最強デッキランキングとは
はじめに
この記事では、普段最強デッキランキングを担当されているカーナベル所属プロのユーリ選手に代わり、yk800が現環境で活躍しているデッキを考察し、デッキレシピの紹介や簡易デッキ解説をしていきます。
現環境を知り今週末の大会に備えるプレイヤーや、環境デッキを組んでみたい人におすすめの記事です。
この記事を読んであなたも環境デッキの理解を深めましょう!
また、デッキを組みたくなった方はカードをまとめて購入することもできます!
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目次
※環境の変遷に伴い随時更新されます
最強の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
以前の環境との違いについて
殿堂入りと新弾発売によりアドバンス環境が激変した12月。
環境が受けた代表的な影響を挙げると、
- 《 ヘブンズ・フォース 》プレミアム殿堂入りによる環境全体の速度低下
- 【カリヤドネループ】消滅によるビッグマナ・コントロール系デッキのポジション向上
- 【赤黒邪王門】系のデッキ・【ドラグナー】・【ドロマーハンデス】系統の新戦力追加
などがあります。
①《ヘブンズ・フォース》プレミアム殿堂入りによる環境全体の速度低下
《ヘブンズ・フォース》のプレミアム殿堂によって直接の影響を受けたのは、【ドラグナー】と【赤白レッドゾーン】、【リースヴァイカー】など。
特に【リースヴァイカー】は《生命と大地と轟破の決断》までもを失ったため、そのままのコンセプトはほぼ崩壊しました。
かわりに登場したメタビートである【赤白ヴァイカー】はデッキパワーこそ遜色ないもののキルターンは4〜5ターン前後、あるいはそれ以降とかなり遅く、環境全体の速度は大きく低下しています。
②【カリヤドネループ】消滅によるビッグマナ・コントロール系デッキのポジション向上
《魔導管理室 カリヤドネ》の殿堂入りもまた、環境の低速化に大きく寄与しました。
ターン制限を設定してくる強力なループデッキが消滅し、次点のコンボは速度が遅いか、メタが張りやすいか、あるいはシールドから返されうるか。詳細はそれぞれに異なるにせよ、なんらかの欠点を抱えています。
【カリヤドネループ】ほど強度のあるコンボデッキがなくなったことにより、ある程度受けが硬く、後半戦を見据えたビッグマナ・コントロールはついに環境への進出を果たそうとしています。
③【赤黒邪王門】系のデッキ・【ドラグナー】・【ドロマーハンデス】系統の新戦力追加
「百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」の新カードにより強化を受けたのは、主に【赤黒邪王門】、【ドラグナー】、【ドロマーハンデス】の3種。
【赤黒邪王門】の新戦力は《一王二命三眼槍》、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》、《極悪! 獄鬼夜城》の3種。
《一王二命三眼槍》はカウンターの遂行率を上げる追加の受け札、《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》はお手軽Exターンで一瞬にして勝負を決める最強格のフィニッシャー。
《極悪! 獄鬼夜城》はビートダウンの天敵であるシールド追加に対してのメタカードとして機能します。徐々に流行っているビッグマナ系統の《怒流牙 サイゾウミスト》などにも有効。
【ドラグナー】には新カード《「時空さえも突き抜けろ!」》が採用され、初動のバリエーションが広がりました。
《龍世界 〜龍の降臨する地〜》と合わせて《ブレイン・ストーム》から繋がる3ターン目のアクションが8枚に増加しており、安定感と速度の両面で強化されています。
【ドロマーハンデス】は《密かで華麗なるカイタイ》の追加が大きなポイント。低速環境にマッチしたコントロールでありつつ《魔天降臨》というビッグマナに非常に有効な必殺技を持っているのも強みです。
それでは、詳しく解説していきたいと思います。
Tier1
【オカルトアンダケイン】Tier1
