来たる2024/3/1(金)、みなさんお待ちかねの殿堂発表生放送が行われます。
それに伴って、世はまさに大予想ブーム。何を持っていかれるのか、何が返ってくるのか。ああでもないこうでもないと日夜議論が交わされています。
弊社のサービスである「ベルカード」にも、毎日のように「殿堂はどうなると思いますか？」とか、「【赤青マジック】からは何が持っていかれますか？」なんて話題が尽きません。
ならば、ガチまとめでもやっておきますか。殿堂発表予想！！
目次
はじめに断っておきますが、私ボルスズは「予想」ってやつをろくにあてたことがありません。
熱心な読者の方々はお気づきかもしれませんが、直近の『邪神と水晶の華』に関する話とかすごいですよ。何ひとつ合っていません。
という事で、今回は雑談ベース、いわゆる「チラシの裏」だと思って読んでください。
アイキャッチと乖離がないかって？実績は無いけど当てる気はあるという事です。ゆるくいきましょうや。
なお、1デッキから2枚も3枚も予想したら下手な鉄砲もってやつなので、原則1デッキ1枚で挙げていこうと思います。
プレミアム殿堂
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》
まずはプレミアム殿堂候補からいきましょう。
【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を１つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。
呪文
カード名：「本日のラッキーナンバー！」
文明：水
コスト：3マナ
■数字を１つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。
【赤青マジック】のトリガーケアとしての役割が目立っているこのカード。
《単騎連射マグナム》とどっちが逝ってもおかしくない(というか同時に逝きかねない)とは思いますが、汎用性の高さからこちら側を選出しました。単騎と違って墓地に逃がせたり、他のループデッキでも使えたり、とやりたい放題ですしね。
まあ、大本命の一角ですよ。もう流石にいいでしょ。よく走り切りました。
いつでもやばいカードだった気がしますが、本領を発揮しはじめたのは超天篇でしょう。悪名高いGR召喚ですが、「コストを支払ったものとして召喚」する踏み倒しギミックに対抗できるカードは、当時本当に限られていました。
その限られた手段の1つが、この《「本日のラッキーナンバー!」》だったわけですね。
GRクリーチャーというのは、基本的にコスト3か4に強力な層が集中していました。この数字さえ見切ってしまえば、ナンバー1枚で実質的なエクストラターンを取ることなんて容易かったんですよ。
それどころか、「マナドライブ的に《天啓CX-20》たちを止めるために4宣言だな……。」とかやっていると相手のナンバーで次のナンバーを阻害されるなんてこともざらでした。
2019年、 「超天篇 環境を支配しているのは、《BAKUOOON・ミッツァイル 》ではなくこのカードである。」という言葉も残っているほど。
長い事いつプレミアム殿堂になってもおかしくないカードでしたが、ココらが潮時かなあ。お疲れ様でした。
まあ、【赤青マジック】はトリガーケアを奪われてなお強いのですが、一発目という事でこんなもんで済むんじゃないでしょうか。
《神の試練》
【 呪文 】
文明 水 / コスト5
■コストが同じカードが2枚出るまで、自分の山札の上からカードを表向きにする。
■こうして自分の山札をすべて表向きにした場合、このターンの後に自分のターンを追加し、残りのゲーム中、自分の山札のカードが1枚もなくても、自分はゲームに負けない。
■表向きにしたカードをすべて手札に加える。
【青黒魔導具】、【青魔道具】両名に加えて、その他もろもろから選出。前者に関しては正直この程度ではどうこう無いと思うので、追加の殿堂入りも前提ですね。
デュエマの歴史の中でも、最も手軽な無限エクストラターンとして、《ナウ・オア・ネバー》系デッキや、【ギャラクシールド】を筆頭に活躍を続けてきました。
というか、デッキ掘削率の高いデッキなら何でも手軽に使えちゃうのもまずいですよね。
それでいて《水上第九院シャコガイル》の半分くらいしかコストを必要としないので、「とりあえず」で使えちゃうのも問題。基本的に、このカードを使うデッキは墓地修復ギミックを積んでいますから、道中でも気にせず撃ててしまう構造がまずい気がします。
正直、コイツに関しては半分くらい現代デュエマに根付いている存在な気はしますが、いつ逝ってもおかしくないカードではあるでしょう。
大幅にここ1年分くらいの環境を変えるつもりがあるなら、持っていかれてもおかしくないですね。
殿堂カード
《巨大設計図》
【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト2
■自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
