はじめに
こんにちは、はみるとんです！
今回はDUELIST PACK -疾風のデュエリスト編- で強化された【ＬＬ】デッキについて紹介していきます！
風属性・鳥獣族・エクシーズという最近プッシュされているステータス条件を持ったテーマなので、発売前から非常に注目度の高いテーマでした。
それでは実際にどんなデッキなのか見ていきましょう！
目次
【ＬＬ】デッキレシピ
このデッキレシピで行える具体的な展開はこちら ▼
【ＬL】デッキの特徴
鳥獣族・風属性・レベル１という恵まれたステータス
鳥獣族は【鉄獣戦線】をはじめとした獣系種族のサポート、風属性は【ガスタ】や【ＳＲ】などの風属性縛りのサポートの数々、レベル１である点は《ジャック・イン・ザ・ハンド》や《ワン・フォー・ワン》などによるアクセスのしやすさなどなど、【ＬＬ】の持つステータスはどの部分をとっても遊戯王においてかなり優遇されているものなので、非常にサポートカードが多いです。
高い攻撃性能
【ＬＬ】エクシーズモンスターは攻撃力の増加や攻撃回数の増加など、相手のライフポイントを削る動きに特化した効果を持っており、レベル１モンスター主体のテーマであるがゆえに攻撃力が足りなくなりがちなメインデッキの弱点をしっかりエクストラデッキのエースによって補っています。
直接攻撃が可能なので盤面状況に関係なくワンキル出来たりと、ゲームをいきなり終わらせる能力の高いデッキです。
【ＬＬ】カードの解説
【ＬＬ】下級モンスター
【 効果モンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻0 / 守100
「ＬＬ－コバルト・スパロー」の①の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル１モンスター１体を手札に加える。
②：フィールドのこのカードを素材としてＸ召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードは相手の効果の対象にならない。
《ＬＬ－コバルト・スパロー》は特殊召喚成功時に鳥獣族・レベル１モンスターをサーチすることができます。【ＬＬ】モンスターは全て鳥獣族・レベル１モンスターで構成されているので、このカードによって必要なモンスターにアクセスしていきます。
そして、このカードを特殊召喚する方法は【ＬＬ】内にきちんと用意されています。
【 効果モンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻100 / 守0
「ＬＬ－サファイア・スワロー」の①の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードと鳥獣族・レベル１モンスター１体を手札から特殊召喚する。
②：フィールドのこのカードを素材としてＸ召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このＸ召喚に成功した場合、自分の墓地の「ＬＬ」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてＸ素材とする。
【 効果モンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻100 / 守100
「ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー」の②の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「ＬＬ」モンスター１体を選んで特殊召喚する。
《ＬＬ－サファイア・スワロー》は場に鳥獣族が存在するとき、《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》はモンスターが存在しない時に、手札から自身と手札（《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》は墓地からも可能）の《ＬＬ－コバルト・スパロー》を特殊召喚する事ができます。
【 効果モンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守200
このカード名の①の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが手札に存在する場合、自分の墓地の「ＬＬ」モンスター１体を対象として発動できる。
このカードと対象のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はＸモンスターしかＥＸデッキから特殊召喚できない。
②：フィールドのこのカードを素材としてＸ召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は２００アップし、コントロールを変更できない。
また、《ＬＬ－ベリル・カナリー》は墓地に【ＬＬ】が存在すれば条件無しに手札から自身とそのカードを特殊召喚できるため、このカードも《ＬＬ－コバルト・スパロー》の特殊召喚の役に立ちます。
【 効果モンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻200 / 守0
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ＬＬ」魔法・罠カード１枚を手札に加える。
