【構築録】自然ジョーカーズの採用パーツ、改造案を徹底解説!【2021年版】

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【構築録】自然ジョーカーズの採用パーツ、改造案を徹底解説!【2021年版】

もう◆ドラえもんさんの【赤緑スター進化】解説記事は読んだかな?

……実は筆者も、身内とのリモート対戦で《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》のデッキを研究していたんだ。

当時はロマン枠だと思われてました

【赤緑スター進化】がCSで優勝したという情報が舞い込んできて、世界で一番驚いたのは僕かもしれない。1か月前から担当さんに「次のデッキ解説は 《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》 やりたいっす!」と豪語した手前、引っ込みつかなくなっちゃったよ

まさか大会で入賞出来るほどの実力があるカードとは、
あの当時は思いもしませんでしたね...

というわけで、CS優勝デッキのあとに解説するのはめちゃくちゃ荷が重いけれど、筆者が個人的に研究していた緑単タイプの 《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》 デッキを、まるっと紹介するぞ。

「最終的にこの形になった」というタイプのほか、調整中に挙がった候補についても改造案の項で掲載したい。最後まで読んでもらえたら幸いだ。

目次

【自然ジョーカーズ】ってどんなデッキ?

『Jチェンジ』能力をはじめとする、マナゾーン操作とジョーカーズサポートを駆使して戦うのが【自然ジョーカーズ】。

特に『Jチェンジ』は、チェンジ先の候補に進化クリーチャーが追加されたことによって新しい戦略が生まれたぞ。(進化元は必要であることに注意!)

たとえば《タイソンズ》を出して…
《パーリギリス》を出しつつ《タイソンズ》攻撃、
《パーリギリス》に重ねれば 《グレガリ.Star》にチェンジ可能!

また、歴代のジョーのカードを多く使えるのも特徴だ。ジョー編のデュエマに思い入れのある人には、いっそう楽しめるデッキだぞ。

【赤緑スター進化】との違いも紹介しておこう。

【自然ジョーカーズ】ならではのポイント!

何と言っても、自然単色デッキであること。多色カードのタップインでもたつくリスクが無いのは大きな武器だ。

マナが確実にアンタップインすることで、『キリフダッシュ』×マナ加速による展開ができるのも違いと言える。

同時に宣言すれば、《ベアシガラ》で増えたマナで…
《モンキッド》!なんて芸当も可能

また、デッキとしての強みではないものの、比較的カードを集めやすいのも特徴だ。

スーパーレアこそ必要なものの、自然のジョーカーズが登場したのが双極篇の後半であることもあって、「そもそもどこにも売ってないよ!」的な古いカードを集める手間は少ない。

(もちろん新旧問わず、持ってないカードはカーナベルで買い揃えてくれると嬉しいぞ!)(ダイマ)

……本当は「意外と安い」って書いてたんだけど、【赤緑ジョーカーズ】活躍の煽りで関連パーツが値上がってしまった……(めっちゃ小声)

