【DM歴代名作デッキ】Vol.109~レヴィヤバスター~【週刊:神結コラム】

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【DM歴代名作デッキ】Vol.109~レヴィヤバスター~【週刊:神結コラム】

 こんにちは、神結です。

 直近は色々とイベントが目白押しでした。まずはジュニアグランプリ。参加した皆様、お疲れ様でした。

 私の目から見ても本当に楽しいイベントだったので、ぜひ参加していない方もカバレージを読んでその雰囲気を味わっていただければと思います。

 で、今週は殿堂発表があり、更にその翌日は超CSです。

 今回はチーム戦で3300人が参加と超CSの規模としては過去最大。

 そんな中、我々ガチまとめライターもなんかチーム戦?的な感じ?で、どうやらみんなでせこせことカバレージを書くことになりそうなので、上がったらぜひ読んでいただければと思います。

 さて、今回は超CSから、わかりやすく歴代優勝デッキの紹介をさせていただきましょう。

 「歴代名作デッキ紹介」と題しまして、過去の名デッキの振り返りをしていくこの企画。

 今回は【レヴィヤバスター】です。

 

目次

本日の名作デッキ紹介

バスターの執念 「レヴィヤバスター」

 というわけで今回の名作デッキは超CSⅡ優勝デッキである【レヴィヤバスター】になります。

 リストはこれ。


 で、お前何回目?

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 メガ・コマンド・ドラゴン / 革命軍 / ハムカツ団 / 文明 火/自然 / パワー13000 / コスト8

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
■自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■T・ブレイカー
■ファイナル革命ーこのクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストが合計6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。 

 調べてみたら「バスター」ないし「ドギラゴン剣」の名前が付くデッキは【赤青バスター】【成長バスター】【5cバスター】【デアリバスター】【赤黒バスター】と計5回。というわけで、今回6回目です。

 使われたデッキで言うとモルトNEXTとかもあるので、もうちょっと多いかも。

 私のアドバンス記事ではよくアドフィクさんを準レギュラーとして紹介していますが、コイツも相当な準レギュラーです。

 で、まぁ上のラインナップを見た限りだと、まーなんというか、もう少し出番ありそうですね。

 で、話は戻るのですが、紹介している通りこちらは超CSⅡ(金沢)にてなっぷるさんが使用し、優勝した時のリストになります。

 時代背景的に言えば、この前年度末に行われた全国大会2017にてご存じdottoさんが赤青バスターwithメメントで優勝。

 その後【赤青バスター】は【ガンバトラージョーカーズ】と並び環境を牽引。結果、2018年夏の殿堂改訂にて《勝利のアパッチ・ウララー》《プラチナ・ワルスラS》が殿堂となりました。

 長く《蒼き団長 ドギラゴン剣》の相棒を務めた《勝利のアパッチ・ウララー》の殿堂を惜しむとともに、じゃあなんで《“龍装”チュリス》を出したんだよとか思ったりもしましたが、結果として【赤青バスター】は大打撃を受けることになりました。

 しかし《蒼き団長 ドギラゴン剣》が沈黙したかというとそうではなく、まだなお新たなパターンのバスターデッキが考案されました。

 それが赤青バスターをベースとして《タイム1 ドレミ》+《タイム3 シド》のパッケージを積んだ【ラッカバスター】と呼ばれるデッキでした。

 で、その【ラッカバスター】の派生の1つが今回の【レヴィヤバスター】という訳です。

 上記の通り【ラッカバスター】はシド+ドレミのデッキな訳ですが、つまり戦い方のイメージは【青白サザン】に近いです。サザンの部分をバスターに変えて、ドローする代わりに攻撃力を入れたみたいな、言ってしまえばメタデッキ寄りに近くなっている訳です。

 しかしこうなると当然、従来の【赤青バスター】と比べてワンショット性能などはガタ落ちしています。まぁ、《勝利のアパッチ・ウララー》なくなったからそりゃそうなんだよな。

 それを受け入れて【ラッカバスター】を使い人もいれば、それでも何とか打点になるカードがないかとリストを模索する人もいました。

 で、その中で着目されたのが……お待たせしました、今回紹介している《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》だったりするわけです。