3〜4ターン目の「フシギバース」《不敵怪人アンダケイン》で盤面を作りながらアドバンテージを稼いでさらなる展開に繋げる、墓地活用を主体としたコンボデッキ。
《零龍》卍誕で盤面、《追憶人形ラビリピト》+《煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト》で手札、《フォール・クロウラー》でマナ。
《不敵怪人アンダケイン》の踏み倒しを中心に、対戦相手のあらゆるゾーンへと干渉する手段を持ち合わせており、高いゲームコントロール能力をウリとしています。
メインとなる勝ち筋は《フォール・クロウラー》の複数回使い回しによるマナロックプランか、《零龍》の盤面リセットで切り返しつつ《不敵怪人アンダケイン》で形成した盤面と合わせての過剰打点で押し込むビートダウンプランかの2つ。
大きく分ければ、受けが硬いものの速度が遅い相手にはマナロックプラン。序盤の盤面は強いかわりに受けの薄い相手にはビートプランで対応していきます。
コンボデッキでありながらリソース力に優れ、ひとたび《不敵怪人アンダケイン》が「フシギバース」しはじめればマナまで延びるため、長期戦にも強め。
素直に戦えば苦戦を強いられるメタビート系列に対しても、《零龍》卍誕による盤面リセットを最初から視野に入れて動くことで十分に勝機を伺えます。
全方位に強力で「無理対面」の非常に少ない文句なしのTier1デッキですが、唯一の弱点は受け札を採用する余地がほとんどない点。
よって、3〜4ターンでのキルを狙ってくる高速ビートダウンを苦手としています。
《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》も《零龍》卍誕で剥がすことのできないメタカードで、ロック体勢に入るまでが大きくもたつくことになるため苦手なカードと言えます。
が、3回のアクションが保証される以上、これ単体で詰むようなものではないことには注意しておきましょう。
時間を稼いでいる間に《無双の縛り 達閃》などのより強力なメタカードを出す・大打点を形成して押し切る・墓地リセットを入れて相手の動きを縛る、などのより強力な勝ち手段に繋いでいくことが必要です。
【オカルトアンダケイン】に有利なデッキ
- 【零龍ギャスカ】
- 【赤白ヴァイカー】
【赤白ヴァイカー】Tier1
2ターン目、3ターン目とテンポよくメタクリーチャーをバトルゾーンに出して相手の行動をロック。5ターン目の《BUNBUN・ヴァイカー》で一気に勝負を決めにかかる、最新式メタビートです。
とにかく採用されるメタカードが環境にマッチしており、先ほど紹介した【オカルトアンダケイン】も、上手く動けば有利に立ち回ることができるデッキのひとつになります。
ビートダウンデッキではありますが、分類上は中速〜低速。
素直に5マナを払って《BUNBUN・ヴァイカー》を出すのが基本戦略になる都合上、4ターン以内に決着することは稀・GRのめくれ方次第では5ターン目に決着しきらないこともザラにあるという、低速化環境を象徴するかのようなレンジのビートダウンになっています。
速度・手数の両面を補うため採用されるのが《BIRIBIRIII・ビリー》。
4ターン目の《BUNBUN・ヴァイカー》でフィニッシュへと向かうのはもちろん、5ターン目に《ジャミング・チャフ》+《BIRIBIRIII・ビリー》のマジボンバー5から《BUNBUN・ヴァイカー》などのセットプレイも視野に入るのが魅力のカードです。
引いてくるメタカードが相手と噛み合わなければ戦術が上手くハマらず、先手後手でメタクリーチャーの間に合う・間に合わないが発生してしまうのはこの手のデッキの宿命。
能動的な仕掛けが少ない分その傾向が顕著になっているのは、覚えておくべきことでしょう。
【赤白ヴァイカー】に有利なデッキ
- 【アナカラーシャコガイル】
- 【5c蒼龍】
- 【青白ギャラクシールド】
【旅路バーンメア】Tier1
【バトライ閣】の裁定変更直後から急激に勢力を伸ばし、殿堂施行の影響もなし。【バーンメア】はまさに今が旬とばかりに全国各地で暴れ回っています。
【バーンメア】の型は多岐に渡りますが、中でも根強い人気を持つ【旅路バーンメア】をTier1として選出。
