【格安デュエマ研究所】4800円で紫電のシンフォニー!Super Crazy Zenith

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【格安デュエマ研究所】4800円で紫電のシンフォニー!Super Crazy Zenith
このデッキはこんな人におすすめ!
●久々にセレスじゃない方のゼニスを使いたい
●デッキリスト掲載までが冗長でもOKな寛大な心がある
愛と勇気があればエグい要求値も突破できると信じている
●不遜なオマージュ、お許しください!

 皆様こんにちは、たけじょーです。普段はガチまとめにて時事ネタ記事を担当させていただきつつ、大型大会ではテキストカバレージを執筆しております。今年も夏の超CSが迫って参りました。楽しみ。

 そんな私ですが、度々細々と当企画、格安デュエマ研究所にも参加させて頂いておりました。なぜ過去形かって?……はい、最後の担当回から半年時間が空いちゃったからです……。

旧式のテンプレしか
持ってなくてワロタ

 しかも前回の記事、リストは友人からの借用ですし。

 前々回まで遡ると10カ月ぶりという体たらくです。なんやかんやと理由をつけていたら、気づいた時にはドデカいブランク。俺の人生こんなんばっかだな!?

 こりゃイカンと一念発起しての再挙手と相成りました。もうちょい顔出します、ハイ。

 とはいえですよ、ただただ長期休暇を貰っていただけの私ではございません。西へ東へ彷徨いつつも、密かに格安の牙を研いで機を窺っていたのです。

 今回お送りするのは、往年の名フィニッシャーにして、昨今でも擬人化してブレイクしたり純真になって多色を駆逐したり水晶に墜ちて格安に出現したりと多忙なこちらのクリーチャー……

うお……デッカ……

 《「祝」の頂 ウェディング》(450円)。

 彼女の新たなる可能性を追い求め、狂気の淵へと飛び込んでいきましょう。

 今回は構築録から回し方もう少し財布に余裕のある方向けの改造パーツなども紹介しておりますので、ぜひぜひ最後までお付き合いください。

 

目次

はじめに:この企画のルール

 当企画『格安デッキ研究所』は、ガチまとめライターが持ち回りで低予算デッキを構築・紹介していく企画です。

 何をもって「低予算」とするかは難しいところですが、当企画では「シングル価格の合計がクロニクルデッキ・ドリーム英雄譚デッキの定価(=およそ5000円)以内」という基準を設けさせていただきます。

 (シングル価格は、執筆(2026/6/26)時点のカーナベル通販価格において最も安いバージョンの状態A(最高品)として計算)

 「ドキつよ」の登場、およびデュエマという文化全体の盛り上がりによって、この価格ハードルはますます難化しているのが正直なところ。「格安デュエマ」は終焉を迎えた、なんて言説もあるくらい。

 誰も知らないカード=格安かつ輝くカードは、コンテンツの過熱と共に減っていく。何故ならより多くの人が最高のデッキを求め、探求するようになったからである。「デッキ構築文化の勝利」――実に的確な指摘だと思います。そして、なんて素晴らしいことなんでしょう。

 ただ……それでも。それでも!!!

 ちょっとばかし人より多く価格5000円の海を航海してきた開拓者集団として、まだまだ未踏の格安デッキはあるのだと皆さんに伝えていく。それが格安研究所なのです!

