こんにちは、はみるとんです。
さて、突然ですが、皆さんは普段どんなデッキを使っていますか?
好きなテーマを使っている人、好きなキャラの愛用カードを使っている人、気に入っている特定のカードを中心に組んでいる人、色んな人がいると思います。
多くの人は「カテゴリ」に属したカードを使っていると思います。
今回は、その「カテゴリ」のカードを一切なくしたらどうなるか?という特殊ルールについて紹介していきます!
目次
カテゴリとは?
「インフェルニティ」や「サイファー」のように、「『〇〇』と名のついたカード」「『〇〇』モンスター」など、カード名の一部を指定したテキストを持つカードが存在している括りの事です。
以下に一覧を載せておきます。
カテゴリ一覧
- アーティファクト
- アームド・ドラゴン
- A・O・J
- Ai
- アイズ・サクリファイス
- アクアアクトレス
- アクアリウム
- アダマシア
- @イグニスター
- アビス
- アマゾネス
- アモルファージ
- 魅惑の女王
- アルカナフォース
- アルトリウス
- アロマ
- 暗黒界
- 暗黒騎士ガイア
- アンティーク・ギア
- アンブラル
- イーサルウェポン
- イグナイト
- 甲虫装機
- インフェルニティ
- インフェルノイド
- ウィッチクラフト
- WW
- ウォリアー
- 占い魔女
- U.A.
- ヴァイロン
- ヴァレット
- ヴァレル
- ヴァンパイア
- ヴェノム
- ヴェルズ
- ヴェンデット
- ヴォルカニック
- エヴォルカイザー
- エヴォルダー
- エヴォルド
- エーリアン
- エクシーズ
- エクゾディア
- エッジインプ
- エルドリクシル
- エルドリッチ
- エルフの剣士
- エレキ
- 炎王
- 炎星
- Em
- EM
- エンディミオン
- 炎舞
- 先史遺産
- 黄金郷
- おジャマ
- オッドアイズ
- 落とし穴
- オノマト
- オルターガイスト
- オルフェゴール
- 花札衛
- ガーディアン
- 海皇
- 壊獣
- 外神
- ガエル
- カオス
- CX
- ガガガ
- 化合獣
- ガジェット
- ガスタ
- 化石
- ガトムズ
- カラクリ
- 火霊術
- ガンドラ
- ギアギア
- 機塊
- 機械天使
- 機皇
- ギミック・パペット
- ギャラクシー
- 旧神
- 極神
- 極星
- 巨大戦艦
- 禁じられた
- 空牙団
- 雲魔物
- 剣闘獣
- クリアウィング
- クリストロン
- クリフォート
- クリボー
- グレイドル
- クローラー
- 黒蠍
- クロノダイバー
- 契約書
- 幻煌龍
- 幻獣
- 幻奏
- 幻蝶の刺客
- 幻魔
- コアキメイル
- 剛鬼
- ゴーストリック
- コード・トーカー
- コードブレイカー
- C(コクーン)
- ゴゴゴ
- 古神
- Kozmo
- ゴブリン
- 蟲惑魔
- サイバー
- サイバネット
- サイバネティック
- サイファー
- PSYフレーム
- サイレント・ソードマン
- サイレント・マジシャン
- 音響戦士
- サブテラー
- サラマングレイト
- 斬機
- サンダー・ドラゴン
- ジェネクス
- ジェネレイド
- ジェム
- 紫炎
- 時械神
- 磁石の戦士
- 死のメッセージ
- 地縛神
- シムルグ
- ジャックナイツ
- シャドール
- ジャンク
- 銃士
- 十二獣
- 呪眼
- 守護神官
- ジュラック
- 召喚獣
- 不知火
- Sin
- 進化薬
- シンクロ・ドラゴン
- シンクロン
- 人造人間
- 森羅
- 侵略の
- 真竜
- SD
- スクラップ
- スターヴ・ヴェノム
- スターダスト
- ステラナイト
- SPYRAL
- ズババ
- 素早い
- スピードロイド
- スフィンクス
- スプラウト
- スマイル
- /バスター
- ZW
- 星遺物
- セイヴァー
- 聖騎士
- セイクリッド
- 聖剣
- 聖刻
- セイバー
- 星杯
- 精霊獣
- セフィラ
- 戦華
- 占術姫
- 閃刀
- ゼンマイ
- 双天
- 代行者
- ダイナミスト
- ダイナレスラー
- 竹光
- ダストン
- 堕天使
- ダンテ
- C(チェーン)
- チェンジ
- 超重武者
- 超量
- 地霊術
- DD
- 帝王
- D(ディフォーマー)
- ティンダングル
- デーモン
- デストーイ
- TG
- 魔神儀
- テラナイト
- 天威
- 天気
- 伝説の騎士
- 伝説の竜
- 電池メン
- 電脳堺
- トゥーン
- 闘器
- ドドド
- トマボー
- ドライトロン
- トライブリゲード
- ドラグニティ
- ドラグマ
- ドラゴンメイド
- トラミッド
- トリックスター
- トロイメア
- ナチュル
- No.
