第二回ドンジャングルの嫁会議

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第二回ドンジャングルの嫁会議

目次

当会議の目的

本稿では《ドンジャングルS7》のために彼に似合う嫁を探し彼にあてがっていく事を通じて、よりこのクリーチャーへの理解を深める事を目的とします。

《ドンジャングルS7》の嫁の条件

こんにちは。筆者の土亀です。はじめに彼の嫁にふさわしいクリーチャーについて振り返って行きましょう。《ドンジャングルS7》の提示された条件として、

・パワー7000以下である

・クリーチャーである

これだけです。
これだけ寛容でおおらかなクリーチャー柄である彼に似合う嫁をあてがうべく、お似合いのパートナーを探していきましょう。
今回はシステムクリーチャーとのかみ合いの良さに着目して嫁を探して行きたいと思います。

システムクリーチャーの嫁候補

システムクリーチャーとは何を指すのでしょうか?
各々定義があるとは思いますが、ここでは常在型の能力を持つ、バトルゾーンに長くいる程ゲームに有利に働きやすい効果を持つなどが当てはまるクリーチャーを指しています。この点をご了承ください。
システムクリーチャーの良くある弱点として、テンポを失いやすい、返しのターンに除去されると何も起きないなどがあります。
しかし彼の元に嫁いだシステムクリーチャーは別です。
除去されやすい点は彼自身が強い効果を持つシステムクリーチャーですので自らがヘイトを集め、除去の的になってくれます。
またマッハファイターなどで殴られるリスクも彼がケアしてくれます。
自らの伴侶をその手で守り抜く彼の姿は理想の旦那像と言えるのかもしれません。

《気高き魂 不動》

出典:デュエル・マスターズ

圧倒的な嫁の貫禄。
ドンジャングルハーレムの重鎮の一人であり、ドンジャングルをまさしく不動にしてくれるクリーチャー。
今でこそ構築の精度が上がった事や封印ギミックの流行もあり採用率が落ちているカードですが、ソーナンデスドンジャングル不動で強力で6tで明確な蓋をアグロに押し付けられる、受け札として計上したシノビを打点に変換できるなどチェンジザドンジャングルでは多様な役割を持てる一枚です。
また自身がシステムクリーチャーとしての側面を持ちながらも自信を含んだ他のシステムクリーチャーに対して除去耐性を付与できるため、これから上げられるクリーチャーとも相性が良いのかもしれません。

《轟改速X ワイルド・マックス》

出典:デュエル・マスターズ

自軍のクリーチャー全てにSAを与えるというなんともオラついた効果を持ったヤンママのようなクリーチャー。そのつっぱり具合はシステムクリーチャーとしての面だけにあらず。自身のアタック時に2枚ハンデスと攻めっ気の強いおまけ付き。前回の記事でも書きましたがドンジャングルを搭載した山は即時打点が生成しづらいのが常。そこを解決できるドラグナーや超次元呪文が光ったりするものなのですがこのクリーチャーを使えば万事解決。超次元の枠を使わず自軍を全て即時打点にできる上対面によっては2枚ハンデスを活かし刻んでいくゲームプランを取れる可能性も。アタック時のハンデスは《ニコル・ボーラス》などの大型ハンデスから早期に決着をつけるプランも取りやすくなるのも大きな魅力です。

《あたりポンの助》

出典:デュエル・マスターズ

他の人を無視して私を見てとでも言うような自己主張の強い効果を持つクリーチャー。見かけ通り独占欲の強い効果を持っており、宣言したクリーチャーを無効化できる効果を持っています。読まれると弱いものの、突然出てきた場合詰みに繋がる可能性すらある振れ幅の大きい効果ですが、《ジョット・ガン・ジョラゴン》など特定のカードへの依存度の大きいデッキに対してはゲームを決める事も。ジョーカーズと言う事もあり、ドンジャングル専用だったソーナンデスに新しい役割を持たせる事もできます。環境を見て採用する隙を伺って行きたい一枚。

《ブロック・キング》

出典:デュエル・マスターズ

赤いデジルムカデ。
新DM初期の限定構築で見かけることがあった1枚ですが、その能力は強力。
アンタップ時は相手のクリーチャーをタップインさせ、タップしている時は自分のクリーチャーを+7000。
ドンジャングルの弱点としてジョラゴンなどに殴らせてしまうがためドンジャングルの防御力を貫通されてしまったり、自分より大きいクリーチャーに対しては無力という点があるのですがそこを補完してくれるクリーチャー。
またミラーなどでのボードの取り合いではメメントでドンジャングルと一緒にタップされる事で殴り返しづらくなると実はとてもかみ合いの良い効果なのです。
その足りない部分を補う様は甲斐甲斐しく、新妻のようなみずみずしさを感じます。

《悪魔聖霊バルホルス》

出典:デュエル・マスターズ

こちらはドンジャングルを使い倒してくるなかなかにSっ気の強いクリーチャー。
相手のクリーチャーは可能ならばアタックしなければならないため、ドンジャングルよりパワーの低いクリーチャーを一掃できる可能性も。
光と闇という文明から黒緑ドンジャングルなどで光る可能性のある1枚です。
このクリーチャー自身がコマンドであるため黒緑ドンジャングルが比較的耐性のない封印に対して強く出ることができるかもしれません。

