ご挨拶
どうも、みるえめです。

この連載では毎週クイズ+解説という形式でルールや裁定の解説を行っています。
今週のテーマ
今回のテーマは"置換効果"です。

【 クリーチャー 】
種族 ポセイディア・ドラゴン/シノビ / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
W・ブレイカー
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。
「AするかわりにBする」というテキストで表記され、AというイベントをBというイベントに置き換える効果です。デュエマでは基本的に他の効果の処理中に効果が割り込むことはありませんが、その例外として存在しているだけあってルールや裁定がやや複雑になっています。
競技環境でプレイするなら知っておくべき裁定が多いので、あまり詳しくないという方はぜひこの記事で学んでいってください!
ルールクイズ本編
各問題には完全に主観で難易度[入門/初級/中級/上級]を付けてあります。
構成的には
Q.問題
(問題に出てくるカードの画像)
A.回答
で書いてあるので、ゆっくり考えたい方はスクロールを止めて答えを出してから下に進むようにして読んでください。
【注意】
細心の注意を払って確認をしていますが、100%間違いがないとは限りません。
また、記事公開後に裁定変更が行われる可能性もあります。CSなどに参加するときは必ずその大会のジャッジの判断に従ってください。
第1問[入門]
Q.《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》を召喚しようとしてます。コストを支払うかわりに《零龍》を含む闇のクリーチャー3体を破壊することはできますか?
A.できません。
置換効果は置き換え後のイベントが正常に処理できない場合は適用できないというルールがあります。
また"破壊する"とは"バトルゾーンのカードを墓地に置こうとすること"ですが、バトルゾーンを離れないクリーチャーを置換効果で破壊することはできない裁定が出ています。
この場合《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》の「コスト支払い」を「3体の破壊」に置き換えようとしていますが、《零龍》が離れないので置換効果を適用することができません。
第2問[初級]
Q.《アーテル・ゴルギーニ》が手札に戻される時、かわりに《ポッピ・冠・ラッキー》を破壊しようとしています。《ポッピ・冠・ラッキー》のエスケープを使用して2体ともバトルゾーンに残すことはできますか?
A.できません。エスケープを使用できず、《ポッピ・冠・ラッキー》は破壊されます。
前回の記事で軽く触れましたが、置換効果は連鎖しないというルールがあります。「AするかわりにBし、そのBするかわりにCする」ができないということです。
この場合「《アーテル・ゴルギーニ》が手札に戻る」を「《ポッピ・冠・ラッキー》の破壊」に置き換えています。エスケープは「《ポッピ・冠・ラッキー》の破壊」を「シールドを1つ手札に加える」に置き換える効果です。既に置き換えられたイベントである「《ポッピ・冠・ラッキー》の破壊」をさらに置き換えることはできないのでそのまま破壊されます。
第3問[中級]
Q.相手が《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》を出して効果を使用しました。残すクリーチャーとして選ばなかった《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》がいます。残すシールド3つにEXライフシールドを選ばなかった場合、EXライフを適用してシールド3つと《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を残すことができますか?
A.できます。
《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》の効果は残すシールド、手札、クリーチャーを選びそれ以外全てを同時に墓地へ送ります。残すクリーチャーとして選ばなかった《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》と、残すシールドとして選ばなかったEXライフシールドは同時に移動しますが、この場合も問題なく置換効果を使用できます。
同時に複数のカードが移動する時、その内一部カードの移動を他の移動しようとしているカードの移動に置き換えることができる裁定が出ています。
例えば《ハッター・ルピア》と《アシステスト・インコッピ》が同時に手札に戻る時、ウルトラセイバーを使用して《ハッター・ルピア》を残すことができます。この問題のパターンもそれと同じように捉えて大丈夫です。
第4問[上級]
Q.相手のターン中に《斬隠蒼頭龍バイケン》が捨てられる時の置換効果でバトルゾーンに出ました。「そうした場合~」の効果で《支配の精霊ペルフェクト》を選びましたが、「離れるかわりにとどまる」の置換効果でバトルゾーンに残りますか?
A.残ります。
《斬隠蒼頭龍バイケン》は「捨てられて墓地へ送られる」を「バトルゾーンに出す」に置き換えています。「そうした場合~」の部分は"置換効果の一連の処理"として扱われ置換効果としては扱われないので、手札に戻すことを別の置換効果で置き換えることができます。
補足として、一連の処理で解決するため手札に戻すタイミングは置換効果で出た直後です。他の効果の解決中に割り込んでバトルゾーンに出て、手札に戻すところまでを処理してから割り込み前の続きに移ります。
少しややこしいですが実戦で重要になることもある大切な裁定なので頭の片隅に入れておきましょう。
第5問[上級]
Q.相手が《ジョーカーズの心絵》を出して効果を使用しました。3体のクリーチャーが山札に加わろうとして、うち1体の移動を《邪龍 ジャブラッド》の置換効果で墓地から4枚を山札に加えることに置き換えました。結果としてバトルゾーンから2体が山札に移動しましたが、シールド化するのは何枚ですか?
※バトルゾーンから山札に送られた2体は1枚のカードで構成されていたものとします。
A.6枚です。
置換効果は効果の発生源を変更しないというルールがあります。
《邪龍 ジャブラッド》の置換効果で「山札に加える」を「墓地から4枚をシャッフルして山札の下に置く」に置き換えていますが、この移動はあくまで《ジョーカーズの心絵》の効果によるものとして扱われます。そのため「こうして山札に加えたカード」は普通に山札に加わったクリーチャーの2枚と、墓地から山札に送られた4枚をカウントして合計6枚になります。
今日のまとめ
クイズはここまで!
解説したルールのポイントをまとめておきます。
1.処理できないイベントには置換できない
「AするかわりにBする」効果は、Bが正常に処理できない時は使用できません。
2.置換効果は連鎖しない
置換効果によって置き換えられた後のイベントは、さらに置換効果で置き換えることができません。
3.同時に移動するカードの置換
同時にカードが移動するときは、その一方をもう一方の移動に置き換えることができます。
4.置換効果の一連の処理《斬隠蒼頭龍バイケン》のような、置換効果の"・"から区切られずに続いて書かれた、置換効果以外のテキストは置換効果の一連の能力です。置換効果の直後に解決をしますが置換効果としては扱われません。
(↑"置換効果"って書きすぎて早口言葉みたいになった...)
5.置換効果は効果の発生源を変更しない
置換されたあとのイベントも、置換される前の効果によるものとして扱われます。効果の持ち主が影響する効果や、その効果によって移動したカードを参照するような効果を置き換えた時は注意が必要です。
おわりに
今回は使用頻度が高い効果である割に複雑な状況を発生させがちな置換効果をテーマに解説をしてきました。
次回のテーマはまだ決めていないのでお楽しみということで。ぜひ次回も読みに来てください!
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!
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