目次
最強デッキランキングとは
はじめに
この記事では、カーナベル所属のプロプレイヤーであるユーリが現環境で活躍しているデッキを考察し、デッキレシピの紹介や簡易デッキ解説をしていきます。
現環境を知り今週末の大会に備えるプレイヤーや、環境デッキを組んでみたい人におすすめの記事です。
この記事を読んであなたも環境デッキの理解を深めましょう!
また、デッキを組みたくなった方はカードをまとめて購入することもできます!
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※環境の変遷に伴い随時更新されます
最強の定義
本記事では最強デッキを「デュエル・マスターズ競技環境での相対的な強さ」と定義します。
Tier1とは「環境内に不利なデッキが少ない、あるいは相性差を覆しやすいデッキであり、大会で持ち込みが一番多いと予想される対策必須のデッキ」です。
Tier2とは「Tier1やTier2のデッキにある程度勝てる見込みがあり、大会でも毎回一定数いると予想されるデッキ」です。
Tier3とは「弱点が多い、デッキパワーが低いなどの理由で使用者は少ないものの、特定のメタゲームでは活躍することができるデッキ」です。
Tier1
【ラッカドラグナー】Tier1
クロニクルデッキで登場したドラグナーデッキの中でも特に安定感が高いデッキ。
《龍覇ラブエース》や《爆龍覇ヒビキ》に装備した《爆熱剣バトライ刃》を《爆熱天守バトライ閣》《爆熱DXバトライ武神》へと龍解させることでゲームを決めるデッキです。
《爆熱DXバトライ武神》と革命チェンジでのループを使って《不敗のダイハード・リュウセイ》を山から出し、相手のシールドをすべて焼却して勝つことが理想です。
《爆熱DXバトライ武神》を用意できない場合でも、《爆龍覇リンクウッド》から《龍覇龍デッドマン=ザ=オリジン》への侵略など別の勝ち筋があるのも魅力です。
また、《龍覇龍デッドマン=ザ=オリジン》は《希望のジョー星》や《奇石ミクセル》等のメタカードが効きにくいため、対策が難しいデッキになっています。
除去耐性を付与できる《無敵剣 プロト・ギガハート 》は、場に出てから効果を解決するタイプのメタクリーチャーに強いですね!
しかし、キルターンが速く、《ZEROハンド》等のメタカードを持っている【青黒カリヤドネ】に対してのみ明確に不利なデッキです。
【ラッカドラグナー】に有利なデッキ
- 【青黒カリヤドネ】
【リースヴァイカー】は構築次第で【ラッカドラグナー】に少しだけ有利になれますが・・・微々たるレベル感のため、今回は「有利なデッキリスト」ランクインを見送ったとのことです!
【リースヴァイカー】Tier1
《奇石ミクセル》や《音奏プーンギ》、《Q.Q.QX.》などのメタクリーチャーが中心のいわゆるメタビートと言われるデッキです。
メタクリーチャーで序盤を凌ぎ、《BUNBUN・ヴァイカー》で打点を大きく膨らませるのが主な勝ちパターンとなっています。
多種多様なメタカードが採用されており、環境内の様々なデッキに対して対応できるのが特徴です。
特に、《Q.Q.QX.》は【デイガドラグナー】や【ラッカドラグナー】等の様々なデッキに対応できるメタカードでありながら、シールドトリガーを無視して攻撃できるアタッカーでもあります。
そのため、メタカード満載のデッキではあるものの、手札にメタカードが渋滞して負けるということはあまりありません。
しかし、特定のメタカードの重要度が高い相手に関してはそれを絡めた引きを要求されることも多く、有利対面であっても取りこぼしてしまうことがまれにあります。
明確に不利な対面はありませんが、上記の理由により有利な対面も取りこぼしてしまうことがあるため、【リースヴァイカー】1強環境とはなっていません。
【リースヴァイカー】に有利なデッキ
- なし
Tier2
【デイガドラグナー】Tier2
ドラグナーデッキの中でも特に《爆熱剣バトライ刃》での捲りに特化させたデッキです。
《爆熱剣バトライ刃》を装備した《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》で大型ドラゴンを呼び出すことでゲームを決めます。
《ヘブンズ・フォース》と《イーヴィル・フォース》の2種類の踏み倒しが採用されており、引いた試合は早い展開でゲームを進めることができます。
