はじめに
皆さんこんにちは。かもめ先生です。
「遊戯王 マスターデュエル」、楽しんでプレイされているでしょうか。
今まで「遊戯王OCG」に触れてこなかった方でも、多くの方がプレイされているらしく、ファンの一人としてとても喜ばしく思っております。
とは言え、「最初はどんなデッキを作ればいいだろう?」という疑問を抱いている方もいらっしゃることでしょう。
もちろん最初から「ひたすらパックを開けてガチガチのデッキを組む」というのもアリですが、できるだけジェム(ゲーム内課金)の消費を少なくしたい、というのも心情ですよね。
生成機能を用いてURやSRといった高レアリティのカードを入手することもできますけど、素材もすぐに枯渇してしまいますし。
という訳で今回は、初期デッキ3つとストラクチャーデッキ2つをそれぞれ使い、コスパ重視で改造したデッキレシピを用意して参りました。
なるべくNやRといった、生成コストの低いレアリティのカードを使っています。
もちろん、これらのデッキは「遊戯王OCG」でも構築することができます。
マスターデュエルで「遊戯王が楽しいな!」と感じてもらえたなら、ぜひ一度遊戯王OCGでも好きなデッキを作っていただけると非常に嬉しいです。
目次
サンプルデッキ紹介(初期デッキ+N・Rカード)
マスターデュエルの最初の方では、初期デッキとして3つのデッキの中から1つを選んで入手することができます。(ソロモードを進めることで、すべてのデッキを入手することが可能です)
最初のデッキということもあって、初期状態では非常に控えめな性能をしているのですが、いくらか手を加えることでかなり良いところまで戦えるデッキにすることができます。
それこそソロモードやランクマッチのブロンズ・シルバー帯くらいであれば、問題なく戦うことができるでしょう。
またこの項目ではソロモードで入手できるカード以外、交換しやすいNとRのカードだけで構築しました。
今後、自分が使いたいと考えているテーマ(【閃刀姫】や【ドラゴンメイド】など)のパックをいくらか開けつつ、そこで余ったカードを分解して得たN・Rのポイントを使うと良いでしょう。
【ドラゴン族】デッキ構築例
初期デッキ「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」を改良したサンプルデッキです。
リリースされることでドラゴン族通常モンスターを呼び出せる【聖刻】モンスターと、それらと相性の良いカードを主軸として《青眼の白龍》をはじめとした大型ドラゴン族モンスターを繰り出して戦っていきます。
とくに《聖刻龍-アセトドラゴン》などの【聖刻】モンスターと《受け継ぎし魂》のコンボが強力で、「相手モンスターを墓地へ送り」つつ、自分フィールドに「レベル8の通常モンスター2体を並べる」ことができます。
このカードがリリースされた時、自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
《聖刻龍-アセトドラゴン》の効果
自分フィールドの効果モンスター1体をリリースし、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを墓地へ送る。その後、手札・デッキからレベル7以上の通常モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する。
《受け継ぎし魂》の①の効果
これによってランク8のXモンスターを出すことができるので、闇属性の《No.97 龍影神ドラッグラビオン》を呼び出し、さらに《No.84 ペイン・ゲイナー》《No.77 ザ・セブン・シンズ》と重ねてX召喚していくことができます。
《No.77 ザ・セブン・シンズ》は攻守4000と高いステータスを持ちながら、戦闘・効果で破壊される代わりにX素材を取り除くことができる、非常に強力なアタッカーとして活躍してくれます。
このデッキが気に入ってより強力に改良したいとなった際は、【ブルーアイズ】関連のカードをいくらか採用して、大型ドラゴン族モンスターを連打するような形にすると良いでしょう。
非常に強力な性能を誇る、《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》をはじめとする【儀式ブルーアイズ】を主軸としてみるのも良いかもしれません。
ガチまとめ内にも【ブルーアイズ】デッキの解説記事がありますので、是非そちらも参考にしていただければ幸いです。
【シンクロ軸】デッキ構築例
初期デッキ「シンクロ・オブ・ユニティ」を改良したサンプルデッキです。
マスターデュエルではNとRで生成できるシンクロモンスターが少ないので、その中で最も強力なカードである《聖珖神竜 スターダスト・シフル》を用いた構築にしてみました。
レベルの合計が12になるようにSモンスターとSチューナーを用意し、《リミットオーバー・ドライブ》を発動して召喚条件を無視して呼び出します。
初期デッキに収録されている《ギガンテック・ファイター》は、戦闘破壊された際に墓地の戦士族モンスターを特殊召喚する効果を持っており、墓地へ送られた自身も選ぶことができます。
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、墓地に存在する戦士族モンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