このデッキの特徴は、爆発的な展開力からもたらされる、圧倒的な馬力の高さ。
明確に有利が付くような相性で勝る対面は多くないものの、上手く回り切れば問答無用で相手を吹き飛ばす過剰打点を組み上げゲームを決定できます。
メタクリーチャーも採用でき、盤面を制圧する力も高めでミッドレンジとしてはかなり隙の小さいデッキ。
難点としては、序盤の動きの不安定さ・メタカードへの脆さが挙げられるでしょうか。初動を支えるカードのパワーは決して高いわけではなく、勝つ時は爆発的に相手を圧倒できる分、崩れる時は一瞬で負けてしまうデッキでもあります。
環境的にマッチした部分は少ないものの、動きの分かりやすさから使用者が多い傾向にあり、なおかつ回り方次第では一般的に不利な対面でも容易に覆しうることから、今回はTier1とさせていただきます。
【旅路バーンメア】に有利なデッキ
- 【アナカラーシャコガイル】
- 【ドロマーオーラ】
- 【デッドダムド】
Tier2
【ドラグナー】Tier2
《爆熱剣 バトライ刃》、《ヘブンズ・フォース》と心強い味方を立て続けに失ったものの、形を変えて生き残った【ドラグナー】。
現在の流行は《ブレイン・ストーム》でデッキトップを固定してから《爆熱剣 バトライ刃》による踏み倒しで展開を狙う形。
《ブレイン・ストーム》と相性のいい《「時空さえも突き抜けろ!」》などのビビッドローも採用される場合が多く、初動のバリエーションを支えています。
動き出しが最速で3ターン目、基本的には4ターン目と少し遅くなっている影響で、メタクリーチャー耐性は以前よりも下がっているのがネック。
安定感にはやや欠けますが、相変わらず最速3ターン目に登場する《∞龍 ゲンムエンペラー》や《ニコル・ボーラス》は十分にゲームを終わらせるインパクトを持っています。
大型ドラゴンの踏み倒しが中心の【ドラグナー】といえば守りが薄い印象でしたが、最近は空いた枠に《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》や《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》といった強力なトリガーが採用されることが多いです。
対面した場合は、以前と同じような感覚で攻撃しにいかないように注意しましょう。
【ドラグナー】に有利なデッキ
- 【赤白ヴァイカー】
- 【ギャラクシールド】
【デッドダムド】Tier2
ほぼ全てのゾーンから侵略できる《SSS級天災 デッドダムド》の能力を繰り返し使い、相手の盤面を掌握しつくすボードコントロール主軸のミッドレンジデッキ。
とにかく採用できるカードの幅が広く、サンプルリストにも載せ切れなかった採用候補カードは盛り沢山。メタカードを駆使して環境で主流なデッキにも柔軟に対応しうるのが強みのひとつです。
が、同時に決定力のあまり高くないデッキではあるため、メタカードの採用枚数には慎重になる必要があるでしょう。メインコンセプトを潰さないように要注意。
超GRゾーンは主に《無修羅 デジルムカデ》専用。登場時能力を重視するかパワーラインを重視するかで2通りの選び方があり、今回はパワーラインを重視した選択をサンプルとしました。
パワーライン重視の場合は、【旅路バーンメア】が《灰になるほどヒート》から《バーンメア・ザ・シルバー》を出しつつ処理できるパワー6000を必ず超えるようなカードが選ばれることが多いですね。
《轟く革命 レッドギラゾーン》の加入で改善はされているものの、分かりやすい決定打の不足はやはり悩みどころです。
これといった不利デッキは環境の数少ない呪文コンボである【青魔導具】ぐらい。ですが、採用するメタカード次第で相性の変動する対面が多いため、「どのような対面を意識してデッキを組むのか」は他のデッキよりもよく考える必要がありそうです。
【デッドダムド】に有利なデッキ
- 【青魔導具】
【アナカラーシャコガイル】Tier2
殿堂施行後にポジションを上げたビッグマナデッキのうちのひとつ。
《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》と《テック団の波壊Go!》を主軸として受け性能が非常に高く、鉄壁の防御力を誇るビッグマナです。
