【2022年1月環境】流行りの最強デッキランキング【過去環境記事】

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【2022年1月環境】流行りの最強デッキランキング【過去環境記事】

はじめに

1月のリミットレギュレーション施行と様々な新規カードの登場により、遊戯王OCGの環境は大きく様変わりしました。

昨年12月からどのような変化があったか、今はどのようになっているのか、早速見ていきましょう!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

また今期は様々なデッキが活躍しているため、分布・入賞のばらつきが激しいのでTierの変化も激しく、流行や地域差にも左右されるので、あくまで指標として捉えてください。

先月からのカードプールの変化

12月4日には『ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE』、12月18日には『PREMIUM PACK 2022』、12月25日には『SECRET SHINY BOX』が発売されました。

『PREMIUM PACK 2022』は特に環境への影響はありませんでしたが、『ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE』と『SECRET SHINY BOX』の新規カードによって【デスピア】【閃刀姫】が強化を受けて大会環境にも影響を与えました。

特に『ストラクチャーデッキ ALBA STRIKE』に収録されている《烙印融合》は【デスピア】のみならず、他のデッキに出張されることもあるほどのカードパワーを備えていて、環境に新しい風を吹きこみました。

また『SECRET SHINY BOX』の閃刀姫バージョンに収録された《閃刀起動-リンケージ》も【閃刀姫】に新たな可能性をもたらしました。


1月施行リミットレギュレーションについて

2022年1月に施行されたリミットレギュレーションが環境に与えた影響を解説します。

まず何と言っても一番大きいのは《フュージョン・デステニー》禁止による「D-HERO出張セット」の消滅。

前期は様々なデッキに《フュージョン・デステニー》を含めた「D-HERO出張セット」が採用されていましたが、《フュージョン・デステニー》が禁止になったことで《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》の効果でのコピーすらできなくなったので、この出張セットも実質的な消滅となりました。

また、「勇者出張セット」は《アラメシアの儀》《聖殿の水遣い》が準制限となりましたが、ギミックの足がかりとなる部分が1枚ずつ減っただけで、元から「勇者出張セット」を採用しているデッキから出張セットが抜けることはほとんど見受けられませんでした。

その他にも《幻影騎士団ティアースケイル》《プランキッズ・ミュー》が制限となり、特に《プランキッズ・ミュー》の制限によって【プランキッズ】が大会環境で活躍するのを見かけることはほぼなくなりました。


Tier1

【デスピア】Tier1



【デスピア】には「勇者」ギミック採用と不採用の構築がありますが、ここでは分布・入賞数の多い「勇者」ギミック採用の構築を紹介します。

【デスピア】は《氷剣竜ミラジェイド》や《ガーディアン・キマイラ》などの強力な融合モンスターを駆使して戦うデッキです。

《烙印融合》が一度通れば《神炎竜ルベリオン》を融合召喚でき、融合素材にする《悲劇のデスピアン》などの効果でアドバンテージを稼ぎつつ《神炎竜ルベリオン》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚できます。

《氷剣竜ミラジェイド》の効果の発動コストとして墓地に送ることができる《烙印竜アルビオン》が「烙印」魔法・罠カードをサーチかフィールドにセットできるので、後続の《烙印融合》や《赫の烙印》などをサーチまたはセットすることができます。

《赫の烙印》の効果でも融合召喚ができるので、相手ターンに《赫の烙印》を発動し、そこから《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚、効果が発動できるので《赫の烙印》は妨害としても機能します。

《烙印融合》《赫の烙印》は「烙印」カードなので《デスピアの導化アルベル》でサーチができます。そして《デスピアの導化アルベル》は《烙印開幕》からリクルートもできるので、「烙印」カードへのアクセスが豊富に用意されています。

弱点は初動の《烙印融合》を《灰流うらら》などで止められる、《赫の烙印》を《墓穴の指名者》《屋敷わらし》などで止められると展開がかなり弱くなってしまうところです。

それを解決するために《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》はもちろんのこと、《流離のグリフォンライダー》の効果であらゆる妨害を止めるため「勇者」出張セットが入っている構築をよく見かけます。

《氷剣竜ミラジェイド》《烙印融合》のカードパワーの高さによってデッキとしてのパワーも申し分ない強さとなっているため、分布・入賞数も多く【デスピア】をTier1の位置付けとしました。