特に《ヘブンズ・フォース》が絡んだ際の動きは最大値が高く、引いた試合は手札と《爆熱剣バトライ刃》の捲りによっては2ターンキルができる場合もあります。
また、《龍覇 グレンアイラ》や《爆龍覇ヒビキ》のアタック時に《勇者の1号ハムカツマン蒼》を革命チェンジさせれば安定して《ニコル・ボーラス》や《∞龍 ゲンムエンペラー》などの強力な多色ドラゴンを場に出すことが可能です。
デッキのパワーは環境内でもトップクラスであるものの、メタカードが刺さりやすいデッキであるため、近頃台頭してきた【リースヴァイカー】の影響で数を減らしています。
【デイガドラグナー】に有利なデッキ
- 【ラッカドラグナー】
- 【リースヴァイカー】
【青黒カリヤドネ】Tier2
豊富な低コスト呪文で墓地を肥やしながらデッキを回し、《魔導管理室カリヤドネ》で《ブラッディ・クロス》をループさせることで相手をライブラリアウトさせるループデッキ。
デッキの多くが低コストかつ手札を入れ替えるカードで構成されているため事故が少なく、安定して4~5ターン以内にループに入れるのが特徴です。
一見メタカードが刺さるように見えますが墓地メタに関しては《知識と流転と時空の決断》での《ソゲキ丙-一式》や《カット丙-二式》でリソースゲームに持ち込むことで対応できるため見た目に反して弱点が薄いデッキとなっています。
しかし、デッキのほぼすべての動きを呪文に頼っているため、呪文を封殺するカードをプレイされてしまうとなすすべがなくなってしまいます。
そのため、【赤白レッドゾーン】の《ジャミングチャフ》や【デイガドラグナー】の《光神龍スペル・デル・フィン》にはなすすべがありません。
また、5コスト以下の呪文を縛る《∞龍 ゲンムエンペラー》にも対抗策ができないデッキでしたが、《ZEROハンド》が採用されるようになり、【デイガドラグナー】から踏み倒される《∞龍 ゲンムエンペラー》に対して多少あらがうことが出来るようになりました。
が、【カリヤドネループ】に対して有効なメタカードが多く採用された【リースヴァイカー】が台頭してきたことにより少し数を減らしました。
【青黒カリヤドネ】に有利なデッキ
- 【デイガドラグナー】
- 【リースヴァイカー】
- 【赤白レッドゾーン】
【青白ギャラクシールド】Tier2
《凄惨なる牙パラノーマル》のシールドに置かれた際の強力な効果を活かすために、表向きのシールドを作れる《策略のエメラル》や《「絶対の盾騎士」》などを採用しているかなり守りに特化したコントロールデッキです。
《凄惨なる牙パラノーマル》の効果は小型のクリーチャーで戦うデッキには滅法強く、場合によってはそれだけでゲームを決めてしまうことも。
また、ドラリンパックで登場した《希望のジョー星》と《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》を採用することによって、幅広いデッキに対して対応することができるようになっており、従来の型に比べてローグ耐性が大きく上がりました。
しかし、Tier1の【ラッカドラグナー】に対しては《希望のジョー星》と《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》が刺さり辛いため若干不利となっており、この位置となっています。
【青白ギャラクシールド】に有利なデッキ
- 【ラッカドラグナー】
Tier3
【マーシャルループ】Tier3
《海底鬼面城》などでコンボパーツを集め、《マーシャル・クイーン》からループコンボを決めるループデッキです。
《超次元ジェイシーエイ・ホール》の登場により、手札が揃わずループができない場合にも《勝利のリュウセイカイザー》などで時間を稼いだり、ビートプランに切り替えることができるようになったのでデッキとしての安定感が大幅に上がりました。
ループデッキでありながらマナコストを支払って呪文を唱えることがないため、《音奏プーンギ》などのコストを上げる系統のメタカードが効かないのが特徴です。
とはいえ、ループデッキであるので《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》などのメタカードがキツイため、この位置となっています。
【マーシャルループ】に有利なデッキ
- 【デイガドラグナー】
- 【青白ギャラクシールド】
【赤白レッドゾーン】Tier3
