【DM歴史探訪 ドラゴン・サーガ】7年前、ぼくらの紅蓮譚は龍解とともに【懐かしの環境 ドラゴン・サーガ】

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【DM歴史探訪 ドラゴン・サーガ】7年前、ぼくらの紅蓮譚は龍解とともに【懐かしの環境 ドラゴン・サーガ】

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
01. 「基本編」北白河
02. 「闘魂編」神結
03. 「聖拳編」垢BANチキン
04. 「転生編」
05. 「不死鳥編」ばにら(スガワラ)
06. 「極神編」
07. 「戦国編」◆ドラえもん
08. 「神化編」神結
09. 「覚醒編」
10. 「エピソード1」
11. 「エピソード2」
12. 「エピソード3」
13. 「ドラゴン・サーガ」ばにら(スガワラ)
14. 「革命」神結
15. 「革命ファイナル」
16. 「新章DM」
17. 「双極篇」
18. 「超天篇」◆ドラえもん
19. 「十王篇」垢BANチキン

ひっくり返したれやぁぁぁ!!

はい!DM歴史探訪、今回はぐぐっと現代に近付いて2014年。ドラグハートをひっくり返していたドラゴン・サーガの時代を振り返ります。

そういえば、切札勝太編の歴史探訪は今回が初めてですね。当時をご存知の方もそうでない方も、楽しんでいただければ幸いです。

お相手はワタクシ、ばにら(スガワラ)がお送りいたします!

目次

ドラゴン・サーガ概要

『デュエルマスターズ歴史探訪』は、ガチまとめライターがリレー形式で過去のカードや環境をご紹介する企画記事です。

今回は2014年~2015年にかけて展開された、ドラゴン・サーガ環境を紐解いていきましょう。

  • DMR-13 『龍解ガイギンガ』
  • DMR-14 『暴龍ガイグレン』
  • DMR-15 『双剣オウギンガ』
  • DMR-16極 『超戦ガイネクスト×極』
  • DMR-16真 『超戦ガイネクスト×真』

の5セット+特殊セットからなるこの年。

出典:デュエル・マスターズ公式

500円のスタートデッキ『ビギニング・ドラゴン・デッキ』や、《勝利宣言 鬼丸「覇」》《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》らを収録した豪華なスーパーデッキも発売されました。

世界観としては、ドラゴンで満ち溢れた世界が舞台。 北白河さんが発狂しそう。

その名もズバリ龍世界ですからね

武闘レース『デュエル・マスターズ』の激闘と、その裏で蠢く陰謀の物語が繰り広げられます。

主人公である勝太は中学生に成長し、アニメの作画が2Dに変更されるなど、メディア面で大きな路線変更がなされました。看板カードの名前を冠したパック名もこの時からですね。

筆者個人としても、この年はデュエマ人生でもっとも競技と真剣に向き合っており、思い入れの深いシリーズです。今はすっかりネタデッキ・懐かしデッキ芸人なのにね……

古くからの友人である葵 けん司さんと、全国大会『デュエマ甲子園』を目指し奮調整に明け暮れていました。

店舗予選を突破した後、パシフィコ横浜で開催された地区予選で敗退してしまったのですが(注1)、今となっては良い思い出です。

地区予選出場記念品のスリーブ。勿体なくて使えてません……

※注1:当時は店舗予選の優勝で地区予選の出場権が与えられました。このためにお店をハシゴしていた日々が懐かしいですね……また安心してお店めぐりができる世の中になりますように。

ドラゴン・サーガではこんなカードが登場!

さて、ここからはドラゴン・サーガ期の代表的なカードを見ていきましょう。時系列に添ってご紹介していきます。

~DMR-13『龍解ガイギンガ』

まずは『龍解ガイギンガ』までの製品から。

初登場となったギミックはドラグハート(ウエポン・クリーチャー)と、ドラグハートを呼び出すドラグナーたち。最近のアドバンス環境でも、後継の面々が元気に暴れていますね……

最初のドラグナーは4マナと6マナのサイクルが、
ウエポンは2マナと4マナのサイクルが登場しました。

また、新キーワードとしてマナ武装が登場。長らく環境で姿を見せなかった単色デッキが大幅に強化されます。

光単の環境入り、おそらくこの時が初
リキッド・ピープルはスタートデッキも含め超強化されました
火文明のテーマは強制バトル

しかし、この時期の目玉は何と言っても、パック名になっている《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》でしょう。