序盤は妨害を挟みながらマナを延ばし、中盤には大型ハンデスで相手の行動を一気に制限。
山札が10枚以下まで減らしてから10マナ揃え、《轟破天九十九語》から《水上第九院 シャコガイル》を2体バトルゾーンに呼び出し、そのままゲームに勝利します。
色拘束をあまり受けない3色デッキということで小回りの効くカードを色々と採用することはできますが、勝つためには最低でも9マナが必要・できれば10マナは欲しいため、中盤以降もきっちりとマナを延ばす行動を取り続ける必要があります。
ここはとりあえず7マナ揃えば攻勢に出られる【5c蒼龍】とは一線を画す点。一長一短はありますが、デッキを選択する際には覚えておきたいポイントです。
【アナカラーシャコガイル】に有利なデッキ
- 【デッドダムド】
- 【ドラグナー】
【5c蒼龍】Tier2
同じくポジションを上げたビッグマナデッキその2。
《獅子王の遺跡》で大きくマナを延ばして《蒼龍の大地》でフィニッシャーを踏み倒す、という構成は以前から存在したものと変わっていませんが、採用されたフィニッシャーが《最終龍覇 グレンモルト》となっています。
登場後即座にゲームを決定付けるようなカードではありませんが、マナを支払ってのプレイが視野に入るコスト7によって盤面をコントロールしやすく、状況に応じて持ってくるドラグハートを変えられるターン開始時能力も非常に柔軟です。
《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》で苦手なループコンボや大量展開を行ってくるビートダウンを牽制し、《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》で《希望のジョー星》をはじめとするメタカードも除去可能。
《謎帥の艦隊》を合間にプレイして盤面をリセットしながら立ち回ることも多く、見た目以上に妨害性能は高め。
このあたりもメインアクションに必要なマナ数が少なくなって《獅子王の遺跡》への依存度が低下したがゆえの動きの変化だと言えそうです。
《蒼龍の大地》という大振りなカードを起点にする都合上「器用なデッキである」とは口が裂けても言えませんが、それを加味しても対応力そのものは高めに仕上がっています。
弱点としては早期のビートダウン、大型ハンデス、そして呪文ロックからの攻勢。
受け札のうち《怒流牙 サイゾウミスト》や《蒼龍の大地》、《謎帥の艦隊》などは十分なマナが貯まっていないうちは真価を発揮できず、3ターン目前後で仕掛けてくるビートダウンに対しては見た目以上に脆いデッキです。
また、メインとなる受け札は多面処理可能な《謎帥の艦隊》とコスト指定のバウンスである《ドンドン水撒くナウ》であるため、呪文ロックについては《ジャミング・チャフ》はもちろん《正義の煌き オーリリア》もかなり有効となります。
【5c蒼龍】に有利なデッキ
- 【オカルトアンダケイン】
- 【デッドダムド】
Tier3
【青白ギャラクシールド】Tier3
序盤はメタカードによる妨害・中盤以降は《「絶対の楯騎士」》をはじめとする、アドバンテージを取りながら戦線に現れる「ギャラクシールド」クリーチャーで盤面を構築。戦線を制圧したのちに相手のシールドを割り切ってゲームを決めます。
殿堂施行前は自身の山札を回復しながら制限時間ギリギリまで戦うこともできた【ギャラクシールド】ですが、《凄惨なる牙 パラノーマル》の殿堂入りにより相手の「詰み」を作ることが非常に困難になりました。
そこで加入したのが《ドラゴンズ・サイン》。
《真・龍覇 ヘブンズロージア》から出てくるドラグハートを中心に立ち回りを作ったり、《煌龍 サッヴァーク》で除去耐性を付与しながら相手を攻撃することができるようになったりと、デッキパワーの底上げや決定力の向上に大きく寄与しています。
クリーチャーデッキに対する絶対的な強みは失ったものの、その防御力は未だ健在。殴り勝ちを狙うデッキ全般に大きく有利をつけている一方で、クリーチャーを主軸としないデッキや、呪文トリガーをケアしてパワーカードでフィニッシュを狙ってくるようなデッキはやや苦手としています。
【青白ギャラクシールド】に有利なデッキ
