【デュエマ 2021年2月 オリジナル 環境解説】yk800執筆!最強デッキランキング!【過去環境記事】

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【デュエマ 2021年2月 オリジナル 環境解説】yk800執筆!最強デッキランキング!【過去環境記事】

最強デッキランキングとは

はじめに

 年初からスタートを切り、2ヶ月を経てなお過熱するオリジナル環境。

実店舗でのCS開催がさらに延長されたこともあり、リモートCSはさらに勢いを増すばかりです。

 この記事では、そんなオリジナル環境のデッキをTierランキング形式で紹介していきます。

 現環境を知り今週末の大会に備えるプレイヤーや、環境デッキを組んでみたい人におすすめの記事です。

 この記事を読んであなたも環境デッキの理解を深めましょう!

 また、デッキを組みたくなった方はカードをまとめて購入することもできます!

 当日の15時までにご注文頂ければ、即日発送で環境デッキのデッキパーツをお届けします。

目次

※環境の変遷に伴い随時更新されます

最強の定義

 本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

「オリジナル」環境と「アドバンス」環境の違いについて

 まずは、「オリジナル」と「アドバンス」の差異から解説していきます。

 前提として、「オリジナル」フォーマットでは以下のようなメインデッキ40枚の外部にあるカードたちが使用できません。

・超次元ゾーン

・超GRゾーン

・《禁断 〜封印されしX〜》や《零龍》などのゲーム開始時に設置するカード

 これらのゾーンを中核としたデッキタイプはもちろん、そのほかにも多くのデッキが勝ち手段やリソース確保を外部に頼ることが多かった旧「殿堂」・現「アドバンス」フォーマットのデッキたちも、構築の変化を余儀なくされています。

 カードパワーの変遷に注目して、これらのカードが制限されたことによる影響を見ていきましょう。

 デュエル・マスターズというゲームは、基本的にカードパワーが絶えず更新されています。

 当たり前のような話にはなりますが、ありていに言えば直近に発売された商品は強いカードが多く収録されている、ということです。

 特に2019年度の中心を担っていた「超天篇」、2020年度の夏に登場した「クロニクル最終決戦デッキ 龍魂紅蓮譚」という、「殿堂」フォーマットに非常に大きな影響を与えた商品たちは、軒並み外部カードの存在を前提として構成されています。

 これらのカードが使えなくなる一方で、同じく2019年度発売の「アルティメット・クロニクル・デッキ SSS‼︎ 侵略デッドディザスター」や、2020年度に発売された「最強戦略‼︎ ドラリンパック」「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」といった商品は、戦術の根幹を外部カードに頼っていないため、「オリジナル」フォーマットでも健在。

 2020年度の中心である「十王篇」のカード群は、ゲームを決定づけるような力を持っているカードには乏しい傾向にあると感じます。

 それでは「十王篇」のカードが弱いのかというと、決してそんなことはありません。

 《百鬼の邪王門》《ウマキン☆プロジェクト》《「絶対の楯騎士」》など、防御面・リソース面に優れたカードを中心に、多くのカードが環境で活躍しています。

 例外はもちろんありますが、「オリジナル環境」に存在するデッキは、直近の番外パック・デッキの超強力カードをコンセプトに据えつつ、構築の足回りや防御手段などを「超天編」「十王篇」で登場した優秀なカードたちに委託する、というような構造のものが多い傾向にあります。


 視点を変えて、今度は各デッキの戦術の面から環境の変化を考えていきましょう。

 「オリジナル」と「アドバンス」最大の差異は「超次元ゾーン」や開始時に盤面に出ているカードが使えなくなったことに伴い、確実な見返りを期待したデッキが組みづらくなったことでしょう。

 例えば《零龍》を使ったデッキは、ある程度狙ったタイミングで4つの儀の達成時能力を使うことができます。

 またドラグハートを採用したデッキであれば、デッキ内に同じドラグハート・ウェポンが使えるカードを5枚以上採用することで、近しい役割のカードを従来より多く採用できるようになります。

 これらのカードが使えないということは、そのままこのような戦術が取りづらいということ。

 その結果発生するのは、デッキの再現性の低下です。

 多くのデッキの再現性が低下する中では、近しい役割のカードを複数種採用できるデッキや、《天災 デドダム》のような一度に多くの山札を掘れるカードの有用性は相対的に向上していると言えるでしょう。