 ……これ、冷静に半年更新してないヤツが言っていいことではないよな。ってきたしーさんが言ってましたよ。

言ってないよ

 あ、もちろん既に持っているカードを使ったり、カードの状態にこだわらなければ、さらに安く構築することも可能です。

右上、グレーの価格にご注目

 最近は「未査定特価」という、1枚ずつの詳細な状態査定を省いた特価品も追加されていることがあったり。お得にデッキを揃えたいアナタは、是非お探しあれ。

第1楽章:構築録

 格安デッキ、頂点(Zenith)へ挑む。

 《「祝」の頂 ウェディング》の能力を、今一度おさらいしておきましょう。

【 クリーチャー 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー13000 / コスト11

このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンの自分のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加える。

このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。

T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

450

 まず、除去&手札破壊をこなす召喚時能力。相手に手札と場から合計4枚選ばせ、回収困難なシールドへと封じ込めます。

 そして、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を彷彿とさせるシールド焼却とT・ブレイカー。

 さらに同期のゼニス共通能力・エターナルΩも搭載。一度倒されても手札に戻るため、継戦能力にも秀でています。

 自身の効果で増えたシールドを、再利用させずに墓地へと叩きこむ。そして不死身――大型フィニッシャーのカードデザインとして、今見てもかなりの完成度を誇る傑物ではないでしょうか。

 エピソード2での初登場時にはそのポテンシャルを余すところなく利用すべく【ターボゼニス】なるデッキが構築され、環境でも存在感を放っていたと伝え聞いています。

 とはいえ現代基準で見ると、そのまま使うには一工夫が要ることもまた事実。パッと思い付くだけでも……

  • 課題A・11コストという重すぎるコスト
  • 課題B・召喚でなくては発動しないシールド化
  • 課題C・スピードアタッカーを持たないが故のタイムラグ

 ……ざっとこの辺りがネックに。

 これをクリアできる構築となれば、まず想起されるのはコントロールデッキでの起用。手札破壊や除去で相手のリソースを全損させてしまえば、課題A~Cを事実上すべてクリアできるというわけです。

 実際、過去にゆうへいパパさんが研究された際にはこのアプローチを取られていました。マナ加速から《ロスト・Re:ソウル》・《英知と追撃の宝剣》を打ち込み、〆に《「祝」の頂 ウェディング》を投げてゲームセットというわけですね。

 しかし、折角なのでここは別の方向性から切り込んでいきたいところ。デッキビルダー界には、こんな格言が伝えられております。

 カードの単体の性能に「A」という不足があるとき、プレイヤーは「『A』がないから弱い」と考えがちだ。

 だが、デッキビルダーは違う。

 「このカードが『A』を持ったら最強だから、『A』を持たせるデッキを作ればいい。」

だらだらクソデッキ vol.9 -ジャイアンツ-

 師父まつがんの色褪せぬ教え。これを《「祝」の頂 ウェディング》の場合に即して翻訳すると、つまりこういうことになります。

 「11コストが重ければ支払わなければいいじゃない」
 「召喚する必要があるなら召喚すればいいじゃない」
 「スピードアタッカーがなければスピードアタッカーを付ければいいじゃない」

 いや、3つもあるんかい……と思いつつも、実は上二つをまとめてクリアするカードには心当たりがありました。

全てが格好いい

 《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》。アンノウン/ゼニス種族のクリーチャーを無料召喚できる必殺呪文。これをアンノウンの攻撃時にアタック・チャンスでタダ撃ちすれば、コスト問題は一気に解決します。

  • 課題A・11コストという重すぎるコスト
  • 課題B・召喚でなくては発動しないシールド化
  • 課題C・スピードアタッカーを持たないが故のタイムラグ

 ただし、一筋縄ではいきません。《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》で出す想定ということは、アタック・チャンスを起動させるアンノウンの用意が必要です。

 さらに《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》から射出したクリーチャーは、ターン終了時に手札に戻ってきてしまいます。これでは一発屋の域を出ることはできません。なんとかバトルゾーンに踏み止まってもらいたいところ。

  • 課題A・11コストという重すぎるコスト
  • 課題B・召喚でなくては発動しないシールド化
  • 課題C・スピードアタッカーを持たないが故のタイムラグ
  • 課題D・≪極頂秘伝ゼニス・シンフォニー≫を唱えるアンノウン
  • 課題E・セルフバウンスに耐える除去耐性付与

 って、課題増えとるやんけ!

