【DM歴史探訪 双極篇】3年前、 勝利はツインパクトと共に【懐かしの環境】

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【DM歴史探訪 双極篇】3年前、 勝利はツインパクトと共に【懐かしの環境】

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
01. 「基本編」北白河
02. 「闘魂編」神結
03. 「聖拳編」垢BANチキン
04. 「転生編」ばにら(スガワラ)
05. 「不死鳥編」ばにら(スガワラ)
06. 「極神編」ばにら(スガワラ)
07. 「戦国編」◆ドラえもん
08. 「神化編」神結
09. 「覚醒編」神結
10. 「エピソード1」ばにら(スガワラ)
11. 「エピソード2」ばにら(スガワラ)
12. 「エピソード3」神結
13. 「ドラゴン・サーガ」ばにら(スガワラ)
14. 「革命」神結
15. 「革命ファイナル」神結
16. 「新章DM」神結
17. 「双極篇」神結
18. 「超天篇」◆ドラえもん
19. 「十王篇」垢BANチキン

こんにちは、神結です。

まずは新年あけましておめでとうございます。

今年も読者の皆様にとっての有意義で感慨深い記事をお届け出来ればと思っております。出来ればクスッと笑えるような記事も増やしたいですね。

さて、私の今年の目標はさておき、新年最初は「DM歴史探訪」シリーズの方から1つ。

革命編から連続で担当させていただきましたが、双極篇(2018年)で区切りとなります。

新DMはメタカードを中心としながらも思ったより強いカードも多かった、といった話の締め方をしたと思うのですが、ここからは印象の時点で既に強力なカードが多いです。

そんなシリーズについて、さっそく振り返ってみましょう。

目次

ツインパクトのインパクト

明確なカードパワーの向上

双極篇で登場したカードの中で、一番大きなデザインだったのはもちろん「ツインパクト」でしょう。

これは「上がクリーチャーで下が呪文」という性質を持ったカードで、要するに「状況に応じて使い方を選べる」という設計になっています。

ツインパクトの例。
状況に応じてクリーチャーで使うか、呪文で使うかを選べる

これはつまり「1枚のカードが担える役割が増えた」ということであり、デッキ全体の対応力が上がりました。

要はデッキとして出来ることが増えているので、デッキパワーの向上に繋がったわけですね。

またツインパクトのお陰で「昔の人気カードでいまは使われないけど、ツインパクトになったお陰で使う理由が出来た」みたいなカードも幾つか登場しました。

デスカールとしても使われることはちょっとありました。

ツインパクトはその後も超天篇でも出てきますし、王来篇でも様々なカードが登場しておりますので、かなり優秀なデザインと言えるでしょう。

今シーズン登場し、現在大活躍中の彼女面ことラフルル・ラブさん

デッキを組む側としても「枠が足りない」問題を解決してくれることになったり、カードの使い方が無限なので極めていく楽しさがあったりと、かなり楽しませてくれるデザインだと思っています。

ただカードパワーの向上というのはやはり顕著で、毎弾期待の新人が次々に登場したことで環境のベースは大きく上がりました。

その辺りは、双極篇の序盤で完成を迎えた【黒単デスザーク】が終盤まで保たなかったことを考えると、よりわかりやすいのではないでしょうか。

この辺りは、次の項目でお話しようと思います。

 

双極篇の環境について ~四強、そして三強へ~

というわけで環境の話です。

双極篇は、環境の入れ替わりが激しいですが、夏の殿堂が施行されるまでの前期、4強が覇権を争った中期、冬の殿堂施行前後の後期に分けて考えるのがわかりやすいと思います。

もっとも前期については双極篇のカードはそれほど登場しません。

それはまだ発売されて間もないということもありましたが、何より前回最後にチラッと登場した《“龍装”チュリス》が猛威を奮っていた、という点も無視出来ません。

【赤青バスター】は《Dの牢閣 メメント守神宮》の助けを得ながら全国大会で優勝。その後のGP6thでも好成績を収めています。

またジョーカーズ関連では《ジョット・ガン・ジョラゴン》が登場しましたが、活躍はもう少し後。

この頃は《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》が4枚使えたこともあり、【ガンバトラージョーカーズ】が覇権を握っていました。