 また、超GR召喚が使えなくなったため、手札1枚からクリーチャーを2体以上並べることが非常に困難になりました

 横展開デッキの天敵である《SSS級天災 デッドダムド》が健在であることも含め、いわゆるメタビート・ウィニービート的なデッキを成立させるのは至難の業となっています。

 そういった事情もあり、ビートダウンデッキはもっぱら「革命チェンジ」と「侵略」が展開の基盤

 幸いにして、横展開を基軸とする光文明中心のメタビートは先述の利用で存在が難しくなっており、彼らを止められるデッキは限られます。

 逆に言えば、展開の中心となっている「革命チェンジ」・「侵略」を止められるカードを上手く使うことができれば、それは非常に強力なメタ手段として機能するということでもあります。

 環境初期は強いデッキが出揃っていない・研究がそこまで進んでいないこともあって上手い活用法の見つかっていなかったメタカードたちですが、最近ではこれらのカードにスポットを当てたデッキも続々と登場してきています。


 それでは、これらの情報を念頭に置いたうえで、デッキ紹介へと参りましょう!

Tier1

【デッドダムド】Tier1


 《天災 デドダム》《ウマキン☆プロジェクト》でリソースを拡充・《SSS級天災 デッドダムド》でバトルゾーンを制圧したのち、《禁断機関 VV-8》や《轟く革命 レッドギラゾーン》で速やかに打点を叩き込むミッドレンジデッキです。

 殿堂環境から見慣れた顔ではありますが、そのデッキパワーは「オリジナル」でもほぼ劣化なし。

 《無修羅 デジルムカデ》こそ採用できませんが、中盤に盤面・手札の両方へと干渉できる《絶望と反魂と滅殺の決断》がその枠に収まっています。

 相手のタップインを強いる手段を失って完全にバトルゾーンに蓋をしきることが困難になったぶん、速やかにビートダウンしきって勝つことが重要になってきます。

 サンプルリストでは、《禁断機関 VV-8》を確実にプレイするためのサーチカードを採用した構築をご紹介。

 他にも、火・自然を含む多色カードの枚数を少し増やして《運命の選択》《天災 デドダム》をスピードアタッカーにして射出する構築も一定の地位を確立しています。「オリジナル」環境における決定力の重要性が窺えますね。

 環境開始と同時に覇権を取ったデッキなので包囲網が厚くはありますが、デッキパワーの高さから引き続きTier1の立ち位置を保っていると言えるでしょう。


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【デッドダムド】に有利なデッキ

  • 【ジョー星ゼロルピア】
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  • 【青魔導具】
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  • 各種【ドギラゴン閃】系デッキ
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【赤青エクス】Tier1


 超天篇期に成立した、【赤青ファイア剣】というデッキをご存知の方は、もしかするとそれほど多くないかもしれません。

 《水晶の記録 ゼノシャーク》を3ターン目に召喚し、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》で2回攻撃を付与。

 1回目の攻撃で《龍装者 バルチュリス》をサーチ、2回目の攻撃で《龍装者 バルチュリス》の使用宣言をしつつ《蒼き団長 ドギラゴン剣》をサーチすることで、一挙に5打点を作りつつ後続を叩き込む、というコンセプトのデッキです。

 【赤青エクス】はまさしく【赤青ファイア】の系譜となるビートダウンデッキ。

《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の姿はなく、代わりに十王篇からの刺客である《カダブランプー》が4枚採用されています。

 《カダブランプー》の強みは、《水晶の記録 ゼノシャーク》のアタックトリガーでサーチしてきて後から使える点。

 必ず先撃ちしなければならない《瞬閃と疾駆と双撃の決断》とは異なり、《龍装者 バルチュリス》《カダブランプー》のどちらかさえ持っていれば、足りないもう片方を探してくることでセットアップを完了できます。

 コンボに頼らずとも、2ターン目にクリーチャーを召喚、3ターン目にスピードアタッカーを召喚して2回攻撃しつつ《龍装者 バルチュリス》を出して革命チェンジ、という動きや、定番の《“龍装”チュリス》からチェンジする展開も健在。

