目次
イヌ科さんは【青黒カリヤドネ】で有名なGP王者ですが、【チェイングラスパー】を用いて対戦相手の全てを破壊しつくしていたこともあるらしい・・・
はじめに
【チェイングラスパー】とは、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》と《グレート・グラスパー》を軸に据えたループデッキです。
本来は純粋にマナを伸ばして《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》を出すデッキだったのですが、《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》の追加によって、元々コンボパーツとして採用されていた《幻影 ミスキュー》と組み合わせた踏み倒し特化構築が研究され始めました。
4ターン目に踏み倒された《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》、《スペリオル・シルキード》1枚がゲームを破壊してしまうため、ループデッキにありがちな繊細さはそこまで求められません。
必要なのは力と魂です。
古のプレイヤーには、ループフィニッシュを搭載して帰ってきた【キューブブラスター】と言えばその恐ろしさが伝わるでしょう。
環境の第一線からは退きましたが《ミステリー・キューブ》の殿堂解除に伴い、さらなる研究が進んでいます。大型大会で入賞できるポテンシャルを十分秘めたデッキです。
この記事では通称"全てを破壊する"【チェイングラスパー】について詳しく解説していきます!
大型クリーチャーを踏み倒して豪快に決める…その快感を、あなたも体験してみませんか?
【チェイングラスパー】デッキの特徴
【チェイングラスパー】とは、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》、またそれと相性のいい《グレート・グラスパー》を軸に据えたループデッキです。
《幻影 ミスキュー》を絡めた任意のクリーチャーを踏み倒すループでパーツを集め、最終的に《恐・龍覇 サソリスレイジ》が呼び出した《龍芭扇 ファンパイ》+無限アタックで相手のデッキを0枚にします。
このデッキの1番の特徴はメインの展開手段を《ミステリー・キューブ》、《幻影 ミスキュー》の踏み倒しに頼っていること。
これによって《スペリオル・シルキード》などの大型クリーチャーを踏み倒し、強力な効果でゲームを掌握します。
また、《獅子王の紋章》や《ミステリー・キューブ》の効果で相手ターン中にも踏み倒しを狙っていきます。これがあるためにデッキ単位である程度ビートダウン耐性を持っているのは長所と言えるでしょう。
ただし、デッキの動きを失敗する可能性がある踏み倒しに頼っている以上ピーキーなデッキであることは否めません。
4ターン目の《ミステリー・キューブ》が不発に終わるだけで何事もなく敗北します。このデッキを使う以上、そういった側面は割り切る必要があるでしょう。
【チェイングラスパー】の長所
- 豪快な踏み倒し、噛み合えば最速4キル
- 大型クリーチャーの効果が刺さる環境では強力
- ループフィニッシュによってトリガー貫通
- ディフェンスに定評がある
【チェイングラスパー】の短所
- デッキの出力が非常にピーキー
- 踏み倒しメタに弱い
- 妨害カードを採用できない
【チェイングラスパー】のデッキレシピ
【チェイングラスパー】カード解説
【チェイングラスパー】確定枠のデッキレシピ
確定枠
《ミステリー・キューブ》
《幻影 ミスキュー》
このデッキの動きの要です。これらから大型クリーチャーを踏み倒してゲームを掌握します。
このデッキをチューニングする上での考え方として、《ミステリー・キューブ》で踏み倒して弱いカードは極力採用しないというものがあります。
このデッキは細部をどうチューニングしようと出力を《ミステリー・キューブ》、《幻影 ミスキュー》の出目に依存しています。
手札から細かい動きを行うカードなどを採用してしまうとその分出目が弱くなり、結果としてデッキの弱体化に繋がってしまうのです。
また、《幻影 ミスキュー》を踏み倒した場合ノーリスクで1マナを増やしてもう1度踏み倒しを行えるため、実質ボーナスのようなもの。このため《幻影 ミスキュー》をマナから踏み倒せるカードも採用候補になってきます。
《獅子王の紋章》
【 呪文 】
文明 光/自然 / コスト6
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命0トリガー:クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
■自分の山札の上から1枚目を表向きにする。
それが光または自然の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出す。
次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
次の自分のターンのはじめに、そのクリーチャーをマナゾーンに置く。
この呪文を唱えた後、自分の墓地に置くかわりに山札に加えてシャッフルする。
手札に抱えられる防御札。
このデッキは踏み倒しの威力を重視している都合上、捲れたときの威力も凄まじいものになっています。
持っていなくても相手に「《獅子王の紋章》があるかもしれない」と警戒させていることが重要。このカードの存在自体が中途半端なビートダウンを封じ込めています。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / 文明 自然 / パワー13000 / コスト10
■このクリーチャーまたは自分の他の自然のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーよりコストが2小さい自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー
まさにこのデッキの核、出すだけでいつの間にか勝ってしまう恐ろしいカードです。
