目次
最強デッキランキングとは
はじめに
この記事では現環境で活躍するであろうデッキを紹介していきます。
どんなデッキが流行るのか事前に知りたい人。今週末の大会で勝ちたい人。環境デッキを組んでみたい人におすすめの記事です。
この記事を読んであなたも環境デッキの理解を深めましょう!
※環境の変遷に伴い随時更新されます
最強の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワー低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
環境相性表
- ↑:有利
- ↗:微有利
- →:互角
- ↘:微不利
- ↓:不利
※本記事中で紹介しているデッキレシピにおける相性です(2020/8/30 時点)
Tier1
【アナカラーデッドダムド】Tier1
《天災デドダム》や《ウマキン☆プロジェクト》などのコマンド持ちのクリーチャーとそれらの侵略先である《SSS級天災デッドダムド》を中心にして組まれたコントロールデッキ。
ドラリンパックに収録された新カード《轟く革命 レッドギラゾーン》の登場により攻めのパターンが大幅に増え、一気に環境のトップの座まで上り詰めました。
従来の【アナカラーデッドダムド】と同じように盤面制圧に長けており、《虹速ザ・ヴェルデ》から《SSS級天災デッドダムド》に侵略する動きは環境内でもトップクラスの除去性能を誇っています。
また、《奇天烈シャッフ》や《無修羅デジルムカデ》のように呪文とクリーチャーそれぞれに効果があるメタカードが採用されており、色々なタイプのデッキに対して強く、隙が少ないデッキとなっています。
しかし、枠の問題でシールドトリガーを採用することが難しく、受けが薄くなりがちなため、速度が早く盤面制圧では対処しきれない速攻デッキ【零龍ギャスカ】や早いターンに処理しきれない盤面展開をしてくる【デイガドラグナー】には不利となっています。
【アナカラーデッドダムド】に有利なデッキ
- 【零龍ギャスカ】
- 【デイガドラグナー】
【旅路ジョラゴン】Tier1
強力なジョーカーズクリーチャーの能力をジョラゴンビッグ1で使用し、ワンショットを狙うデッキ。
ドラリンパックで登場した《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》によって《ジョット・ガン・ジョラゴン》後の爆発力が増しました。
序盤は《タイク・タイソンズ》、《モモダチ モンキッド》等のマナ加速クリーチャーでマナを増やし、マナが溜まり次第《ジョット・ガン・ジョラゴン》を召喚します。
《ジョット・ガン・ジョラゴン》の攻撃時に《キング・ザ・スロットン7》や《アイアン・マンハッタン》、《ガヨウ神》《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》を捨ててジョラゴンビック1を連鎖させます。
最終的には《アイアン・マンハッタン》の効果でシールドを2枚まで減らし、《ジョット・ガン・ジョラゴン》で残りのシールドをブレイク、《キング・ザ・スロットン7》で出したクリーチャーでダイレクトアタックというのがメインのワンショットパターンになります。
が、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の追加により《ジョット・ガン・ジョラゴン》2体によるループがしやすくなったため、ループで《燃えるデット・ソード》の効果を無限に使う事実上のエクストラウィンも狙いやすくなりました。
ワンショットやループができない場合でも《アイアン・マンハッタン》や 《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》+《燃えるデット・ソード》の妨害性能が高く、相手の行動を大きく制限することが可能です。
また、構築の自由度が高く、環境に応じて《ポクチンちん》や《洗脳センノー》などのメタカードを無理なく採用できるのも魅力です。
ただし、受けが薄くなりがちなため、【赤白レッドゾーン】や【デイガドラグナー】などの《ジョット・ガン・ジョラゴン》の召喚よりもキルターンが早いビートダウンデッキには注意が必要です。
【旅路ジョラゴン】に有利なデッキ
- 【赤白レッドゾーン】
- 【デイガドラグナー】
Tier2
【青黒カリヤドネ】Tier2
豊富な低コスト呪文で墓地を肥やしながらデッキを回し、《魔導管理室カリヤドネ》で《ブラッディ・クロス》をループさせることで相手をライブラリアウトさせるループデッキ。
