【2021年 イグニスターデッキ 入門書】@イグニスター降臨・続

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【2021年 イグニスターデッキ 入門書】@イグニスター降臨・続

はじめに

こんにちは。初めての方は初めまして、オオニシと申します。

定期的に注目テーマや新テーマを記事掲載する企画ということで、今回もお話を頂き【@イグニスター】について書かせて頂くこととなりました。

(以前にも@イグニスターの記事を書いたことがあるので、良ければ参考にして頂けると幸いです)https://gachi-matome.com/p-yg-soospsp/

記憶に新しい方も多いと思いますが、1月のパックにて多数の新規カードが収録され「もしかして@イグニスターやれるヤツ!?」と鼻息を荒くしたのではないでしょうか。筆者はしました。

で、今回はその@イグニスターについて

  • 新規カードの紹介
  • 新規カードにより何が変わるか
  • どのような動きが可能になったか

という内容で書いていきます。

また@イグニスターは「サイバース族」であるため、言わずと知れた最強サイバース族テーマ【コードトーカー】と組み合わせた場合の動きや構築、をコラムみたいな形で追記しようと思います。

では、GO!

目次

【@イグニスター】デッキレシピ


このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら▼

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【@イグニスター】デッキに興味がある方はぜひご利用くださいませ

【@イグニスター】デッキの特徴

動きの特徴として、多数のサーチ効果で集めた【@イグニスター】モンスターを専用フィールド魔法で展開していきます。

そしてサイバース族・リンクテーマであるため、基本的には先攻展開でリンク2〜3を、後攻展開においてはリンク3〜4を出していって…

とか言いましたが、後攻では《アクセスコード・トーカー》で場を殲滅してワンキルします。いつもの。

当たり前のように付属する「サイバース族以外の特殊召喚不可」制約により、汎用性の高いリンクモンスターは使用できないので《トランスコード・トーカー》《デコード・トーカー・ヒートソウル》等もフルに活用します。

その部分だけを見れば「普通のコードトーカーと変わらないじゃん!」と思われるかもしれません。

が、【@イグニスター】には独自の展開手段を幾つも持ち合わせており、手札リンクで伸ばしていく【コードトーカー】とは全く異なる展開過程を辿っていきます。

更に、他のサイバース族テーマでは扱いづらい《ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード》及び《ジ・アライバル・サイバース@イグニスター》をサブギミックのように内蔵しており、対面に合わせて立ち回りを変えられることも強みといえます。

【@イグニスター】カードの解説

《イグニスターAiランド》

【 フィールド魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこの効果を発動できる。手札からレベル4以下の「@イグニスター」モンスター1体を特殊召喚する。このターン自分は、元々の属性が同じモンスターを「イグニスターAiランド」の効果で特殊召喚できず、サイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

②:このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から「@イグニスター」モンスター1体を除外して発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【@イグニスター】最大のサポート展開札。

「メインモンスターゾーンが空いている」という【閃刀姫】同様の条件下に限り、ターン制限なく手札の@イグニスターを特殊召喚できます。

「同じ属性は被ってはいけない」制約もありますが、1度だけ墓地から復活する②の効果も相まって基本的にこのカードで@イグニスターを展開していく流れとなります。

《ダークインファント@イグニスター》

【 リンクモンスター 】
星 1 / 闇 / サイバース族 / 攻500 /

リンクモンスター以外の「@イグニスター」モンスター1体

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「イグニスターAiランド」1枚を手札に加える。

②:元々の攻撃力が2300のサイバース族モンスターが効果を発動した時に発動できる。このカードの位置を、このカードのリンク先となる自分のメインモンスターゾーンに移動する。その後、このカードの属性をターン終了時まで任意の属性に変更できる。

【LINK-1:左】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「そのAiランドが無いと何も出来ないんですけど…」を雑に解決した化け物リンク1。

リンク以外の【全@イグニスター】からリンク召喚でき、1秒で《イグニスターAiランド》を持ってきて展開開始できます。②の移動する効果は、後述する《ダークナイト@イグニスター》をサポートする効果なのでココは割愛。

