目次
0.はじめに
3度目まして。久しぶりにマリオカートのオンラインプレイをしてみたら、早速赤甲羅に連続で当たってトップから最下位に落ちて発狂した「心身の故障 〜罷免〜」です。
今回はそこまで長くないですが、例によって自信はなく、その上紹介するのは強いかどうかも全く分からないファンデッキですが、暫しお付き合い下さい。
1.とりあえず、何がしたい?
今回ご紹介するのは、「超無限墓地呪文進化」とかいう長ったらしい名前の新能力を引っ提げて黒い箱から現れたゼニス、《「魔力」の極 ダークマター》(以下《ダークマター》)を用いたデッキです。
このクリーチャーは、墓地の呪文をいくつか選んで進化元として場に出すという極めて異質な召喚方法に加え、進化元の数だけ呪文の詠唱コストを軽減するという、唯一無二の能力を持っています。
…が、他のゼニスに比べてみると堅実さを重視されている分、非常に地味な能力と言わざるを得ないスペックです。
まぁ、比較対象が悪いだけなんだけど…
そんな彼の種族に目を遣ると、
- リキッド・ピープル
- アンノウン
- ゼニス
まさかのリキッド・ピープルです。
「そんな古参種族の何が凄いんだよw」と思われる方もいるかもしれませんが、この種族を持っているだけで、とんでもない待遇を受ける事が出来るようになるのです。それは…
《大集結!アクア・ブラザーズ》の能力によって、召喚扱いで踏み倒せるというものです!
《大集結!アクア・ブラザーズ》は、手札が7枚あれば各ターン1度だけ、リキッド・ピープルを種族に持つクリーチャーを例えハンターの敵サイドのゼニスだろうがコストを支払わずに召喚する事が出来るという能力を持っています。
これにより、手札をしっかり貯めれば最速4ターン程度で《ダークマター》を投げつける事が出来るのです。
これほど手軽に出せるなら、地味なイメージ以上に堅実なイメージの方が目立つようになる事でしょう。
当記事では、「でっかいゼニスを悪用して、楽しく遊んじゃうぞ☆」というデッキを紹介していこうと思います。
2.ライバルと差別化したい!
とは言ったものの、昨今のコスト踏み倒しはかなりインフレしており、「結局モヤシ付き3打点を出せた所で、何?」となるのが関の山です。
有名どころはこの辺りでしょうか?
もう何が何だか分からないですね。
しかし、《ダークマター》にかかればただ出せるだけでなく、もっと凄い事が出来ます。
3.無限の魔力
まずは、呪文のコストを軽減できるという能力を悪用していきましょう。
無論、ただ唱えるだけでは面白くないので、「こいつにしか出来ない芸当」をします。
それを実現する呪文は…
《卍堕呪 ゾグジグス》です。
この呪文は、自分のクリーチャー1体を指定して、それに含まれるカードの枚数分ドローとバウンスを発動した上、自分の手札の枚数以下のコストの呪文の詠唱を封じるという効果を持っています。
要は、盤面制圧とカウンター封じを一手に引き受ける必殺カードなのです。
墓地の呪文を進化元としてフル動員すれば、《ダークマター》自身も含めて4〜6枚ほど参照できる事でしょう。
そして、過剰に増えた手札を活かす手段はロックだけではありません。
アタック・チャンスで《極頂秘伝 ゼニス・シンフォニー》を唱え、《ダークマター》をもう一体繰り出す事で、そのまま会心の一撃ならぬ二撃でワンショットキルを仕掛ける事も可能なのです。
「その台詞と、拳で。(大嘘)」
それで手札が減ってしまいますが、所詮は2枚程度です。《大集結!アクア・ブラザーズ》の能力を使うために蓄えた分と、《卍堕呪 ゾグジグス》で引いた分を合わせれば8〜10枚は用意できているはずなので、あまり問題はないでしょう。
また、仮にワンショットキルに失敗したとしても、《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》で出した《ダークマター》はターン終了時に進化元の《卍堕呪 ゾグジグス》と共に手札に戻って来るので、中々息切れしにくいという利点もあります。
そもそも先ほど説明した通り、《ダークマター》はモヤシ付きです。普通に除去された際の損失もそこまで大きくなりません。
ゼニスやリキッド・ピープルらしからぬ驚異的にアグレッシブなムーブで、相手の度肝を抜いてやりましょう。