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / スノーフェアリー / 文明 火/自然 / パワー7000 / コスト6

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが破壊された時、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

 というわけで見てきた通り、大きな括りで言えば今回のデッキは【ラッカバスター】の一部なのですが、上記の過程を考慮して私は【レヴィヤバスター】と呼称しています。

 ちなみに、同じ過程を経て最初期のバスター以来使われていなかった《勝利の道標レティーシャ》を引っ張り出してくる人もいました。

 ここまで来ると、バスターの執念を感じますね。

デッキの動き

 先にも少し触れましたが、デッキに動きについて大まかに触れておきましょう。

 基本的には序盤は《奇石 ミクセル》を始め、《タイム1 ドレミ》+《タイム3 シド》と言ったように、本当にサザンみたいな動かし方をします。

 相手の足を引っ張ってゲームを引き延ばし、その間にバスターとパーツを探しに行きます。 

 バスターから踏み倒すのが、主役の1人でもある《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》。

 《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》はマナから3コストのクリーチャーを放り投げられるので、《タイム3 シド》などの多色クリーチャーと併せた即時6打点は勿論、《単騎連射 マグナム》を埋めておくことも可能だったりします。

 また個人的にお洒落だと思っているのが《ゴーゴー・ジゴッチ》

【 クリーチャー 】
種族 ファイアー・バード / 革命軍 / 文明 火 / パワー2000 / コスト3

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を見る。
その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。
その後、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に置く。 

 このデッキの《ゴーゴー・ジゴッチ》は思った以上にサーチ対象が広く、ドラゴンを回収出来るためバスター本体は2種のチュリスは勿論、《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》も拾えますし《音精 ラフルル》や《タイム3 シド》にも触れるんですよね。

 ですので、白2コス→ジゴッチでシド回収→革命チェンジみたいな動きも可能です。

 あとはほぼイメージ通りですかね。受けトリガーの《終末の時計 ザ・クロック》や白の枚数確保のための《オリオティス・ジャッジ》

 またその辺りの白の枚数の関係で《熱湯グレンニャー》の枚数が2枚に抑えられていたりと、何かと苦慮した形跡を感じますよね。

 それでもまだ《蒼き団長 ドギラゴン剣》って強いんだよなと思うと、コイツは本当にとんでもないカードです。

 

 さて、超CSⅡ後の話も少ししておきましょうか。

 上記の【レヴィヤバスター】を始め、ラッカバスター系統はこの後もしばらくは環境で見掛けるデッキではありました。

 しかし時代は《蒼き団長 ドギラゴン剣》から《ジョット・ガン・ジョラゴン》や《“轟轟轟”ブランド》といったデッキへと移り変わろうとしていました。

 最終的にバスターは他のデッキたちのパワー押されていって下火となり、ジョラゴン・轟轟轟・チェンジザ・デスザークの四強時代へと突入していきます。

 それでもバスター系統のデッキは一定の主張点を持ってはいましたが、やがて秋以降は大きく存在感を落とし、その「バスター的」なビートダウンにもやがて【赤青覇道】というニューヒーローが現れます。

 ラッカバスター系統の存在と超CSⅡの優勝という実績は、《蒼き団長 ドギラゴン剣》が主役として輝いた最後の時だったと言えるかもしれません。

 

おわりに

 「DM歴代名作デッキ」、第109回は【レヴィヤバスター】でした。

 数々の歴代バスターデッキを紹介してきた本シリーズですが、このデッキリストを見るとなんとなく切ない気持ちになるんですよね。

 なんかこう、2018年から源田・外崎だけ残っている今の西武打線みを感じるんだよな。みんないなくなっちゃったなぁ……という気持ちがね……。

 と、なんか謎のしんみりした気持ちになっているのですが、超CS出場する皆さんは頑張ってください。応援しております。

 

 というわけで、今回はここまで。

 「このデッキを紹介して欲しい」といったリクエストも受け付けておりますので、#DM歴代名作デッキでご感想をお待ちしております。

 それではまた来週会いましょう。

 

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