【自然ジョーカーズ】の欠点

やはり、火文明を欠いたことで決定力は劣っている。

《王来英雄 モモキングRX》や《龍装者 バルチュリス》による打点生成ができないことは看過できない弱点と言えるだろう。

火文明は上述の《モモキングRX》《バルチュリス》のように、「手札からの踏み倒し」手段を持つため、《とこしえの超人》系のメタカードに引っかかりにくいのも強みだ。

同じ自然の仲間じゃないか

マナゾーンからのプレイを得意とする自然文明は、そのあたりでもちょっと不利と言える。

総じて、【自然ジョーカーズ】は「決定力を犠牲に、安定性(と組みやすさ)を得たデッキ」と考えるといいだろう。

それでは、デッキ内容を見ていこう。

【自然ジョーカーズ】のデッキレシピ《確定枠》

まずはデッキの確定枠がこれだ。


1マナ枠である《ガガガン・ジョーカーズ》《とこしえの超人》「どちらかを4枚、どちらかを3枚にする」というバランスを想定しているため、敢えて3枚になっている。

では、それらも含めた個別のカードを紹介しよう。

個別カード解説・初動

《ガガガン・ジョーカーズ》

【 呪文 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / コスト1

■自分の山札の上から3枚を見る。その中からクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

多色カードがない=1ターン目から確実に動ける・という、このデッキの武器を活かすためにも採用。

『Jチェンジ』『キリフダッシュ』とも、「小型で殴って大型を出す」という動きを目指すため、小型と大型・足りない側を探しに行くこのカードは重要だ。


《とこしえの超人》

【 クリーチャー 】
種族 ジャイアント / 文明 自然 / パワー4000 / コスト1

■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
■相手が自身の手札以外からカードを出す時、かわりにマナゾーンに置く。

早くもおなじみ感のある、メタクリーチャーの新定番。このデッキだと、最軽量の進化元としての役割があるためムダが無い。

オリジナル環境ではアドバンスほど刺さらないことも多いので、基本的にはこちらを3枚、《ガガガン・ジョーカーズ》を4枚で完成させることになる。

3枚
4枚

(《とこしえ》が刺さるデッキは他の《とこしえ》デッキに駆逐されてるはず!というメタ読みもあるので、このあたりは周囲のプレイ環境に合わせて調整しよう)


《幻緑の双月/母なる星域》

【 ツインパクトカード 】
種族 ビーストフォーク / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

【呪文】
カード名:母なる星域
文明:自然
コスト:3マナ

■自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

ばにらさん担当記事の常連だぞ!使い方は過去記事を読もう!

……というのは冗談として(過去記事も読んでくれると嬉しい)。主に呪文面を使うことになるカード。

3マナでマナゾーンの《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》を引っ張り出す動きがとにかく便利。消費マナが少ないから2アクションを取りやすいんだ。

特に、マナゾーンのカードが実質2枚アンタップする《グレープ・ダール》と組み合わせるパターンはけっこう使う。

「多色カードがめくれたから1マナ足りない!」という事態に陥らない、単色デッキならではの動きだ。

また、マナゾーンに送られるクリーチャーはアンタップ状態のため、それをコストに《ガガガン・ジョーカーズ》や《とこしえの超人》を使うこともできるぞ。

クリーチャー面は、他の初動カードが何もない時に使う程度。手札消費が激しいので、優先順位は低めだ。


《モモダチ モンキッド》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー1000 / コスト3

■キリフダッシュ [nn02](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [nn02]支払って召喚してもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

展開の軸である《グレープ・ダール》に繋ぐためのマナ加速だ。単なる《青銅の鎧》として運用することも多々ある。

ササゲール…?何のことやら…?

《とこしえの超人》もそうだったけれど、1ターン生き残ってくれれば進化元としての役割を果たせる。そのため、呪文や自壊クリーチャーによるマナ加速よりも優先して採用しているぞ。


個別カード解説・中継ぎ

《バングリッドX7》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー4000 / コスト4

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
■バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計6枚以上あれば、このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。

ジョーの頭のネジが外れた時にデザインしたとしか思えない身も蓋もないパワーカード。

『Jチェンジ』や《母なる星域》を妨害するメタクリーチャーを、マッハファイターで仕留めつつマナ加速するのが一つ目の役割。

もう一つが、マナからの召喚権利。手札が枯渇しやすいデッキなので、マナゾーンのカードを使える能力は炎天下のかき氷みたいな嬉しさだ。

なお、『キリフダッシュ』も召喚を行う扱いなので、《バングリッドX7》がいればマナからも使用を宣言できる。積極的に使っていこう。

「ジョーカーズ6枚」の条件も満たしやすく、コイツ自身もマナから召喚しやすいので、惜しまずマナチャージしてOKだ。


《グレープ・ダール》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / スペシャルズ / 文明 自然 / パワー5000 / コスト5

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■Jチェンジ6(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト6以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。