②：このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「ＬＬ」Ｘモンスター１体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてＸ素材とする。
また、同様に特殊召喚するべき【ＬＬ】モンスターとして新規の《ＬＬ－セレスト・ワグテイル》が登場しました。
このカードは特殊召喚に成功した場合、【ＬＬ】魔法・罠カードをサーチする事が出来ます。この効果でサーチできるカードは３種類ありますが、基本的には《ＬＬ－バード・コール》をサーチすることになります。
【LL】魔法・罠カード
《LL－バード・コール》
【 通常魔法 】
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
①：デッキから「ＬＬ」モンスター１体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
その後、そのモンスターとはカード名が異なる「ＬＬ」モンスター１体を手札から特殊召喚できる。
サーチ、墓地肥やし、手札からの特殊召喚と、【ＬＬ】デッキに必要なすべてを満たすことができる超強力カードです。
これらのカードによって、場にレベル１モンスターを並べてエクシーズ召喚を狙っていきます。
【ＬＬ】エクシーズモンスター
【 エクシーズモンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0
レベル１モンスター×２体以上
①：このカードがＸ召喚に成功した場合、フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのＸ素材の数×３００アップする。
②：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル１モンスター１体を手札に加える。
③：Ｘ召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
《ＬＬ－リサイト・スターリング》は《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》同様鳥獣族・レベル１モンスターをサーチすることが出来るため、デッキのエンジンとして最初にこのカードを立てます。
また、③の効果によって相手の攻撃力の高いモンスターに攻撃することでダメージを稼ぐことが出来るので、フィニッシャーとしても使うことが出来ます。
【 エクシーズモンスター 】
星 1 / 風 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0
レベル１モンスター×２体以上
①：このカードの攻撃力は、このカードのＸ素材の数×５００アップする。
②：相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、このカードのＸ素材を１つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
③：このカードが相手によって墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「ＬＬ」モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
バウンスによって相手ターン中に妨害を行うことができるため、先行展開などでは最終的にこのカードを狙いに行きます。
②の効果は発動回数制限がないので素材の数だけ妨害することができます。
そのため、素材供給効果と組み合わせて妨害数を増やしていきます。
【 エクシーズモンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻0 / 守0
レベル１モンスター×２体以上
①：このカードの攻撃力は、このカードのＸ素材の数×２００アップする。
②：このカードは直接攻撃でき、Ｘ素材を持ったこのカードは、その数まで１度のバトルフェイズに攻撃できる。
③：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、自分フィールドの「ＬＬ」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは０になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
相手ターンに効果を発動することで、自分の【ＬＬ】モンスターが戦闘・効果で破壊されなくなるため、盤面を強固にすることが出来ます。
また、複数回攻撃できる効果によって最終的にライフを取る動きにも使う事が出来ます。序盤から終盤まで非常に重要なモンスターとなっています。
【 ＬＬ 】デッキと相性が良いカード
《鉄獣戦線 ナーベル》
【 効果モンスター 】
星1 / 風属性 / 鳥獣族 / 攻0 / 守2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター１体をＥＸデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。
②：このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「鉄獣戦線 ナーベル」以外の「トライブリゲード」モンスター１体を手札に加える。
