【DM歴代名作デッキ】Vol.56~バラギアラループ~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.56~バラギアラループ~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 先日のマジック・メクレイドでは触れなかったんですが、実はマジック界ではツインパクトも熱いらしいんです。

 まぁ現状だと滅茶苦茶にゲームを壊すようなカードはなさそうで、地道に、バレないように強くなってる……ような気がします。

 ツインパクトが強くなれば、ツインパクト界の総大将である奴もいよいよ……という感じなのでしょうか?

 ちなみにそんなことを書いていたら凄いカードの情報が出てきました。

 ちなみに、この記事を書いているのは7/5の夜なので、まだカードの効果がわかりません。記事が公開されるころには多分、カードも判明していることでしょう。

 というわけで、この導入でわかる通り、今回紹介するデッキはアレです。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【バラギアラ】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

双極篇の集大成、バラギアラループ

 というわけで今回の名作デッキは双極篇のラスト飾ったデッキ、【バラギアラループ】になります。

【 ツインパクトカード 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / 文明 闇/自然 / パワー17000 / コスト9

■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。
■輪廻∞:このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたまま唱えてもよい(コストは支払う)。そうした時、バトルゾーンにある自分の《天地命動 バラギアラ》1体につき、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■T・ブレイカー

────────────呪文────────────
カード名:輪廻暴冥
文明:闇
コスト:6マナ

■S(シールド)・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–4000する。
■コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

 まぁラストとは書きましたが……バラギアラは主に2019年(超天篇)前半の2ブロックを牽引したデッキでした。

 構築には主に2種類のタイプがありますが、まず青入り4cのリストはこんな感じ。


 青入りの魅力は《輪廻暴氷》や《龍装艦 チェンジザ / 六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》といったリソースカードの採用にあります。

 特に当時のチェンジザは頭1つ抜けたカードパワーを持っていて、1枚で攻守への貢献度が非常に大きいカードでした。

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。

────────────呪文────────────
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ

■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。

 そして《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》を使ったフィニッシュが出来ることも、青入りの強みと言えたでしょう。

 一方、中盤以降までゲームが伸びれば凌ぐ手段が多いこのデッキですが、【赤白轟轟轟】のような高速アグロ系のデッキには間に合わないというわかりやすい弱点がありました。

 加えて4色になることによって起こる色事故も避けられません。

 そのような問題点にアプローチしたのが、白黒緑(通称「ネクラ」)のバラギアラでした。


 こちらはとにかく空いたスペースにありったけのトリガーを詰め込んで、《ロスト・ソウル》なりで蓋をする……という構造のデッキが成立しました。

 またこちらは《超機動罠 デンジャデオン/地獄極楽トラップ黙示録》によるフィニッシュが可能です。

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■自分のターンのはじめに、このカードを自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
■罠金乱舞:クリーチャーが攻撃する時、それがこのターン最初の攻撃なら、自分の手札から《トラップ》と名前にある呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。

────────────呪文────────────
カード名:地獄極楽トラップ黙示録
文明:自然
コスト:8マナ

■S・トリガー
■相手のクリーチャー1体または相手のシールドを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置く。

 またバラギアラの主戦場は2ブロックだったこともあり、フィニッシュも《ジャミング・チャフ》でも、よっぽど問題にはならなかった……と記憶しています。

 上記の両タイプはそれぞれ結果を残し、例えばGP8thの2ブロックでは、青入りバラギアラが、限りなく優勝に近い準優勝。ネクラバラギアラもベスト8に入る躍進を見せています。

 

バラギアラループって何?(※いまは出来ません)

 バラギアラの動き自体は、比較的シンプルです。

 序盤は《魂フエミドロ》のブーストから入り、《始虹帝 ミノガミ》で繋いで《天地命動 バラギアラ》の着地を狙います。

【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4

■ツインパクトカードを自分のマナゾーンに置いた時、自分のマナゾーンにあるカードを1枚アンタップする。

────────────呪文────────────
カード名:魂フエミドロ
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがツインパクトカードなら、自分の山札の上からもう1枚、マナゾーンに置く。