システムクリーチャーという概念を壊滅させ、アドバンス環境ではバーンメアカンチャンダンダルダハイヒーバーンメアカンチャンダンダルダ…という呪いの言葉を唱えだす忌々しいブドウ。ジョー未成年だろ。なんなんだこいつ。

だいたいこの馬が悪い

その強さはもちろんオリジナル環境でも健在。

自前で『Jチェンジ』先を調達しつつ、2マナが擬似的にアンタップ。マッハファイター能力で召喚酔いのラグなく『Jチェンジ』を宣言可能。テキストを読んだだけなのに強い。なんなんだこいつ。(二度目)

……と、パワーカードすぎてあんまり述べることもないのだけれど、『Jチェンジ』は進化クリーチャーも出せることは意識しよう。《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》にチェンジしながらのマッハファイターは、大抵の相手を討ち取れるぞ。


個別カード解説・フィニッシャーと殿堂カード

《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》

【 スター進化クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / アース・ドラゴン / レクスターズ / 文明 自然 / パワー23000 / コスト6

■スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
■Q・ブレイカー
■このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
■自分のクリーチャーがバトルに勝った時、相手のシールドを1つブレイクしてもよい。

「意外とバカに出来ないぞ!」みたいなことを書いていたら、本当にCSで優勝してしまったぞ!(なので、実はこの記事は一度全部消して書き直しているんだ!かなしいね!)

基本的には『キリフダッシュ』のための1ブレイク+コイツのQ・ブレイカーで相手のシールドを消し飛ばすのが、【自然ジョーカーズ】の一番多い勝ちパターンだ。

《バングリッドX7》《母なる星域》《グレープ・ダール》と、さまざまな方法でマナから出せるので、初手に来た時はマナチャージしてしまって大丈夫だぞ。

忘れがちなのがマナ回収のアタックトリガー。マナからは《キリフダッシュ》持ちを拾うことが多いはずだ。

なお、『Jチェンジ』で出した場合はアタックトリガーは発動しないことも覚えておこう。


《フェアリー・ギフト》

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / パワー- / コスト1

このターン、次に召喚するクリーチャー1体は支払うコストが3少なくなる。ただしコストは1より少なくならない。

2マナで4マナクリーチャーを、3マナで5マナクリーチャーを出せる軽減カード。多色カードの軽減には向いていないものの、このデッキなら問題なしだ。

《ヘブンズ・フォース》、なんで色拘束まで無視できたんだろうね……)

もう帰ってくるなよ

主な役割は《バングリッドX7》《グレープ・ダール》の早期召喚。

また、実は『キリフダッシュ』コストも軽減できるので、バトルゾーンと手札の状況次第ではそちらを狙うのもアリ。

地味に近年の再録がないので、持ってないよ!という人はシングルカードを活用しよう。


《生命と大地と轟破の決断》

(殿堂カード) 【 呪文 】
文明 自然 / コスト5

■この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。
■次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)  
→自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。  
→コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。  
→このターン、自分のクリーチャー1体はパワーを+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。

《バングリッドX7》といい、超天篇はGR召喚関連以外のSRもやばいね……となるパワーカード。ちょっと前までこれが4枚積めたとか考えたくないね!!

主な役割は”保険”。マナゾーンに置いておきつつ、盤面を崩された際に立て直しの起点としよう。

《グレープ・ダール》+進化元クリーチャー(《モンキッド》あたり)を同時に出すことで、盤面を取り返しに行くことができるぞ。


【自然ジョーカーズ】のデッキレシピ《完成版》

さて、固定枠のうち、3枚積みだった《ガガガン・ジョーカーズ》《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》を4枚にし、各種パーツを追加した確定デッキがこれだ。


こちらも各カードを見ていこう。

個別カード解説・初動

《ヤッタレマン》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 ゼロ / パワー2000 / コスト2

■自分のジョーカーズを召喚するコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。

初代ジョーカーズ代表。やはりマナコストをちょろまかせるカードは頼れる。

2ターン目に出した《タイク・タイソンズ》を3ターン目に《ヤッタレマン》にチェンジすれば、《ベアシガラ》を2体同時キリフダッシュも可能だぞ!