デッキの多くが低コストかつ手札を入れ替えるカードで構成されているため事故が少なく、安定して4~5ターン以内にループに入れるのが特徴です。
一見メタカードが刺さるように見えますが墓地メタに関しては《知識と流転と時空の決断》での《ソゲキ丙-一式》や《カット丙-二式》でリソースゲームに持ち込むことで対応できるため見た目に反して弱点が薄いデッキとなっています。
しかし、デッキのほぼすべての動きを呪文に頼っているため、呪文を封殺するカードをプレイされてしまうとなすすべがなくなってしまいます。
そのため、《ファイナル・ストップ》を《Wave ウェイブ》で使い回す事が可能な【ナウオアネバーループ】や、《音奏プーンギ》と《ジャミングチャフ》といった強力な呪文メタを絡めて殴ることができる【赤白レッドゾーン】はこのデッキの数少ない不利対面といえるでしょう。
デッキのパワーやローグデッキへの耐性の高さはまだまだトップクラスですが、墓地対策である《ポクチンちん》をうまく使いこなす【ジョラゴンジョーカーズ】が数を増やしたため若干数を減らしています。
【青黒カリヤドネ】に有利なデッキ
- 【赤白レッドゾーン】
- 【ナウオアネバーループ】
- 【旅路ジョラゴン】
【赤白レッドゾーン】Tier2
豊富なメタクリーチャーで相手の動きを制限しながら、高打点の侵略クリーチャーを絡めてビートダウンするデッキ。
7月の殿堂施行により《熱き侵略レッドゾーンZ》が殿堂入りし、攻める際のパワーが落ちてしまいました。が、デッキの本筋であるメタクリーチャー+高打点は健在です。
特に《GOOOSOKU・ザボンバ》はメタクリーチャーの展開と侵略というこのデッキの重要な要素を1枚で達成することができるため非常に強力な1枚となっています。
しかし、メタカード満載といえどビートダウンデッキである以上、シールドをブレイクしなければならないため、受けのシールドトリガーが強力な【シータバーンメア】や強力な盤面制圧を持つアナカラーデッドダムドには不利になってしまいます。
【 赤白レッドゾーン】に有利なデッキ
- 【シータバーンメア】
- 【アナカラーデッドダムド】
【デイガドラグナー】Tier2
クロニクルデッキで登場した《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》などの強力なドラグナーの収録によって環境に現れた新しいアーキタイプ。
《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》で早いターンに出した《爆熱剣バトライ刃》を使い、ドラグナーやドラグハートを大量に展開することで勝利を目指します。
《ヘブンズ・フォース》と《イーヴィル・フォース》の2種類の踏み倒しが採用されており、引いた試合は早い展開でゲームを進めることができます。
特に《ヘブンズ・フォース》が絡んだ際の動きの最大値が高く、引いた試合は手札と《爆熱剣バトライ刃》の捲りによっては2ターンキルができる場合もあります。
また、構築の自由度も高く《偽りの王 ナンバーナイン》や《龍世界ドラゴ大王》などのロック性能の高いドラゴンを採用してデッキを《爆熱剣バトライ刃》の捲りに寄せた突破力の高い構築にすることも可能です。
しかし、踏み倒しを多用するビートダウンデッキであるため、踏み倒しメタをうまく使えるデッキや受けが強いデッキに対しては不利になってしまいます。
【デイガドラグナー】に有利なデッキ
- 【青黒カリヤドネ】
- 【赤白レッドゾーン】
- 【シータバーンメア】
- 【ナウオアネバーループ】
Tier3
【シータバーンメア】Tier3
《バーンメア・ザ・シルバー》から《せんすいカンちゃん》や《無限合体ダンダルダBB》などの強力なアタックトリガー持ちGRクリーチャーをSA付きで場に出すことでアドバンテージを稼ぎながら盤面で戦うミッドレンジデッキ。
《グレープ・ダール》と《灰になるほどヒート》から繰り出される《エモG》や《バーンメア・ザ・シルバー》の盤面制圧能力は非常に高く、このデッキ相手に盤面の取り合いで勝てるデッキはほぼ存在しません。
シールドトリガーも豊富に採用されているため受けが厚く、速攻やビートダウンなどの攻撃的なデッキに対して有利に立ち回ることが可能です。
また、《ジェイ-SHOCKER》を採用できるのも魅力で、《ジェイ-SHOCKER》でJトルネードしやすい4コストにクリーチャーが集中しがちなGR召喚がメインのデッキには《ジェイ-SHOCKER》1枚でゲームを有利にすすめる事が可能です。
