【2024年4月OCG環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

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【2024年4月OCG環境】流行りの最強デッキランキング【Tierランキング】

はじめに

遊戯王OCG環境では、4月も環境の研究が進んでおり、さらなる進化を遂げています。

3月からどのような変化があったか、今はどのようになっているのか、早速見ていきましょう!

2024年3月の環境はこちら!

目次

「最強」の定義

 本記事では最強デッキを「遊戯王環境での相対的な強さ」と定義します。

 Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。

 Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。

 Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。

先月からのカードプールの変化

4月1日からリミットレギュレーションの改訂がありました。

これにより《"罪宝狩りの悪魔"》《センサー万別》などが制限カードに指定。

《炎王神獣 キリン》《スネークアイ・エクセル》《カイザーコロシアム》《強欲で金満な壺》などが準制限カードに指定されました。

《"罪宝狩りの悪魔"》《炎王神獣 キリン》《スネークアイ・エクセル》の規制によって【炎王スネークアイ】【スネークアイ】が初動やリソースになるカードの枚数を減らされました。

初動などを減らされたことで、【炎王スネークアイ】は《炎王妃 ウルカニクス》、【スネークアイ】は《チキンレース》などを採用して環境に残っています。

また4月27日にはレギュラーパック『INFINITE FORBIDDEN』が発売されました。

『INFINITE FORBIDDEN』で新登場した「白き森」「デモンスミス」をはじめとして、

新規カード《幻禄の天盃龍》 《燦幻開花》 の追加で強化された【天盃龍】。

超強力な新規カードによって先攻ワンターンキルが可能となった【ギミック・パペット】。

《千年の眠りから覚めし原人》《石版の神殿》の出張ギミック。

新たな手札誘発として注目されている《マルチャミー・プルリア》。

などなど、環境を激変させるテーマやカードが大量に収録されました。


Tier1

【天盃龍】Tier1


【天盃龍】は、炎属性・ドラゴン族で統一された、バトルフェイズに真価を発揮するシンクロ召喚テーマです。

「天盃龍」モンスターはそれぞれ以下の共通効果があります。

・バトルフェイズ中にシンクロ召喚を行う効果
・戦闘を行う際に適用される効果

を備えています。

これにより連続で相手に攻撃を行い、炎属性・ドラゴン族シンクロモンスターである《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》《燦幻超龍トランセンド・ドラギオン》《トライデント・ドラギオン》を駆使し、後攻でのワンターンキルを狙います。

また《天盃龍パイドラ》は「燦幻」魔法・罠カードをサーチするかフィールドにセットする効果を持っています。

「燦幻」魔法・罠カードは「天盃龍」モンスターを強力にサポートしてくれる効果を備えています。

《盃満ちる燦幻荘》は、メインフェイズ1の間に炎属性・ドラゴン族が相手の発動した効果を受けない効果、「天盃龍」をサーチする効果、ドラゴン族Sモンスターの攻撃力を倍にする効果、と強力な複数の効果を持っています。

《燦幻開門》は2つの効果がありますが、バトルフェイズ中に発動すれば両方の効果を適用でき、即座に「天盃龍」モンスターを展開できます。

【炎王】Tier1


【炎王】は、破壊をトリガーに効果を発動していく、炎属性中心のデッキです。

《真炎王 ポニクス》を初動として《炎王の聖域》をサーチし、《炎王の孤島》をフィールドに置きます。

《炎王の孤島》の効果で《聖炎王 ガルドニクス》をサーチすることによって、《聖炎王 ガルドニクス》の特殊召喚効果が起動。

手札・デッキ・フィールドの中から獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを破壊できるため、《炎王神獣 キリン》《炎王獣 ガネーシャ》を破壊し、展開や妨害、リソース確保に繋げます。

破壊をトリガーとして途切れにくいリソースと妨害を作り続けるのが【炎王】の特徴です。

最近では「スネークアイ」モンスターを採用した構築が流行しています。

《スネークアイ・エクセル》を初動とした展開で《原罪宝-スネークアイ》に触れ、《真炎王 ポニクス》にアクセスすることにより「スネークアイ」「炎王」双方のギミックに触れることができる展開もさらに強力です。