《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》

【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト4

■これを装備したクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
■龍解:自分のクリーチャーが攻撃する時、そのターン2度目のクリーチャー攻撃であれば、攻撃の後、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。 


【龍解後】
カード名:熱血星龍 ガイギンガ
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:9000+
コスト:7マナ
マナ:-
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが龍解した時、相手のパワー7000以下のクリーチャーを1体破壊する。
■バトル中、このクリーチャーのパワーは+4000される。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 

ひとたび龍解すれば対処困難なフィニッシャー。相棒の《龍覇 グレンモルト》ともども、環境の中心となりました。

「2回目の攻撃」という龍解条件を巡り、

  • 《ガイギンガ》を使う側は《グレンモルト》以外のアタッカーを用意
  • 《ガイギンガ》をメタる側は《グレンモルト》を処理できる受け札を採用

……と、構築から駆け引きを生み出し、さまざまなカードが見直されるきっかけともなりました。良いカードですね……


《龍素記号Sr スペルサイクリカ》

【 クリーチャー 】
種族 クリスタル・コマンド・ドラゴン / 文明 水 / パワー6000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。
■W・ブレイカー
■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 

《ガイギンガ》に次ぐ、『龍解ガイギンガ』内トップレアの一角だったのが《スペルサイクリカ》。現在もクリカだけになって暴れていますね。

ザーディの部分の話はいつかどこかで

超次元呪文、《ミステリー・キューブ》、ランデス呪文など、あらゆる呪文をおかわりしていました。

DS末期に殿堂入りへ
DS末期に殿堂入りへ
とっくに殿堂入り

《スペルサイクリカ》自身は適当なサイキック・クリーチャーに《転生プログラム》を打ち込んで驚くほど早期に着地することもしばしば。

DS時点では殿堂入り。1枚なら積めました。

ドラグハートと違って4枚採用するカードだったこともあり、シングル価格も高騰していましたね。今(2021年夏)すっかり安くなっててびっくりしちゃった。

なお、《スペルサイクリカ》を抜きにしても、当時は【超次元】【キューブ】【刃鬼(などのビマナ系)】といった、呪文を多用するデッキが豊富な環境でした。

そのため、このパックで登場した呪文メタクリーチャー、《ミラー怪人 ドテラバラ》《爆鏡 ヒビキ》も注目されたことは書き添えておくべきでしょう。

うさみみ
ねこみみ

~DMR-14『暴龍ガイグレン』

続くセットでは、ドラグハートやドラグナーの選択肢が増加。『龍解ガイギンガ』を拡張するカードが多く登場しました。

5マナドラグナーサイクルが登場
水の5マナのみこのセットに不在

特に、新タイプであるドラグハート・フォートレスは当時ほぼ除去されないカード

中でもビクトリーレアの《龍波動空母 エビデゴラス》は、場持ちの良い置きドローとして重宝されました。

しかも裏面は龍回避持ちアタッカー

また、『暴龍ガイグレン』発売に先駆けてスーパーデッキが登場。

豪華な再録に加え、多くの実用的な新規カードが環境に加わることとなります。

《熱血龍 バトクロス・バトル》

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / 文明 火 / パワー7000 / コスト8

■S・トリガー
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせる。
■W・ブレイカー
■相手のターン中にこのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターンの終わりにこのクリーチャーを自分の山札の一番下に置く。 

スーパーデッキ出身カードの中でも、際立っていたのが《バトクロス・バトル》。

ドラゴンでコマンドな受け札としてお馴染みとなるこのカードも、初出はここでした。


……あと、当時の活躍カードじゃないので突っ込んだ話は割愛しますが、あの《煉獄の悪魔龍フォーエバー・オカルト》はここで登場しています。

煉獄さん……!