《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》

出典:デュエル・マスターズ

1ターンに1回までの制限を相手に毎ターンかけてくるマンハッタン顔負けの小悪魔クリーチャー。相手には焦らしながら自分にはなんの制限もしないという、思わせぶりな態度しながらも相手への関心はないコミュニティを荒らすタイプのクリーチャー性。しかし寛容な《ドンジャングルS7》にとっては些細なこと。1アクションが強い今の環境では刺さりづらいですが、GRで横展開を押し付けてくるデッキが多くなった場合採用が見込めるクリーチャーです。ラストバーストも強力で自身のブロッカー効果を使用すれば全タップを行えるため、攻守共に活躍を見込めます。1Tに1枚しかクリーチャーを出せない効果は相手のドンジャングルやスロットンに対しても牽制できるのもポイントです。

《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》

出典:デュエル・マスターズ

ドンジャングルではなく自分の嫁にしたい1枚。
その自身で完結した受け性能とハンド0からでも強いアクションを作りに行くことが可能な内臓されたマナ回収効果。
もちろん彼とのかみあいも素晴らしく、このクリーチャーを出したあとドンジャングル自身のマッハファイター効果を使用する際に《マスカルゴ・トラップ》や自身の呪文効果を使うことでボード展開や盾を飛ばすことによる擬似的な打点生成など多様な役割を持てるところもポイント。
筆者自身がツインパクトのなかでもっとも好きなカード。

《害悪のカルマ スタバック》

出典:デュエル・マスターズ

インスタ映えを気にしてそうな名前の女子力が高いクリーチャー。
自身も効果の対象になるもののツインパクトが増えてきた今の環境では刺さるタイミングがきそうな1枚。
種族にグレートメカオーと書いてあるため、コンボイから出せるのもポイント。
コンボイから出るクリーチャーには他にも《奇天烈シャッフ》などがあり、ドンジャングルとの噛み合いもいいため、グレートメカオーギミックを足したドンジャングルというのも一考の余地があるかもしれない。
ドンジャングルは採用カードを吟味すればある程度呪文の比率は下げれるので構築段階から見直せば十分強く使うことも可能。

《革命聖龍ウルトラスター》

出典:デュエル・マスターズ

ドンジャングルに採用できる灰瞳のような性能のクリーチャー。
盾からリソースを回復できる上、光のカードにSTを付与する大盤振る舞いなカード。
既存のドンジャングルが採用されるデッキでは光のクリーチャーはグッドスタッフかST付のものが多いためST付与は多く期待できる効果ではありませんが、リソース回復できる点と光の5以上のドラゴンというだけで十分価値を見出せます。
またハイオリーダのような優秀な光を含んだ多色ツインパクトが増えると、このクリーチャーの活躍の幅もより広がるため将来性も高いところも魅力。
共働きする際も彼に負けないかそれ以上にバリバリ仕事をしてくれそうなクリーチャーです。

《龍素記号 Sb リュウイーソウ》

出典:デュエル・マスターズ

既存のチェンジザドンジャングルとも相性の良さそうな1枚。
スピリチュアル系のような容姿とは裏腹にとても保守的な効果を持っています。
呪文を唱えた時の効果ももちろん強力ですが注目すべきはそのストライクバック付与効果。
手札にある呪文が全てストライクバックを持つというド迫力の効果。相手が盾を割るためには、ドンジャングルに加えてこのクリーチャーの処理まで強要されます。
先ほど挙げたウルトラスターとの組み合わせも強力なため、盤面にさえ残れば一気にゲームが傾くでしょう。

《”乱振”舞神 G・W・D》

出典:デュエル・マスターズ

数々のジョーカーズとメタリカを泣かせてきたものの今では落ち着いた元ヤン気質のクリーチャー。
ドンジャングルのマッハファイター込みで3ドローは期待できる上、貴重な強いSAです。
メメントとも相性がよく盤面にいる限りクリーチャーがブロックする度にドローしてくれるため、メメント入り赤青バスターとは違った使用感。
呪文こそ唱えられないものの稼ぐアドバンテージはチェンジザにも迫る具合といった、赤チェンジザが火文明にもっとよっていった場合是非とも採用したい1枚。

《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》

出典:デュエル・マスターズ

チェンジザに派手なポジションを奪われて内気になってしまった妹が優秀な姉のようなクリーチャー。
ドンジャングルで擬似的に除去耐性が上がることがドンジャングルでシステムクリーチャーを出すメリットと上述していますが、このクリーチャーは自身で除去耐性を持っているためその分破壊力も抜群。
昔の青黒ハンデスのように、一度着地してしまえばアドバンテージを稼ぎ続けてくれます。
チェンジザの5枚目のような立ち位置になってしまうもののチェンジザとはまた違った活躍が見込める1枚。

《光神龍スペル・デル・フィン》

出典:デュエル・マスターズ

呪文メタといえばこれ。
初期のデュエル・マスターズから活躍し、今でもドンジャングルから出るフィニッシャーの一角として活躍しているクリーチャー。
相手の手札を見せてくれる安心感も相まったその包容力が魅力。
今更語るべくもない強さでミクセルに枠を割けない構築のドンジャングルならまず最初に採用を考えるカードです。

総括

システムクリーチャーは盤面に残りづらい欠点から魅力的ながらも使われずに今まできてしまったクリーチャーが多く存在します。
今回紹介したのはその1部で使いやすそうなものだけですが、今回取り扱おうとしていたクリーチャーだけでもその倍以上いました。
このように書き尽くせないくらい広いカードプールはデュエル・マスターズの楽しさの一つですね。

次回はアタックトリガーを持ったクリーチャーを中心に扱いたいと考えています。
次回も読んで頂けると幸いです。

第1回


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