【スネークアイ】Tier1


【スネークアイ】は、モンスターを永続魔法化することにより展開・妨害する炎属性中心のデッキです。

《スネークアイ・エクセル》《スネークアイ・オーク》は自身を含む表側表示のカード2枚を墓地に送ることでデッキから別の「スネークアイ」モンスターを特殊召喚できます。

これにより《蛇眼の炎龍》などを特殊召喚することにより展開につなげる動きが強力です。

《蛇眼の炎龍》は自分・相手のフィールドか墓地のモンスターを自分ターンに永続魔法化し、相手ターンに永続魔法化しているモンスターを自分フィールドに特殊召喚できます。

この効果により自分ターンに《I:Pマスカレーナ》などを自分の墓地から永続魔法化、相手ターンに特殊召喚し妨害とすることもできます。

また《蛇眼の炎龍》の墓地に送られた場合の蘇生効果も強力で、リンク値を伸ばしての展開やリソース確保につなげる選択肢も強力です。

Tier2

【粛声】Tier2


【粛声】は、《粛声の祈り手ロー》を鍵とする儀式召喚テーマです。

《粛声の祈り手ロー》はデッキから「粛声」永続魔法・永続罠カードを表側表示で置く効果を持っているので、《粛声なる結界》を置くことで「粛声」カードのサーチへと繋げます。

《粛声の祈り手ロー》は戦士族・ドラゴン族で光属性の儀式モンスターを儀式召喚する際にこのモンスター1体で儀式召喚のリリースとできるので、《粛声の竜賢姫サフィラ》 《粛声なる祈り》 などを使い儀式召喚を行います。

儀式召喚先として特に強力なのが《粛声なる守護者ローガーディアン》です。

《粛声の祈り手ロー》をリリースされた時の効果でフィールドに特殊召喚しておくことで、《粛声なる守護者ローガーディアン》の妨害効果と《粛声なる結界》の強固な耐性効果を得ることができます。

「粛声」テーマ内などでのサーチ手段も豊富に用意されていて、《粛声なる守護者ローガーディアン》や《粛声なる結界》によるサーチで毎ターンのリソースも途切れにくくなっています。

【ユベル】Tier2


【ユベル】は、戦闘破壊されず戦闘ダメージを0にする「ユベル」モンスターを軸として戦うデッキです。

《ユベル》及び「ユベル」モンスターをサポートするカードによって展開していき、盤面を制圧します。

最終盤面には《破械神ラギア》《ファントム・オブ・ユベル》《終戒超獸-ヴァルドラス》などの多くの妨害をできるカードが並びます。

展開途中で簡単に特殊召喚の条件を満たせる《ファントム・オブ・ユベル》は手札誘発ケアにも、相手ターンの妨害にもなってくれるため非常に優秀なカードです。

「ユベル」関連のカードで特に強力なのが永続魔法《ナイトメア・ペイン》です。

毎ターンのサーチ効果に加えて、相手モンスターと「ユベル」モンスターを強制戦闘させる効果、相手モンスターと「ユベル」モンスターとの戦闘によって発生するダメージを相手に受けてもらう効果を備えています。

「ユベル」モンスターはモンスターとの戦闘によって発生する自分へのダメージを0にするため、《ナイトメア・ペイン》の効果で相手プレイヤーに一方的にダメージを与えることができます。

Tier3

【ラビュリンス】Tier3


【ラビュリンス】は、通常罠をサポートする効果を持つ「ラビュリンス」カードを駆使して罠で相手を妨害しつつ、高打点の「ラビュリンス」モンスターで攻めていくデッキです。