~DMR-15『双剣オウギンガ』

年末パックである『双剣オウギンガ』の前に、ドラゴン・サーガを語る上で欠かせない商品が2つ発売となります。

それが『三段変形!龍解オールスターズ』『スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン』です。

出典:デュエル・マスターズ公式

というわけで、ここでの注目カードは……

《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》

(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 火 / コスト3

■これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化でないドラゴンか進化でないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら山札の一番下に置く。
■これを装備したクリーチャーは攻撃されない。
■龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、ドラゴンをバトルゾーンに出していれば、ターンの終わりにこのカードをフォートレス側に裏返してもよい。 

【龍解後】
カード名:爆熱天守 バトライ閣
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:火
コスト:5マナ
マナ:-
■自分の火のドラゴンまたは火のヒューマノイドが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。それが進化ではないドラゴンまたは進化ではないヒューマノイドであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
■龍解:自分のターン中、ドラゴンをバトルゾーンに出した時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。 

【龍解後】
カード名:爆熱DX バトライ武神
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:火
種族:ガイアール・コマンド・ドラゴン
パワー:12000
コスト:8マナ
マナ:-
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の進化ではないドラゴンと進化ではないヒューマノイドをすべてバトルゾーンに出す。こうして見せたカードが3枚ともドラゴンであれば、そのターン、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。その後、残りのカードを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりにフォートレス側に裏返す。 

ざ、雑なパワーカード~~~!!!!!!

もう説明するまでもない気がしますが、これによって環境は大艦巨砲主義めいたものへと舵を切ります。小さなアドバンテージの稼ぎあいよりも、巨大なフィニッシャーをめくるゲームの応酬ですね。

特に、DS限定構築で行われたエリア代表決定戦ではその傾向が顕著でした。


邪帝斧 ボアロアックス/邪帝遺跡 ボアロバゴス/我臥牙 ヴェロキボアロス

(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4

■このウエポンをバトルゾーンに出した時またはこれを装備したクリーチャーが攻撃する時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す) 

【龍解後】
カード名:邪帝遺跡 ボアロバゴス
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:自然
コスト:7マナ
マナ:-
■クリーチャーを自分の手札から召喚した時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。 

【龍解後】
カード名:我臥牙 ヴェロキボアロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:10マナ
マナ:-
■自分の手札からクリーチャーを召喚した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする) 

パ、パワーカード~~~!!!!!!

《ボアロアックス》系のデッキと《バトライ閣》系のデッキが、DS限定戦の台風の目だった印象ですね。活躍は後述します。


《音感の精霊龍 エメラルーダ》

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー5500 / コスト5

■ブロッカー(相手クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーをタップして、その攻撃を阻止してもよい。その後、その相手クリーチャーとバトルする)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをひとつ、手札に加えてもよい。その後、自分の手札を1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。(こうして手札に加えたシールドの「S・トリガー」を使ってもよい) 

多少毛色は違うけど、やっぱりパワーカード~~~!!!!!!

当時誰もが「実質エメラルか……ってシールド増やすだけでもいいの!?」 「まぁそりゃS・トリガーは使え……使えるの!?」 と驚いた。はず。

……とまぁ、ここにきてインフレが訪れます。カードパワーが令和デュエマ

「6ターン目までマグロだった相手が、突然《バトライ刃》から《勝利宣言 鬼丸「覇」》投下。そのまま俺のターンは帰ってこなかった」みたいなケース、筆者はめちゃくちゃ遭遇しましたからね。具体的にはデュエマ甲子園、それで敗退しました。

ちょうどスーパーデッキで再録されたところでした

筆者は《エメラルーダ》で強化された【天門】を握っていたのですが、マナと手札を増やしている間にこちらのターンが来なくなってしまうだなんて……

お前マナと手札増やしてばっからしいな

なお、この時期は他にも【白単】を実戦レベルに押し上げた《サザン・ルネッサンス》、フォートレスもどかせる待望の実用カード指定除去《龍脈術 落城の計》などなど、優秀なカードが数多く登場していることは書き添えておきましょう。

GR召喚?知らない子ですね
コモンとは思えない値段
あとは頼んだぞミクセル

~DMR-16極・真『超戦ガイネクスト×極』『真』

出典:デュエル・マスターズ公式

そしてドラゴン・サーガ最終セット。最後にして最強の資格が姿を現します。

《超戦龍覇 モルトNEXT》

【 クリーチャー 】
種族 ガイアール・コマンド・ドラゴン / ヒューマノイド爆 / ドラグナー / 文明 火 / パワー9000 / コスト7

■マナ武装5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンに火のカードが5枚以上あれば、火のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■龍マナ武装5:各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、自分のマナゾーンに火のドラゴンが5体以上あれば、攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
■W・ブレイカー

そう、みんな大好きモルネクです!

