【逆転封じ】赤白ライオネルの回し方と必勝テクニック【アルモモ/キャンベロ】

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【逆転封じ】赤白ライオネルの回し方と必勝テクニック【アルモモ/キャンベロ】

はじめに

 どうも◆ドラ焼きです。今日紹介していくのは最近のCS環境でも注目されている【赤白ライオネル】になります。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を軸に《アルカディアス・モモキング》等の強力な進化クリーチャーを展開し、相手の逆転を封じつつ勝利を目指します。

 現オリジナル環境においてTier1とされている【4c邪王門】に有利なデッキとして頭角を現し、詰め力の高さと一定の受け性能を両立出来ている点が魅力なデッキです。

 コンボデッキ的な展開能力も備えつつ、ミッドレンジ的に詰めていくこともあり、プレイしていて楽しいデッキですので是非参考にしてみてください。

目次

【赤白ライオネル】の特徴

強み:強烈なロック性能を駆使して攻めよう

 【赤白ライオネル】の大まかな動きを説明すると、2~4ターン目まではバトルゾーンに軽量のタマシードを展開。

 《ルピア炎鬼の封》をプレイ出来ている場合、最速4ターン目には《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を場に出すことが出来ます。

《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》が出ると、連鎖的に進化クリーチャーを展開していくことが出来ます。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》で《カーネンの心絵》を出し、次の《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を探す。そしてその《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》から更に展開をしていく、というのが黄金パターンです。

 主に展開したい進化クリーチャーは《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》、《アルカディアス・モモキング》の2種類。相手のクリーチャーを出すこと、呪文を唱えることに制限をかけます。これによって安全な勝利を目指すことが出来るのがこのデッキの強みになります。

 また、この動きが出来ない場合には《センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉》を4ターン目にプレイして《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》を侵略させてゲームを作ることも出来ます。

 《センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉》は出たときに相手の場を破壊することが出来、その範囲はタマシードにまで及びます。そのため、【ケンジキングダム】、【アポロ】のようなタマシードを軸に構築されたデッキとも戦いやすいデッキとなっています。


弱み:デッキの動き出しの遅さ

 【赤白ライオネル】は4ターン目からは《センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉》、《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》といった様々な攻めてが存在するデッキである一方、3ターン目までは自分のリソースを伸ばすことしか出来ません。

 そのため動き出しの遅さにつけ込まれることも多く、速攻系のデッキには厳しい戦いが強いられます。

 そんな弱点をカバーするカードとして採用されたのがGoA第2弾で登場した《NEXの手甲》になります。

 このカード自身が場に出た時は勿論、各ターンタマシードをプレイすると効果が発動するため、継続的に相手の盤面除去を繰り出すことが出来ます。例えば【赤単速攻】のようなデッキは【赤白ライオネル】にとっての苦手デッキでしたが、《NEXの手甲》によってある程度戦えるようになりました。

 今後もタマシード戦略も拡張されていくかもしれません。そういう意味で今後の活躍にも注目したいデッキと言えるでしょう。

【赤白ライオネル】サンプルリスト


採用カード解説

進化クリーチャー

・《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 メタリカ / エンジェル・コマンド / レクスターズ / 文明 光 / パワー9500 / コスト5

■スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、光のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。
■自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。この能力は、各ターン1度しか使えない。

 進化クリーチャーの踏み倒し効果はコスト6以下なら文明は関係なく、タマシードの踏み倒しはコストは関係なく光文明しか踏み倒せません。

 デッキの性質上《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を生かして戦いたいため、常に光文明のタマシードは1枚抱えておいた状態でゲームをしていかなければなりません。

 このデッキの光のタマシードの枚数は13枚。序盤にリソースカードとしてプレイしていきたいということを考慮すると可能な限り多く採用していきたいところです。

 また、3~4ターン目まで軽量タマシードを展開していくことになるわけですが、光のタマシードの場に出しすぎ、及びマナに置きすぎには注意したいところです。

 相手の攻撃に対して折角《スロットンの心絵》を踏ませたのに光のタマシード不足で反撃出来ないとか、《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》の2体目を踏み倒せない、なんて状況は避けたいところです。


・《アルカディアス・モモキング》、《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》

 相手の動きを封じる2種類の進化クリーチャーになります。【4c邪王門】のようなデッキには《アルカディアス・モモキング》を、【グラスパーループ】のようなデッキには《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》を、という風に使い分けて詰めていきましょう。

 《アルカディアス・モモキング》は多色カードかつ、基本的には《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》から出す少し重めのカードです。なので3枚に減らす選択肢もあり得るカードですが、今回はマナに置いても良いように4枚採用しました。

 また、忘れがちですが《アルカディアス・モモキング》のパワーアップ効果はこのデッキとの相性が良い効果です。《ボルシャック・モモキングNEX》のパワーを上げてパワードブレイカーのブレイク枚数を増やしたり、《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》で殴り返せる範囲を広げたりと活躍する機会は多いです。


・《センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 フェニックス / 鬼レクスターズ / 文明 火 / パワー6000 / コスト4

■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、タマシードから進化していれば、相手は自身のコストが一番小さい、クリーチャーとタマシードをすべて破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時またはこのカードが離れた時、自分の手札を1枚捨て、カードを2枚引く。