「ラビュリンス」モンスターの中でも特に強力なモンスターが《迷宮城の白銀姫》になっています。

《迷宮城の白銀姫》は特殊召喚方法の緩さ、破壊・対象耐性、通常罠をデッキからセットできる効果のどれも強力です。

特に通常罠をデッキからセットできる効果は優秀で、好きな通常罠カードにアクセスできるため、状況や相手のデッキに応じたカードを持ってくることができます。

《迷宮城の白銀姫》を含む「ラビュリンス」モンスターは《ウェルカム・ラビュリンス》《ビッグウェルカム・ラビュリンス》でリクルートもできる点が強力です。

《ビッグウェルカム・ラビュリンス》には条件付きの妨害効果も備わっています。

「ラビュリンス」魔法・罠カードは《白銀の城の召使い アリアンナ》《白銀の城の火吹炉》《白銀の城の竜飾灯》などのテーマ内カードでアクセスも容易です。

【R-ACE】Tier3


【R-ACE】は、「R-ACE」カードとして扱う魔法・罠カードをサポートとして駆使しながら戦うテーマです。

《R-ACEタービュランス》が起動効果で「R-ACE」魔法・罠カードをフィールドに4枚もセットできるという、とても豪快かつ強力な効果を持っています。

この《R-ACEタービュランス》の効果で伏せられるカードも、墓地から「R-ACE」モンスターの手札回収や蘇生などのリソース回収、モンスター効果無効や破壊などの妨害、とこちらも強力なカードです。

この《R-ACEタービュランス》にアクセスするための手段も豊富に用意されています。

「R-ACE」モンスターをサーチする《R-ACEハイドラント》。

「R-ACE」モンスターをデッキから特殊召喚し、使い方によっては相手の妨害を避けることもできる《EMERGENCY!》。

そして《EMERGENCY!》などをサーチする《R-ACEエアホイスター》、《R-ACEハイドラント》に触ることのできる「罪宝」ギミックなど。

《R-ACEタービュランス》に繋げるカードには事欠きません。

【R-ACE】は《R-ACEタービュランス》を通したことによって構えられたリソースと妨害でアドバンテージに差をつけて戦うデッキとなっています。

【神碑】Tier3


【神碑(ルーン)】は「デッキ破壊」を勝ち筋とした魔法カード中心のテーマです。

「神碑」速攻魔法には以下の共通効果があります。

  • このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
  • 発動後、次の自分バトルフェイズをスキップする。
  • 2つの効果から1つを選択して発動する。
  • 1つ目が『○○する。その後、相手のデッキの上からカードをX枚除外する。(Xはカードによって異なる)』という効果。
  • 2つ目が『EXデッキから「神碑」モンスターをEXモンスターゾーンに特殊召喚する。』という効果。

選択できる1つ目の効果によって何かしらのアクションをしつつデッキ破壊を行います。
《輝く炎の神碑》や《凍てつく呪いの神碑》などは相手の妨害をしつつデッキ破壊ができるので、デッキ破壊が完了するまでの時間を稼いでいく戦術も強力です。

選択できる2つ目の効果によってEXデッキから「神碑」モンスターを特殊召喚できます。

特に《神碑の翼フギン》は【神碑】デッキの軸となるフィールド魔法《神碑の泉》をサーチできます。

フィールド魔法である《神碑の泉》は、「神碑」速攻魔法をデッキに戻すことで毎ターン最大3枚ドローできる他、「神碑」速攻魔法を相手ターンにも発動できるようになります。

これによって毎ターン手札を補充しつつデッキ破壊を行うのがこのテーマ。

デッキ破壊を完了するために生き延びなければいけないので、モンスターをあまり使わない特徴を活かして《群雄割拠》《御前試合》《センサー万別》《スキルドレイン》などの永続罠カードで相手を縛りながらデッキ破壊を行なっていきます。


環境のまとめと今後の展望

4月のOCG環境は、【炎王スネークアイ】【スネークアイ】【粛声】などの前期から活躍していたデッキが環境に名を連ねていました。

そして新弾『INFINITE FORBIDDEN』の発売によって環境は混迷。

以前から活躍していた【天盃龍】の《幻禄の天盃龍》《燦幻開花》追加による更なる強化。

「デモンスミス」カード、《千年の眠りから覚めし原人》の出張。

新弾から登場し、今後も新規カードが期待できる【白き森】。

登場の間もないこれらの強力なテーマ・カードの研究は、これから進んでいくこと間違いないです!

今後のOCG環境は、まだ見ぬ新デッキに期待が寄せられています!

おわりに

遊戯王OCGの4月の環境について解説いたしました。

この記事が皆さんのデッキ構築・環境への理解の手助けとなっていれば幸いです。

それでは5月の環境解説記事でまたお会いしましょう!

マスターデュエル環境はこちら!


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