  


【エルドリッチ】Tier1


【エルドリッチ】は、《烙印融合》入りの構築やデッキ枚数を60枚にして《隣の芝刈り》を採用した構築もありますが、今回はスタンダードな純【エルドリッチ】を解説します。

【エルドリッチ】は《黄金卿エルドリッチ》を主軸のモンスターとしています。

罠モンスターとして特殊召喚されて《黄金卿エルドリッチ》がいることで妨害効果が追加で使える「黄金郷」カード、《黄金卿エルドリッチ》をフィールドに出すための「エルドリクシル」カードを活用して戦う罠カード主体のデッキです。

「黄金郷」「エルドリクシル」カードは墓地で発動できる効果もあり、「黄金郷」カードは「エルドリクシル」カードを、「エルドリクシル」カードは「黄金郷」カードをデッキからセットできます。

この墓地効果によってリソースを半永久的に確保できます。

【エルドリッチ】の強みとして《スキルドレイン》をはじめとした強力な罠が採用しやすいという点があります。

《黄金卿エルドリッチ》本体と罠モンスターである「黄金郷」カードの種族・属性も統一されているため《御前試合》《群雄割拠》も相性が良く、妨害が罠主体であるため《王宮の勅命》も採用しやすいです。

メイン戦で相手に効かない永続罠がある場合には《黄金卿エルドリッチ》の効果のコストにすれば良いので試合中ずっと腐っている、ということが少ないという点でも永続罠との親和性が高いです。

また【エルドリッチ】はEXデッキを積極的に使うデッキではないため、初動の確保・強い罠を引き込むために《強欲で金満な壺》《金満で謙虚な壺》を採用できるのも強みの一つです。

弱点としては、手札誘発の採用が《黄金卿エルドリッチ》の効果と噛み合わず採用されていないことが多いので、展開系デッキの先攻展開を許してしまうこと。

マッチ2本目以降では、相手がメイン戦では投入していることの少ない《コズミック・サイクロン》《ツインツイスター》《ライトニング・ストーム》などの魔法・罠除去系カードをサイドデッキから投入してくることが多いので、魔法・罠除去系カードを警戒して動かないと負けにつながりやすいことです。

先攻を取ったときの強さ、メイン戦の有利さ、各地の大会のシェア数と入賞数を考慮して【エルドリッチ】をTier1に位置付けました。


【天威勇者】Tier1


【天威勇者】は、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚から《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚し、展開することで盤面の制圧を狙うデッキです。

特徴としては、《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚したあとの展開から《源竜星-ボウテンコウ》をシンクロ召喚し、「竜星」モンスターと「天威」モンスターを絡めて展開するという点です。

また、最終的な盤面に並ぶのは《フルール・ド・バロネス》や《相剣大師-赤霄》などの優秀な妨害の他、《竜星の九支》がサーチされている状態で《幻竜星-チョウホウ》も並ぶため、《幻竜星-チョウホウ》を破壊して《竜星の九支》の発動無効+《幻竜星-チョウホウ》が破壊された場合に《灰流うらら》などのチューナーモンスターをサーチする、というスキのない盤面を形成することができます。

弱点としては、展開系デッキであるため《増殖するG》をもらうと展開を止めざるを得ないこと、また《灰流うらら》《無限泡影》など各種手札誘発をもらった場合に展開が止まってしまい、妨害を敷けない場合があることです。

しかしデッキに採用されている「勇者」ギミックの《流離のグリフォンライダー》で相手の妨害を無力化させることもできるので、そのまま展開を決めてしまうことも容易です。

展開系デッキとして今期の筆頭であるため、【天威勇者】をTier1に位置づけました。


Tier2

【ふわんだりぃず】Tier2


【ふわんだりぃず】デッキは、「ふわんだりぃず」モンスター共通効果である『召喚成功時に鳥獣族モンスターを召喚する効果』を駆使して、大型の鳥獣族モンスターを召喚して盤面を制圧していくアドバンス召喚主体のデッキです。

下級の「ふわんだりぃず」モンスター共通効果として、

  1. 『このカードが召喚に成功した場合に発動できる。○○する(モンスターの種類によってこの部分は異なります)。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。』
  2. 『表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。』
  3. 『このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。』