一方で双極篇の第2弾「逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺」が登場し、新殿堂が施行されると少し事情が変わってきます。いよいよ、双極篇の時代が本格到来します。

新殿堂では《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》の他、《プラチナ・ワルスラS》《勝利のアパッチ・ウララー》《次元の霊峰》といった《蒼き団長 ドギラゴン剣》を支えたパーツが犠牲になりました。

新しいジョーカーズが模索される中で、一応《ジョット・ガン・ジョラゴン》《ガヨウ神》《アイアン・マンハッタン》といったパーツは揃ってはいましたが、さらに《ポクチンちん》や《キング・ザ・スロットン7/7777777》といったカードを獲得。

そして何より《燃えるデット・ソード》を組み込んだループが発見されたことで、【ジョラゴンジョーカーズ】は一躍環境上位に躍り出てきました。

そしてこの年は、最後の最後までジョラゴンは環境トップに居続けることとなります。


また【黒単デスザーク】が《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》を獲得し、最終進化系を迎えることになります。

これまで対コントロール相手に難しかった盤面が、《追憶人形ラビリピト》+《卍月 ガ・リュザーク 卍》によってあっさり解決することになりました。


さらに新たに登場した《“轟轟轟”ブランド》は近年でも屈指のパワーを持つ余りに強力なカードでした。

【赤単轟轟轟】や【赤白轟轟轟】といったデッキが台頭し、アグロデッキの一大勢力を築きます。

早くて強力なデッキは、それだけで存在意義があるからです。


一方でこうしたアグロデッキに対して有利に立ち向かえるデッキもあり、それが【チェンジザダンテ】でした。《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》もまた、強力なツインパクトカードでした。

シノビや《Dの牢閣 メメント守神宮》の防御性能と、《時の法皇 ミラダンテXII》による封殺性能を併せ持ったこのデッキは、アグロに対しては滅法強く、また《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》のお陰でこの手の防御デッキが苦手な「呪文系のループデッキ」も処理する性能があったんですよね。


防御と長期戦に長けたトリーヴァカラー(白緑青)の最高峰と言って間違いないでしょう。

ジョラゴン、轟轟轟、デスザーク、チェンジザ……夏から秋にかけてはこの四強を軸に環境が展開されていました。

これらのデッキの相性関係で言えばジョラゴンは轟轟轟がキツいがチェンジザに有利で、デスザークとは五分。

轟轟轟はジョラゴンに有利でチェンジザに不利、デスザークにも構築次第で有利。デスザークはチェンジザには有利……といった具合。

単純な4人の相性関係でいくと不利を2つ背負っているチェンジザが脱落しそうなものですが、そう単純でもないのが"メタ環境"の難しいところ。

轟轟轟があまりに強力だったために、チェンジは一定レベルの勝率を保証されていました。

またチェンジザは不利ながらも「ダンテからダンテにチェンジする」ロックなムーブさえ決まればキツい相性を捲ることも可能だったんですね。

結果的に夏以降の強化を得られなかった【黒単デスザーク】は徐々に環境から脱落。

素のパワーが強すぎる【ジョラゴンジョーカーズ】と【赤白轟轟轟】、そして双極篇第3弾で《ドンジャングルS7》を獲得した【チェンジザダンテ】による三強環境へと変化していきます。

こうなると綺麗に三竦みの状態になり、CS参加者は結構「自分の一番好きなデッキ」を長く使うことになりました。

私はずっとチェンジザを使っていましたし、知り合いでも「ずっとジョラゴン使ってる」「結局オレを救ってくれるのはいつも《“轟轟轟”ブランド》」みたいなプレイヤーが多かったですね。

