はじめに
こんばんは、はみるとんです！
今回は毎回お馴染み、プロデュエリストはみるとんが「新弾テーマ全部組む」という記事となっています！
前弾に引き続き、既存テーマの強化は展開力が爆上げされた物ばかりでどんな動きが出来るようになったのか想像するだけで非常に楽しそうなパックとなりました。ということで早速順番に組んでいきます！
【センチュリオン 】
「エンブレーマ」カードにアクセスできるようになったことで《竜騎士アトリィ》が更に強くなり、さらに《騎士皇プリメラ・プリムス》が出たことで《騎士魔防陣》の蘇生効果による展開力の強化など、既存の動きの終着点が強くなりました。
ドローが展開に大量に絡むようになったことで盤面の妨害のみならず誘発を構えて返しに強くする、サイチェン後に入れた永続を引きに行くなど対応力が非常に高いデッキとなりました。
【海皇】
「海皇」でもあり「水精鱗」でもある《水精鱗の深影隊》が登場した事で、２テーマの繋がりが更に強化されました。
《深海のディーヴァ》から強い展開が出来るのは従来通りですがこの展開は様々な誘発での妨害に弱く脆い動きでした。しかしこの新規により《海皇子 ネプトアビス》からもテーマ内で強い動きが出来るようになり、展開デッキとしての通しやすさが各段に上がりました。
【メメント】
《メメント・カクタス》の追加によりテーマ自体も強化されたのですが、それ以上に《百鬼羅刹大収監》によって相手の誘発に合わせてサクリファイスエスケープを行いながらデッキから《メメント・ゴブリン》を出せるようになり貫通力が増しました。
【ゴブリンライダー】
最強の初動カードである《天上天下百鬼羅刹》の追加によって初動の安定感と終着点の強さが一気に増しました。
《天上天下百鬼羅刹》 は墓地効果で相手ターン中の妨害にもなる他、《百鬼羅刹大収監》 によって貫通力が増しました。
【シャーク】
度重なる水属性およびエクシーズの強化によって初動の安定感は元々高かったところに、更に《Ｎｏ.３２ 海咬龍シャーク・ドレイク》関連の強化が来たことで終着点の盤面強度が非常に高くなりました。
《ヴァーチュ・ストリーム》へのアクセスにより前後で妨害を構えられる事で返し札にも強く、水属性の妨害はモンスター効果による除去一辺倒になりがちだった部分に幅が生まれました。
【六武衆】
従来の【六武衆】は《六武の門》に全力でアクセスして無限ループによる宇宙展開を目指すデッキでしたが、新規のチューナーおよびシンクロモンスターによってテーマ内での妨害力が増したことでループギミックへの依存度が各段に下がり、展開デッキとしての取れる択の幅が増えました。
《真魔六武衆－シエン》に同名ターン１が無い事でこれを大量に並べていくだけでかなり強度の高い妨害が出来るのが魅力で、【六武衆】モンスターの特殊召喚回数がカウンター稼ぎとなり展開力に直結するというテーマの性質と非常に噛み合った新規を貰う事が出来ました。
【アザミナ】および【デモンスミス】
【罪宝】ギミックから繋がる先手で構えられる無効妨害として非常に優秀で、先に《背信聖徒シルヴィア》から入る事で誘発をケアしながらメインの展開を通すという動きで妨害への貫通力の高い出張ギミックとして注目されています。
特に《黒魔女ディアベルスター》から始動して 《背信聖徒シルヴィア》 ＋《スネークアイ・エクセル》まで確定で通せる【アザミナスネークアイ】が無駄なくケアと初動が両立出来、環境でも活躍しています。
また、【デモンスミス】は以前は「光・悪魔＋モンスター１体」が始動条件となっていたのが、《紅涙の魔ラクリモーサ》の登場によって「光・悪魔」が場に出るだけで展開が繋がるようになり、《閉ザサレシ天ノ月》の存在から実質モンスター２体並ぶだけで《永遠の淑女 ベアトリーチェ》が出るようになりました。
これにより《スネークアイ・エクセル》を落として《賜炎の咎姫》で蘇生して初動とする動きが特に強く、上記のレシピでもそのルートがふんだんに使われています。
【魅惑の女王】
《混沌なる魅惑の女王》が登場した事で相手の場にモンスターがいない状態でも効果がアクティブな《魅惑の女王 ＬＶ７》を用意する事が出来、なおかつランク７が立てやすくなったり墓地メタが出来るようになりました。
元来《魅惑の女王 ＬＶ３》から順に進化していくのがほぼ唯一のルートだったのが《金色の魅惑の女王》から《混沌なる魅惑の女王》を経由する事で様々な魔法使いに向け展開を伸ばしていく事ができ、自由度が高くなりました。
【原石】
通常モンスター全般の強化となった新テーマ【原石】は既に様々な形の構築が模索されています。
特に通常モンスターの展開がそのまま妨害となる【幻煌龍】との相性が非常によく、《幻煌の都 パシフィス》自身の効果だけではトークンを退かさないと継続サーチが出来なかった欠点が《原石の鉱脈》の起動効果で条件を満たし続けられる事で補われています。
【Ｂ・Ｆ】
《Ｂ・Ｆ－毒針のニードル》が単体で強力な初動として出張されることが多い【Ｂ・Ｆ】ですが、《黒羽の旋風》を彷彿とさせる新カード《Ｂ・Ｆ・W》が追加された事でテーマカード同士のアクセスが非常にしやすくなり、【蕾禍】や【騎甲虫】による昆虫族の既存のシナジーをうまく組み込む事でデッキ内の特定のカードにアクセスして後続を産み続けながら展開する能力の非常に高いテーマに仕上がりました。
総評
新たに強化および追加されたテーマはどれも初動も展開力も非常に高い物が多く、環境での活躍が期待されそうです。
一方特定の新規カードがこなかったテーマも【デモンスミス】の汎用性の高さゆえに展開力の底上げが行われたデッキが多く、今まで不可能だった初動から展開が出来るようになったテーマや、逆に動きは全く変わっていない物の新規で増えた手札誘発が刺さらない事で立ち位置がよくなったデッキなどもあり、非常に混沌とした環境となっています。
皆さんも是非隠れた面白ギミック、強テーマを探して試行錯誤してみてください！
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました！