 いくらデュエマは自由とはいえど、デッキには上限枚数という名の天井があります。ましてやここは修羅の国・格安デュエマ研究所。残る30枚前後のデッキスロットの中で、これらすべての課題をクリアすることは果たして出来るのか……???

 DECKMAKERの検索機能とにらめっこすること三日三晩。

 天啓は唐突に舞い降りました。

比喩抜きで叫んだ

 εὕρηκα(我、発見せり)!!!

 《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》。逆札篇第一弾に突如として収録された異端のクロスギア。

 一旦場に出しておきさえすれば、出したクリーチャーにオートで引っ付きスピードアタッカーを付与。さらに一度限りですが、離れる代わりにクロスを外す除去耐性としても機能します。課題C・課題Eを同時にクリアする逸材は、意外なところに隠れていたのです。

 あとは課題D・アンノウンを用意するだけ。元来コスト7以上の大型獣が多い種族、果たして格安圏内に有望株は存在するのでしょうか?

 《偽りの希望 鬼丸「終斗」》や《水晶の王 ゴスペル》ら(金額的に)論外の連中から必死に目を背けること三日三晩。

 運命は過去ではなく、未来にありました。

速報くれた
友人に感謝

εὕρηκα(我、発見せり)!!!!!

 最新弾「燃えろ禁断!逆転のドギラゴン革命!!」のコモン、《熱血の羅刹 メフィス・トリック》。現状最軽量のコスト3アンノウン・クリーチャーです。

 どうみても悪用されそうなスペックですので、しっかりと攻撃制限でリミッターがかけられているのですが……なんと、攻撃できないのは相手プレイヤーのみ。

 つまり、タップされているクリーチャーへの攻撃は問題なく可能。そして《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》はクロス時に相手1体をタップさせる効果を持っているのです。

 これにより、《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》を出してから《熱血の羅刹 メフィス・トリック》へと繋げることで、相手クリーチャーをタップして即攻撃することが可能に。これで《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》を唱えて《「祝」の頂 ウェディング》召喚だ!

 この完璧な符合。

 美しい……。

 ここまで《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》にオールインできるコンボもそうそうなかったんじゃないでしょうか。まさか、ラストピースがクロスギアに潜んでいるとは……。

  • 課題A・11コストという重すぎるコスト
  • 課題B・召喚でなくては発動しないシールド化
  • 課題C・スピードアタッカーを持たないが故のタイムラグ
  • 課題D・≪極頂秘伝ゼニス・シンフォニー≫を唱えるアンノウン
  • 課題E・セルフバウンスに耐える除去耐性付与

 万難辛苦を乗り越えて、勝利条件は揃いました。ちょっと要求値は高いですが、なあに愛の力で乗り越えていきましょう。そういうの、お好きでしょ?

 けだし完璧。伝説のあのデッキにあやかり、今命名しましょう。

 これぞゼニスであってゼニスでないゼニス……

 【Super Crazy Zenith】です!!!

第2楽章:デッキリスト


 格安デッキ、4795(2026/6/26時点)で爆誕。

 なんと調整中はジャスト5000円というギリギリ加減だったのですが、ジャストタイミングで値下げが入ってこの価格に落ち着きました。

 先述のように、このデッキのメインムーブは狂気脅威の4枚コンボ。相当気合を入れて引き込む必要があります。あの手この手で手札に揃える手段を確保しつつ、サブプランも備えた形でなんとかまとめられたかなと。

 デッキリスト下部の「デッキ価格をシミュレーション」ボタンから欲しいカードを選択して「在庫チェック」ボタンを押すと、直接カーナベルでカードを購入することができます。

