【DM歴史探訪 エピソード3編】 8年前、目覚め始まるループや理不尽の鼓動【懐かしの環境】

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【DM歴史探訪 エピソード3編】 8年前、目覚め始まるループや理不尽の鼓動【懐かしの環境】

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
01. 「基本編」北白河
02. 「闘魂編」神結
03. 「聖拳編」垢BANチキン
04. 「転生編」ばにら(スガワラ)
05. 「不死鳥編」ばにら(スガワラ)
06. 「極神編」ばにら(スガワラ)
07. 「戦国編」◆ドラえもん
08. 「神化編」神結
09. 「覚醒編」神結
10. 「エピソード1」ばにら(スガワラ)
11. 「エピソード2」ばにら(スガワラ)
12. 「エピソード3」神結
13. 「ドラゴン・サーガ」ばにら(スガワラ)
14. 「革命」神結
15. 「革命ファイナル」神結
16. 「新章DM」神結
17. 「双極篇」神結
18. 「超天篇」◆ドラえもん
19. 「十王篇」垢BANチキン

こんにちは、神結です。

これまでの環境を振り返っていく歴史探訪シリーズも、いよいよラストとなりました。感慨深いですね。

というわけでラストはエピソード3の振り返りになります。

出典:デュエルマスターズ公式

今回は前置きも省いて、さっそくいってみましょう!

 

目次

エピソード期の終幕

ドロンゴー……?

さて、背景ストーリーが面白いでお馴染みエピソード期も、3で最後となります。

オラクルvsアウトレイジの戦いを軸に、信仰や信念という極めて人間らしい物語が紡がれているのがこのエピソード3です。

そしてその物語のストーリーに沿うように、オラクルには山札からカードをリクルートしてくる光臨やゴッド・ノヴァ特有の自由度の高いゴッドリンクが与えられ、アウトレイジにはドロン・ゴーという「 破壊された時に、同じ冠詞を持ってるクリーチャーを場に出していい 」ギミックが実装されました。

ただまぁ、これらのギミックは別に覚える必要はないです。

なぜなら、記事内でこれらのギミックに触れるパートはここで終わりだからです。

というのもこれらのギミック、まるで活躍しませんでした。

例えばドロン・ゴーを持つ《宇宙美刃 ミケランジェロ》だとか《無敵剣 カツキングMAX》などは強力でそこそこ使われたカードなのですが、別にドロン・ゴーが強かった訳では無くて単体スペックが強かったから、って話です。

どちらかというと「同じ冠詞を持つクリーチャーを場に出せない」というエグザイル・クリーチャーの縛りの方がマイナスだったと思います。

 

ただ推測の話にはなりますが、開発側もテストはしているはずなので、その段階ではそれなりにやれる……環境トップではないせよそこそこ環境にもいる、くらいの見込みはあったと思うんですよ。

じゃあ、何故そうならなかったのか。

この理由を考えているうちに、1つの仮説が出てきました。

それは恐らく、

「エピソード3という環境が我々のよく知るデュエルマスターズの“目覚め”の時期だったからなのでは?」

ということです。

 

エピソード3の環境について

我々のよく知るデュエルマスターズ、とは何か。

それは、この環境の特徴としては「プレイヤーたちがヤバい方向に目覚め始めた」ということがあったのではないのかな、と思っています。

【カイザー刃鬼】や【黒緑次元】と前環境からいたデッキもリニューアルされつつ引き続き活躍していましたが、何より前環境まではそこまで目にすることの無かった「ループデッキ」や「チェインコンボ」、「特殊勝利デッキ」といった今では環境でお馴染みのデッキたちがいよいよ環境に大きく進出してくることになります。