 チェンジ先も《ボルシャック・サイバーエクス》と《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の追加で手札に抱えやすくなり、ビートダウン遂行の安定性は非常に高くなっています。

 また、《水晶の記録 ゼノシャーク》から各種ロック手段を持ってきたり、《龍装者 バルチュリス》《異端流し オニカマス》《カダブランプー》などで除去トリガーやスパーク系トリガーをケアしたりと、様々な手段で相手の受けを乗り越えられる点も魅力です。

 受けはお世辞にも堅いとは言えないデッキですが、相応に突破力も高いので一枚の《終末の時計 ザ・クロック》から返しに勝ち切ってしまうこともしばしば。

 「このカードがシールドにあるかもしれない」というだけで与える心理的プレッシャーはかなりのものです。

 1月中旬ごろに環境トップであった【デスザーク】や【デッドダムド】に対し、盤面にあまり依存せず高いビートダウン性能を叩き込める点が有効であることから活躍した経緯があります。

 除去トリガーをケアする手段は豊富ですが、シールドを直接的に増やす・ブロッカーを出す、といったような受けは素通しになってしまうことも少なくありません。

 高速でちょうど5+1点を作り出して倒し切るデッキであり、過剰打点の形成はあまり得意ではないため、このような受け手段をコンセプトレベルで採用しているデッキはやや苦手としています。

 「蒼龍革命」のデッキに収録されているカードから流用できるパーツも非常に多いため、デッキパワーだけでなく構築する際のハードルの面からも人気の高いデッキです。


【赤青エクス】に有利なデッキ

  • 【ジョー星ゼロルピア】
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  • 【青白ギャラクシールド】
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【ジョー星ゼロルピア】Tier1


 デッキの存在自体はかなり前から知られていましたが、ここ数週間で一気に母数を伸ばして名実ともにTier1の仲間入りを果たしたデッキ。

 《希望のジョー星》存在下で《ゼロ・ルピア》を召喚することでコスト0になったルーターや「ムゲンクライム」獣を次々と召喚し、最終的に《無量大龍 トゥリナーツァッチ》やその他の勝ち手段でゲームを終わらせるチェインコンボを主軸としたデッキです。

 《ゼロ・ルピア》2体の盤面までなら安定して形成できるため、コスト4以下のクリーチャーを使ったコンボならほとんど全てを勝ち筋に据えられる自由度の高さが魅力。

 現状では先置きしておくことでドローソースとしてコンボの達成に貢献できる《無量大龍 トゥリナーツァッチ》が勝ち筋の主流となっています。

 このデッキ最大の強みは、なんと言っても《希望のジョー星》!

何度か述べているとおり、GRもドラグハートもない「オリジナル」環境では展開の主軸に「革命チェンジ」や「侵略」が据えられることがほとんど。

 文明に依存するこれらの能力を1枚で大幅に牽制しつつ、さらには自分のフィニッシュにも大きく近付けます。これは「ただメタカードとして《希望のジョー星》を採用しただけ」のデッキと一線を画すポイントです。

 かてて加えて、2ターン目に《戦略のD・Hアツト》などのルーターをプレイするこのデッキは、構造上3ターン目までに《希望のジョー星》を引き込みやすくなっています。

 初動の安定にもなるこれらのカードを、そのままコンボのエンジンとして使うことができるのも強みです。

 サブプランもかなり自由が利き、《異端流し オニカマス》などのメタカードを採用する余裕もあるためビートダウンデッキに対してもかなり戦えるデッキですが、受け自体が厚いわけではないため、戦術としての速攻は依然として苦手。

 また、《希望のジョー星》をなんらかの手段で除去されると、次の1枚を準備するまでにかなり時間を取られてしまいがちです。

 複数体の展開を制限する《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》などのメタカードも非常によく刺さるなど、コンボデッキの宿命として、メタられると難しい部分の多いデッキではあります。

 《希望のジョー星》が有効に働きやすい今こそが、もっとも輝ける環境だと言えそうです。


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【ジョー星ゼロルピア】に有利なデッキ

  • 【赤単速攻】
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  • 【ギャラクシールド】
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Tier2

【ギャラクシールド】Tier2


 こちらも「アドバンス」環境から引き続き活躍中のメタコントロール。Tier1の【ジョー星ゼロルピア】と同じく、デメリットなく《希望のジョー星》を活用できる希少なデッキです。