 なんと最近「40枚まとめてカートに入れる」機能まで実装されたそうで、これでますますデュエマライフが捗るってものです。是非お試しあれ。

第3楽章:採用カード解説

 格安デッキ、総員集結(アッセンブル)。

 主な役割ごとに区分して、各カードを紹介していきます。

メインカード

《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》

【 クロスギア 】
種族 サムライ / 文明 光/火 / コスト3

■G・ストライク
■クロスギア(自分のターン中、このクロスギアのコストを支払ってクリーチャー1体にクロスしてもよい。そのクリーチャーが離れても、このクロスギアは残る)
■自分のクリーチャーが出た時、このクロスギアをコストを支払わずにそのクリーチャーにクロスしてもよい。その後、相手は自身のアンタップしているクリーチャーを1体選び、タップする。
■これをクロスしたクリーチャーに「スピードアタッカー」を与え、そのクリーチャーが攻撃する時、このクロスギアをコストを支払わずに自分の他のクリーチャーにクロスしでもよい。
■これをクロスしたクリーチャーが離れる時、かわりにこのクロスギアを外してもよい。

150

 一周回ってコイツが主役。「スピードアタッカー付与」「相手クリーチャータップ」「除去耐性付与」の三役兼ねる、アルティメットご都合クロスギアがここに爆誕しました。

 クリーチャーを出すとタダでクロスできる一方で、既に場にいるクリーチャーへのクロスにはコストを支払うか、クロス中のクリーチャーで攻撃を行う必要があることに留意が必要。

 基本的にはクリーチャー展開前に設置しておきたい1枚となっています。

《熱血の羅刹 メフィス・トリック》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / アンノウン / 文明 光 / パワー8000 / コスト3

■ブロッカー
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

50

 3マナ8000ブロッカーという《電脳聖者タージマル》もビビるスペック――しかし、令和のデュエマでは「ただデカいだけ」と見向きもされないがちなカードです。

 今回は実はクリーチャーには攻撃できるアンノウンであることに着目し、3コストの《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》詠唱役としてデッキの根幹を担ってもらいます。やればできる!!!!!熱血だ!!!!!

《「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス / 極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》

【 ツインパクトカード 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー12000+ / コスト10

■パワーアタッカー+12000
■ワールド・ブレイカー
■エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
────────────呪文────────────
カード名:極頂秘伝ゼニス・シンフォニー
文明:ゼロ
コスト:9マナ

■アタック・チャンス-アンノウン
■自分のアンノウン/ゼニスを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。

55

《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》

【 呪文 】
文明 ゼロ / コスト9

■アタック・チャンス-アンノウン(自分のアンノウンが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
■自分のアンノウンとゼニスを種族に持つクリーチャーを1体、コストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、そのクリーチャーをバトルゾーンから自分の手札に戻す。

70

 アンノウンの攻撃時にタダ撃ちすると、手札からアンノウン/ゼニスを無料召喚できる浪漫砲。ターン終わりには手札に戻す必要がありますが、召喚時の効果はしっかりと使えます。

 《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》が出せていれば即攻撃できるだけでなく、手札に戻る代わりにクロス解除で耐久。ゼニスをバシバシ押し付けて、圧倒的ボディで押し切りましょう。

 ツインパクト版4枚に加え、単体版のスロットも1枚確保しています。これがなければ始まりませんので。≪「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス≫側も、他にゼニスを引けていないときの召喚候補となりますので覚えておきましょう。

 あと単体版は絶対シークレットを買いなさい。この世に存在するあまねくカードの中でも上澄みのカッコ良さだから。なぜか20円しか値段変わんないから。何で!?!?!?!?!?!?