特に一度回れば4ターン目には逆転不可能な状況を築いてしまう【ヒラメキスネーク】は、今なおチェインコンボの最高峰と言えるでしょう。

またお馴染み【メルゲループ】や、ここでは言及していないですがこの時は地雷ループとしてプレイヤーを恐怖させていた【オプティマスループ】なども登場しました。

そしてこれらに対応出来るデッキというのはそもそも強力or妨害に優れている必要がありました。

そもそもが強い、と言えば【メルゲループ】の後継デッキである【墓地ソース】は、継続的な打点の確保しやすいビートデッキとして活躍します。

妨害に優れた、という話であれば《解体人形ジェニー》などを上手く使いながら、フィニッシャーを絡めて詰め切れる【デアリシューゲイザー】や【黒緑アシッド次元】といったデッキも強力だった、ということですね。

その他《パーロックのミラクルフィーバー》+《偽りの名 iFormula X》のコンボがシンプルに強く、決まれば即勝利となる【青緑フォーミュラ】もまた、多数のデッキの環境入りを阻んでいたと言えるのではないでしょうか。

そう、これって現代でも似たような環境になること、多かったりしませんか?

 環境にループ、チェイン、特殊勝利、そしてビートダウンに妨害も出来るデッキ……これらが合わさった結果、カオスな環境(こういう環境って結構良環境って言うユーザーも多いですが)が生まれる、なんてことはよく耳にするかと思います。

我々のよく知るデュエルマスターズ、爆誕。

つまりエピソード3特有のギミックが環境で活躍出来なかったのは、要するに「環境デッキが想定より強すぎた」という部分にあるのではないかと考察しています。

なんかこういうデッキを生み出していったプレイヤーたちもまた、環境に合わせてインフレしてますね?

そんなわけで、この環境で活躍したデッキたちも個別に紹介しておきましょう。 

 

【カイザー刃鬼】


E2から活躍している刃鬼は、E3で《不敗のダイハード・リュウセイ》を獲得したことで更なる進化を果たします。

この頃はシータで組むのが主流で、《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》からの《「智」の頂 レディオ・ローゼス》と繋ぎ、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の着地を目指します。

中盤のリソースには《サイバー・N・ワールド》を用意。

当時は《勝利宣言 鬼丸「覇」》も複数積むことが可能だったのでハンター構成はこんな感じに。

ただこのデッキはエピソード3後半になってくると環境に複数いたビートダウンデッキを捌ききれずに数を減らしていきます。

それでも最終盤には《フェアリー・シャワー》などの獲得もあり、《超次元ホワイトグリーン・ホール》等の白を搭載した【白刃鬼】として復活の兆しも見せつつありました。

制限されているのは《蒼狼の始祖アマテラス》《勝利宣言 鬼丸「覇」》くらいで、その基盤は健在。今でも人気の高いデッキですね。

 

【黒緑アシッド次元】


【黒緑次元】は既にE2の時代からありましたが、E3になって《神聖斬 アシッド》《聖霊左神ジャスティス》を獲得したことで進化しました。

シンプルに打点強化、盤面強化がやりやすくなった感じですね。

アシッドの性能を生かすために《解体人形ジェニー》《腐敗無頼トリプルマウス》などのクリーチャー要素が増量。反対に《マナ・クライシス》などは抜けていきました。

ギリギリのリソースで戦うデッキなので、 相変わらずプレイ難度は高め。ただその分、愛好家も多かったですね。

ちなみに超次元は「キル+キル」か「キル+アンタッチャブル」かの論争が当時あったそうですが、この黒緑は「キル+キル」 のイメージが強いです。

詳細を当時のプレイヤーに訊いてみたところ、「黒緑の1打点の差は大きかった」ということでした。

この後も相変わらず人気が続くデッキですが、現在では《超次元バイス・ホール》がプレ殿となっており、流石にインフレの波には付いて来られなくなった印象です。

 

【墓地ソース】

メルゲループ


E2の最後に“顔見せ”として実装されたアウトレイジこと《疾封怒闘 キューブリック》

結果、顔見せ程度では済まずに《アクア・メルゲ》《盗掘人形モールス》と共に【メルゲループ】が誕生します。

すぐに《アクア・メルゲ》は殿堂となりましたが、基盤をそのままにリニューアルされ、《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》などを使ったビートデッキに変貌していくことになります。