豊富なメタクリーチャーで相手の動きを制限しながら、高打点の侵略クリーチャーを絡めてビートダウンするデッキ。
7月の殿堂施行により《熱き侵略レッドゾーンZ》が殿堂入りし、攻める際のパワーが落ちてしまいました。
しかし、デッキの本筋であるメタクリーチャー+高打点は健在です。
特に《GOOOSOKU・ザボンバ》はメタクリーチャーの展開と侵略というこのデッキの重要な要素を1枚で達成することができるため、非常に強力な1枚となっています。
また、新しく登場した《魔軸の鎖 カメカメン》によって呪文がさらに使いやすくなり、呪文を絡めてのビートダウンがしやすくなりました。
特にアタック時に唱えられる《MANGANO-CASTLE!》は非常に強力で、侵略クリーチャーが引けなくともゲームを決めることができるようになりました。
しかしメタカード満載とはいえ、最近では【ラッカドラグナー】に対してのメタが機能しにくくなっています。結果として10月前半からTierを落としました。
【 赤白レッドゾーン】に有利なデッキ
- 【ラッカドラグナー】
- 【青白ギャラクシールド】
【青魔導具】Tier3
《卍新世壊卍》の効果で《月下卍壊ガ・リュミーズ卍》を唱え、《凶鬼卍号メラヴォルガル》等のドルスザクを出して押し切るコンボデッキです。
《卍新世壊卍》の後に魔導具呪文を4回唱える必要があるため、いかに早いターンに《卍新世壊卍》をプレイできるかが勝敗に大きく関与する、《卍新世壊卍》に依存気味のデッキです。
しかし、その分《卍新世壊卍》を引いた際のパワーは非常に高く、Tier1のデッキにも引けを取りません。
また、《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》で《月下卍壊ガ・リュミーズ卍》を捨てることによる全体除去や、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》によるワンショットのギミックを搭載しており、《卍新世壊卍》が序盤に引けないからと言って全く戦えないわけではありません。
しかし、現環境では速度が間に合わない対面の多さや、カード除去への弱さ、《希望のジョー星》や《∞龍 ゲンムエンペラー》等のメタカードが出てきたことからこの位置になっています。
【青魔道具】に有利なデッキ
- 【デイガドラグナー】
- 【青黒カリヤドネ】
- 【赤白レッドゾーン】
【旅路バーンメア】Tier3
《バーンメア・ザ・シルバー》の展開力に《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》のフィニッシュ力を合わせたかなり攻撃的なデッキです。
《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》から捨てられる《アイアン・マンハッタン》の破壊力は健在で、相手によってはそれだけで勝ってしまう場合もあります。
また、 《ポクチンちん》、《洗脳センノー》といった優秀なメタカードを無理なく積むことが出来る点も優秀です。
最近では《∞龍ゲンムエンペラー》を破壊しつつ、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》にチェンジできる《チキン・タッ太》の採用が増えています。
爆発力のあるデッキではありますが、特別強いわけではなく、環境にあっているわけでもないのでこの位置となっています。
【旅路バーンメア】に有利なデッキ
- 青黒カリヤドネ
まとめ
現環境について
【ラッカドラグナー】と、その【ラッカドラグナー】を中心に幅広くメタを張ることが出来る【リースヴァイカー】の2つがトップといった環境になっています。
この2つのデッキはどちらも攻めが強いデッキではありますが、攻め方がそれぞれ違うため、どちらもいっぺんに対策するのは難しくなっています。
また、この2つを対策できたとしても、【青黒カリヤドネ】といったまた性質の違うデッキがあるため、新しいデッキを作るのは難しい環境になっています。
しかし、最近まで発見されていなかった【リースヴァイカー】のように強いデッキが隠れているかもしれません。
皆さんもまだ見ぬ環境デッキを求めて新しいデッキを研究してみてはいかがでしょうか?
おわりに
使ってみたいデッキは決まりましたか?
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