《「祝」の頂 ウェディング》

【 クリーチャー 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー13000 / コスト11

このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、相手はバトルゾーンの自分のクリーチャーまたは自身の手札から合計4枚選び、新しいシールドとして裏向きにし、自身のシールドゾーンに加える。

このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを自身の手札に加えるかわりに墓地に置く。

T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

450

 このデッキの出発点になったカード。召喚時に相手のクリーチャー・手札を計4枚楯送りにさせた上で、本体はシールド焼却持ちのT・ブレイカーです。

 《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》から出して殴れば、ゲームが半分終わります。登場時のシールド送りで相手は反撃手段を奪われているハズですので、そのまま粛々と勝利へと突き進みましょう。

初動カード

《勇愛の天秤》

【 呪文 】
文明 火 / コスト2

■S・トリガー
■次のうちいずれかひとつを選ぶ。
◎手札を1枚捨て、その後、カードを2枚引く。
◎相手のパワー2000以下のクリーチャーを1体破壊する。

50

《バーニング・フィンガー》

【 呪文 】
文明 火 / コスト2

■S・トリガー・プラス(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える)
■手札を1枚捨て、その後、カードを2枚引く。
■P−相手のコスト6以下のエレメントを1つ選んで破壊する。

75

 火文明入りのコンボデッキと言えば、な「1枚捨てて2枚引く」カードたち。だぶついたカードを捨てて、足りないコンボパーツを引き込みにいきましょう。

 《勇愛の天秤》については早期から唱えられる唯一の除去呪文ですので、メタクリーチャーを処理するために使うこともあるでしょう。ありとあらゆるメタに引っかかる(なお、意外にも《とこしえの超人》はセーフ)ため、どうにかサポートしてあげてください。

 一方の《バーニング・フィンガー》もS・トリガー・プラスでなかなかの防御札に化けてくれるので、こちらも頼もしい1枚。「ドキつよ」での再録に感謝です。

《天装 タイショウ・アームズ》

【 クロスギア 】
種族 エンジェル・コマンド / アーマード・サムライ / 文明 光 / コスト3

■このクロスギアが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中からサムライを好きな数選んで相手に見せ、手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。
■これをクロスしたクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)

150

 (これから紹介しますが)代用できなくもない《熱血の羅刹 メフィス・トリック》と《「祝」の頂 ウェディング》、ツインパクトで水増しできる《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》と異なり、どうしても引かねばならないのが《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》。オンリーワンすぎてどうしようもないんです!

 何が何でもこれをゲームに関与させるべく、回収役に抜擢されたのが《天装 タイショウ・アームズ》。山札上3枚からサムライを好きな枚数回収することが出来ます。

 ヒット先は《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》・《天装 タイショウ・アームズ》・後述の《天装 カガヤキ・ミガタメ》の計3種9枚。低確率ではありますが、2枚以上ヒットするとその後のハンドキープが大幅に楽になって快適。

サブプラン

《星姫械 エルナドンナ》

【 クリーチャー 】
種族 メカ・デル・ステラ / 文明 光 / パワー2500 / コスト2

■ブロッカー
■各ターンに一度、自分の他のクリーチャーが離れる時、かわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。

50

 各ターンに1度限りではありますが、他のクリーチャーが離れるときシールドを身代わりに出来るブロッカー。取り回しの良い2コストの軽さが魅力です。

 役割の一つは、《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》から飛び出したゼニスを踏ん張らせること。流石にスピードアタッカー付与やタップはできないので《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》の5枚目以降――ではあるのですが、彼女にしかできないこともあるのです(後述)。

 《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》が引けている場合でも、併せて設置できるとゼニスの生存率がグッと跳ね上がります。後攻の場合など、手札に余裕があれば出しておくとよいでしょう。

《偽りの聖霊王 オブリビオン》

【 クリーチャー 】
種族 メカスタシオン / エンジェル・コマンド / アンノウン / 文明 光 / パワー5500 / コスト6

■このクリーチャーを[光(4)]支払って召喚してもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンから超次元ゾーンに置く。
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から「ブロッカー」を持つクリーチャーと呪文をすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■自分のターンの終わりに、光の、「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。

90

 アノール・ロンドの梁くらい細いメインプランを支える、サブプランの柱が《偽りの聖霊王 オブリビオン》。超次元ゾーンに直送されるかわりに4コストで召喚できるアンノウンです。