ビートダウン


このデッキは《戦略のD・H アツト》などからスタートして《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》を押し付け対処を要求しつつ、それが破壊されると裏から《百万超邪 クロスファイア》が飛んでくることで継続的な攻めが可能となっています。

ドローが優秀なので、こうした手札を作ることが出来るんですね。

仮にそれらに対処されても最後に待ち構えるのは《暴走龍 5000GT》

現在のプレイヤーが想像する墓地ソースはもう少し《暴走龍 5000GT》に特化したデッキかと思いますが、この段階だと「最後にやってくる抑えのエース」みたいなイメージでの運用になっていました。

ちなみにメルゲギミックは全員が殿堂以上の扱いになっています。それはそう。

 

【ヒラメキスネーク】


E3期になって新たに発見された最高峰のチェインコンボデッキがこの【ヒラメキスネーク】です。

簡単に動きを説明すると《デビル・ドレーン》《光姫聖霊ガブリエラ》を場に立て、続くターンで《ヒラメキ・プログラム》を撃つことで始動。

《偽りの名スネーク》を場に出します。

スネークは一度場に出るとマナと手札を増やし続けます。

あとはそこから《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》《黙示賢者ソルハバキ》を投げ続けて場のクリーチャーを増やしていき、最後は《緊急再誕》《聖霊王アルファディオス》を出しつつ、《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》《ダイヤモンド・ソード》で勝負を決めます。

ちなみに当時のプレイヤーに話を聞いたら、「《聖霊王アルファディオス》から最後は《ハイドロ・ハリケーン》に変えて使っていた」とのこと。

恐らくコイツの登場が、あらゆる想定外だったのだと思います。環境デッキとなれるレベルの要求が、コイツのお陰で跳ね上がっています。

またこれは比較的有名な話なのですが、実はこのデッキはカードだけで言うならE2の時代に組めます。

実は私たちが気付いてないだけで、環境には未知の最強デッキが眠っているかもしれない……そんな浪漫も教えてくれるのがヒラスネなんですね。まあやってることは相当アレなんですけど。

後年、デッキの数々のカードが殿堂以上の扱いになっています。それはそう。

 

【デアリシューゲイザー】


《神聖麒 シューゲイザー》の登場によって生み出されたのがこの【デアリシューゲイザー】です。

その中身は王道of王道の「妨害+ワンショット」が出来るビートダウンです。

人によっては赤の要素を増やして《ウソと盗みのエンターテイナー》とかも採用していたようです。

ワンショットに拘らずともアシッドによるコントロール性能が高く、「トリガーをケアしながら詰め切る」ということも可能でした。

こうして出来ることが多いということもあり、かなり人気のあるデッキだったと認識しています。

ちなみに《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で詰める【アナカラーシューゲイザー】というデッキも存在していました。

現在だと《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》が殿堂となっていますね。リメイク版が出来たり、シュゲが好きという人は今でも多いかと思います。

 

【青緑フォーミュラ】


個人の趣味の問題ですが、エピソード3期のデッキの中でも特に好きなのがこのフォーミュラですね。

実質的に《クリスタル・メモリー》+大量ドローが付いてくるという《パーロックのミラクルフィーバー》を使い、《偽りの名 iFormula X》で特殊勝利をするというのがこのデッキになります。

《フェアリー・ライフ》やカードを集める《ドンドン吸い込むナウ》、ターンを稼ぐ《パクリオ》で序中盤をやり過ごしつつ《パーロックのミラクルフィーバー》を撃ててしまえばほぼ勝ちです。

大量のドローによって多数のシノビを抱えて攻撃を凌ぎ、続くターンで《偽りの名 iFormula X》+《ドンドン打つべしナウ》で勝利条件を満たします。

パーロックのためにデッキの《ドンドン吸い込むナウ》《ライフプラン・チャージャー》でデッキのボトムカードを固定することで、安全に大量ドローが可能に。またパーロックの性質上似た役割のカードは散らすことが推奨されています。