このデッキを象徴する動きが、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》がいる状態で《幻影 ミスキュー》を出す動きです。
踏み倒し型【チェイングラスパー】は デッキの半分以上が10コストor8コストor《幻影 ミスキュー》を踏み倒せるカードで構成されているため、1度《幻影 ミスキュー》から何かを踏み倒せば高確率で《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の効果が反応して次の《幻影 ミスキュー》まで繋がります。
その《幻影 ミスキュー》がさらなる大型クリーチャーを連れてきて、また《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の効果が起動して大変なことに……そんなところからループに!?ということが常に起こりうるデッキです。
この動きの再現性を高めるため、デッキの大型クリーチャーは8コスト、もしくは《幻影 ミスキュー》を出せるカードで固めましょう。
《グレート・グラスパー》
【 NEOクリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー14000 / コスト8
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
自分のNEOクリーチャーが攻撃する時、それよりパワーが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
《恐・龍覇 サソリスレイジ》
【 クリーチャー 】
種族 ジュラシック・コマンド・ドラゴン / ビーストフォーク號 / ドラグナー / 文明 自然 / パワー11000 / コスト8
■ガードマン
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハートを1枚、または、自然のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
■W・ブレイカー
ループパーツです。フィニッシュの《龍芭扇 ファンパイ》ループはもちろん、ループパーツを集めるための《幻影 ミスキュー》ループにも使用します。
《グレート・グラスパー》は攻撃に成功すれば《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》を踏み倒してゲームエンドを狙える強力なカードです。
しかし、《グレート・グラスパー》を踏み倒したときに進化元がいないと単体除去にしかならず、本来の能力を発揮しきれません。
踏み倒しできる数やターンに制限があるデュエマにおいて、リソースも増やせずにカードの役割を終えるのは致命的です。
《恐・龍覇 サソリスレイジ》は出たときに最低限リソースを稼いでくれ、出すドラグハートは防御面で強力。
特に《恐龍界樹 ジュダイオウ》を出せば刺さる対面にとことん刺さり、小型のビートデッキのエンドカードとして無類の強さを発揮します。
ただし、それ以外に強力な選択肢がマナが増えて以降の《生誕神秘 ル=ピラッジュ》と《始原塊 ジュダイナ》で、後半戦に強いカードばかり。
マナが少ないときに踏み倒すと《龍魂遺跡 グリーネ》を出すのが最適解になりがちで、他のカードと比べてパワー不足です。
上記の通り個々のカードパワーはそれなりに高いのですが、それぞれ欠点を抱えているため2~3投が無難です。その分他の強いカードを入れましょう。
《スペリオル・シルキード》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー21000 / コスト10
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワーが12000より小さいクリーチャーをすべて持ち主のマナゾーンに置く。
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、コストが10以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■カードをこのクリーチャーの上に置くことはできない。
このデッキの切り札。出した瞬間文字通り盤面が更地になります。
特に押されている盤面で強力で、トリガー《ミステリー・キューブ》や《獅子王の紋章》の出力を最大まで引き上げてくれます。
また、離れたときの効果も非常に強力。《幻影 ミスキュー》や《獅子王の紋章》の効果で容易に発動し、マナゾーンの《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》にアクセスできます。
手札に来たときは使いにくいですが、それ以上に踏み倒したときのパワーが凄まじいため4枚採用したいカードですね。
調整枠…初動
《キング・シビレアシダケ》
【 クリーチャー 】
種族 バルーン・マッシュルーム / 文明 自然 / パワー2000 / コスト3
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を好きな数、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■T・ブレイカー
■相手の、「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのクリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。
呪文
カード名:白米男しゃく
文明:自然
コスト:3マナ
■自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
4マナの動きがないデッキなので、初動は3コストのカードの中から選ばれています。
候補は様々ありますが、この2種をフル投入するのが最もメジャーな形です。
5マナのカードをプレイする際に、「2ターン目マナ加速→4→5」の動きをしても、「2→3ターン目マナ加速→5」の動きをしても5マナのカードを使用できるタイミングはどちらも4ターン目だね!