このダークインファントを最も強く活かせる【@イグニスター】が、以下より紹介する二種類です。

《アチチ@イグニスター》

【 効果モンスター 】
星 2 / 炎 / サイバース族 / 攻800 / 守800

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アチチ@イグニスター」以外のレベル4以下の「@イグニスター」モンスター1体を手札に加える。

②:自分のサイバース族モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。その自分のモンスターを破壊する。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

分かりやすいサーチャー。

このサーチで【@イグニスター】を持ってきた後、《ダークインファント@イグニスター》に変換して《イグニスターAiランド》を発動→サーチした【@イグニスター】を即座に吐き出せるため事実上の1枚初動となります

アチチのサーチ候補として最も有用なのが↓

《ピカリ@イグニスター》

【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / サイバース族 / 攻1200 / 守600

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「Ai」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

②:自分フィールドの「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで4にする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

「Ai」を持ってこれます。先程の《アチチ@イグニスター》から手札に加えることで、即座に出してサーチに繋げられる訳です。

サーチ先となるのは、単発蘇生の《Aiドリング・ボーン》とサーチ魔法の《めぐりAi》。

《Aiドリング・ボーン》

【 速攻魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分の墓地の「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

②:モンスター同士が戦闘を行う攻撃宣言時、墓地のこのカードと手札を1枚除外し、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、「Aiドリング・ボーン」以外の「Ai」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

《めぐり-Ai-》

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:手札・EXデッキの攻撃力2300のサイバース族モンスター1体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性を持つ「@イグニスター」モンスター1体をデッキから手札に加える。発動後、このターン中に自分がこの効果で見せたモンスターまたはその同名モンスターの特殊召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は2300ダメージを受ける。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族以外のモンスターの効果を発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

共に【@イグニスター】を盤面に追加できるのでリンク値伸ばしに適していますが、特に《めぐりAi》は状況に応じて効果未使用の【@イグニスター】を持ってこれます。

「元々の攻撃力2300のサイバース族」を見せる必要がありますが、有名どころで《アクセスコード・トーカー》の闇属性、《デコード・トーカー・ヒートソウル》の炎属性、《トランスコード・トーカー》の地属性と非常に幅広く対応しています。

「アチチ→ピカリ→めぐりAi」の流れからサーチする選択肢の中で、最もリンク値が伸びるのは《ドヨン@イグニスター》。

《ドヨン@イグニスター》

【 効果モンスター 】
星 4 / 闇 / サイバース族 / 攻400 / 守1600

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「@イグニスター」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

②:このカードがサイバース族リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Ai」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

召喚・特殊召喚時には【@イグニスター】を、リンク素材時には【Ai】魔法・罠を回収できます。

上記の流れで持ってきた場合、回収対象を一番最初に通常召喚したAiランドでまだ吐き出していない「アチチ」にすることで、吐き出して更にリンク値を伸ばせるという訳です。

更に、リンク素材時の「Ai」回収で《Aiドリング・ボーン》を回収すれば

速攻魔法なので相手ターンに発動してリソース確保することも可能。《ドヨン@イグニスター》を蘇生すれば「【@イグニスター】回収」の効果も使えて、無尽蔵にリソースを回復できますね。

《ダークナイト@イグニスター》

【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / サイバース族 / 攻2300 /

カード名が異なるモンスター3体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。自分の墓地からレベル4以下の「@イグニスター」モンスターを可能な限りこのカードのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。

②:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。自分の墓地からサイバース族モンスター1体を選んで特殊召喚する。

【LINK-3:左下/下/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

大量のリンク値を伸ばした後、基本的にはコイツに向かいます。

リンク先に何か特殊召喚されるだけで墓地から@イグニスターを可能な限り特殊召喚するという化け物。

「リンク先に特殊召喚」なので最大2体の蘇生が限界ですが、前述した《ダークインファント@イグニスター》のモンスターゾーンを移動する効果により、リンク先を開けて蘇生数を増やせる訳です。

これにより「ダークナイト+モンスター4体」という爆発的な展開が可能となり、強烈な盤面を作ることができます。

【@イグニスター】デッキと相性が良いカード

【 チューナーモンスター 】
星 2 / 光 / サイキック族 / 攻1000 / 守0

このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。

①:自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

強力な手札誘発ですが、サイバース族ではないため「サイバース族縛りに引っ掛かるのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、ガンマの発動条件を満たした状態で発動できる《めぐりAi》や《イグニスターAiランド》によって、それぞれ《灰流うらら》《増殖するG》を誘うことができます。