この間に【ブライゼシュート】など登場し、冬になると【赤青覇道】や【青単スコーラー】と言ったデッキも活躍しましたが、いずれにせよ三強の何れかには不利は付いていました。

この三強はやがて【赤白轟轟轟】が【赤青覇道】に代わり、そして超天篇で【赤白ミッツァイル】に代わっても、【ジョラゴンジョーカーズ】が【緑ジョラゴン】に代わっても、《時の法皇 ミラダンテXII》の殿堂により【チェンジザドンジャングル】と呼ばれるデッキになっても、しばらく続くことにはなりました。

なお三強のいずれが最強だったか、に関しては議論はありそうですが自分は【ジョラゴンジョーカーズ】を推しておきます。

あらゆるデッキに勝ちやすい、という点ではこのデッキが最低でも頭1つは抜けていたと思っています。

 

双極篇で登場したカードたち

というわけでここからは、各弾で登場したカードの話をしていきましょう。EXパックなどについては、チラッと触れる程度で行きます。

出典:デュエル・マスターズ公式

 

轟快!! ジョラゴンGo Fight!!

ジョラゴンハッピーセット(《ジョット・ガン・ジョラゴン》《ガヨウ神》《アイアン・マンハッタン》)の話は前にしたので、それ以外のところから。

轟快と書くだけあって強力なカードが多いですが、その中でも現在でも活躍を続けるカードとしては《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》があります。

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー9000 / コスト10

■B・A・D 2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。

友人と一緒に「このカードは絶対2年はお世話になるから絶対買っておけ!」という話をしたことがあったのですが、2年はおろか4年後でも搭載されるデッキがあるというのは面白いですね。

こういったフィニッシャーって年数が嵩むとより強いカードにとって代わられてしまうものなのですが、やはり追加ターンは偉大といったところでしょうか。

また同じく長らく活躍しているカードとしては、《龍装者 バルチュリス》も外せないでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5

■自分のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーが自分の手札にあり、その攻撃がこのターン2度目のクリーチャーによる攻撃で、このターン自分の《龍装者 バルチュリス》をバトルゾーンに出していなければ、攻撃の後、このクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)

このカードは《蒼き団長 ドギラゴン剣》にチェンジするだけなく、「1点4点バルチュリス」を始めとしたトリガーケアを出来るカードとして、現在でも親しまれています。

また「ツインパクトカード」として非常に高い汎用性も持つカードが多く、代表としては《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》や《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》と言ったカードが挙げられるでしょう。

【 ツインパクトカード 】
種族 メタリカ / 文明 光 / パワー2000 / コスト2

■相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。

【呪文】
カード名:ジャミング・チャフ
文明:光
コスト:5マナ
■次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
■カードを1枚引く。

(殿堂カード) 【 ツインパクトカード 】
種族 マジック・コマンド / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、数字を1つ選ぶ。その数字と同じコストを持つ相手のクリーチャーをすべて、持ち主の手札に戻す。

【呪文】
カード名:「本日のラッキーナンバー!」
文明:水
コスト:3マナ
■数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、相手はその数字と同じコストを持つクリーチャーと呪文を召喚したり唱えたりできない。

ちなみにこの弾の個人的に好きなカードは《マントブ・チュリス》です。

【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト5

■ S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)

 

逆襲のギャラクシー 卍・獄・殺!!

環境を大きく変えたのが、この第2弾でしょう。

パックのタイトルにもなっている《卍・獄・殺》こと《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》の登場によって、前年から続いた【黒単デスザーク】は遂に完成の時を迎えました。

【 ツインパクトカード 】
種族 マスター・ドルスザク / マフィ・ギャング / 文明 闇 / パワー11000 / コスト9

■無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。
■相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。
■W・ブレイカー

【呪文】
カード名:卍・獄・殺
文明:闇
コスト:9マナ

■クリーチャーをすべて破壊する。
■すべての墓地にあるカードの合計が13枚以上であり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文は「S・トリガー」を得る。

