はじめに
こちらの記事では「今月開催される遊戯王1103大会と上位入賞デッキの一覧」を載せていきます。
大会結果は大会後に更新されていきます!お見逃しなく!
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2026年5月の大会結果はこちら
目次
【7月】遊戯王1103環境(ゲートボール)大会上位入賞デッキ一覧
2026/07/04 寒波亭 エリア予選 福岡第一 With 博多ドラグーン
2026/07/05 第2回群馬亭Open
2026/07/05 第9回極北CS
2026/07/11 第19回 メモリーカップ
2026/07/11 第2回にゃらく杯
2026/07/18 第37回難波レガCS
2026/07/19 第46回寒波亭
2026/07/19 浜松CS
2026/07/20 すたーみーCS
2026/07/25 第36回平成遊戯CS個人戦
2026/07/26 胆振CS 謙虚道 Vol.23
2026/07/26 ベルカップ個人戦
※掲載許可をいただいた大会、および作成日時点でTonamelに掲載されている大会を掲載しています。
筆者による環境考察
7月も各地でさまざまな大会が開催されましたが、その中でも個人的に注目したいのが、2026年7月26日に開催されたベルカップ個人戦で優勝したエアトス選手のHEROです。
一般的に「ピュアHERO」と呼ばれている構築と比較すると、《E・HERO バブルマン》2枚と《BF-精鋭のゼピュロス》1枚の枠が、《魔導戦士 ブレイカー》3枚に置き換わっている点が大きな特徴です。
《魔導戦士 ブレイカー》の強みは、何といっても単体で相手の罠に触れることができる点にあります。
従来のピュアHEROでは、切り札の一つである《ミラクル・フュージョン》を安全に通すため、《E・HERO アナザー・ネオス》の横に《E・HERO バブルマン》を追加し、《R-ライトジャスティス》によって相手の魔法・罠を剥がしていくことが、代表的なゲームプランの一つでした。
これに対して《魔導戦士 ブレイカー》は、召喚が通れば自身の効果によって魔法・罠を破壊できるため、相手からすれば伏せカードを守るために召喚反応系の罠を発動する判断を迫られます。そこで罠を使わせることができればそれ自体が仕事になりますし、何も発動されなければそのままバックに触ることができます。
つまり、相手が罠を発動しても発動しなくても、結果として伏せカードに干渉できるのが《魔導戦士 ブレイカー》の面白いところです。本来であれば複数枚のカードを組み合わせて行っていた「罠を剥がす」という役割を、ある程度このカード1枚に任せることができます。
一方で、HEROというデッキとの噛み合いがすべて良いわけではありません。《魔導戦士 ブレイカー》は闇属性であるため、《ミラクル・フュージョン》の融合素材として使用した場合、基本的には《E・HERO エスクリダオ》へ向かうことになります。《E・HERO バブルマン》のようにHERO名称を持っているわけでもなく、デッキ内の各種ギミックと直接的なシナジーがあるカードではありません。
それでも採用する価値があるのは、《魔導戦士 ブレイカー》がコンボを必要とせず、1枚で最低限の仕事をしてくれるカードだからだと思います。
ピュアHEROは手札の組み合わせによって出力が大きく変わるデッキであり、特に展開の弱い初手では《E・HERO バブルマン》単騎のような、やや心許ない盤面でターンを返さざるを得ない場面もあります。その点、《魔導戦士 ブレイカー》であれば、強い動きにつながらない手札であっても相手の伏せカードを踏みに行くことができ、1600打点を残しながらゲームを進めることができます。
爆発力を高めるというよりは、手札が噛み合わなかった際にもある程度ゲームを成立させやすくする採用と言ったほうが近いでしょう。従来のピュアHEROと比べるとデッキ全体のコンボ性を少し落とす代わりに、単体で機能するカードを増やすことで「お茶を濁せる」場面を増やした構築に見えます。
HEROといえば《E・HERO バブルマン》を絡めた展開がまず思い浮かびますが、その枠を削ってまで《魔導戦士 ブレイカー》を3枚採用し、実際に結果を残したという点は非常に興味深いです。今後は従来型のピュアHEROだけでなく、メインデッキから《魔導戦士 ブレイカー》を採用したHEROがどの程度増えていくのかにも注目したいところです。