《キング・シビレアシダケ》は《幻影 ミスキュー》まで確実に繋がる、《グレート・グラスパー》の進化元確保など多くの役割を担っています。
《白米男しゃく》は上面が8コストのかさ増しになり、両面ともにそこそこ強い効果を持っていることから採用されています。
他にも《ボント・プラントボ》や《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》、《口寄の化身/強欲の王国》などの候補があります。
それぞれメリット、デメリットを抱えているので自分の構築と相談しながら試してみましょう。
調整枠…大型クリーチャー
《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / 文明 自然 / パワー13000 / コスト8
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルに勝った時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中からクリーチャーを1体、自分の手札に加えてもよい。残りをマナゾーンに置く。
■T・ブレイカー
呪文
カード名:ミステリー・ディザスター
文明:自然
コスト:5マナ
■自分の山札をシャッフルし、その後、上から1枚目を表向きにする。それがクリーチャーなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分のマナゾーンに置く。
追加の《ミステリー・キューブ》として。 3→5のマナカーブになることがほとんどなので、動きのかさ増しになるこのカードはかなり貴重です。
ただ、クリーチャー面が強そうに見えてそこまで強くない。
マッハファイターの的がいなければ何の効果も持たないトリプルブレイカー。何もない時にこれを捲るとすごく悲しい顔になります。
《ミステリー・キューブ》から捲れたとき、これではなくただの呪文の方が嬉しいことも多々あります。
このようなクリーチャーを考えなしに多投するのは逆にデッキを弱くしかねないため、慎重になる必要があります。
《自然星人》
【 クリーチャー 】
種族 グランセクト / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー12000 / コスト8
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを数える。
それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンにタップして置いてもよい。
■自分のターンの終わりに、自然のパワー12000以上のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。
相性がいい大型クリーチャーのひとつ。《ミステリー・キューブ》から踏み倒すことで5マナから一気に10マナにジャンプアップ。
そのまま自身の効果で《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》を回収して次のターンにそのままプレイ…と、早期に踏み倒したときに次ターン勝ちの状況を作り出せるのが強力です。
ただ、トリガー《ミステリー・キューブ》から出た時にそこまで強くないので最近は枚数を落としがちです。
《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》
【 ツインパクトカード 】
種族 グランセクト / ジャイアント / 文明 自然 / パワー12000 / コスト7
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時あるいは自分が名前に《トラップ》とある呪文を唱えた時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー
呪文
カード名:ナチュラル・トラップ
文明:自然
コスト:6マナ
■S・トリガー
■相手のクリーチャーを1体、持ち主のマナゾーンに置く。
受け札になりつつ、踏み倒したときに《幻影 ミスキュー》を出して更なる連鎖に繋がるカード。1回の踏み倒しにボーナスでマッハファイターがついてくるイメージです。
7コストなので《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》の効果で出せず、踏み倒しもできません。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》が2枚以上出ている展開でないと影響しませんが、そこまですれば勝っているので気にする必要はないでしょう。
《ドンジャングルS7》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー8000+ / コスト8
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》が呪文面の受け性能を失った代わりに8コストのバケモノになって帰ってきました。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》下で出したときに自身の効果と合わせて《幻影 ミスキュー》2回分になるのが1番のメリット。
《獅子王の紋章》でブロッカーを得た際は自身の効果で攻撃をそのままシャットアウトできるのも魅力です。
《スターダム・スタージアム》
【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / ワンダフォース / 文明 自然 / パワー14000 / コスト8