 メタカードで序盤をつなぎつつ、4ターン目に《護天! 銀河MAX》や《「策略のエメラル」》でギャラクシールドスタンバイ。

 《「絶対の楯騎士」》の圧倒的なリソース力を背景にバトルゾーンを制圧し、《「正義帝」》や《∞龍 ゲンムエンペラー》などのフィニッシャーを着地させて勝負を決めにかかります。

 メタデッキである特性に加えてコンセプト部分がコンパクトにまとまっており、自由枠がかなり広いのが特徴。環境に合わせたカードチョイスができます。

 今回のサンプルリストでは、Tier1に挙げた【デッドダムド】、【赤青エクス】、【ジョー星ゼロルピア】へのガードを上げたカードを採択しています。

 《ポクチンちん》は墓地利用をしつつコストを支払わずに召喚を連打する【ジョー星ゼロルピア】に対して非常に有効でありながら、「革命チェンジ」や「侵略」系のギミック全般・【卍 デスザーク 卍】などに対しても腐らない優良メタカード。

 常に入るとは限りませんが、現在のオリジナル環境ではかなりオススメできる1枚です。

 弱点は優勢を作ってから勝つまでの時間の長さと、メタカードのチョイスによってどうしてもムラが出てしまう点、さらに加えて意外にも薄い防御力。

 いくらメタカードが有効とはいえ、どんなデッキも「特定のカード1枚だけで完全に詰む」ということはほとんどありません。盤面を固めることに注力しすぎていると、相手に形成を立て直す隙を与えることにも繋がります。

 また、メタデッキの特性上、環境を読み違えた場合は苦戦を強いられます。トリガーの薄さという第3の弱点も、ここに付随する弱点と言えるでしょう。

 サンプルリストにはトリガーが8枚しか入っておらず、油断しているとあっさり突き抜けられることもしばしばあります。

 環境次第ですが、メタカードの枠に追加のトリガーを採用することも検討するべきです。なにせ、「トリガーはビートダウンに対するメタカード」なのですから。


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【ギャラクシールド】に有利なデッキ

  • 特になし(構築次第で大幅に変動するため)

【赤黒邪王門ドギラゴン閃】Tier2


 【赤黒カウンタードギラゴン剣】から連綿と続く【赤黒革命チェンジ】の系譜、最新式。

 おなじみ3ターン目の《“龍装”チュリス》を起点とするブン回りルートを抱えつつ、「侵略ZERO」を持つ《バサラ》とどのタイミングで手札に加わっても「鬼エンド」でプレイ可能な《百鬼の邪王門》の存在により、高いカウンター性能を誇ります。

 性質上ビートダウンデッキ全般に対して強いほか、防御の薄いデッキが少なくない現在のオリジナル環境では最速で走れば特に何も考えなくとも貫通することもありえます。

 もっとも苦手とする「どっしり受けて殴らずに勝つ」タイプのデッキが現在のオリジナルに少ないのは追い風ですが、攻撃手段の大部分を「革命チェンジ」や《百鬼の邪王門》に依存しているため、これらを封じつつ選択式の除去も通らない《異端流し オニカマス》は対処に手を焼く存在です。

 【ジョー星ゼロルピア】は《異端流し オニカマス》と《希望のジョー星》、2つの致命的なメタカードを使ってくるうえに、勝ち筋も攻撃に依存しないため、相当苦しい相手となっています。

 最低でも《希望のジョー星》1枚で詰むことは避けたいので、なんらかのカード除去はぜひ採用したいところです。


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赤黒邪王門閃】に有利なデッキ

  • 【ジョー星ゼロルピア】
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  • 【デスザーク】
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【デスザーク】Tier2


 3〜4ターンという早期のタイミングで相手にタップインを強制する《卍 デ・スザーク 卍》を着地させ、ハンデスと除去で戦況をコントロールして完全に相手を詰ませる、ボードコントロールデッキの極致。

 環境初期の雄ですが、対抗馬の台頭から現在はこの辺りの位置に落ち着いています。

 カード1枚1枚のパワーがそれほど高くないところをシナジーで補うタイプのデッキであり、なおかつデッキトップからランダムで墓地を肥やすカードが多い都合上ランダム性を計算に入れて動かなければいけない局面も多く、プレイの難易度はかなり高め。