登場直後から《バトライ刃》とのコンビで暴れ回り、なんと双極篇まで環境に食い込んでいました。

その後、《ボルシャック・栄光・ルピア》の獲得でふたたび脚光を浴びているのは記憶に新しいですね。

なお、2020年環境のものですが、ミルク金時さんによる解説記事が「うおおおお!モルネク使いてえええ!!!」となる名記事なのでぜひご覧ください。って書きながら読み返してたら僕も発症しましtうおおおお!モルネク使いてえええ!!!

あと「モルネクよく知らない」という方は、これまた少し前の記事ではありますがDBC内・普通のイオンさんによる解説が非常に丁寧で分かりやすく纏まっています。先にこちらをお読みいただくとモルネクの魅力が伝わりますよ!


ドラゴン・サーガで活躍したデッキたち

ドラゴン・サーガ環境では、非常に多くのデッキが姿を現していました。

現代よりもインフレが緩やかだったこともあり、勝舞時代のカードを軸としたデッキもアップデートを重ねて生き残っていた印象です。

本当に多くのデッキが入り乱れた時代ですので、【超次元】【刃鬼】【シューゲイザー】【墓地ソ】等、エピソードシリーズのカードを軸にしたデッキは(語りたいけど)割愛し、DS期のカードを軸にしたデッキに絞ってご紹介しましょう。

デアリモルト


まずはやっぱり【グレンモルト】系デッキでしょう!

《龍覇 グレンモルト》で《銀河剣 ガイハート》を呼び出し龍解させる、ドラゴン・サーガ前期を象徴するデッキです。今回は筆者が店舗予選で使用したタイプをサンプルとしました。

台風の目

《ガイハート》の龍解条件を満たすため、攻撃可能なクリーチャーを主体に構築しているのが特徴です。

《青銅の鎧》よりも《天真妖精オチャッピィ》が優先されているのは、【黒緑速攻】の攻勢に対して1ターン加速したいため。墓地に落ちる2マナ域が非常に厚く取られているのも《オチャッピィ》とのシナジー狙いです。

墓地が無くてもS・バックコストを拾って加速可能
マナカーブが綺麗に繋がる

6マナである《龍覇 グレンモルト》に繋ぐため《鳴動するギガ・ホーン》が採用されているのも特徴的ですね。

また、《モエル 鬼スナイパー》は、

  • 相手の《グレンモルト》を焼ける
  • 返しの打点となる
  • 赤マナになる

という、非常に優秀なS・トリガーです。

4000火力というラインが見直されました

1枚だけ刺さっている《未知なる弾丸 リュウセイ》は、ビマナ系へのメタでした。速攻を警戒して《希望の親衛隊ファンク》にしたりと、環境に応じて入れ替わるスロットです。

【刃鬼】【ターボゼニス】を警戒
【黒緑速攻】【超次元】を警戒

このほかにも、【シューゲイザー】とのハイブリッド型である【シュゲモルト】等、いくつもの【グレンモルト】デッキが研究されました。

《キリュー》殿堂でリペア必須だった
なお相変わらず悪さをした模様

余談ですが、この【デアリモルト】や【モルネク】のイメージから、グレンモルト=赤緑デッキというイメージだったので『龍魂紅蓮譚』のカラーリングにはびっくりした記憶があります。

サソリス「解せぬ」

緑単サソリス


ビーストフォークの選手層の厚さと《ボアロパゴス》の展開力を活かしたデッキです。

《龍覇 サソリス》がビーストフォークであることから、ビーストフォーク進化を無理なく採用できるのが魅力。

ドーナツプロモはガチ
隠れた優等生

自然単という性質上、《トレジャー・マップ》が強く使えるのも特徴ですね。2マナクリーチャーの質が良いこともあって、初動が安定した取り回しの良いデッキです。

1ターン目を無駄にしないのは本当に偉い

また、環境末期には《ベル・ザ・エレメンタル》を獲得。デッキパワーがぐっと底上げされました。

フレーバーでいきなり種族を間違われる

イメンループ


この時代を代表するループデッキです。

キーパーツは《龍覇 イメン=ブーゴ》《邪帝遺跡 ボアロパゴス》《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》