それを無効にした上でガンマ+ドライバーを特殊召喚し、追加した@イグニスター1体とで《ダークナイト@イグニスター》をリンク召喚する訳です。(ダークナイトは「カード名の異なる3体」をリンク素材として出せるため)

当然《トランスコード・トーカー》の効果は使用できませんが、相手の誘発を弾いた上でEXデッキの消費を減らして展開できる強みがありますね。

【 通常魔法 】

「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

純正の【@イグニスター】では、飛んで困るカードは《ブルル@イグニスター》程度で、その他のカードを2〜3枚採用することで満遍なく手数を増やす事ができます。

《ドヨン@イグニスター》《Aiドリング・ボーン》の存在により、一度メインギミックをデッキから引っ張り出せば見えているカードのみでリソースを循環させられる点も、相性が極めて良いと言えますね。

また、妨害の薄い【@イグニスター】にとって手札誘発や罠を引き込めるため、先攻において特に強いドローソースにもなり得ます。

【@イグニスター】デッキの魅力

他のサイバース族テーマと比べて、《アチチ@イグニスター》《ピカリ@イグニスター》、《めぐり-Ai-》からの1枚初動を多く備えている点です。

非常に安定した展開が出来るだけでなく、デッキスロットを多く取れるので「手札誘発や罠を採用して攻防に長けた構築にする」「更に展開札を増やして爆発力を上げる」など、やりたい事を結構自由にできるパワーを抱えているのが魅力に思います。

また、リンク一辺倒という訳でもなく、後述しますが《ウィンドペガサス@イグニスター》《ライトドラゴン@イグニスター》などのシンクロ・エクシーズも簡単に出せるため、従来のリンクテーマ以上に新鮮味を感じますね。

【@イグニスター】デッキの回し方〜概要〜

Aiランドに展開を依存しているため、初動はメインモンスターゾーンを空けながら展開していきます。

よって「ダークインファント→@イグニスターA」から「リンク2→@イグニスターB」→「リンク2の効果で何か出す」→「リンク2+@イグニスターB+何か」で《ダークナイト@イグニスター》を目指します。

特にリンク2の《スプラッシュ・メイジ》

【 リンクモンスター 】
星 2 / 水 / サイバース族 / 攻1100 /

サイバース族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

【LINK-2:右上/右下】

出典:遊戯王OCGカードデータベース

が重要となり、無条件で1体追加できるので《ダークナイト@イグニスター》の「モンスター3体」というリンク素材を確保しやすくなる訳です。

【@イグニスター】デッキの回し方〜展開例〜

《アチチ@イグニスター》1枚からの展開例

【使用カード】

  • 《アチチ@イグニスター》

【結果】

【手順】

  1. 《アチチ@イグニスター》を通常召喚して《ピカリ@イグニスター》を手札に加える
  2. 《ダークインファント@イグニスター》をリンク召喚して《イグニスターAiランド》を手札に加え、そのまま発動
  3. Aiランド効果でピカリを特殊召喚して《Aiドリング・ボーン》を手札に加える
  4. 場の2体で《サイバース・ウィキッド》をリンク召喚
  5. Aiドリングボーンを発動して、墓地のアチチをリンク先に特殊召喚
  6. ウィキッドの効果で、墓地のインファントを除外して《ブルル@イグニスター》を手札に加える
  7. 場の2体で《スプラッシュ・メイジ》をリンク召喚
  8. Aiランド効果でブルルを特殊召喚。ブルルの効果で《ドヨン@イグニスター》をデッキから墓地へ
  9. スプラッシュの効果で墓地からドヨンを特殊召喚(この時点では効果無効)
  10. ブルルとドヨンで《ウィンドペガサス@イグニスター》をシンクロ召喚
  11. ブルルの②の効果で、シンクロ素材になった相方を墓地から特殊召喚(ドヨンを)
  12. ドヨンの効果で、墓地からアチチを手札に加える
  13. 場の3体で《ダークナイト@イグニスター》を「右側のEXモンスターゾーン」にリンク召喚。この瞬間ドヨンの効果で、墓地のAiドリングボーンを手札に加える
  14. Aiランド効果でアチチを特殊召喚
  15. アチチで2枚目のダークインファントを「真ん中」にリンク召喚。この瞬間ダークナイトの効果をチェーン1、ダークインファントの効果をチェーン2で発動
  16. チェーン処理でダークインファントを左へ移動。ダークナイトの効果処理で墓地からドヨン、アチチ、ピカリをダークナイトのリンク先に特殊召喚
  17. 出した3体で《トランスコード・トーカー》をリンク召喚。その効果でスプラッシュを蘇生
  18. スプラッシュ+ダークインファントで《デコード・トーカー・ヒートソウル》をリンク召喚
  19. ヒートソウルの効果で1ドロー後、ヒートソウル+ダークナイトで《ファイアウォール・ドラゴン》をトランスコードの隣にリンク召喚
  20. Aiドリングボーンをセット