 きちんと動けた際にはあらゆる対面に一定の勝率が見込めますが、それが難しいデッキであるところもひとつの弱点です。

 細かい部分で言えば、現在は《堕魔 ドゥシーザ》を当てたい対面が少なく、【ドギラゴン閃】系統のデッキが一定数存在する関係から《堕魔 ドゥグラス》の価値が高い環境だと考えられるため、サンプルデッキの2コス域はこのような配分となりました。

 また、フィールドの増加に伴ってカード除去を持っていないデッキが減りつつあるのがわずかながら向かい風。

《卍 デ・スザーク 卍》のタップイン能力は下に4枚のカードがなければならないため、1枚でもカード除去で抜かれると機能停止してしまいます。

【 クリーチャー 】
種族 マスター・ドルスザク / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー9000 / コスト8

■無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。

 《堕魔 ドゥポイズ》で破壊してから出し直せば問題はありませんが、実際に使うのであれば負け筋の一つとして頭に入れておきたいところです。

 弱点は墓地メタや《奇石 ミクセル》などのデッキの下に送り込むタイプの踏み倒しメタ、マナへの除去など。

 特に《ポクチンちん》は墓地の魔導具を掃除しつつ、いざ《卍 デ・スザーク 卍》の開門まで持ち直しても「コストを支払わない召喚」であるため山札の下に送られてしまう、まさに天敵のような存在です。要注意。


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デスザーク】に有利なデッキ

  • 【赤単速攻】
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Tier3

【5c蒼龍】Tier3


 こちらも環境初期から見るデッキのうちのひとつ。根強い人気を誇っています。

《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》で苦手なループコンボや大量展開を行ってくるビートダウンを牽制し、《闇鎧亜 ジャック・アルカディアス》で《希望のジョー星》をはじめとするメタカードを処理。

 マナに多色カードを揃えたら《謎帥の艦隊》で盤面を流してテンポロスを取り戻したり、《獅子王の遺跡》で大量ブーストして一気に終盤戦まで持ち込んだり、といった動きの基盤は「アドバンス」環境の【5cモルト蒼龍】と基本的にはほとんど違いがありません。

 自由枠にはかなり余裕があり、このサンプルリストは色々と削ぎ落とした構築になっているため、実際に使用する際にはさまざまな部分に手を加えた方が良いでしょう。

 気をつけるべきこととして、「オリジナル」環境は「アドバンス」環境よりも《希望のジョー星》を使用するデッキが多い点が挙げられます。

 《最終龍覇 グレンモルト》が抜けているためフィニッシュには影響しないものの、多色マナ武装を前提としたカード群はやはり機能停止してしまいます。

 こちら側の対抗策は基本的に《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》のみですので、想定される対面では大事に扱うようにしたいところ。

 また、最終龍覇 グレンモルト》が抜けて自然の大型クリーチャーをフィニッシャーに据えたことで、デッキ全体の闇文明比率が下がっている点はよくよく検討したい部分です。

 序盤の《天災 デドダム》《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》のプレイには1〜2ターン目の闇マナセットが必須となるため、追加のカードを採用する際は減らしすぎないように気を遣うべきでしょう。

 構造上の弱点として、リソースを稼ぐ手段にやや乏しいため、高速の大型ハンデスで主導権を握られる展開は苦手。受け手段の主軸は呪文であるため、中速で呪文ロックを絡めた打点を形成するデッキもあまり得意ではありません。

 また、受け札のうち《怒流牙 サイゾウミスト》《蒼龍の大地》《謎帥の艦隊》などは十分なマナが貯まっていないうちは真価を発揮できず、3ターン目前後で仕掛けてくるビートダウンに対しては見た目以上に脆いデッキです。

 もちろんマナさえ延びてしまえば非常に堅いデッキになりますが、軌道に乗るまでに突っ込んでくるデッキは苦手な部類だと言えるでしょう。


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【5c蒼龍】に有利なデッキ

  • 【赤単速攻】
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  • 【デッドダムド】
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【赤単速攻】Tier3


 「キリフダッシュ」と「革命チェンジ」・「侵略」で次々に相手のシールドを叩き割っていくこのデッキですが、この度新戦力を迎え入れることに成功しました。その名も《ふくわラット》!