 登場時にデッキトップ4枚から呪文とブロッカーを一気に回収できるため、《熱血の羅刹 メフィス・トリック》と《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》を揃えることができます。

 さらに《星姫械 エルナドンナ》がいれば、4コストで出す→超次元送りを耐性で回避するという動きが可能となるため、《熱血の羅刹 メフィス・トリック》5枚目以降として使うことが可能に! 回収効果で安定性も高いため、2枚とも引けているのであればこちらからのスタートを積極的に狙いましょう。

 なお、《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》の方で《偽りの聖霊王 オブリビオン》を留まらせることはできないためご注意を。一連の効果処理で超次元送りになるため、クロスするタイミングがないんですね。

 これを知らなかった私は危うく3度目のεὕρηκα(我、発見せり)!!!を放ちかけたのですが、すんでのところできたしーさんに制止していただきました。

 危ない危ない。エウレカのし過ぎでエウレカセブンになっちゃうところだった(意味不明)。

公式カバレージライターは全員本名がすでに割れてるので通しました

《天装 カガヤキ・ミガタメ》

【 クロスギア 】
種族 エンジェル・コマンド / アーマード・サムライ / 文明 光 / コスト4

■S・トリガーX
■クロスギア
■このクロスギアが出た時、またはこれをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。そのクリーチャーは次の相手のターンのはじめにアンタップしない。

65

 

 《熱血の羅刹 メフィス・トリック》の殴り先である、タップしているクリーチャーを生成するためのカード。仮に《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》が引けなかった場合はこちらで誤魔化しましょう。

 あちらとは異なり、「後出し」でもすぐにタップできるのは差別化点ですね。S・トリガーXで受けにも寄与し、サムライなので《天装 タイショウ・アームズ》からも回収可能と、嬉しい要素がちょっとずつ詰まったバラエティパックみたいな1枚と言えるでしょう。言えるかな?

《「智」の頂 レディオ・ローゼス》

【 クリーチャー 】
種族 アンノウン / ゼニス / 文明 ゼロ / パワー17000 / コスト10

このクリーチャーを召喚してバトルゾーンに出した時、カードを5枚まで引き、その後、相手は自身の手札を5枚選んで捨てる。
T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)

190

 召喚時に5ドロー・5ハンデスを放つアンノウン/ゼニス。《「祝」の頂 ウェディング》の5枚目としてご出演頂いています。

 盤面への干渉能力とフィニッシュ力を失った代わりに、ハンデス力とリソース補充性能ではこちらが上。一度《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を経由してから、2度目の《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》で確実に勝ちに行くのもオススメです。

防御カード

《偽りの名 トバル》

【 クリーチャー 】
種族 アーマード・ワイバーン / アンノウン / 文明 火 / パワー5000 / コスト7

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■水晶ソウル2(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は2になる)
■このクリーチャーが出た時、クリーチャーを2体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

55

 強制バトルで除去が出来るS・トリガー……としてみると凡庸なスペックですが、今回は種族・アンノウンを買っての採用。ターンさえ返ってくれば、不意打ち気味の《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》が狙えます。

 残念ながらこのデッキに水晶マナを産む手段は一切入っておりませんので、手札からの召喚は絶望的。ドローできたなら、貴重な火マナ源として戦略を支えてもらいましょう。

第4楽章:デッキの回し方

 格安デッキ、いざ実戦の舞台へ。

 やること自体は分かりやすいので、あとは自身のドロー・相手のメタとどう向き合うかが腕の見せ所です。

①序盤・とにかくパーツを揃えてステイ

 再三の確認になりますが、このデッキのメインムーブは4枚コンボ。「アンノウン」「《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》」「《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》」そして「ゼニス」です。イカレてる……。

 とにもかくにも最初はパーツを集めるところから。《勇愛の天秤》・《バーニング・フィンガー》・《天装 タイショウ・アームズ》で足りていないものを拾いに行きましょう。

 ゆっくりゲームしてもよさそうなら、《偽りの聖霊王 オブリビオン》も優秀なリソース補給手段となります。急くべきか待つべきか、状況を見極めていきましょう。

②中盤・《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》でゴー!