【盤面の解説】

《ファイアウォール・ドラゴン》の1枚バウンスと、相互リンクしている《トランスコード・トーカー》により対象耐性が付与されています。

これだけ見れば心許ないですが、回収した《Aiドリング・ボーン》で「相手ターン蘇生」が出来ます。その選択肢により

  • アチチを蘇生して@イグニスターをサーチ
  • ドヨンを蘇生して@イグニスターを回収
  • ダークインファントをファイアウォールのリンク先に蘇生させて「相互リンク数」を増加、バウンス対象を増やす

といった感じで、状況に合わせて蘇生先を変えて妨害やリソース回収をこなせます。

更にウィンドペガサスが墓地に居るため、場のカードが破壊されたらバウンスし返す効果により《アクセスコード・トーカー》等の破壊効果を最低限に抑えられます。

【@イグニスター+コードトーカー】

おまけ内容として、本項にて「別タイプの構築」を紹介しようと思います。

@イグニスター本来の展開力を応用し、【コードトーカー】のエンジンである《サイバネット・コーデック》

【 永続魔法 】

このカード名の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。

①:「コード・トーカー」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ属性のサイバース族モンスター1体をデッキから手札に加える。このターン、同じ属性のモンスターを自分の「サイバネット・コーデック」の効果で手札に加える事はできない。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

を活用して爆発力を高めたタイプです。

初動の展開を【@イグニスター】で固めていき、盤面の形成を【コードトーカー】及びコーデックの連続サーチで行いながらエクストラリンクを目指します。


コーデックをフル活用するために、コーデック自体をサーチする《マイクロ・コーダー》及び《サイバネット・マイニング》をフル投入。

展開に特化させるため手札誘発などは削り、代わりに《抹殺の指名者》等を採用して先攻1ターン目の展開を強く意識しました。

更に、EXデッキも《トークバック・ランサー》《双穹の騎士アストラム》などエクストラリンクを補助・補強するモンスターで固めています。

【展開例】

《アチチ@イグニスター》+《マイクロ・コーダー》の2枚で展開

  1. 《アチチ@イグニスター》を通常召喚して《ピカリ@イグニスター》を手札に加える
  2. 《ダークインファント@イグニスター》をリンク召喚し、《イグニスターAiランド》を手札に加える
  3. 手札の《マイクロ・コーダー》と場のダークインファントで《コード・トーカー》をリンク召喚し、《サイバネット・コーデック》を手札に加える
  4. イグニスターAiランドを発動してピカリを特殊召喚。その効果で《Aiドリング・ボーン》を手札に加える
  5. 場の2体で《トランスコード・トーカー》をリンク召喚。コーデックの効果で《コード・ジェネレーター》を手札に
  6. トランスコードの効果で、墓地のコードトーカーを特殊召喚
  7. コードトーカーと手札のジェネレーターで《エクスコード・トーカー》をリンク召喚。コーデックの効果で《パラレルエクシード》を手札に加えて、ジェネレーターの効果で《夢幻崩界イヴリース》をデッキから墓地へ送る
  8. Aiドリングボーンを発動してピカリ(アチチ)を特殊召喚。それ+トランスコードで《コード・トーカー・インヴァート》をリンク召喚
  9. インヴァートをチェーン1、コーデックをチェーン2で発動し、光属性の《フォーマッド・スキッパー》を手札に加えて特殊召喚
  10. スキッパー1体で《トークバック・ランサー》をリンク召喚
  11. スキッパーをチェーン1→手札のパラレルをチェーン2で発動。パラレル2体目を左(右)端に特殊召喚し、スキッパーの効果で《ガッチリ@イグニスター》を手札に加える
  12. ガッチリの効果で、インヴァートの効果を無効にして特殊召喚。そのままエクスコードとで《ファイアウォール・ドラゴン》をリンク召喚し、ガッチリの効果でファイアウォールを選択。(耐性付与)
  13. パラレル2体で《スプラッシュ・メイジ》をリンク召喚し、その効果でイヴリースを蘇生
  14. スプラッシュ+インヴァートで《双穹の騎士アストラム》を真ん中のゾーンにリンク召喚
  15. イヴリースで《リンク・ディヴォーティー》をリンク召喚。イヴリースの効果で自身を相手の場に特殊召喚
  16. トークバックの効果でディヴォーティーをリリースし、トランスコードを蘇生
  17. ディヴォーティーの効果でトークン2体を特殊召喚し、1体を《リンク・スパイダー》に変換。(ここでエクストラリンク)