【 クリーチャー 】
種族 ビーストフォーク號 / ドラグナー / 文明 自然 / パワー7000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自然のコスト4以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■自分のマナゾーンにあるカードを、すべての文明のカードとして扱う。
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)

(殿堂カード) 【 ドラグハート・ウエポン 】
文明 自然 / コスト4

■このウエポンをバトルゾーンに出した時またはこれを装備したクリーチャーが攻撃する時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が20以上であれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す) 

【龍解後】
カード名:邪帝遺跡 ボアロバゴス
カードの種類:ドラグハート・フォートレス
文明:自然
コスト:7マナ
マナ:-
■クリーチャーを自分の手札から召喚した時、自然のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーのコストの合計が30以上であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。 

【龍解後】
カード名:我臥牙 ヴェロキボアロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:自然
種族:ジュラシック・コマンド・ドラゴン
パワー:15000
コスト:10マナ
マナ:-
■自分の手札からクリーチャーを召喚した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、自然のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする) 

(プレミアム殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 ロスト・クルセイダー / エイリアン / 文明 闇/自然 / パワー4000 / コスト5

マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スペース・チャージ:闇/自然(自分のマナゾーンに闇、自然のいずれかまたは両方を持つカードが置かれた時、このクリーチャーの 能力を使ってもよい)
闇:クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
自然:このターン中、次に召喚するクリーチャーのコストを最大2少なくする。ただし、コストは1より少なくならない。

以上3枚のカードがバトルゾーンに揃った状態で《霞み妖精ジャスミン》を召喚。マナブーストを行うと……

爆発するのが仕事
  • 《イメン=ブーゴ》でマナが全色になっているため、《ディス・マジシャン》のスペース・チャージが両方とも誘発。自壊した《ジャスミン》を回収。
  • 《ボアロパゴス》でマナからコスト5以下のクリーチャーを踏み倒し。
  • 《ディス・マジシャン》で次の召喚コストが軽減されているので、回収した《ジャスミン》を1マナで召喚。以下繰り返し。

……という動きで、山札のカードを片っ端からマナゾーンに・マナゾーンから5マナ以下のカードを片っ端からバトルゾーンに……というループが形成されます。

一見するとコンボパーツが多いようですが、《イメン=ブーゴ》から《ボアロパゴス》を、《ボアロパゴス》から《ディス・マジシャン》を出せるため要求値は低め。というかこの流れるようなシナジーが美しいですね……

最後は《飛散する斧 プロメテウス》《無双恐皇ガラムタ》を回収し、スピードアタッカーを付与してフィニッシュ。

ビーストフォークではない
《霊騎ラグマール》ではなく《堀師の銀》である理由

ループデッキでありつつ、最後は殴って締める点も個人的には好きです(笑)

《ガラムタ》のシンパシーと闇マナ確保の両面で《イメン=ブーゴ》が貢献するあたりもよく噛み合っていますね。


光単サザン


おそらくデュエマ史で初めて?環境に食い込んだ光単デッキです。(あとは後年のメタリカと裁きの紋章あたりですかね)

ドラゴン・サーガにおける光文明のテーマ「コスト3以下のクリーチャー」をフル活用したデッキであり、その名の通り《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》がキーカード。

【 クリーチャー 】
種族 エンジェル・コマンド・ドラゴン / 文明 光 / パワー7000 / コスト7

■ブロッカー
■シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
■W・ブレイカー 

1~3ターン目にクリーチャーを展開→4ターン目にシンパシーで4マナになった《サザン》が3ドロー……という動きがとにかく頼もしい。4マナ3ドローにW・ブレイカーのブロッカーが付いてくる計算ですからね。《サイバー・ブレイン》もびっくりです。

「びっくりしすぎて殿堂解除されちゃったよ」

《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》《剛厳の使徒シュライバー》《巡霊者メスタポ》と、優れたメタクリーチャーを無理なく採用できるのも特徴です。

殿堂まで行くとは思わなかった
「ゴーゴン」の意味に気付くのにちょっとかかった
山札から目をそらす

なお、この年の日本一決定戦は、【光単サザン】と【ドロマーイエス】の決戦となりました。当時の公式動画が残っていますので、こちらもぜひご覧ください。

※タカラトミー公式チャンネルより

【ドロマーイエス】も【サザン】も、非常に優れたメタ読みゆえのデッキ選択であり、日本一に王手をかけるプレイヤーの実力をひしひしと感じますね……!