また当時のプレイヤーによると、ここに黒を入れた通称「黒フォーミュラ」というのもあり、これはメタに強くなる代わりにデッキパワーを落とすことで単純に勝ちにくくもなるから一長一短とのことでした。

なおパーロックあるあるとして「当日朝にリストを変えたんだけど、パーロックでリストから抜いたカードを宣言してLO負け」みたいな微笑ましいエピソードも聞きました。

私も是非使いたいとことなんですが、現在では《パーロックのミラクルフィーバー》本体が殿堂となっています。だいたいやってることはデュエランドだと解釈しています。

 

エピソード3で登場したカードたち

さて、続いて登場したカードたちをみていきましょう。

エピソード3は何か色々売れ残っているイメージが強く、実際イベント参加景品にもやたらエピソード3のパックが配られることが多かったので漠然と「弱い」と思っていたんですよ。

ただ改めて調べてみると序盤にはそこそこ優秀なカードも多いんですよね。序盤は。

終盤は、まぁ……。

最強戦略パーフェクト12

第1弾の前に発売された再録中心のパックなのですが、2枚の強力な新カードが収録されていました。

それが《神聖斬 アシッド》《暴走龍 5000GT》なんですよね。

【 クリーチャー 】
種族 オラクリオン / 文明 ゼロ / パワー6000 / コスト7

■ブロッカー
■自分のターンの終わりに、タップしている自分のクリーチャーを2体まで破壊してもよい。
そうした場合、自分の山札を見る。
こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト7以下の無色クリーチャーを1体、自分の手札または山札からバトルゾーンに出してもよい。
その後、山札をシャッフルする。
■相手のターン中に、相手がバトルゾーンにある自分のクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃してもよい)
■W・ブレイカー

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 火 / パワー12000 / コスト12

■このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、サイキック・クリーチャーを全て破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーを全て破壊する。
■誰もパワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーをバトルゾーンに出すことができない。
■スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
■T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3枚ブレイクする)

環境の話でも書いたのですが、この2枚はかなり大きく環境に食い込んでくることになります。

ちなみにこのパックが出る前には《疾封怒闘 キューブリック》が登場しており、E3環境はこれらの最初期登場メンツによって、なんか最初からクライマックスな展開を迎えることになりますね。

 

レイジVSゴッド

登場後すぐに活躍の機会に恵まれたカードと言えば、《不敗のダイハード・リュウセイ》《聖霊左神ジャスティス》といったカードでしょう。

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 火 / パワー8000 / コスト8

■自分のドラゴンが攻撃する時、相手のシールドを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
■W・ブレイカー
■自分がゲームに負ける時、または相手が勝つ時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。
■このクリーチャーが破壊された時、そのターン、自分はゲームに負けず、相手は勝てない。

【 クリーチャー 】
種族 ゴッド・ノヴァ / エンジェル・コマンド / 文明 ゼロ / パワー8000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト6以下の呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。残りを自分の墓地に置く。
■W・ブレイカー
■左(レフト)G・リンク
■このクリーチャーがリンクしている間、このクリーチャーはシールドをさらに1枚ブレイクする。

また現在でも代表的なトリガークリーチャーとして幾多のプレイヤーに勝利と敗北をもたらしている《終末の時計 ザ・クロック》もここです。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 水 / パワー3000 / コスト3

■S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)

その他で言えばご存じループデッキそのものである《マーシャル・クロウラー》やDS期で完成を迎える【5cキューブ】の核である《ミステリー・キューブ》はかなり強力なカードです。

同じく捲り系のデッキではお馴染みの《アクア・スペルブルー》、あらゆるデッキで見掛けることになる一撃奪取サイクルもここで登場します。

そんなわけでこの弾は結構強めなカードたちが多いんですよ。

 