4.構成と回し方
さて、肝心のデッキ構成についてですが、私はこんな感じにしてみました。
※超GRは使わないので、最後までメタルたっぷりです。
このデッキの大まかな動きとしては、序盤は手札補充や手札交換による墓地肥やしで準備をして、それが整い次第ガンガン攻めるという、割と力任せシンプルなものです。
これは単なるファンデッキであって、《ダークマター》の能力を駆使してループを回す…なんて事は想定していません。ご了承を。
それでは、例によって選出したサブカードを紹介していきましょう。
クリーチャー面はそのものズバリ、NEOクリーチャー版《クリスタル・パラディン》です。
「そもそもNEOクリーチャーとは何ぞや?」という方は、お手数ですが各自で調べてつかぁーさい。
しかし、現環境にブロッカーをばら撒くデッキはほとんど存在しないので、使うのは主に呪文面となります。
呪文面はそのまんま《エナジー・ライト》です。
3コストで2ドロー。もはや説明するまでもありませんね。
2枚引いて1枚捨てるお馴染みの《エマージェンシー・タイフーン》と、それを一回り大きくした《サイバー・チューン》です。
これらのカード自身も含めた呪文を墓地に落とせるので、《ダークマター》のコスト軽減能力をアシストしてくれます。
プレミアム殿堂カードの《サイバー・ブレイン》からS・トリガーを抜いただけという、パッと見かなりヤバそうなドローソースです。
それでもまともに環境入りしなかった辺り、速度のインフレを感じられます。
コストは若干重いですが、3枚もドローできるのは貴重なので、採用に至りました。
効果モードで相手の場のカード1枚をデッキボトムに追放するか、3枚ドローするかのどちらかを選べるS・トリガーの呪文です。
つまり、除去の必要がない場合はドローソースに回す事が出来るので、汎用性が高い訳ですね。
ちなみに除去の対象は「クリーチャー」ではなく「カード」ですが、いかんせん重いので【新世壊ガ・リュミーズ】等をメタるには向いていません。現実は厳しい…
S・トリガーの上位能力、「スーパー・S・トリガー」を保有するクリーチャーです。
普通に出しても1ドローしつつバウンスという、中々扱いやすいスペックを誇ります。
そして、最後にブレイクされたシールドから飛び出すと、コスト9以下の呪文を1枚だけ踏み倒す事が出来ます。
先述の《龍脈術 水霊の計》を唱えて複数体のクリーチャーを除去したり、《王立アカデミー・ホウエイル》を唱えてドローしたりするなど、汎用性は神がかっていますね。
少々勿体ない気もしますが、《卍堕呪 ゾグジグス》を唱えても立派なバウンススペルとして機能します。
一応《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》も射程範囲内ですが、それで《ダークマター》を出してもそのターンの終わりに手札に戻ってしまうので、推奨はしません。
…とまぁ、こんな感じです。
殿堂カードの《機術士 ディール》は説明するまでもありませんね。
今回は特別なギミックを用意せず、初動を重視した準青単構築にしましたが、もしかしたら将来、相性の良いギミックが登場するかもしれませんので、そこに組み込むのも悪くないと思います。
また、環境に過剰打点でフィニッシュするタイプのデッキがあまりに跋扈しているようなら、無理せず《唸る鉄腕 ギリガザミ》あたりを《終末の時計 ザ・クロック》に差し替えると良いでしょう。
とにかく、私が作るデッキは完全完璧とは程遠いものだと自負しています。
それでも、もしこの《ダークマター》に興味が湧いたなら、使ってみてあげて下さいね。
5.最後に
いかがだったでしょうか?
今回はメインデッキしか使わない構築である上、特にこれといった仮想敵を用意したりしている訳でもなかったので、非常に短く終わったつもりです。
今はそこまで環境を揺るがせるレベルには至っていないでしょうが、僕は《ダークマター》が大化けする事を期待しています。
当記事を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
何か気になる事や疑問に思った事、改善点や誤字等があれば、気軽にコメントして下さい。
それでは、またの機会に。