来るアビス・レボリューション 第4弾 「竜皇神爆輝」、先日の生放送以来世間を騒がせているカードがあります。

《DARK MATERIAL COMPLEX》

【クリーチャー】
種族 パンドラボックス/文明闇/コスト1/パワー25000

■ワールド・ブレイカー（このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする）
このクリーチャーはタップして出る。
■他のクリーチャーが離れた時、または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにして、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーの下のカードが7枚以下なら、このクリーチャーは離れず、アンタップしない。
■このクリーチャーの下に8枚目のカードが置かれた時、このクリーチャーをアンタップする。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そのカードがクリーチャーなら、自分の墓地から出す。

《DARK MATERIAL COMPLEX》、突如として現れたボス格のカードですね。

出自も能力も特殊なこのカードを前に、世間では2つの声が上がっています。

実際のところ、どちらなのでしょうか。

今回はこちらを調査していきます。

立場をはっきりさせましょう

まず執筆している私の意見から述べますが、【ロココループ】ギミックと合わせるのは流石に競技バリバリか？って言ったらそんなことはないでしょう。

もう結構な人数がこの話はしてそうなんですが、そもそも【ロココループ】という基盤がガチガチの環境でやりあえる強度を持っていません。

このカード/デッキを見る世間の目って、 《禁断英雄 モモキングダムX》 と【サガループ(DOOM)】とを比較対象にしていると思うんですよね。

特にループに関しては後者との比較になるのですが、決定的な差が3つあって

• コンボパーツのカードパワー
• コンボ成立枚数
• キルターンまでの行動

が挙げられます。

1つ目はもう言わずもがなですよね。単体で仕事の無いカードを8枚も雇えるほど、弊社は暇ではありません。

2つ目も単純な数比べなんですが、極論《絶望神サガ》2枚揃えるだけのコンボに対して、【ロココループ】ギミックは最低3枚を必要とします。

3つ目も簡単ですね。【サガループ】は「探して」「出す」この2アクションで終わるんですが、【ロココループ】は「出して」「探して」「出す」必要があるうえに、3キルするには最初の「出す」を探す暇すらありません。泣けるぜ。

「同じような構造でも【ゾンビパルテノン】は強かったじゃん」って意見ももしかしたらあるかもしれませんが、あれは《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》の蓋がそもそも強かったから成立したデッキです。

今の感覚だとループパーツに《ボン・キゴマイム》が入っている感じ。そりゃ強いってもんです。

さらに追い打ちをかけるように、現環境のループ系デッキは【アカシック3】が控えています。

あちらはルック＆ピック系のサーチに加えて、《神秘の宝剣》のうような確定サーチも無理なく組み込める機構持ち。

流石に安定感で勝てないので主張点がかなり厳しいかな～～と思いますね。

じゃあどう使おう？

王道の使い方の模索ですが、《禁断英雄 モモキングダムX》同様「ゲームが後ろに寄ったときのフィニッシャー」として使う枠ですよね。

あちらとの大きな違いは不利状況の打開となる「全体除去」に代って「脳筋フルパン」と「展開」による決定力。

そのあたりを踏まえて、「変なコンボ」すら考えないなら【アナカラーハンデス】のフィニッシャーとかどうでしょう？

《有象夢造》を連発してたら勝手に下敷きが集まるので、時限爆弾としてはかなりカウントを進めやすい部類のはず。

《悪魔妖精ベラドンナ》や《特攻人形ジェニー》を呼び出せば攻撃中にアンタップさせて連パンが可能。なんか《テラ・スザーク ＜ナーガ.Star＞》みたいだなと思わなくはないですが決定力はちゃんとありそうですね。

メタクリーチャーで盤面を作りつつコントロールするデッキでもあるので、「横をS・トリガーで除去しても起きるぞ！」って言いながら殴れます。

結構かみ合ってるかもですね。【開発部セレクションデッキ 水闇自然ハンデス】を買ったそこのあなた！！改造にぜひ！！

今回のまとめ

• 無理にループしなくてもいいんじゃないかな

そもそもどういうカードなのかまだあんまりわかってないんですよね。

《零》みたいな次弾のプレビューにしては強いけど設定も能力も癖が強すぎるっていう。

ただ、次弾で強化されます！って雰囲気でもないし、マジでどう使う想定ですられたんだろな……。

皆さんの考察、お待ちしております！！

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