 除去も出来、リソースの獲得も可能なカードです。【アナカラーハンデス】相手のようにリソース勝負になる相手の他、《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》の刺さりの良いデッキに対しても積極的にプレイしていきましょう。

 少し癖のあるカードですが使いこなすほど力を発揮するカードです。積極的に攻撃して、除去を強要し、除去されても自分のリソースに繋げていく、みたいな使い方をしたいところですね。

・《ボルシャック・モモキングNEX》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / アーマード・ドラゴン / レクスターズ / 文明 火 / パワー9000+ / コスト6

■スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
■このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがレクスターズまたは火のクリーチャーなら出す。それ以外なら墓地に置く。
■攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分の墓地にある火のカード1枚につき+2000する。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》から出すのは勿論《ルピア炎鬼の封》を出した次のターンにプレイすることも想定される、いわばサブプランのような役割のカードです。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》無しでは中々展開が難しいこのデッキの決定力のなさをカバーしてくれるカードとして採用されています。


タマシード

・《NEXの手甲》

【 タマシード 】
文明 火 / コスト2

■各ターンはじめて自分のタマシードが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶自分の手札を1枚捨て、カードを1枚引く。
▶相手のコスト2以下の、クリーチャー1体またはタマシードを1枚、破壊する。
▶クリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》登場までの時間稼ぎをするカードとして活躍するカードです。

 このデッキに採用されているクリーチャーは進化クリーチャーばかりなのでSA付与の効果を使うことはありませんが、手札が整っていない時には手札入れ替えの効果を使うことも視野に入れましょう。

 基本的には小型クリーチャーやタマシードを展開する相手へのメタカードとなっているので【赤単速攻】のようなデッキにプレイしたいところ。ただ、最近は《ハエタタ・チュリス》や《烈火大聖 ソンクン》などのカードも採用されているのでそれには注意しましょう。


・《ルピア炎鬼の封》

【 タマシード 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 火 / コスト3

■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードから進化するクリーチャーのコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を早出しするために採用されているタマシードです。

このカードをプレイした次のターンにはマナをチャージしなくても《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を出せる点が優秀なカードです。


・《スロットンの心絵》

【 タマシード 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 光 / コスト5

■S・トリガー
■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを1枚引く。
▶光のコスト7以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)

 このデッキの受けの軸となるSTです。

殴ってくるデッキには、このカードさえ踏ませれば逆転出来る、という状況もしばしば。その他にも相手の召喚ロックを避けるような使い方も考えられるでしょう。

 相手からすると攻める際に《スロットンの心絵》をケアするのは難しく、【赤白ライオネル】を攻略しにくいものにしています。

カウンター前提のゲームプランの際には、《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》+光のタマシード+踏み倒したい進化クリーチャーのような手札を作るように意識したいです。


採用候補カード

《ライオネルの天宝》

【 タマシード 】
種族 エンジェル・コマンド / レクスターズ / 文明 光 / コスト2

■シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
■このタマシードが出た時、相手の手札が自分のより多ければ、カードを1枚引く。相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。相手のシールドが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。

 基本的には《ゲラッチョの心絵》の5枚目以降となり、状況に応じて《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》の早出しに貢献するほか、受けとしての利用も可能になるカードです。

 これまで見てきた通り、光のタマシードの枚数は可能限り多いほうが良く、他の光のタマシードカードと比べると使い勝手が良いカードと言えます。

 他にも《ジョーカーズの心絵》、《ドラン・ゴルギーニ》といった様々な光のタマシードが存在するので、自分好みの光のタマシードを探してみても良いでしょう。

回し方

軽量タマシードを展開して展開の準備

 序盤はとにかくタマシードを展開して準備をしましょう。目指すのは《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》の着地、相手次第では《アルカディアス・モモキング》の着地となります。

 状況によっては《センメツ邪鬼〈ソルフェニ.鬼〉》から《キャンベロ〈レッゾ.Star〉》を出すなどしてゲームを伸ばすことも狙いたいです。


《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》から大量展開

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》から光のタマシードを出し、進化クリーチャーを展開していきます。《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》を引けてないような状況では《ボルシャック・モモキングNEX》から運の勝負をしかけることもあるでしょう。

 大事になるのはハンドキープです。【赤白ライオネル】は手札を増やしにくいデッキですし、序盤から展開のやり方を意識していく必要があります。


受けの展開はハンドキープが変わる

 《スロットンの心絵》を軸に受けていく時にはハンドキープの考え方は変わってきます。

《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》+光のタマシード2枚、や《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》+《スロットンの心絵》+光の進化クリーチャー、のような手札を作りたいです。

 《NEXの手甲》でゲームを伸ばしていくような展開においてはよりハンドキープが窮屈になることもあるため、臨機応変に対応していきましょう。

おわりに

 【赤白ライオネル】いかがだったでしょうか。

攻め込むのは4ターン目と決して速いとは言いませんが、環境と戦えるだけの速度を持ちつつ《スロットンの心絵》で受けていける良いデッキです。

 《「正義星帝」〈ライオネル.Star〉》は光のタマシードなら何コストでも踏み倒せるため、今後のタマシード強化、あるいは進化クリーチャーによる強化にも注目したいデッキです。

 タマシード戦略の基本や、ミッドレンジデッキの基本が学べる良いデッキなので是非試してみてください。


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