デッド&ビート

みんな大好き《神聖麒 シューゲイザー》がここで登場します。

【 クリーチャー 】
種族 オラクリオン / 文明 ゼロ / パワー7000 / コスト7

■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、またはこのクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
■W・ブレイカー

またここで収録された裏技シリーズも、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を筆頭に《妖精の裏技ラララ・ライフ》《人形の裏技ペット・パペット》は環境でよく見掛けるカードでしたね。

ちなみに名誉ギャラクシールドこと《凄惨なる牙 パラノーマル》もここ。

(殿堂カード) 【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジ / 文明 闇 / パワー7000 / コスト7

■W・ブレイカー
■シールド・ゴー(このクリーチャーが破壊された時、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに表向きのまま加える。このクリーチャーが表向きで、シールドゾーンを離れる時、かわりに自分の墓地に置く)
■このカードが自分のシールドゾーンに表向きであれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-3000される。

その他、かつての【落城退化】の相棒だった《奈落の葬儀人デス・シュテロン》などが収録されています。

【 クリーチャー 】
種族 デーモン・コマンド / 文明 闇 / パワー13000 / コスト9

■各ターンの終わりに、プレイヤーは手札をすべて捨てる。
■T・ブレイカ―
■このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、クリーチャーをすべて破壊する。

前弾ほどではないですが、この弾も比較的優良スペックカードが多かった、という印象です。

余談ですがCSで悲惨な目に遭ったときに使える《死にたがりの ゼロヨン》もここ。これを機に画像フォルダに入れておくといいかもしれません。

 

 

仁義無きロワイヤル

こちらは特殊パックで、全て銀枠で収録されております。

ここでは結構お馴染みのカードが多くて、《深海の伝道師 アトランティス》《禁術のカルマ カレイコ》《呪紋のカルマ インカ》などが収録されています。

一番の目玉となるのが、《未知なる弾丸 リュウセイ》でしょうか。

【 クリーチャー 】
種族 アウトレイジMAX / 文明 闇/火 / パワー7000 / コスト7

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを6枚自分のマナゾーンから選び、残りを墓地に置く。その後、相手はカードを6枚自身のマナゾーンから選び、残りを墓地に置く。
■相手は、自身のマナゾーンにカードを置く時、タップして置く。
■W・ブレイカー

ただこのカードが活躍したのは、どちらかというと次のDS期になりますね。

 

ウルトラVマスター

この辺からなんか怪しくなってきます。

もちろん【白刃鬼】のお供である《閃光のメテオライト・リュウセイ》、そして長らくビマナを支える《フェアリー・シャワー》など、ちゃんと強いカードもあります。

【 クリーチャー 】
種族 レッド・コマンド・ドラゴン / ハンター / 文明 光/火 / パワー9500 / コスト8

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーは、すべて「スピードアタッカー」を得る。(「スピードアタッカー」を得たクリーチャーは召喚酔いをしない)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする) 

【 呪文 】
文明 水/自然 / コスト4

■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
■自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をマナゾーンに置く。

環境レベルで使われたカードというと、あとは《天災超邪 クロスファイア 2nd》とか《復活と激突の呪印》とか、ループデッキのフィニッシャー用の《トンギヌスの槍》とかそれくらいですかね……?

一応以前の記事で私がニコニコしながらお伝えした《炎龍王子カイザー・プリンス》《灼熱連鎖 テスタ・ロッサ》《電脳決壊の魔女 アリス》は収録されていますし、《「黒幕」》なんかも出てきて背景ストーリーファン的には推せる弾ではあるんですが……。

 

オメガ∞マックス

強いカードと言えそうなのは《超閃機 ジャバジャック》、以上!