しかし、7月の殿堂施行で《マリゴルドⅢ》を失ってしまったため、1ターン中に《バーンメア・ザ・シルバー》による強力な盤面展開と《奇天烈シャッフ》などのメタクリーチャーの召喚を同時に行うことが難しくなってしまいました。
そのため、盤面制圧で勝てないデッキと《ジェイ-SHOCKER》が刺さらないデッキは殿堂前よりもさらに厳しくなってしまいます。
盤面の取り合いで【シータバーンメア】に勝る【アナカラーデッドダムド】や【青黒カリヤドネ】、【ナウオアネバーループ】などの盤面を無視したコンボデッキに対しては不利になってしまいます。
【シータバーンメア】に有利なデッキ
- 【青黒カリヤドネ】
- 【ナウオアネバーループ】
- 【アナカラーデッドダムド】
- 【青白ギャラクシールド】
【青白ギャラクシールド】Tier3
《凄惨なる牙パラノーマル》のシールドに置かれた際の強力な効果を活かすため、表向きのシールドを作れる《策略のエメラル》や《「絶対の盾騎士」》などを採用しているかなり守りに特化したコントロールデッキ。
《凄惨なる牙パラノーマル》の効果は小型のクリーチャーで戦うデッキには滅法強く、場合によってはそれだけでゲームを決めてしまうことも。
また、《ファイナル・ストップ》+《WAVEウェイブ》のギミックも搭載しているため《凄惨なる牙パラノーマル》が刺さらない相手でも呪文主体なら戦えるのもポイント。
しかし、《凄惨なる牙パラノーマル》も《ファイナル・ストップ》も刺さらない相手には厳しい事が多く、《緑ジョラゴンジョーカーズ》は苦手なデッキとなっています。
【青白ギャラクシールド】に有利なデッキ
- 旅路ジョラゴン
【ナウオアネバーループ】Tier3
《ナウ・オア・ネバー》、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》、《ドレミ団の光魂Go!》、《サイバー・I・チョイス》の4枚を揃えて無限ドローし、《遣宮使ネオンクス》の効果を使い《ライブラ・シールド》を無限ループさせて勝利するループデッキ。
ループデッキとしての速度や安定感は青黒カリヤドネには劣るものの、《ファイナル・ストップ》+《Wave ウェイブ》のギミックを搭載しているため、【青黒カリヤドネ】に対しては有利なのが魅力です。
また、ループにつながるシールドトリガーが多数採用されているため、受けが強い点も魅力です。
しかし、【青黒カリヤドネ】と同じように呪文メタに弱かったり、コンボの始動が遅かったりと弱点があるため、呪文メタが多彩な【赤白レッドゾーン】や、ループの前に《アイアン・マンハッタン》による強力なロックを仕掛けてくる【旅路ジョラゴン】は厳しい対面となるでしょう。
【ナウオアネバーループ】に有利なデッキ
- 【赤白レッドゾーン】
- 【旅路ジョラゴン】
【零龍ギャスカ】Tier3
《零龍》を早いターンに卍誕させて《零龍》の除去耐性持ちのワールドブレイクを押し付けて勝つ、コンボ要素の高い速攻デッキです。
2ターンキルをも可能にしていた《怨念怪人ギャスカ》が殿堂してしまったため平均キルターンが遅くなってしまい、シールドトリガーによって逆転されてしまう展開は増えたものの、その速度は未だ驚異的。
《怨念怪人ギャスカ》が殿堂したといえどキルターンがこのデッキ早いデッキは基本的にないため、受けが薄いデッキに対しては以前と変わらず有利に立ち回ることが可能です。
しかし、キルターンが遅くなった影響で、受けが厚いデッキに対しては押し切る展開が難しくなってしまいました。
そのため、受けが強いデッキの【青黒カリヤドネ】や【ナウオアネバーループ、【シータバーンメア】に対しては不利です。
【零龍ギャスカ】に有利なデッキ
- 【青黒カリヤドネ】
- 【ナウオアネバーループ】
- 【シータバーンメア】
まとめ
現環境について
ドラリンパックで強化された【アナカラーデッドダムド】と【緑ジョラゴンジョーカーズ】が数を増やし、それらと相性が悪い【赤白レッドゾーン】と【青黒カリヤドネ】がそれぞれ数を落としました。
環境上位のデッキはどのデッキもローグ耐性が高く、隙がないデッキが多いです。
新しいデッキで環境を変えるにはなかなか難しい環境になっていますが、その分デッキ選択やプレイングで勝敗が決まりやすいため、それらを一から見直してみるいい機会かと思います。
㋇後半に環境に登場した【デイガドラグナー】がTier2に仲間入り。現状のトップデッキ達に強いのがいいですね!
おわりに
使ってみたいデッキは決まりましたか?
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