【北白河の今日の一枚】vol.107《アビスベル=ジャシン帝》いいからジャキゲン神になれ

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【北白河の今日の一枚】vol.107《アビスベル=ジャシン帝》いいからジャキゲン神になれ

カオスシールドで出てくるパックから感じる、「不良在庫」の文字

こんにちは。あるいはお久しぶりです。北白河と申します。

いやあ。そろそろですね、GP。久しぶりの大規模イベントということで、弊社からも遠征勢がたくさんいるようです。

私もサイドイベント目当てに行こうかな……と思ったんですが、感染防止の関係でGP本戦参加者しか会場には入れないことが判明して泣いています。

本戦に負けなければ参加できないサイドイベントと取るか、本戦に負けても参加できるサイドイベントと取るかに各自の人生観が出ますね。

というわけで、今回もやっていきましょうか。

この記事があなたの良い暇潰しになれば、これほど嬉しいことはありません。

それでは、今日のカードはこちら。

《アビスベル=ジャシン帝》

【 クリーチャー 】
種族 アビスロイヤル / 文明 闇 / パワー7000 / コスト4

■ブロッカー
■W・ブレイカー
■自分の墓地にあるアビス・クリーチャーに「アビスラッシュ」を与える。(「アビスラッシュ」を持つクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。そうしたら、このターン、そのクリーチャーはプレイヤーを攻撃でき、ターンの終わりに山札の下に置かれる)
■このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の手札を2枚捨ててもよい。
■自分の墓地にあるクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

DM22-RP1にて登場した、オーバーレアにして看板カードですね。

4マナパワー7000にしてデメリット能力が一切ついていないどころか各種能力が完璧にシナジーしている……というのは、さすがに過去にもほとんど例を見ません。インフレを感じますね。

これまでの高レアカードは「額面コストは高いが自己踏み倒しやコスト軽減が充実していて簡単に出る」というケースが多かったんですが、今回は同時収録の《 ドラン・ゴルギーニ 》ともども「素直にコストが軽い」という方面で来たようです。次回以降どうなるかはわかりませんが……。

乱墓流男やランボルタッ君も草葉の陰で喜んでいるでしょう

そんなこのカード……というかアビスロイヤルですが、彼らを見てると同じ「新主人公の使う新種族」ことジョーカーズの反省を活かすというテーマをビシビシ感じたりします。

まず第一に、自己完結性と拡張性の両立。

ジョーカーズは登場時点から優秀な初動とフィニッシャーを備えており「ジョーカーズって書いてるカードを集めたらデッキになる」という点で高評価でしたが、反面「それ以外のカードがノイズになる」という傾向にありました。

ゼロ文明のため外部サポートが少ない(なんか青い0マナ3ドローはありましたが)ことやジョーカーズの枚数を指定する能力の多さもあって、(特に登場初期は)「ジョーカーズはジョーカーズとしか組めない」という印象を与えてしまっていたように思います。

まあ、文明関係なく使える無色カードが強いとどのデッキにも入っちゃうのでそうせざるを得なかったというのもあるんでしょうが……。

ウィザーズの人たち、無色のカードの危険性については死ぬほど懲りてますからね。ミラディンやカラデシュは本当にすごかったですね。なあ聞いとんかマロー。

対してアビスロイヤルは、《 アビスベル=ジャシン帝 》に依存するとはいえ「墓地から召喚する」効果であればなんでも軽減に対応している後方互換性が魅力。

墓地肥やしの手段も問いませんし、種族として墓地利用に長けているので【墓地ソース】的な面々との混成だってもちろん可能です。

それでいて、アビスで染めることでアビスラッシュによるワンショット性能が上がってより分かりやすく攻められる……という「染めても染めなくても強みがある」という調整には唸らされました。しかも彼ら、第一弾でこれですからね。

第二に、フィニッシャーとしての性質の違い。

ジョーカーズのデッキ看板の《 超特Q ダンガンオー 》とパック看板の《 ジョリー・ザ・ジョニー 》はどちらも「デッキの終点として、出したターンに単独で勝負を決めるフィニッシャー」。

これ以降もおおむね「詳しい説明は省くが出たターンにお前の盾が全部割れて死ぬ」と書いてるやつばかりで、目新しさに欠ける……という感覚は確かにありました。

対してアビスロイヤルの《 深淵の支配者 ジャシン 》《 アビスベル=ジャシン帝 》は、「蘇生による継続リソース確保札兼終盤限定のアタッカー」「1ターン耐えて大量蘇生によるワンショットの王手をかける指揮官的存在」と、どれも単体では効果を発揮しないものとなっています。

なんならパック産SRの《 深淵の三咆哮 バウワウジャ 》が「軽い!デカい!パワー!」っていう一番とっつきやすいスタイルですからね。

「今の状況から勝てる切り札を作り出す」ジョーと「カードのポテンシャルを引き出して頭脳で勝負する」ウィンのキャラクター性の差と言えばそこまでなんですが、カードゲームとしての引き出しの多さは格段に増してるように感じます。

他にも「より強力かつ強固な戦略を持つスタートデッキ」「確定で《 アビスベル=ジャシン帝 》をはじめとするキーパーツとパックが手に入る固定セット」など、ジョー篇のスタートの時に増して開発部の意気込みを感じています。

この調子でカードデザインのノウハウが蓄積されていった先に出てくる「何か」、めちゃくちゃ楽しみなんですが……

そのためには、五代目主人公が出てくるまでこのゲームを見届けなければいけませんね。まあその、気長に楽しんでいきましょう。ダイバーシティ・ゲーマーだからといって、過去に楽しんだ「新しかったもの」を忘れるわけじゃありませんし。

京都GPのカオスドラフトで死ぬほど「超極竜VS六体神」が出た理由って…

というわけで、《 アビスベル=ジャシン帝 》でした。

ところで、アビスロイヤルってどうやら「(依り代にした物品)=(本名)」っていう命名規則っぽいんですよね。

この理屈で行くと「アビスベル」なる存在と「ジャシン帝」はもともと別のものだったんじゃないか……という説が出てきますが、そこらへんはまあストーリーの続きを待ちましょう。「主役だから特別だよ!」みたいな扱いで拾われなくても問題のない話ですし。

スベスベのアビスベル、アビスベスベル

さて、次回予告のコーナーです。

弊社のECサイトにはカードごとに「一緒に買ってるランキング」というお遊び要素があるのですが、皆様にはそのランキングのみを見て次回のカードを当ててもらいます。

おや、画像がありませんね。そろそろ皆さんも察しているころではないでしょうか。

というわけで、次回のカードはこれです。各自予習していってください。

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それでは、次の記事で。北白河でした。

前回の記事

ワレが東のボルシャック使いか?ワイのボルザードと勝負や!

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