レベル１鳥獣族なので《ＬＬ－コバルト・スパロー》や《ＬＬ－リサイト・スターリング》で手札に加える事ができ、《王神鳥シムルグ》や《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》などの優秀なモンスターを特殊召喚して場を強化する事が出来ます。
《金華猫》
【 スピリットモンスター 】
星 1 / 闇 / 獣族 / 攻400 / 守200
このカードは特殊召喚できない。召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。このカードが召喚・リバースした時、自分の墓地に存在するレベル１のモンスター１体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。このカードがフィールド上から離れた時、この効果で特殊召喚したモンスターをゲームから除外する。
１枚がそのままレベル１×２になることが出来、特殊召喚時の効果のトリガーとなることもできます。
このカード自身をエクシーズ素材にしなかった場合はエンドフェイズに戻り再び次のターン召喚できるので、このデッキが基本的に召喚権があまりがちだという点と噛み合っています。
【 ＬL 】デッキの回し方
【ＬＬ】デッキは基本的には「特殊召喚時にサーチするモンスター」と「特殊召喚を行うことが出来るモンスター」の２種類を使って《ＬＬ－リサイト・スターリング》などを出しながら、枚数を増やして場にエクシーズを展開していくデッキとなります。
手札に存在するカード次第で様々な展開ルートがありますが、代表的な動きは以下のような形になります。
【使用カード/条件】
- 《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》
- 《ＬＬ－コバルト・スパロー》
【結果】
【手順】
- 《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》を手札から特殊召喚
- 効果で《ＬＬ－コバルト・スパロー》を特殊召喚
- 《ＬＬ－コバルト・スパロー》の効果で《ＬＬ－サファイア・スワロー》をサーチ
- 《ＬＬ－ターコイズ・ワーブラー》と《ＬＬ－コバルト・スパロー》で《ＬＬ－リサイト・スターリング》をエクシーズ召喚
- 《ＬＬ－リサイト・スターリング》効果で《ＬＬ－セレスト・ワグテイル》サーチ
- 《ＬＬ－サファイア・スワロー》効果で自身と《ＬＬ－セレスト・ワグテイル》特殊召喚
- 《ＬＬ－セレスト・ワグテイル》効果で《ＬＬ－バード・コール》サーチ
- 《ＬＬ－バード・コール》で《ＬＬ－ベリル・カナリー》サーチ
- 《ＬＬ－コバルト・スパロー》と《ＬＬ－セレスト・ワグテイル》で《ＬＬ－リサイト・スターリング》エクシーズ召喚
- 《ＬＬ－リサイト・スターリング》効果で《雛神鳥シムルグ》サーチして通常召喚
- 《ＬＬ－ベリル・カナリー》効果で自身と《ＬＬ－コバルト・スパロー》特殊召喚
- 《ＬＬ－ベリル・カナリー》と《雛神鳥シムルグ》で《ＬＬ－アセンブリー・ナイチンゲール》をエクシーズ召喚、効果を発動して《雛神鳥シムルグ》を取り除く
- 《雛神鳥シムルグ》効果で自身を特殊召喚
- 《雛神鳥シムルグ》《ＬＬ－コバルト・スパロー》で《ＬＬ－アンサンブルー・ロビン》をエクシーズ召喚
- 《ＬＬ－アンサンブルー・ロビン》効果で素材供給
【盤面の解説】
《ＬＬ－アンサンブルー・ロビン》の効果で３回まで特殊召喚に対してバウンスを行うことができ、《ＬＬ－アセンブリー・ナイチンゲール》の効果で自分の【ＬＬ】モンスターが戦闘・効果で破壊されず受けるダメージが０となります。
妨害数も多く、耐性のおかげで踏み越えが難しい非常に強固な盤面となります。
先行１ターン目以外であれば《天霆號アーゼウス》を出す事も出来たり、このまま場が残った状態でターンが回ればリンク召喚などから入れる等、色々な動きに派生できます。
【 ＬL 】デッキをカスタムするおすすめカード
《ハーピィの羽根吹雪》
【 通常罠 】
自分フィールドに「ハーピィ」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①：自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
ターン終了時まで、相手が発動したモンスターの効果は無効化される。
②：魔法＆罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ハーピィの羽根帚」１枚を選んで手札に加える。
【ＬＬ】は鳥獣族・風属性モンスターを並べて展開するデッキなので、《ハーピィの羽根吹雪》によって相手の展開を完封する事が出来ます。
【ＬＬ】の先行展開をさらに強固にしたい場合に有効な１枚となります。
おわりに
というわけで、今回は【ＬＬ】について紹介していきました！
鳥獣族・レベル１という括り方のおかげで、様々なテーマのモンスターを絡めることが出来、構築の幅がとても高い面白いデッキです。
また、ランク１さえ出れば初動が確保できるので、そういった方面でのアプローチも面白いかと思います。ぜひ皆さんもいろいろなカードを組み合わせて組んでみてください！
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました！