 チーム切札の名に恥じず、「キリフダッシュ」との相性が非常に良いこのカード。

 これまで《戦略のD・H アツト》や《異端流し オニカマス》が出るだけで自壊してほぼ詰んでいた《螺神兵 ボロック》をそっくりそのまま入れ替えることで、多少なりともこれらのカードへの耐性を得ることができました。

 まあ《異端流し オニカマス》が出るだけで厳しいことに変わりはないんですが……。

 「理論上・コンセプト上の相性がいいデッキ」に限れば環境でも随一の多さではあるものの、トリガーを踏む順序やデッキから引いてくるカードなどに左右される部分は大いに存在し、最終的には自分との戦いになることも珍しくありません。

 とはいえ、火力の高さは一級品。《異端流し オニカマス》デッキがもう少し減少すれば、活躍の機会はまた見られるのではないでしょうか。


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【赤単速攻】に有利なデッキ

  • 【赤黒邪王門ドギラゴン閃】
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  • 【赤青エクス】

【青魔導具】Tier3


 キーパーツである《卍 新世壊 卍》を出した状態で4枚の呪文を唱え、「無月の門99」から《卍 月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》を唱えて複数体の《凶鬼卍号 メラヴォルガル》で勝負を決めるスペルコンボデッキです。

 【デッドダムド】キラーとして名を馳せたこのデッキですが、「オリジナル」環境でもその立ち位置は依然としてキープ。

 特に今の「オリジナル」環境には強力な呪文を使用するデッキが少なく、カウンターカードである《超奇天烈 ギャブル》の姿がほとんど消えているため、【デッドダムド】に対する優位は非常に強固なものとなっています。

 トリガー枚数も多く、ビートダウンデッキに対してある程度対抗できるのは強み……ですが、現在は《希望のジョー星》の流行に伴って、多くのデッキにカード除去が搭載されているのが非常に大きな向かい風となっています。

 【青魔導具】は大量のドローで山札を絶えず掘り進めるデッキタイプ。

 1枚目の《卍 新世壊 卍》ならまだ割られても立て直しが効きますが、2枚目に入るとかなり危険水準。3枚目にもなればもう山札切れまっしぐらです。

 デッキパワー自体はかなりの水準にありますし、先述の通り【デッドダムド】に対しては非常に有効であるため一定の存在感を示してはいます。

 それでも、カード除去が環境の標準装備であるうちは雌伏の時となるでしょう。


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【青魔道具】に有利なデッキ

  • 【5c蒼龍】
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  • 【赤黒邪王門ドギラゴン閃】
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まとめ

今後の環境について

 最後に、今後の環境の変遷について軽く触れたいと思います。

 まずは大前提の共有から。

 ここ2年前後の商品に収録された「侵略」・「革命チェンジ」を持つ強力なカードを主軸に組まれた、各種【ドギラゴン閃】デッキや【デッドダムド】が現在の「オリジナル」環境の基準点。

 これらに対して《希望のジョー星》という明確な強みを持つ、【ジョー星ゼロルピア】や【ギャラクシールド】が頭角を表し、環境は新たな形へと変化しています。

 さて、これを踏まえたうえで次に想定されるのは、《希望のジョー星》を活用するデッキに対するカウンターパート。

 特に【ジョー星ゼロルピア】に対抗できる、「3〜5ターン前後のレンジで攻めるビートダウンデッキ」が注目を集めるのではないかと考えています。

 具体的には、

  • ややレンジ感が遅くはあるものの、召喚を起点に展開するため《 異端流し オニカマス 》を無視して攻勢に出られる。《 弩闘! 桃天守閣 》を採用すれば相手のD2フィールド対策も可能な【赤緑キリフダッシュ】
  • 《 海底鬼面城 》とほぼ変わらない能力を持った《 伝説演者 カメヲロォル 》が新規参入、環境柄強力なメタカード・《 異端流し オニカマス 》を無理なく採用できる【赤青クラッシュ“覇道”】

 などが当てはまるでしょうか。これらのデッキの活躍には期待が高まりますね。

アドバンス環境について

おわりに

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