これによって《追憶人形ラビリピト》+《卍月 ガ・リュザーク 卍》という必殺のムーブを会得し、対コントロール相手に無類の強さを誇るようになりました。

そしてもう一つのパッケージを飾る《“轟轟轟”ブランド》は、それを遙かに超えていくパワーカードでした。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7

■マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。

《ドリル・スコール》などと組み合わせた【赤単轟轟轟】、白のメタカードなどと合わせた【赤白轟轟轟】が活躍します。

その後は【赤青覇道】などに場所を変えて活躍し、結局殿堂するまでずっっっっっっとTier1のデッキで活躍し続けました。

またこの弾は他にも《煌メク聖戦 絶十》《超宮兵 マノミ》といった、後のデッキで核となるようなカードも幾つか登場しています。

【 クリーチャー 】
種族 メタリカ / サバキスト / 文明 光 / パワー4000 / コスト5

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を、自分のシールド1つの上に表向きにして置く。(そのシールドの束は1つと数える)
■自分のシールドゾーンにカードが置かれた時、このターン、次に使う光のカードのコストを、最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。
■サバキZ(裁きの紋章が自分のシールドゾーンから手札に加えられた時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚する)

ただツインパクトのカードで言えば、《キング・ザ・スロットン7/7777777》や《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~》は外せないところでしょう。

前者はこの前後に登場した《ポクチンちん》と合わせて【ジョラゴンジョーカーズ】で大活躍することとなり、後者は【チェンジザダンテ】におけるデッキの大半を担うことになります。

【 ツインパクトカード 】
種族 ドラゴンギルド / ムートピア / 文明 水 / パワー6000 / コスト6

■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
■各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。

【呪文】
カード名:六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~
文明:水
コスト:4マナ

■次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。

【チェンジザダンテ】というデッキはチェンジザさえ引ければ全てがなんとかなるデッキだったため、最盛期は相応の値段がしたと記憶しています。

この弾は当たりのカードが多かったため、みんな割と箱買いをしていた印象です。

ちなみにこの弾の個人的に好きなカードも、もちろんチェンジザです。

 

†ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!

GP7th(2ブロック)を制した《煌世主 サッヴァーク†》はここで登場します。

【 クリーチャー 】
種族 マスター・ドラゴン / メタリカ / 文明 光 / パワー17000 / コスト10

■相手のクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドゾーンにある表向きのカードを3枚、裏向きにしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出す。
■ブロッカー
■ ドラゴン・T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする。各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置くか、表向きにして自分のシールド1つの上に置く)
■自分のシールドゾーンに表向きのカードが3枚以上あれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。

【白単絶十】や【白ゼロサッヴァーク】といったデッキはこの後も長く活躍を続けていくことになります。絶十くんは闇落ちしたり千億倍になったり忙しかったですけど……。

また後に【チェンジザダンテ】の第2の切り札となる《ドンジャングルS7》もここで登場します。

【 クリーチャー 】
種族 ジョーカーズ / 文明 自然 / パワー8000+ / コスト8

■マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
■W・ブレイカー
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、パワー7000以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+6000する。
■相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

最近でも【5cネバー】などにピン差しされていましたが、令和にも通ずるパワーカードです。

また、《超宮兵 マノミ》など怪しいカードが出続けていたムートピアから、いよいよ親玉が登場しました。ご存じ、《次元の嵐 スコーラー》です。

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / スペシャルズ / 文明 水 / パワー11000 / コスト11

■G・ゼロ:このターン中に自分の呪文を5枚以上唱えていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。■W・ブレイカー■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、それがこのゲーム中にバトルゾーンに出した最初の《次元の嵐 スコーラー》なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。