闇単ヘルボロフ


こちらもみんな大好き!黒単です。革命編のカードが参入してからの活躍が印象的なデッキではありますが、主力パーツはDS出身なのでご紹介。

その名の通り、《極・龍覇 ヘルボロフ》とそこから呼び出す《極魔王殿 ウェルカム・ヘル/極・魔壊王 デスゴロス》を中心としたデッキです。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド・ドラゴン / ファンキー・ナイトメア / ドラグナー / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハート1枚、またはコスト5以下の闇のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。
■W・ブレイカー 

(殿堂カード) 【 ドラグハート・フォートレス 】
文明 闇 / コスト5

■このドラグハートをバトルゾーンに出した時、または自分のドラグナーが攻撃する時、闇のコスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
■龍解:自分のターンの終わりに、自分のクリーチャーを4体破壊してもよい。そうした場合、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

【龍解後】
カード名:極・魔壊王 デスゴロス
カードの種類:ドラグハート・クリーチャー
文明:闇
種族:デーモン・コマンド・ドラゴン
パワー:13000
コスト:10マナ
マナ:-
■このクリーチャーが龍解した時、相手のクリーチャーを2体まで破壊する。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
■T・ブレイカー
■龍回避―このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、フォートレス側に裏返す。

動きはシンプルで、ハンデスと墓地肥やしをしつつ《ヘルボロフ》を召喚。《ウェルカム・ヘル》の能力でリアニメイトを行い盤面を制圧します。

特に強力なリアニメイト(蘇生)先が《龍覇 ニンジャリバン》《悪夢卍 ミガワリ》をひっさげて登場し、盤面をドラグハートで埋め尽くします。

ここでの活躍のおかげで再録が多い
こっちも再録チャンスをあげてください

また、《極・魔壊王 デスゴロス》に龍解していれば、《ウェルカム・ヘル》では蘇生できない《ヘルボロフ》を釣り上げ、2枚目の《ウェルカム・ヘル》を引っ張ってくることも可能。総じて展開力の優れたデッキと言えます。

そりゃ殿堂入りだわ……

……本当は【モルネク】も紹介しようと思ったんですが、【ヘルボロフ】以上に革命編以降の活躍が印象的なデッキですし、今回は対象外ということでひとつ。

上述のミルク金時さんの解説記事普通のイオンさんの入門記事をお読みいただければ!

(あとそのうち2021年版のテーマ解説もガチまとめで掲載される……はずです、はずですよねよしもとさん?)


おわりに

ドラゴン・サーガ期のデュエマを、駆け足でご紹介してまいりました。

実のところ、この年は売上不振とされ、翌年の革命に繋がることになります。

しかしながら、ご覧いただいたように、ドラゴン・サーガ期のカードやデッキも魅力的なものが揃っています! 当時をご存知の方は懐かしみ、ご存知ない方も「面白そうじゃん!」と思っていただければ幸いです。

やっぱりカッコいいしね

ぜひ「#DM歴史探訪」でツイートして、感想もお聞かせくださいね!

そんなDM歴史探訪。担当よしもとさんに「◆ドラえもんさんが超天篇書いてくださるならめちゃくちゃ読みたいですねえ」などとこぼしていたら、本当に実現しちゃいました!

というわけで次回、◆ドラえもんさんによる超天篇です!あの邪悪なミサイルからメガトンなアイツ、そして再録が話題となったインフラの天災まで(?)、ちょっぴり懐かしい彼らの活躍をお楽しみに!

デュエル・マスターズ歴史探訪シリーズ一覧

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
01. 「基本編」北白河
02. 「闘魂編」神結
03. 「聖拳編」垢BANチキン
04. 「転生編」
05. 「不死鳥編」ばにら(スガワラ)
06. 「極神編」
07. 「戦国編」◆ドラえもん
08. 「神化編」神結
09. 「覚醒編」
10. 「エピソード1」
11. 「エピソード2」
12. 「エピソード3」
13. 「ドラゴン・サーガ」ばにら(スガワラ)
14. 「革命」神結
15. 「革命ファイナル」
16. 「新章DM」
17. 「双極篇」
18. 「超天篇」◆ドラえもん
19. 「十王篇」垢BANチキン


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