【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー5000+ / コスト5

■マッハファイター
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を表向きにしてもよい。そうしたら、その中のツインパクトカードをすべて自分のマナゾーンに置き、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。こうしてマナゾーンに置いたカード1枚につき、このターン、このクリーチャーのパワーを+5000する。
■無敵虹帝:自分がゲームに負ける時、または相手が勝つ時、かわりに自分のマナゾーンにあるカードを8枚、シャッフルしてから山札の一番下に置く。

 その後はバラギアラを盤面に複数体並べて、《輪廻暴冥》を起動。

 《魂フエミドロ》を場に出しながらブーストすることによって、マナブースト+マナアンタップが出来る……というのがバラギアラの仕組みです。

 例えばバラギアラが3体場にいる状況で暴冥を撃てば、3ブーストします。これが全てツインパクトだった場合、フエミドロ1体につき3マナ起きます。2体いれば当然6マナ起きるので、単純に6マナ使って9マナ生むことが出来るわけです。

 で、このままだと当然山札切れを起こしてしまうのですが、それを防ぐのがミノガミの無敵虹帝(エンペラータイム)です。

 テキストにある通り、自分が負けるときに置換効果でマナから8枚山札に戻して、それを回避します。

 ですので、上記のバラギアラ3+フエミドロ2+ミノガミの盤面だった場合、

①暴冥起動で3ブースト×2
②3回目の暴冥を撃つときに、2枚目がブーストされた時点で無敵虹帝が発動
③山札が8枚に戻り、残り1ブースト
④山札が残り7枚なので、暴冥を2回撃つと山札が1枚となる。山札が任意のカードで作っているので、残り1枚が欲しいカードの時には《輪廻暴聖》を撃ってドローする。そうでない場合は暴冥に戻る

 ……ということを繰り返して、マナの任意のカードを手札に加えながらループをすることが過去においては出来ました。

 ちなみにマナは無限にアンタップするので、

《マッド・デーモン閣下》が2体いる状態にして《「本日のラッキーナンバー!」》を撃つ → 《デーモン・ハンド》を撃って墓地から《デーモン・ハンド》と 《「本日のラッキーナンバー!」》 を回収する

 という工程で無限回ナンバーが撃てます。《地獄極楽トラップ黙示録》でもおなじです。

 で、何故いまは出来ないのかというと、「バラギアラの下の呪文を撃ったときに行われるブーストが、無敵虹帝の発動後に持ち越さなくなったため」です。

Q 自分の《天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎》4体と《始虹帝 ミノガミ》がバトルゾーンにいます。自分の山札が3枚の状況で、自分は「輪廻∞」能力で≪輪廻暴炎≫を唱えて、山札の上から3枚をマナゾーンに置きました。山札が0枚になり、《始虹帝 ミノガミ》の「無敵虹帝」効果で自分のマナゾーンにあるカードを8枚、シャッフルして山札にした後、≪天地命動 バラギアラ≫の「輪廻∞」能力で残りの1枚をマナゾーンに置きますか?


A いいえ、一度山札が0枚になったら、その時点で山札から4枚をマナゾーンに置く処理は終了します。

よくある質問より引用

 というわけで上記の③は出来なくなったため、バラギアラループは成立しなくなりました。

 このループ自体はデザイナーズで、デッドマンが公式動画でもそのようにプレイしているのですが、後に総合ルールを整備した際に巻き添えを食らった格好になったわけです。

 一応、大きく構築を変えなくてもいまでもループ自体は可能です。

 まぁそもそもバラギアラが、という話にはなりますが……。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第56回は【バラギアラループ】でした。

 私もこのデッキは結構好きで、特に超天篇前期の2ブロックのCSはだいたいバラギアラを使っていました。

 ちょっと記憶があやふやなんですけど、《音奏 ハイオリーダ》を入れたネクラだったと思います。


 当時のログに残っていたのがこんなリストでした。

 なんか《Dの牢閣 メメント守神宮》入りを使っていた記憶もあって、でもメメントって確か2ブロックにはないから、殿堂でも使っていた、のか……な……? 

 

 というわけで、今回はここまでです。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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