 無事にパーツが揃ったら、まずは何よりも先に《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》を場へ。

 後から出した《熱血の羅刹 メフィス・トリック》にスピードアタッカーを付与し、クリーチャーへと殴りかかって《極頂秘伝ゼニス・シンフォニー》を唱えましょう!

 アンノウンの殴り手に関しては《星姫械 エルナドンナ》+《偽りの聖霊王 オブリビオン》でも用意ができますので、ここはハンドキープ次第で臨機応変に。いずれにせよ、ゼニス着地前に《聖竜鎧 シデンズ・ソウル》は出しておきたいところです。

③終盤・ゼニス軍団で激闘せよ!

 一度ゼニスを召喚してしまえば、あとはその暴威で蹂躙しつくすだけ……と言っても、現代デュエマでは手痛いしっぺ返しを喰うこともしばしば。まずは手札破壊で確実にリソースを減らし、相手の対応手段を削ぐところからはじめましょう。

 《「祝」の頂 ウェディング》での攻撃が始まれば、相手の手札を増やさず、S・トリガーのチャンスも与えずに滅殺することが可能です。

 サブプランとなる《「智」の頂 レディオ・ローゼス》・≪「武」の頂 マキシマム・ザ・マックス≫も早期着地すれば十分な脅威。かつて環境を荒らしたパワーを見せつけ、ド派手な勝利を目指しましょう!

第5楽章:デッキの改造案

 格安デッキ、格安の軛を越える。

 ここからは、コンセプトはそのままにコスト(金額)制限を緩和したデッキの改造案・採用カードについてざっくり解説していきます。

《虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮》

【 呪文 】
文明 火 / コスト2

■S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
■自分の手札を1枚捨てる。その後、次のうちいずれか1つを選ぶ。
▶カードを2枚引く。
▶相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。

380

 「格安でこそ入れたいけど、格安には絶対に入らない価格のカード」ランキング常連(筆者調べ)の1枚。

 プレイすると必ず1枚手札を捨てなければならない代わりに、2ドローと9000以下破壊を選択することができます。

 とにかく後者の9000以下破壊が喉から手が出るほど欲しい代物で、《勇愛の天秤》では処理できない高パワーのメタクリーチャーへの対処が可能に。受け性能も段違いになりますから、まず入れ替えるならここから始めるのが良いでしょう。

《沈黙の守護者、シュタイン》

【 デュエリスト 】
種族 メカ・スターノイド / アンノウン / 文明 光 / コスト2

■デュエリスト:シュタイン(各ターンに1度、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストで種族にシュタインを持つデュエルメイト・カードを1枚、自分の超次元ゾーンからコストを支払わずに実行してもよい)
■デュエリスト・リンク:シュタイン(自分の、種族にシュタインを持つ、異なる名前のデュエルメイト・カードが3枚バトルゾーンにあれば、それら1つずつを裏返しリンクさせる)

300

 「いくらなんでも殴れるアンノウンの人選がキレすぎだろ」問題を解決してくれるのが、サファイア一族の誇る厄介歴女こと《沈黙の守護者、シュタイン》。

 3種のデュエルメイトを使うと、4ターン目に攻撃可能なアンノウンである《最後の名 シャーロック・アルタモント》を用意することができるんですね。文明もコストもこのデッキにはピッタリなので、アドバンス仕様でもOKなアナタは是非。

 あえて欠点を探すとすれば、メカ/シノビをサポートする効果がやや浮いてしまうことでしょうか。

 《星姫械 エルナドンナ》とか《偽りの聖霊王 オブリビオン》とは噛み合うんですが、《沈黙の守護者、シュタイン》を入れるならこのあたりとの差し替えになるかもしれず……むむむ。こうなると《熱血の羅刹 メフィス・トリック》が弾き出されてしまうのか?