《ヤッタレ》で3マナキリフダッシュ
1枚目の《ベアシガラ》で増えたマナ+1でキリフダッシュ

《タイク・タイソンズ》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー1000 / コスト2

■Jチェンジ4(このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーと自分のマナゾーンにあるコスト4以下のジョーカーズ1体を入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。

ジョーカーズ2年目代表。《モモダチ モンキッド》や《ヤッタレマン》にチェンジしてマナを増やしつつ《熊四駆 ベアシガラ》に繋げるのが役割だ。

実はこのデッキの4マナジョーカーズは、自力でマナから出られる《バングリッドX7》だけなので、「4マナクリーチャーとチェンジする」ことにこだわる必要は薄いぞ。


個別カード解説・中継ぎ

《熊四駆 ベアシガラ》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー8000 / コスト7

■キリフダッシュ [nn04] (自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを [nn04] 支払って召喚してもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。その後、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

中継ぎに分類したけれど、サブアタッカーもこなしてくれるナイス熊。

《モモキングRX》《灰になるほどヒート》といった強烈な踏み倒しがない自然単色デッキでは、愚直にマナ加速して大型クリーチャーを出すことになる。

いません
いません

中でも《ベアシガラ》は、マナ加速だけでなく回収まで自力で行い、打点も兼ねてくれる命綱のようなカードだ。

序盤に埋めた《ディルガ.Star》や《グレープ・ダール》を回収する役割も果たすので、このカードだけは安易にマナに埋めないよう気をつけよう。

(もちろん、《バングリッドX7》の能力でマナからキリフダッシュを狙うなら話は別だ!)


【自然ジョーカーズ】の回し方

では、回し方を見ていこう!

①初動カードを展開!

とにかく、1ターン目からアクションできるのがこのデッキの強みだ。《ガガガン・ジョーカーズ》で先のプランを整えよう。

2マナ域の優先順位は《タイク・タイソンズ》《ヤッタレマン》>>>《幻緑の双月》。(いなければ《ガガガン》で持ってこよう!)

《タイソンズ》で3ターン目にマナ加速しつつ『キリフダッシュ』を狙いたいので、マナゾーンにチェンジ先を用意しておこう。場合によっては《タイソンズ》から別の《タイソンズ》へのチェンジもアリだ。

②中継カードでマナを整えろ!

2マナクリーチャーのどれかが出せていれば、3ターン目には4マナのカードがプレイできるはず。最優先すべきは《ベアシガラ》の『キリフダッシュ』だ。

登場時効果で2マナ加速して、《ディルガ.Star》か《グレープ・ダール》を回収しよう。

《ベアシガラ》が引けていない場合、または相手の場にメタクリーチャーが立っている場合は《バングリッドX7》の出番だ。

マッハファイター能力でメタクリーチャーを処理しておこう。

③《ケントナーク》でクアトロブレイク!

2ターン目に2マナクリーチャー、3ターン目に《ベアシガラ》と繋がっていれば、4ターン目には6マナ揃っているはずだ。ということは、満を持してデッキの主役《ケントナーク 〈ディルガ.Star〉》が登場!

もし引けていない場合は、《グレープ・ダール》を召喚しよう。効果で加速した2マナの中に《ディルガ.Star》がいれば、『Jチェンジ』や《母なる星域》で引っ張り出せるぞ。

3ターン目は『キリフダッシュ』のために1ブレイクしているはず。なので、《ディルガ.Star》の攻撃で相手シールドをゼロにできるはずだ。

最後は横に残ったクリーチャーでダイレクトアタックを決めちゃおう!

