャーがゴットとバトルする時、バトルの後、そのゴットを破壊する)
T・ブレイカー
このクリーチャーが破壊された時、相手は自身のパワーが一番小さいクリーチャーを選んで破壊する。その後、自分のパワーが一番小さいクリーチャーを破壊する。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
めちゃくちゃカッコ良い上に、自引きでシク含め4枚集まってしまったのでどうにか使ってやろうと頑張って挫折したカード。
ゴッド絶対許さないテキストがあまりに狭すぎてね……
それでも進化ファイアー・バードを見るたびにコイツの存在を思い出しています。
DM-34 烈火の刃
2009年12月発売。これも年末セットですね。

映画でサプライズ登場した《ボルシャック・クロス・NEX》がカード化。ドラゴン踏み倒しギミックのあるデッキだとしばしばお呼ばれするようになりました。
セット全体としては、ゴッド・白騎士&死神・《ケングレンオー》・オリジンサポート……とちょっと取っ散らかっており、年末セット特有の派手さやパワフルさは薄かったな~思っています。
印象的だったカード:《獅子幻獣砲》

【 呪文 】
文明 火 / パワー- / コスト3
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊するか、バトルゾーンにある相手のクロスギアを1枚選んで持ち主の墓地に置く。
戦国編から何故かここで再録。
神化編ブロックはちょこちょこ汎用カードの再録が見られたのですが、クロスギアの収録されてないセットでクロスギア除去を入れてきたのはちょっと不思議ですね。
いや、初期のデュエマは結構「前年テーマをメタるカードを翌年に入れる」みたいなのやってくるんですが……
DM-35 超極竜VS六体神
2010年3月発売。「あの」六体神の名を冠するセットです。

《NEX》と《ロマノフ》が手を組んでゴッドに立ち向かう!みたいなセット内容に対して、漫画アニメが全く連動してないあたりちょっとすごい。
印象的だったカード:《白騎士ゲート》

【 呪文 】
文明 光 / パワー- / コスト6
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
名前に《白騎士》とあるクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
なんとなーく死神に比べてサポートに恵まれなかった白騎士が、最後に獲得した強化パッチです。
……これはシリーズ2弾くらいで出してくれよ!!そんでもって後から「これ《白騎士ゲート》デッキの新戦力じゃん!」って喜ばせてくれよ!!
と悔しがったのを覚えています。この時期のデュエマ、名称カテゴリをどう強化するか結構迷ってた傾向が見られるんですよね。
DM-36 覚醒編
2010年6月発売。ついに超次元ゾーンが登場します!

初めての外部ゾーン、どうなるんだデュエマ……とハラハラしたのを覚えています。
この時はまだ、これが勝舞の最後の1年になるとは思っていませんでした……
印象的だったカード:《アクア・ジェスタールーペ》

【 クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル / 文明 水 / パワー2000 / コスト4
■連鎖(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を見る。そのカードがこのクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい)
■自分のターン中に、このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出した2体目のクリーチャーであれば、カードを1枚引いてもよい。
■マジック・ソウル
超次元の陰に隠れがちですが、もう一つ「ソウル」がこの年のテーマでした。
各ソウルごとに固有キーワードがある、というギミックは面白かったですね。
特に《アクア・ジェスタールーペ》はデッキ構築の腕の見せ所感がある良カード。デュべり部の初回テーマにも選んでます!
DM-37 暗黒の野望
2010年9月発売。

《ディアボロス》を敵ボスに据え、闇VS他4色という趣の強いセットでした。のちのちサイキックや超次元呪文の非対称さで困るわけですが……
あとこの頃、映画の主役クリーチャーになったりと《ストーム》を主役として育てようとしている感じはありました。カッコ良いし良い素材だったと思うんだけどなあ。
そんな劇場版『炎のキズナXX』、平日日中の回で観に行ったら観客が僕一人で、映画館実質貸し切りという貴重な経験をしています。それでいいのか。
印象的だったカード:《大地竜機シロガシラ・ジュカイ》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ドラゴン/ガイア・コマンド / 文明 火・自然 / パワー6000 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を見る。その中に「マナ爆誕」能力を持つクリーチャーがあれば1体、タップして自分のマナゾーンに置き、「マーシャル・タッチ」能力を持つクリーチャーがあれば1体、バトルゾーンに出してもよい。その後、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
W・ブレイカー
マナ爆誕9(このクリーチャーを自分のマナゾーンから、コスト9を支払って召喚してもよい)
2つの「ソウル」を繋ぐカード……でありつつ、ソウルではなくキーワードを参照する変なカード。
面白い動きをするカードではあるので、特殊セットでマーシャル・タッチやマナ爆誕が増えることがあれば思い出したいカードだな~、と心のストレージにいつも収納されています。
アートもカッコ良いですよね!
DM-38 超竜VS悪魔
2010年12月発売。前年とは打って変わって、しっかり派手な年末弾です。

もうパッケージからギラギラですし、明らかに人気カードになることを狙った《悪魔神王バルカディアス》もいますしね。
あと各文明、明確に主人公キャラを立てようとしている構成は現代にも続くものが見られます。
印象的だったカード:《幸運の精霊ファイブスター》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド / 文明 光 / パワー5500 / コスト5
W・シールド・プラス−自分の他の、パワーの最後の三桁が「500」のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれか1枚の下に置いてもよい。(こうして重ねたカードの束を1枚のシールドとみなす)
《シロガシラ・ジュカイ》とは違った意味で「ソウルのボスだと思ったらそう来たか~」だったカード。
「下3桁500」は光の固有ギミックなので、それをテーマ化するのは面白いはずなんですよね。
どこかでバグが発生しそうなせいか以降フィーチャーされてないんですが、こういう「過去のカードを振り返るきっかけになる仕掛け」はちょこちょこやってほしいなと思っています。
DM-39 覚醒爆発
2011年3月発売。……この年月でお気付きの方も多いと思うのですが、セットの発売前週に東日本大震災が発生しました。

僕の住む地域は大きな被害こそなかったものの、計画停電やら何やらで、世の中がゴタゴタの日々。正直なところ、いつも通りにセットを楽しめたかといわれるとちょっと微妙です。
あとまぁ、ぶっちゃけこの頃は既に次の勝太編が控えてましたからね。このセットでガッツリ遊んだ記憶そんなにないんですよね……
印象的だったカード:《ファイナル・ドッペル》

【 進化クリーチャー 】
種族 ソウル・コマンド / 文明 水・自然 / パワー8000 / コスト7
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く
進化-このクリーチャーと同じソウルをひとつでも持つ自分のクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと同じソウルをひとつでも持つクリーチャーを2体、自分の手札から捨ててもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)
シリーズを通したテーマとして、「ソウル」にどんな強化が来るのか楽しみにしていたら……なんか違うのがお出しされて困惑したカードです。
なんかこう、各ソウルの最強切り札みたいなのが出ると思うでしょ!なんで全部雑に束ねたの!!
おわりに
な、長かった……!!ここまでお付き合いくださったあなたも、ありがとうございます!
今「古参」と呼ばれるプレイヤーさん達も、何やかんやDM-01から途切れず経験している人は少ないかな?と思い、こうして自分語りをさせていただきました。
僕に限らず、やっぱりこう、リアタイ勢が感じていた熱量とか思い入れってあるはずなんですよね。
周年記念に際して、そういった部分にも思いを馳せていただければ幸いです。
それではまた、次の記事にて!お相手はばにら所長でした。
















