万年殿堂入り候補に挙がるこのカードですが、登場以降毎年何かしらやらかしてるカードではあります。

その他この弾では緑のジョーカーズが登場したり、青い魔導具が登場したりと、次弾への期待も高まるセットとなっております。

ツインパクトにも「ラスト・バースト」という破壊されたときに呪文面を使える効果が登場したことで、また一段と汎用性が広がりました。

【 ツインパクトカード 】
種族 ビートジョッキー / 文明 火 / パワー4000 / コスト4

■スピードアタッカー
■このクリーチャーは、各ターンはじめて攻撃する時、アンタップする。
■ラスト・バースト(このクリーチャーが破壊された時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)

【呪文】
カード名:ダイナマウス・スクラッパー
文明:火
コスト:5マナ

■相手のクリーチャーを、パワーの合計が6000以下になるように好きな数選び、破壊する。

パワーカードを輩出しながらこうしたアプローチも行っているのは、純粋に上手いと思いますね。

ちなみに個人的に一番好きなカードはやっぱり《ドンジャングルS7》です。

 

超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞

一連のバラギアラシリーズがここで登場します。

【 ツインパクトカード 】
種族 マスター・ハザード / グランセクト / 文明 闇/自然 / パワー17000 / コスト9

■このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードをすべてアンタップする。
■輪廻∞:このカードの呪文側を、バトルゾーンに置いたまま唱えてもよい(コストは支払う)。そうした時、バトルゾーンにある自分の《天地命動 バラギアラ》1体につき、自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。
■T・ブレイカー

【呪文】
カード名:輪廻暴冥
文明:闇
コスト:6マナ

■S(シールド)・トリガー
■相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–4000する。
■コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

【4cバラギアラ】や【ネクラバラギアラ】といったデッキが2ブロックを中心に活躍することになります。

また下準備の終わった《卍 新世壊 卍》《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》が登場し、【青魔導具】も成立します。

【 無月フィールド 】
文明 水 / コスト2

■自分の魔導具呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このフィールドの下に置いてカードを1枚引いてもよい。
■自分の魔導具呪文またはドルスザク呪文を唱えられなくする能力を無視する。
■無月の門99:自分のターンの終わりに、このフィールドの下に4枚以上カードがあれば、ゲーム中で一度、水のコスト99以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。

このデッキ、なんやかんやで未だに強いんですよね……この前強化も貰ってたし……。CSとかではあんまり当たりたくないデッキなんですけどね……。

ただこの弾は比較的大人しめで、他で言えば《龍星装者 “B-我”ライザ》が登場したくらいでしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 ドラゴンギルド / ビートジョッキー / 文明 火 / パワー8000 / コスト8

■シンパシー:ビートジョッキー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のビートジョッキー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
■W・ブレイカー
■G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
■自分のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがビートジョッキーまたはドラゴンで、コストが攻撃しているクリーチャーのコスト以下なら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。

まあバラギアラのインパクトが大きかったんですけどね。

ちなみにこの弾で一番好きなカードはもちろん《不夜城艦 クランヴィア》です。

【 クリーチャー 】
種族 ムートピア / 文明 水 / パワー4000 / コスト4

■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札をシャッフルする。その後、上から3枚を表向きにし、その中の呪文をすべて、このクリーチャーの下に置く。残りを墓地に置く。
■自分の手札から呪文を唱えた時、唱えた後で墓地に置くかわりに、このクリーチャーの下に置いてもよい。
■このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下から、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。

 

おわりに

というわけで歴史探訪の双極篇は如何だったでしょうか。

出典:デュエル・マスターズ公式

この辺りになると現役バリバリのカードも結構出てきて面白いですね。それだけツインパクトのカードが強い、という話でもあると思います。

環境的にも強力なカードや強力なデッキがありつつも、上手い具合にバランスが保たれていた時期でもあったかと思います。

そして双極篇で上がったカードパワーは超天篇にて極まっていくことになりますが……続きはぜひ超天篇の記事を読んでみてください。

 

というわけで今回はここまでです。

感想等は #DM歴史探訪 でツイートをお待ちしております。

それでは、また。

デュエル・マスターズ歴史探訪シリーズ一覧

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
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02. 「闘魂編」神結
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