【フィオナアカシック】から私が選んだのはこのカード。最強版《ストリーミング・シェイパー》となってしまったツインパクト版がダメだったのは皆さんご存知の通りですが、そろそろこちらもまずくないですか？
あの《サイバー・ブレイン》が返ってきたとはいえ、3マナ4枚補充が殿堂なのに、2マナドローソースが野放しになっているのはやはり違和感がありますね。
……別に通常とツインパクト版の2種2枚構築だってないとは言えないじゃないですか！アドバンスの【巨大天門】は相当強いらしいので、そちらに目配せをする意味でもありえそうですし！！
《進化設計図》に関してもそうですが、「時代が追い付いてしまった」気がしますね。現代においてはもう、シンプルにパワーカードの一角でしょう。
いきなりつよいデッキのために《森夢龍フィオナ・フォレスト》をかけてコチラは生き残る……という言説も分からないではないですが、この先もどうあがいても暴れかねないこのカードはいい加減お役御免でもいいんじゃないでしょうか？ツインパクト主体のデッキなら、それでも入りかねないですしね。
《堕∞魔ヴォゲンム》
【 クリーチャー 】
種族 マフィ・ギャング / デーモン・コマンド / 魔導具 / 文明 闇 / パワー13000 / コスト4
■T・ブレイカー
■自分のターンの終わりに、自分の山札の上から13枚を墓地に置く。
上でも述べた【青黒魔導具】への抑止がコチラ。やはり置いただけでデッキの1/3が公開領域へと変わる出力は何かがおかしい気がします。
いや、面白いカードなんですけどね。それだけに専門性の高い《「無月」の頂＄スザーク＄》よりも危ないというか、今後のためになりそうというか。
実際、コイツで墓地コンボを起動するしょうもない60枚デッキとかを組むのは面白いんですが、そういう発展がある分こっちで咎めるのはアリなんじゃないかと。
普通に【青黒魔導具】を一撃で崩壊させられますしね。あちらのシェア率を考えれば結構妥当なラインな気がする。
《CRYMAX ジャオウガ》
【 S-MAX進化クリーチャー 】
種族 デモニオ / 鬼レクスターズ / 文明 闇 / パワー13000 / コスト7
■鬼S-MAX進化：自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。（このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す）
■T・ブレイカー
■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを１体選び、破壊する。その後、相手の手札を２枚見ないで選び、捨てさせる。
前環境の覇者からは本体を直接ピックアップ。
こいつ、闇文明のフィニッシャー枠奪いすぎじゃないですか？《神の試練》にしてもそうですが、「全部コレで良くね？」みたいなカードから消えてくれる方が嬉しいよなあという願望もある程度込みです。
コイツが本格的に暴れだしたのは王来MAX終盤～GoA序盤の【アナカラーハンデス】くらいからでしたっけ。登場するとシールドを半分に変えて、そのまま手札の防御札やブロッカーをぶっ飛ばしながらフィニッシュに向かう姿はまさに鬼神って感じ。殿堂カードの「箔」としても十分でしょう。
……正直一番やばいのは《アーテル＝ゴルギーニ》なんじゃねえかなとは思いますが、商業的にまだあちらにはいかないでしょう。立場的にも往年の《絶望と反魂と滅殺の決断》を思わせますし、なんかあいつはそのまま居ついていきそうな雰囲気もありますね。
《幻緑の双月/母なる星域》？流石に論外だと思うんですがどうでしょう？どう考えても進化元のいらない進化クリーチャーとかいう謎の存在の方が悪くないですか？
というか、進化クリーチャーはその構造的に出した時点で手札減ってるのに、盤面は増えてないのでアド損なんですよね。星域で出すときなんて「手札-1、盤面マイナス-1」でアド損アド損&アド損ですよ。コストをちょろまかすくらい許してほしいものです。
《CRYMAX ジャオウガ》が使えなくなったあとに《 母なる星域 》を使っている自分が想像できますか？……できる人は《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》を使っている私とお友達ですね。
……ただ、登場から15年越しに「母なる」呪文の一員として殿堂へ行く星域を見たくないのか？、と問われると……ちょっと揺らぎます。
今回のまとめ
すっかりお祭り的なイベントになって久しいですが、「禁止・制限」ではなく、「プレミアム殿堂入り・殿堂入り」という名前を取っているデュエマではこれでいいと思います。
チアリの口上もなんだかんだ盛り上がりますしね。
ちなみに、弊社の値付け担当も今回挙げたカードには思うところがあるのか、軒並み値下げ中！
大穴狙いのアナタ！チャレンジしてみてはいかがでしょうか？
今後もガチまとめではホットな話題を取り上げていきますので、ぜひ 公式X(旧Twitter) のフォローをよろしくお願いします！
そういえば解除には触れてませんでした。
……《ミラクルとミステリーの扉》とかおさえておけばいいんじゃないですか？