■T・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚を2回する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
■自分のGRクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
《スペリオル・シルキード》に次ぐ除去性能を持ったクリーチャー。2体出るとすごいことになります。
GRクリーチャーによる更なる展開も魅力、《クリスマⅢ》とかは普通に強いですね。筆者的には《無限合体 ダンダルダBB》で《スターダム・スタージアム》を戻して《ミステリー・キューブ》を撃つのが激アツです。
このカードと《ツタンメカーネン》と《シャギーⅡ》、《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》を使ったLOフィニッシュも存在します。《グレート・グラスパー》を入れるなら使う意味が薄いですが…
《大樹王 ギガンディダノス》
【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント・ドラゴン / 不死樹王国 / 文明 闇/自然 / パワー50000 / コスト12
■ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。
■自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。
フシギバース [dn14](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、 [dn14]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは [dn02]より少なくならない)
十王編のグラスパーは、ハンデスができる。
このデッキが生まれ、超天篇の中でまともな強化を得られなかった中…ついに最強の強化を得ました。ホントか?
その効果も超強力、フィニッシュターンまで十分な時間稼ぎをしてくれるためデッキといい感じに噛み合っています。…ホントか?
ちなみに12コストなので、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》下で出すとマナから10コストが出て即勝ちます。
今まで《ボントボルト》でしかなしえなかったこの夢を強い(ホントか?)カードで叶えられるため、全人類が喜びの涙を流しています。
ここに記したのはあくまで筆者目線で見た相性がいい大型クリーチャー。
この枠はコストが8以上の偶数かつ自然文明であることさえ満たしてれば割と何を入れても成立するので、思い思いのカードを入れてもOKです!
ちなみにその条件を満たさない《勝利宣言 鬼丸「覇」》みたいなカードを入れるのは犯罪行為です。手軽に法に触れない犯罪をしたい人にオススメ。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》では出せませんが、《グレート・グラスパー》では《勝利宣言 鬼丸「覇」》を出せるんですね・・・
【チェイングラスパー】の回し方
①捲る準備をしよう!
ブーストして《ミステリー・キューブ》を撃つのは当然として、大切なのはそこまででセットするマナです。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》や《スペリオル・シルキード》を踏み倒したときにゲームに勝てるようなマナゾーンを1ターン目のセットから意識する必要があります。
《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》で出す8コストのカードや2枚目の《幻影 ミスキュー》、《スペリオル・シルキード》で踏み倒す用の《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》などは優先的にマナゾーンに置くようにしましょう。
②人事を尽くして天命を待とう!
勝負は戦う前から始まっています。
早寝早起き、部屋の掃除から1日を始め、大会会場に行くまでに道端のゴミを拾い、おじいさんおばあさんに道を教え、神に祈りを捧げましょう。
あとは《ミステリー・キューブ》を撃つだけで勝てます。
③2種類のループを使い分けてゲームに勝とう!
さて、《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》から十分な展開ができれば《幻影 ミスキュー》ループでパーツを集める行程、そして《龍芭扇 ファンパイ》ループでデッキを削る行程に入ります。
どちらのループも見えているカードによって複数の導入方法を使い分ける必要がありますが、ここではその一部を紹介します。
慣れてきたら他のパーツでもループできないか調べてみましょう。
※都合上、ループ行程中のカード名は省略して表記します。
ミスキューループ(チェイン1シルキード1)
初期盤面:
盤面にチェイン、シルキード
マナにグラスパーorレイジ、ミスキュー
- 0.チェインで8を出す能力待機からスタート
- 1.チェイン8解決、グラスパー(進化元:なし)かレイジを出す
- 2.チェイン6解決、ミスキューを出す
- 3.ミスキューでシルキードをマナに戻し、ミスキュー効果解決
- 4.シルキード離れた時効果解決、シルキードを出す
- 5.シルキード出た時効果解決、レイジとミスキューがマナに戻る
- 6.行程1でグラスパーを出していた場合、グラスパー効果で自身をマナに戻す
- 7.行程1でレイジを出していた場合、レイジ効果でファンパイを出す(装備対象がいないためファンパイがそのまま超次元ゾーンへ戻る)
これで行程0の初期盤面に戻り、ループ成立!