この3つの共通効果があります。

1の効果で連続召喚をして上級の鳥獣族モンスター召喚へと繋げ、2の効果で除外された「ふわんだりぃず」モンスターを3の効果で回収することで、アドバンス召喚の弱点であった、召喚権の不足問題とアドバンス召喚のリリースによるリソース切れ問題を解決するテーマとなっています。

盤面の制圧力も高く、《ふわんだりぃず×えんぺん》の単体での妨害と、《ふわんだりぃずと夢の町》《ふわんだりぃずと謎の地図》によって相手ターンに《烈風帝ライザー》を召喚して妨害、そして鳥獣族である《烈風の結界像》を置いておくことで特殊召喚封じもすることができます。

またこのデッキは召喚自体はするものの特殊召喚は滅多にしないので、メインデッキでの採用率が高い《増殖するG》を一方的に腐らせることができるのも魅力の一つです。

弱点としては召喚成功時の効果で、さらに召喚という形をとるので《無限泡影》《エフェクト・ヴェーラー》などの効果無効系カードを通すとそれ以降の展開が難しくなるところ。

後攻になったときに攻める手数が、通常の召喚権と《ふわんだりぃずと謎の地図》くらいしかないので相手が少ない妨害でターンを返してきても突破できないという場面もそれなりに存在するところです。

先攻盤面の制圧力、後続確保のしやすさは強力ですが、攻め手の少なさなどのマイナス評価もありTier2の位置付けです。


【竜輝巧(ドライトロン)】Tier2


【竜輝巧(ドライトロン)】は、儀式モンスターをサポートする下級「ドライトロン」モンスターを駆使して儀式召喚を行い、盤面を制圧するデッキです。

【竜輝巧】の特徴として、まず一つ目にテーマ内儀式魔法の《流星輝巧群》の効果が挙げられます。

普通、儀式魔法はリリースするモンスターのレベルを参照して儀式召喚を行うのですが、《流星輝巧群》はリリースするモンスターの攻撃力を参照して儀式召喚を行います。

この効果で、レベルが高い儀式モンスターでもリリースするモンスターの攻撃力が高ければ簡単に儀式召喚ができます。

そして《流星輝巧群》によって《崇光なる宣告者》を儀式召喚することで、相手の行動を封殺することを目指すデッキになっています。

もう一つの特徴として、レベル1「ドライトロン」モンスターは、

  • 『このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。』
  • 『自分の手札・フィールドから、このカード以外の「ドライトロン」モンスターまたは儀式モンスター1体をリリースして発動できる。このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。その後、○○できる(モンスターの種類によって異なります)。この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。』

という共通効果を持っており、この効果のリリース先として《サイバー・エンジェル-弁天-》を使うことで、デッキから別の《サイバー・エンジェル-弁天-》をサーチし、レベル1「ドライトロン」モンスターの共通効果のコストを実質なしで使用できます。

《サイバー・エンジェル-弁天-》のサーチは天使族・光属性モンスターならなんでも対応しているので《宣告者の神巫》などもサーチでき、さらに展開を伸ばすことにもつながります。

そして展開したレベル1「ドライトロン」モンスターを活用して儀式召喚やリンク召喚などを行います。

展開が決まれば《崇光なる宣告者》の圧倒的な無効効果でそのまま勝てることが多いです。

しかし弱点として《崇光なる宣告者》を「壊獣」モンスターでリリースされる、《禁じられた一滴》などのチェーン不可なカードで《崇光なる宣告者》を無力化されることが挙げられます。

また展開系デッキなので、やはり相手の《増殖するG》が通ると《崇光なる宣告者》の複数妨害があっても相手がドローした豊富な手札で越えられることが多く、それを考えると展開をストップせざるを得ない場面があります。

展開系デッキのあるあるですが、相手の《増殖するG》が重いことが課題となっています。

展開が決まったときの制圧力は飛び抜けていて、手数もかなり多いので《増殖するG》以外の手札誘発は貫通できることもよくありますが、《増殖するG》が重いなどの理由でTier2となっています。

最近は分布としてもあまり数を見なくなってきたのでTier2と3の中間あたりという位置付けが正しいかもしれません。


Tier3

Tier3に該当するデッキが現環境ではとても多く、全てを紹介することは難しいため、Tier3に該当する現在注目のデッキについて解説します!