《ギガンテック・ファイター》の効果
そのため場持ちの良いレベル8のSモンスターとしてこのカードを活用してフィールドに維持しつつ、《リミットオーバー・ドライブ》や連続S召喚コンボを用いて、《聖珖神竜 スターダスト・シフル》の特殊召喚を狙っていきます。
レベル8の《ギガンテック・ファイター》とレベル4Sチューナー《水晶機巧-クオンダム》+《リミットオーバー・ドライブ》、レベル8《ギガンテック・ファイター》+レベル2S《A BF-雨隠れのサヨ》+効果でレベル2となったSチューナー《アクセル・シンクロン》など、さまざまなルートから繋げることができます。
また、このデッキをより強化したいという方は、【ジャンド】デッキの構築が参考になるかと思います。
ガチまとめ内の記事でも紹介されておりますので、是非ともそちらも参考にしていただければと思います。
【サイバース族】デッキ構築例
初期デッキ「リンク・ジェネレーション」を改良したサンプルデッキです。
モンスターをすべて【サイバース族】で統一し、【コード・トーカー】の動きを主軸に構成してみました。
このデッキでは《デコード・トーカー》や《パワーコード・トーカー》、《シューティングコード・トーカー》といったリンクモンスターを連打して戦っていきます。
最終的には、連続攻撃を付与する効果を持った《アップデートジャマー》を素材としてリンク4の《ラスタライガー》をリンク召喚し、攻撃力アップ+2回攻撃によって一気に相手のライフを削っていきます。
このカードがリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。このカードをリンク素材としたリンクモンスターはこのターン、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
《アップデートジャマー》の②の効果
自分または相手の墓地のリンクモンスター1体を対象として発動できる。
《ラスタライガー》の①の効果
このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力分アップする。
《ラスタライガー》の効果で墓地の攻撃力2300の【コード・トーカー】モンスターを対象にすれば攻撃力4300となった上で2回攻撃が可能となるので、そのままワンキルを成立させることができます。
また、このデッキを強化するのであれば、【コード・トーカー】の構築が非常に参考になるでしょう。
もちろんガチまとめ内にも解説記事がございますので、そちらも併せてご覧いただければ幸いです。
サンプルデッキ紹介(ストラク3つ+α)
ここからは、ゲーム内のストラクチャーデッキを用いたデッキを紹介していきます。
これらのストラクチャーデッキは、ジェムを消費して入手することとなりますので、「ちょっとくらいジェムを使ってもいいかな」という方に向けたものとなっています。
そのため、この項ではいくらかUR・SRのカードもデッキに採用していますが、もちろんそれだけのリターンがあるデッキに仕上がっておりますので、ご安心くださいませ。
【ホープ】デッキ構築例
ストラクチャーデッキ「リ・コントラクト・ユニバース」3つと、いくらかのカードを組み合わせたものです。
+αの部分はゲーム内パック「希望の勝利者」「オノマトライブ」などのパックを解放することで、ほとんどのデッキパーツを集めることができます。
このデッキでは、基本的には【ZS】や《ズバババンチョー-GC》《ドドドドワーフ-GG》などを使い、ランク4の【ホープ】Xモンスターを呼び出して戦っていきます。
《ZS-昇華賢者》の効果でX召喚の素材となることで、デッキから【RUM】通常魔法カードをサーチできるので、そこから展開へとつなげていきます。
自分フィールドのランク9以下の「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
《HRUM-ユートピア・フォース》の①の効果
ランク10以上の「ホープ」Xモンスター1体を、対象の自分のXモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
自分・相手ターンに、このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。
《No.99 希望皇ホープドラグナー》の①の効果
「No.1」~「No.100」のいずれかの「No.」モンスター1体をX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できず、このカード以外の自分のモンスターは直接攻撃できない。
中でも《HRUM-ユートピア・フォース》から出すことができる《No.99 希望皇ホープドラグナー》が非常に強力で、自分・相手ターンに好きな【No.】Xモンスターを呼び出すことができます。
モンスター効果を無効にできる《No.90 銀河眼の光子卿》や、魔法効果を無効にできる《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を出すことができるので、そのまま相手を押し切って勝ちに行くことも可能でしょう、
また詳しい回し方については、ガチまとめ内の記事でもお読みいただくことができます。