ミスキュー効果は表向きまで強制、出すかどうか任意で選ぶことができるので、最終的には「山札を全て表向きにして出したいカードを出す。残りのカードはシャッフル」まで省略可能です。(この裁定は当日のジャッジによって変わる可能性があります。友人間で回す際はこの方法で問題ないと思います)
シルキードを使わずにループする方法もあります。ファンパイループで使う無限アタックが理解できればすぐわかるかも?
ファンパイループ(チェイン2グラスパー2レイジ1)
初期盤面:
盤面にチェイン、グラスパー(進化元:レイジ)ファンパイ装備
マナにチェイン、グラスパー、ミスキュー
- 0.グラスパー攻撃前からスタート
- 1.グラスパー攻撃、ファンパイ解決(落ちた呪文は基本使わなくてOK)
- 2.グラスパー攻撃時効果解決、チェインを出す(チェイン8が2回ストック)
- 3.チェイン8解決、グラスパー(進化元:攻撃中のグラスパー)を出す
- 4.グラスパー出た時効果解決、自身をマナに戻す
- 5.チェイン6解決、ミスキューを出す
- 6.ミスキュー効果解決、チェインをマナに戻す
- 7.チェイン8(2回目)解決、グラスパー(進化元:ミスキュー)を出す
- 8.グラスパー攻撃
- 9.グラスパー攻撃時効果解決、チェインを出す(チェイン8が2回ストック)
- 10.チェイン8解決、レイジを出す
- 11.レイジ効果解決、ファンパイを装備する
- 12.チェイン8(2回目)解決、グラスパー(進化元:レイジ)を出す
- 13.グラスパー出た時効果解決、攻撃中のグラスパーをマナに戻す
これで行程0に戻り、ループ証明成立!俺の勝ち!
他にもチェインを3枚使ってグラスパーを1枚に抑えた方法や、シルキードを組み合わせてチェインを1枚に抑えたループ方法もあります。
【チェイングラスパー】が有利とするデッキ
【ギャラクシールド】
【ギャラクシールド】側が採用している妨害手段がほぼ刺さらず、相手のフィニッシュターンが遅い分こちらが有利に立ち回れます。
ちなみに《凄惨なる牙 パラノーマル》が出ると《グレート・グラスパー》のパワーが下がって《幻影 ミスキュー》くらいしか出せなくなります(うける)。焦らず普通に殴って勝ちましょう。
【チェイングラスパー】が不利とするデッキ
捲れるか捲れないかの50%なので、不利対面はありません。
【ジョラゴン】【カリヤドネ】【シータバーンメア】【赤白レッドゾーン】
そもそも速度で劣っている上に対抗手段がなかったり向こうに踏み倒しを妨害されたりするので不利です。1発捲って頑張ってください。
ちなみに《ジャミング・チャフ》などで呪文を止められると普通に殴られて死にます。
おわりに
漢のデッキ、【チェイングラスパー】。
大型クリーチャーの踏み倒しにロマンを感じる漢にオススメのデッキです。
最後に、カーナベルでは【チェイングラスパー】デッキを組みたい方に向けて、今回の記事内で紹介した【チェイングラスパー】関連カードや相性の良いカードを豊富に準備しております!
即日発送のカーナベルでまとめてデッキパーツを手に入れ、大型クリーチャーであらゆるデッキを蹴散らしましょう!
なんと!カーナベルでは《グレート・グラスパー》が280円~ 《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》が80円~ 販売中です!!※7/26現在