- 【デッドダムド】
- 【アナカラーシャコガイル】
- 【5c蒼龍】
【青魔導具】Tier3
《卍 新世壊 卍》の効果で《月下卍壊ガ・リュミーズ卍》を唱え、《凶鬼卍号メラヴォルガル》等のドルスザクを出して押し切るコンボデッキです。
《卍 新世壊 卍》への依存度が低いとはお世辞にも言えませんが、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》などで盤面を制圧しつつドロースペルを連打して辿り着ければ、4〜5ターン目の《卍 新世壊 卍》設置からでも十分に間に合うことは少なくありません。
呪文ロックに対しても《卍 新世壊 卍》の効果で対抗できるなど、現在の環境において唯一活躍の目がある呪文コンボデッキです。
しかしながら、新殿堂での規制がなく、当初は注目を集めていたこのデッキ。ここに来てシールドの強いデッキが増えたために、立場をやや危うくしています。
【青魔導具】のフィニッシュは、「コスト8・パワー11000のクリーチャーが3体並べば多少の単除去トリガーでは返し切れないだろう」という前提を元に成立しています。
そこを受け切れるビッグマナ系デッキの登場は、【青魔導具】にとって寝耳に水。
特に【5c蒼龍】は《卍 新世壊 卍》の天敵《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》まで標準搭載されているため、非常に厳しい相手になります。
これらのデッキが少ない環境になれば、また活躍を期待できるでしょう。
【青魔道具】に有利なデッキ
- 【5c蒼龍】
- 【アナカラーシャコガイル】
- 【青白ギャラクシールド】
【ドロマーオーラ】Tier3
軽量オレガ・オーラで細かなアドバンテージを積み重ねつつ、その過程でGR召喚した《白皇世の意志 御嶺》に常在型能力を持ったオレガ・オーラを多数付与して、アドバンテージメイカーへと仕立て上げるデッキです。
このデッキの守りの中心となるのが《極幻空 ザハ=エルハ》と《スローリー・チェーン》のコンボ。
《スローリー・チェーン》の「自分のシールド1枚を墓地に置く」効果が《極幻空 ザハ=エルハ》によって無効化され、呪文そのものをロックされない限りはずっとシールドゾーンを離れない無敵の要塞と化します。
このデッキも新環境で有力視されていたデッキですが、GR戦術に対する絶大なメタカードである《U・S・A・BRELLA》の流行、メタビートにおける呪文ロックフィニッシュの復権によって、当初噂されていたほどの戦果を挙げることはできていません。
デッキパワー自体は十二分に高いため、今後これらのメタカードが数を減らした時が狙い目なのかもしれません。
【ドロマーオーラ】に有利なデッキ
- 【赤白ヴァイカー】
まとめ
現環境について
簡単に傾向をまとめると
- 殿堂入りの影響で環境全体が低速化
- ビッグマナが大流行
- 《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》の普及によりループデッキは苦戦中
- 全体的に受けが硬くなっているため、メタビートにも呪文ロックは必須級に
といったような感じになるでしょうか。
受けを無視してゲームを終わらせるランデスループを擁しつつ、ビートダウンプランも強力な【オカルトアンダケイン】は頭ひとつ抜けて強力なデッキとして環境トップに君臨中。
豊富なメタカードで立ち回りやすい【赤白ヴァイカー】や相手の厄介な動きに付き合わず大打点で勝負を決められる【旅路バーンメア】がそれに続き、その下を各種ビッグマナや【デッドダムド】、【青白ギャラクシールド】などのコントロール寄りなデッキが追いかける格好となっています。
今後は【オカルトアンダケイン】を駆逐するような高速ビートダウンが環境入りするレベルで活躍するかがキーとなりそうです。
オリジナル環境について
おわりに
使ってみたいデッキは決まりましたか?
カーナベルでは環境デッキを組みたい人に向けて、デッキパーツを豊富にそろえています。今週末の大会で使いたい"あの"カードも当日15時までの注文で即日発送しています!
欲しいカードがすぐ手に入るカーナベルでデッキパーツを集め、週末の大会を駆け抜けましょう!!