こちらのサンプルデッキよりも強力なカードも採用されておりますので、より一層デッキを強化したい方に、是非とも参考にしていただきたいなと思います。
【EM魔術師】デッキ構築例
ストラクチャーデッキ「マジシャン・オブ・ペンデュラム」3つと、いくらかのカードを組み合わせたものです。
こちらも先ほどの【ホープ】と同様、いくらか高レアリティのカードを生成する必要こそありますが、かなりパワーの高いデッキとなっています。
こちらはゲーム内パック「振り子の魔術師」「不倒の騎士団」などを開封することで入手できます。
《EMドクロバット・ジョーカー》や《EMペンデュラム・マジシャン》、《慧眼の魔術師》などを使ってデッキのカードに何度もアクセスしながら、P召喚を行ってモンスターの大量展開を狙っていきます。
P召喚を行うテーマなので、Pスケールを揃えるためのプレイングが求められる部分もあるため、慣れるまでは少し回すのが難しい部分もあるかもしれません。
しかし、一度でも回り始めればかなり柔軟に展開していくことが可能となります。
とくに《EMオッドアイズ・ディゾルヴァー》から出すことができる無効効果持ちの《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》や、相手モンスターを除去する効果を持った《覇王眷竜クリアウィング》など、強力なモンスターもかなり揃っています。
ベースとなっている【魔術師】と同様にテクニカルなデッキではありますが、プレイングが身に付けば非常に強力なデッキの一つとして、戦わせることができるでしょう。
またOCGで使用する場合は、2022年2月現在《調弦の魔術師》が制限カードに指定されているので代わりに《竜剣士ラスターP》あたりを入れると良いかと思います。
このデッキの元となっている【魔術師】デッキについても、ガチまとめ内により詳しいデッキ解説が紹介されております。
より強力な構築にしたい、高度なプレイングが学びたいといった方は、併せて参考にしていただければと思います。
汎用で使えるN・Rカード紹介
マスターデュエルでは、強力なカードはどうしてもURやSRとして収録されがちですが、NやRといったレアリティのカードでも、使いやすいものはさまざまに存在しています。
なので、こちらではその一部についていくらか紹介していきたいと思います。
モンスターカード
【機界騎士】モンスター
【機界騎士】は「同じ縦列にカードが2枚以上あれば、手札から特殊召喚できる」条件で特殊召喚できる、光属性・サイキック族のモンスター群です。
《紅蓮の機界騎士》
【 効果モンスター 】
星 7 / 光 / サイキック族 / 攻2300 / 守2600
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる。
②:自分の墓地から「ジャックナイツ」モンスター1体を除外し、このカードと同じ縦列の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
《紺碧の機界騎士》
【 効果モンスター 】
星 8 / 光 / サイキック族 / 攻2400 / 守2400
このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
①:同じ縦列にカードが2枚以上存在する場合、このカードはその縦列の自分フィールドに特殊召喚できる。
②:1ターンに1度、自分フィールドの「ジャックナイツ」モンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。この効果は相手ターンでも発動できる。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
他にもレベル5~8までのモンスターが存在し、低レアリティ帯にも何種類か存在しています。
容易に特殊召喚しやすい高打点モンスターなので、モンスターの枠に悩んだらとりあえず入れてみるのも良いでしょう。
汎用のリンク2モンスター
リンク2の汎用的に用いることができるリンクモンスターたちです。
《ペンテスタッグ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 闇 / サイバース族 / 攻1600 /
効果モンスター2体
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、リンク状態の自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
【LINK-2:上/下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
リンク先のモンスターに貫通(守備表示モンスターに攻撃した際に、超えた分だけ戦闘ダメージを与える)効果を付与できるので、壁として出された相手モンスターを利用して戦闘ダメージを与えることができます。
《転晶のコーディネラル》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 地 / 岩石族 / 攻1200 /
効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:リンク状態のこのカード及びこのカードのリンク先のモンスターは相手の効果では破壊されない。②:このカードのリンク先にモンスターが2体存在する場合に発動できる。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。