《ネオマッハ・ダイヤエンジン》

【 タマシード 】
文明 光 / コスト4

■このタマシードが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。
■自分のクリーチャーが持つ、攻撃できない能力を無効にする。(ただし、そのクリーチャーの召喚酔いは無効にならない)

50

《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 光 / パワー9500 / コスト7

■ハイパーエナジー(このクリーチャーを召喚する時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
■ブロッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、自分のタップしているクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。
■自分のクリーチャ―が持つ、攻撃できない能力をすべて無視する。(ただし、召喚酔いは無視されない)

580

 逆に《熱血の羅刹 メフィス・トリック》で行くんだ!というのであれば、その攻撃制限を解除してあげるアプローチも有効でしょう。

 《ネオマッハ・ダイヤエンジン》はブロッカー回収もこなしてくれるタマシード。4コストとマナカーブ的にも繋がりやすいですし、値段も格安。《天装 カガヤキ・ミガタメ》あたりと差し替えるだけでもしっかり機能してくれそうです。

 《喜びの夜 エルボロム・ハッピー》はハイパーエナジーで早出しが可能なクリーチャー。登場時にドローが行えるため、コンボ成立にも寄与しやすいのがGOODですね。

 一方で早期召喚にはクリーチャーの横展開が必要になりますから、初動をちょっといじる必要はありそうです。《炎怒 コアゲ》や《光器アメリア》などの2コストで山札を掘り進められるクリーチャーを投入し、スムーズなハイパーエナジーへと繋げましょう。

《偽りの希望 鬼丸「終斗」》

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / アンノウン / 文明 火 / パワー6000+ / コスト6

■相手のマナゾーンに多色カードがあれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■自分のターン中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
■自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引いてもよい。

2980

 こんな胡乱デッキに《「終斗」》投入できるアナタの度胸が一番Crazy!!!!!!!

 ……相性はとびっきり良いので、さらなる深みを求めるあなたへ。3コスト・スピードアタッカーのアンノウンで、メタが処理出来てドローも出来て……このデッキが欲している全てを兼ね備えていますから。

おわりに

 という訳で、【Super Crazy Zenith】のご紹介でした。

 久々の格安デュエマ研究所ということで、挙手した時点では不安もあったのですが……終わってみるとなかなかどうして、面白いデッキができたんじゃないかと自負しております。あ、面白さと強さは別ね。

 一応のDECKMAKERによる先行研究チェックでもひっかからなかったようですし、満足満足。

 デッキ案を考えること自体は日常の一環なのですが、やはり5000円の天井があるなかでの構築というのは奥が深いなと感じました。この縛りがあってこそ生まれる発想があるというか……《流星のガイアッシュ・カイザー》が候補にあったら絶対そっちに流れてただろうし。

 今後も時事ネタ記事の合間を縫ってお邪魔できればと思いますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。

 デッキを作ることと、物語を紡ぐことは同じだ。

 しかしそれは逆に言えば、デッキを作らなくなった者は物語のない、空白な存在になってしまうということを意味している。

ブレイブ・メン・ロード調整録

 こんな格言もあることですし。

 「実際に組んでみた!」「こんな改造はどう?」「【SCZ】要素、名前だけじゃねえか!」などなど、感想やアイディアがあれば#格安デュエマ研究所でツイートしていただければ幸いです。ご感想が多かったら……そりゃあ嬉しくなって……ホイホイ出てきちゃうかもしれないよなァ~!

 

 ではまた次回(?)! 毎週更新の時事ネタ記事と、公式テキストカバレージもよろしくね~~~~~~!!!!!!!

【格安デュエマ研究所】研究成果一覧


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