改造候補

今回のデッキは、個人的にかなり長期間にわたって練り込んできたつもりだ。そのため、採用を検討したカードも多い。

ここでは、それら採用候補のカードや、相性の良い新カードを掲載する。参考にして、自分だけのカスタマイズをしてもらえれば嬉しいぞ。

候補1:ドンジャングルパッケージ

自然ジョーカーズといえば定番のコンビ。

もちろん強力な組み合わせなのだけれど、現行のリストだと《ドンジャングル》で引っ張り出して嬉しいカードが乏しいため今回は不採用に。

専用デッキを組むなり、他の色も混ぜるなりしてこそ真価を発揮するカードなのでやむなし……


候補2:スター進化クリーチャーとそのサポート

《チョートッQ 〈グレガリ.Star〉》《バッテン 〈牙.Star〉》ともに試したものの、コスト域・役割ともに《ベアシガラ》とかぶってしまい不採用。

もう1~2種類、自然ジョーカーズのシンカパワー持ちが増えたら再び採用候補かも?


候補3:《オラマッハ・ザ・ジョニー》

無限攻撃能力によって、『スター進化』『EXライフ』を処理できるのが非常に優秀。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー13000 / コスト8

■T・ブレイカー
■マスター・マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。このターン、このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップし、相手のシールドを1つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚自分のマナゾーンから手札に戻す。
■相手が呪文を唱えた時、その呪文とコストが同じジョーカーズ・カードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、その呪文は効果を失う。

現在のオリジナル環境なら、《ドンジャングルS7》より優先採用もアリかも…?《ドンジャングル》1枚を買う予算で10枚買えるし。


候補4:ブタ(《デカブタC》)

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / チーム切札 / 文明 自然 / パワー13000 / コスト8

■キリフダッシュ [nn05](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[nn05]支払って召喚してもよい)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)
■このクリーチャーを、タップしてバトルゾーンに出してもよい。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

《ドンジャングル》1枚を買う予算で100枚買える。

攻撃を吸い込んでくれるのと、キリフダッシュで4ターン目くらいに出てくるので割と頼れるよブタ。


候補5:《モモスター モンキッド》

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / レクスターズ / 文明 自然 / パワー5000 / コスト4

■G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

王来篇2弾『禁時王の凶来』で登場する新モンキッド。いや強いな!!?

アタックトリガーでマナ加速する4マナのマッハファイター……ということで、《バングリッドX7》と枠を争うことになる。

《バングリッド》のマナ利用能力は替えが効かないものの、《モンキッド》は受け札になる点、そして《とこしえの超人》に一方的に勝てる点が大きな魅力だ。

進化後の《モンキッド 〈ライゾウ.Star〉》も組ませて、それこそ候補2のシンカパワージョーカーズが形になるかも?


候補6:身も蓋もない

実は固定パーツに火のカードを足すと、多少形は異なれど【赤緑スター進化】に組み替えられる。


《天体妖精エスメル》には辿り着けなかったことを正直に白状する感じのリスト

【自然ジョーカーズ】組んでみたけど、好みじゃなかった……という人は、ぜひそちらのタイプに舵を切ってほしい。

おまけ:ボツになったデッキ案

ついでに、調整中に生み出された別デッキを紹介するぞ。

冒頭で紹介した「Jチェンジ+シンカパワー+スター進化」を使おうとしたデッキだ。


「Jチェンジ+シンカパワー+スター進化」の他、《モモスター ケントナーク》でマナを染めることで、《カチカチジェットT.N.K.》《キタカゼマンA》の攻撃制限をクリアするギミックも仕込んでいる。

マナが全ての色なので
《キタカゼマン》は動けるし
《キタカゼマン》がいるからタヌキも飛べる

なお、ボツになったことからその戦力は察してほしい

さいごに

というわけで、【自然ジョーカーズ】を紹介してきた。ここまで読んでくれてありがとう。

自分語りになってしまって恐縮なのだけれど、【自然ジョーカーズ】は1年前の格安デッキ記事で紹介して以降、ずっと研究を続けていたテーマなんだ。

だからこそ、こうやって紹介することができて……

あれ……?格安……?


格安って……なんだろうね……

※執筆時点では金の《バングリッドX7》の画像がありませんでした

(ジョーカーズはプロモが多いので、みんなもフルレート版の構築にレッツトライ!)

前回の記事はこちら!

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