【LINK-2:右上/左下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
リンク先の自分と相手のモンスターを入れ替える効果を持っているので、上手く利用すれば相手モンスターを奪いつつ、低い打点のモンスターを送り付けて大ダメージを狙うことができます。
《落消しのパズロミノ》
【 リンクモンスター 】
星 2 / 光 / 魔法使い族 / 攻1300 /
レベルが異なるモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカードのリンク先にモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。②:自分と相手のフィールドから、同じレベルのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
【LINK-2:下/右】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
リンク先に出されたモンスターのレベル変更と、同じレベルの自分と相手のモンスターを破壊するという除去効果を持っています。
もちろん、これら以外にもさまざまなリンク2のモンスターが収録されていますので、自分のデッキに合わせて採用すると良いでしょう。
汎用のリンク4モンスター
《天威の鬼神》
【 リンクモンスター 】
星 3 / 闇 / 幻竜族 / 攻3000 /
リンクモンスターを含むモンスター2体以上
【LINK-3:上/右上/右下】
出典:遊戯王OCGカードデータベース
ゆるい素材で3000の打点が用意できるリンク3モンスターです。
効果こそ持っていませんが、リンクモンスターさえ含んでいれば、どんなモンスターでも素材にすることができます。
先述したリンク2モンスターを経由するだけでこのカードをリンク召喚できるようになるので、空いているEX枠に併せて採用しておくと良いでしょう。
魔法カード
《月の書》
【 速攻魔法 】
フィールド上の表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
昔から汎用カードとして用いられる、速攻魔法カードです。
裏側守備表示に変更する効果は一見すれば弱そうに見えますが、シンクロ召喚やエクシーズ召喚、リンク召喚の素材にできなくなってしまうこともあって、実際にはかなり強く用いることができます。
もちろん自分ターンであっても、相手の厄介なモンスターを一時的に無力化できるので、手札にあっても腐りにくいのも魅力です。
《禁じられた聖杯》
【 速攻魔法 】
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は400ポイントアップし、効果は無効化される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
こちらも先ほどの《月の書》と同様に、小回りの利きやすい速攻魔法です。
《月の書》と違ってこちらは「モンスター効果の無効化」と「打点の強化」となっているので、想定する状況に応じて使い分けると良いでしょう。
《サイクロン》
【 速攻魔法 】
全フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
遊戯王ではおなじみの、魔法・罠カード除去ができる速攻魔法です。
普通に相手がセットしている魔法・罠カードを破壊するという使い方もしますが、やはりこのカードの強みは「エンドサイク」にあるでしょう。
細かなテクニックのお話などは、こちらでも記載しておりますので、併せてお読みいただけばと思います。
《月鏡の盾》
【 装備魔法 】
①:このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
②:表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、500LPを払って発動する。
このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
装備しているモンスターが戦闘する際、攻撃力が常に相手モンスターよりも100多くなるという装備魔法です。
このカードがあれば相手モンスターを一方的に戦闘破壊することができるようになります。
この効果は字面で見る以上に強力なもので、デッキによっては対抗手段を持っていない場合もあり得ます。
メインデッキの枠があと1、2枚ほど足りないというときは、入れておくと良いお守りになるでしょう。
罠カード
《バージェストマ・ディノミスクス》
【 通常罠 】
①:フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のカードを除外する。
②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。
このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
自分の手札1枚を捨てる必要こそありますが、フィールドの表側表示のカードであればなんでも除外できる通常罠です。