という感じに展開し、最終的に

  • アストラム以外を攻撃できない(アストラムは特殊召喚されたモンスターとの戦闘には負けない)
  • ガッチリにより相手の効果を受けない相互2のファイアウォール
  • イヴリース送り付けにより相手はリンクモンスターしか特殊召喚できない状態
  • エクストラリンクにより実質リンク召喚の封殺

となります。一度決めてしまえば殆どの場合は崩されることなくターンが返ってくるので、容易にワンキルが可能という訳です。

しかしながら、これだけの展開をするにはEXデッキやメインデッキの選択肢が狭まり「手札誘発の採用枚数を削る」ことも相まって同じく大量展開するタイプのデッキを後攻から挑むには大変厳しく思います。

マッチ戦を前提として割り切るという考え方か、手札誘発や捲り札を多めに採用して安定を取るかは人によりけり、といった感じですね。

【@イグニスター】デッキをカスタムするおすすめカード

【 通常魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:手札を1枚墓地へ送って発動できる。デッキからレベル4以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

言わずもがな、レベル4以下のサイバース族をサーチ可能なマイニング。

手札コストにダークインファントでサーチしたAiランドを利用することで、Aiランドの墓地から復活効果も相まって実質ノーコストでの発動が可能となります。

【 効果モンスター 】
星 1 / 闇 / サイバース族 / 攻300 / 守0

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドのサイバース族モンスターを「コード・トーカー」モンスターのリンク素材とする場合、手札のこのカードもリンク素材にできる。

②:このカードが「コード・トーカー」モンスターのリンク素材として手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「サイバネット」魔法・罠カード1枚を手札に加える。フィールドのこのカードを素材とした場合にはその1枚をサイバース族・レベル4モンスター1体にできる。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

(そのマイニング)をサーチ可能なマイクロコーダーは、@イグニスター自体が純粋な【サイバース族】テーマであるため無理なく動きに組み込むことができます。

《コード・トーカー》を経由することでリンク値を上げながらマイニングをサーチして更なる@イグニスターに繋げたり、↓の《サイバネット・コンフリクト》を持ってきて妨害を構える等、幅広い選択肢をとることが可能です。

【 カウンター罠 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

①:自分フィールドに「コード・トーカー」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし除外する。次のターンの終了時まで、相手はこの効果で除外したカードと元々のカード名が同じカードの効果を発動できない。

出典:遊戯王OCGカードデータベース

【コードトーカー】随一のカウンター罠。

後述しますが、@イグニスターは先攻時の制圧力が高いとは言えないので《マイクロ・コーダー》を絡ませることで質の高い妨害を用意できます。

【@イグニスター】デッキのカーナベルおすすめ対戦動画

おわりに

以上で本記事を締めたいと思います。

展開に必要不可欠だった「Aiランド」を簡単に持ってこれる恩恵は非常に大きく、【サイバース族】の中でも展開力が抜きん出た印象です。

1枚で動ける安定性も相まって、デッキスロットが極めて広いので構築も発展していけたらと思いますね。

それでは!

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