【閃刀姫】Tier3


【閃刀姫】は、リンク1の「閃刀姫」モンスターと「閃刀」魔法カードを駆使して戦うデッキです。

特徴として、墓地に3枚以上魔法カードがあると「閃刀」魔法カードは追加効果が得られるものが多いです。

特に準制限カードの《閃刀起動-エンゲージ》は通常の効果でサーチと、追加効果でドローまで付いてきます。

他にも《閃刀機-ウィドウアンカー》《閃刀機-シャークキャノン》は相手の妨害と自分の展開を兼ねることのできるカードとなっています。

そして、「閃刀姫」リンクモンスターは《閃刀姫-ジーク》を除き、「閃刀姫」モンスター1体でリンク召喚できるのも特徴の一つです。

メインデッキに入る「閃刀姫」モンスターの《閃刀姫-レイ》《閃刀姫-ロゼ》からリンク1の「閃刀姫」モンスターのリンク召喚へと繋げ、「閃刀姫」リンクモンスターの効果でアドバンテージを稼ぐのが基本的な動きとなっています。

また、《閃刀起動-リンケージ》の登場で、初動の増加やワンキルパターンができたため、現在注目のデッキとしてピックアップしました。

弱点としては、形成する盤面の妨害が他のデッキと比べて貧弱であるため突破されやすいところです。

ペースにハマったときの強さや、Tier1の【デスピア】に比較的強く出られること、弱点、分布と入賞数を考慮してTier3の位置付けとしました。


【LL鉄獣戦線】Tier3


【LL鉄獣戦線】は「LL」「鉄獣戦線」の複合デッキで、お互いの持ち前の展開力で盤面を制圧するデッキです。

メインデッキの「鉄獣戦線」モンスターは、共通効果によって墓地から獣・鳥獣・獣戦士族モンスターを除外し、除外した枚数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣・鳥獣・獣戦士族リンクモンスターを特殊召喚して展開します。

「LL」モンスターは展開力に長けたエクシーズ召喚主体のテーマです。

《LL-リサイト・スターリング》を使用した連続展開を行い《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《天霆號アーゼウス》などの強力なモンスターも使用できます。

この2つのテーマは鳥獣族を使用するという共通点があり、墓地に貯まった「LL」モンスターをコストに「鉄獣戦線」モンスターの効果を発動する、《鉄獣戦線 ナーベル》がレベル1・鳥獣族モンスターなので「LL」モンスターのサポートの一部対象内である、などといった点で噛み合いも良いです。

そして最終盤面で《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《LL-アンサンブルー・ロビン》、《戦華盟将-双龍》《王神鳥シムルグ》から出される《烈風の結界像》などの強力な妨害が形成されるのが大きな強みです。

弱点はモンスター頼りの妨害になるため《禁じられた一滴》《冥王結界波》によって妨害が全て消えてしまうといった点です。

この2枚は前期ほど流行っていないので環境に再び姿を現したのですが、再度流行ってしまうと苦しい戦いを強いられることになるかもしれません。

形成される盤面の妨害の強さ、手数の多さによる捲りやすさ、メタがあまり流行っていないことを評価して現在注目のデッキとしてピックアップしました。


Tier3に位置するデッキは他にも【相剣】【電脳堺】【幻影騎士団】【アダマシア】【サンダードラゴン】【海晶乙女】など紹介しきれなかったデッキがたくさんあります。

Tier1ほどではありませんが、それくらい様々なデッキにワンチャンのある環境と言えるでしょう。


環境のまとめと今後の展望

1月のリミットレギュレーションの改定は大きな影響を及ぼしました。

「D-HERO」の出張セットは無くなりましたが、「勇者」の出張セットは規制を受けても依然としてまだ使われているので、今後もしばらくは様々なデッキで見ることになるでしょう。

現環境は【デスピア】【エルドリッチ】【天威勇者】を筆頭に様々なデッキが結果を残す、まさに群雄割拠な環境と言えます。

1月15日発売の『DIMENSION FORCE』で環境が動くかどうかといった点もあり、Tier1のデッキも分布が覆される可能性も今後十分にあり得るので、現環境の動向から目が離せません!

おわりに

遊戯王OCGの1月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは2月の環境解説記事でまたお会いしましょう!


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