相手のデッキの核となるモンスターを除外してしまえば、それだけで相手のデッキを機能停止にしてしまうほどの破壊力を持っています。
ランクマッチにおける環境デッキであったとしても、《黄金卿エルドリッチ》や《流星輝巧群》といったキーカードを除外してしまえば、それだけで勝ってしまうこともしばしばみられます。
また②のモンスターとして特殊召喚される効果も、状況によっては非常に使えることがあるので、使用する際は是非とも覚えておきましょう。
《奈落の落とし穴》
【 通常罠 】
相手が召喚・反転召喚・特殊召喚した攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから取り除く。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
遊戯王を代表するといっても過言ではない、【落とし穴】通常魔法。
【蟲惑魔】デッキと対面した方であれば、このカードの強さは嫌というほど理解させられていることでしょう。
効果による破壊を必要としますが、こちらも除外という強力な方法で相手の重要なモンスターを除去してくれます。
とは言え発動できるタイミングが限られているので、《サイクロン》や《ハーピィの羽根箒》には気を付けましょう。
《迷い風》
【 通常罠 】
①:特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。
②:このカードが墓地に存在し、相手のエクストラデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
個人的に、通常罠の中では1、2位の強さを持っていると考えている通常罠です。
特殊召喚されたモンスター1体を対象に、永続的に効果を無効化しつつ攻撃力を半分にすることができます。
こうした通常罠カードで、永続的にモンスターを無力化できるカードは少なく、また打点も半減させられるので非常に使いやすいカードとなっています。
またこのカードが墓地にある場合に、相手がEXデッキから特殊召喚した際にこのカードを再セットできるというのも、強みの一つと言えるでしょう。
《激流葬》
【 通常罠 】
モンスターが召喚(または反転召喚か特殊召喚)された時に発動してもよい。フィールド上のモンスターを全て破壊する。
出典:遊戯王OCGカードデータベース
モンスターの召喚・特殊召喚に反応して、フィールド上のモンスターすべてを破壊する効果を持った通常罠です。
N・Rのカーではこうした全体除去のカードはほとんど収録されていないので、相対的な意味で強力なカードとなっています。
自分のモンスターも破壊してしまうので使うデッキは検討する必要こそありますが、上手く活かすことができれば環境デッキ相手でも有効に使うことができるカードでもあります。
手札誘発の採用について
【 チューナーモンスター 】
星 3 / 炎 / アンデット族 / 攻0 / 守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
出典:遊戯王OCGカードデータベース
マスターデュエルではお手頃な価格(ジェム)で、強力な手札誘発である《灰流うらら》を入手することができます。
また他のいろんな方のデッキレシピを見ていても、こうした手札誘発カードは複数枚採用されていますね。
もちろんこれらの手札誘発カードは、適切な使い方ができれば非常に強力な妨害カードとして機能させることができます。
しかしながら、まだ自分のデッキの動きに慣れていないうちは、これらの手札誘発カードは採用せずに使うことを、個人的にはオススメしています。
これらの手札誘発カードは確かに強力ではありますが、自分のデッキがきちんと回せないうちに複数枚採用してしまうと、いわゆる「手札事故」で動けないという事態になりかねません。
ですので、デッキの回し方がそれなりに理解できるようになるまでは、なるべくこうした手札誘発を入れない方が良いかと思います。
とはいえ、マスターデュエルで入手できる「灰流うららセット」は間違いなくお得なものですので、できることなら取ってきましょう。
そしてある程度プレイに慣れてきたら、実際にデッキにも採用して対戦でも使ってみるようにしましょう。
こうした手札誘発カードの使いどころに関しても、もちろんガチまとめの記事で紹介されています。
これから「もっと強くなりたい!」と考えている方は、是非ともこちらも読んでみてくださいね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はマスターデュエルの中でも、どちらかと言えばカジュアル寄りのお話をさせていただきました。
現在はランクマッチとソロモードの2つのコンテンツしかありませんが、今後またイベントなども開催されるそうなので、そちらに関するお話も出来ればよいなあと思ってます。
また記事でもいくらか紹介しましたが、N・Rのレアリティのカードであっても、使いやすいものはたくさんあります。
巷では、これらのカードだけを用いた「レアリティ限定戦」なるものもあるそうで。そちらもまた何かの機会に紹介できればいいですね。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
ここまでのご精読、ありがとうございました。