ジャバジャックが環境で強かったのかと言われるとそれも更に怪しい話になってくるんですけども。

【 進化クリーチャー 】
種族 リキッド・ピープル閃 / 文明 水 / パワー6000 / コスト4

■進化―自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを4枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札2枚、好きな順序で山札の一番下に置く。
■W・ブレイカー

……まぁ《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》とか《埋没のカルマ オリーブオイル》とかは使われたカードではありますし、《倍返し アザミ》とか《封魔聖者シャックル・アーマ》辺りは実戦レベルのカードではあるんですが。

あ、そういえば《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》は《伝説の禁断 ドキンダムX》登場以前は《オールデリート》と合わせて使われたりはしていました。

カードのギミックとして面白いので、結構好きです。

【 クリーチャー 】
種族 オラクリオン / 文明 ゼロ / パワー12000 / コスト9

■ブロッカー
■T・ブレイカー
■バトルゾーンにある自分のクリーチャーがこのクリーチャーだけであれば、このクリーチャーはブロックされず、バトルゾーンを離れる時、離れるかわりにとどまる。
■自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。

ただそれ以外はほんとに……。

この時期は割と売り上げ落ち込んだらしいですが、まぁ理由は察するところがありますね……。

歴史探訪の締め、これでいいのか?

 

おわりに

というわけでなんか締まらないラストにはなりましたが、エピソード3の振り返りでした。

最後はE3のそれに相応しいカードで

なんというか、カードパワーというよりプレイヤーたち自身がインフレした、そんな時代のデュエマな気がしています。

この時期に競技をしていたプレイヤーは今日でも競技シーンの最前線などにいることも多いため、知り合いのDMおじさんなんかに話を聴くと、より具体的な話を楽しめるかも。

特に個別のデッキに思い入れの深い人も多いと思いますので、「いや、あの(掲載されていた)リストは実は本質をわかってなくて……」みたいな話もあるんじゃないでしょうか。

 

あとがき

さて、最後なので本シリーズのあとがき的なことを書いて締めたいと思います。

この企画の始動は、確か吉元さん(編集さん)から「懐かしのデッキを振り返る」という記事の依頼を受けた際に、「どうせならガチまとめライターでリレーしながら、環境の振り返りやりませんか?」と提案させていただいたのが始まりだったと思います。

こうした提案をすぐに拾って形にしてくれる吉元さんのお陰で、私の記事は成り立っています。

結果として吉元さんに尽力していただき、無事連載企画としてスタートすることが出来ました。様々なライターさんの協力もあり、こうして無事完結に至りました。

特に私が知らない時代のデュエマにも詳しく、そして最後まで並走していただいたばにらさんには感謝が尽きません。

そしてここまでのシリーズを追い掛けてくださいました読者の皆様、本当にありがとうございます。

こうした記事はリアルタイム以外にも「後から振り返ることが出来る」ということが大きな資産・財産だと思っておりますので、ふと思い立ったときや調べ物の際には参考にしていただけますと、ライター冥利に尽きます。

このシリーズは最終回ですが、過去の環境を掘り返す系の記事はまた出ることもあると思いますので、こうした振り返りなどが好きな方は、首をそこそこ長くしてお待ちいただけますと幸いです。

また最新の王来篇については、是非アーチーくんの「あちレポ!!」を追ってみてください。そこにリアルタイムの歴史があります。

それでは皆様、次の記事でお会いしましょう!

 

デュエル・マスターズ歴史探訪シリーズ一覧

【DM歴史探訪シリーズ一覧】
01. 「基本編」北白河
02. 「闘魂編」神結
03. 「聖拳編」垢BANチキン
04. 「転生編」ばにら(スガワラ)
05. 「不死鳥編」ばにら(スガワラ)
06. 「極神編」ばにら(スガワラ)
07. 「戦国編」◆ドラえもん
08. 「神化編」神結
09. 「覚醒編」神結
10. 「エピソード1」ばにら(スガワラ)
11. 「エピソード2」ばにら(スガワラ)
12. 「エピソード3」神結
13. 「ドラゴン・サーガ」ばにら(スガワラ)
14. 「革命」神結
15. 「革命ファイナル」神結
16. 「新章DM」神結
17. 「双極篇」神結
18. 「超天篇」◆ドラえもん
19. 「十王篇」垢BANチキン


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