- ニトロ
- 忍者
- 忍法
- ヌメロン
- ネオス
- N(ネオスペーシアン)
- 影霊衣
- ネクロバレー
- ネフティス
- ネメシス
- パーシアス
- バージェストマ
- BK
- ハーピィ
- バウンサー
- 覇王眷竜
- 覇王門
- 破械
- 破壊剣
- 墓守
- バスター・ブレイダー
- パラディオン
- バルバロス
- パワー・ツール
- ビークロイド
- B・F
- HERO
- 彼岸
- 憑依
- 氷結界
- ヒロイック
- H・C
- ファーニマル
- ファントム
- フィッシュボーグ
- 封印されし
- フォーチュンレディ
- F.A.
- フォトン
- 武神(ぶじん)
- フュージョン
- BF
- ブラック・マジシャン
- プランキッズ
- ブルーアイズ
- ブレイズ・キャノン
- プレデター
- フレムベル
- ブンボーグ
- ヘイズ
- 陽炎獣
- ペンギン
- ペンデュラム
- ポータン
- ホープ
- 光天使
- ホール
- 方界
- 宝玉
- ホルスの黒炎竜
- ボンディング
- 水精鱗
- 魔界劇団
- 魔界台本
- マグネット・ウォリアー
- 魔轟神
- マジェスペクター
- マジシャン・ガール
- 魔導獣
- 魔術師
- 魔人(まじん)
- マシンナーズ
- 魔装戦士
- 魔弾
- 摩天楼
- 魔導
- マドルチェ
- 魔妖
- マリスボラス
- マリンセス
- 未界域
- ミスト・バレー
- ムーンライト
- 無限起動
- メガリス
- メタファイズ
- メダリオン
- メタルフォーゼ
- 紋章獣
- 融合
- 妖仙獣
- ライトロード
- ラヴァル
- RUM
- ランスロット
- リアクター
- リゾネーター
- リチュア
- 六花
- リベリオン
- 竜剣士
- 竜星
- 竜魔王
- LL
- レアル・ジェネクス
- 霊獣
- 霊神
- 霊使い
- RR(レイド・ラプターズ)
- レッドアイズ
- レッド・デーモン
- レプティレス
- LV
- 煉獄
- ロイド
- ローズ
- 六武衆
- ワーム
- ワルキューレ
これらの名称を「カテゴリ」といいます。(HEROとE・HEROなど、一部重複している物は省いています)
カテゴリ禁止戦とは?
簡単に言うと、「カテゴリに属しているカードを一切使用してはいけない」という特殊ルールです。
つまり、【インフェルニティ】などのテーマデッキが組めないのはもちろんのこと、《水晶機巧-ハリファイバー》(クリストロン)や《聖騎士の追想 イゾルデ》(聖騎士)などの汎用的なカードも使用する事が出来ません。
また、カテゴリの定義は名前のみを参照とします。
例えば、「サイバー」というカテゴリは《サイバー・ドラゴン・コア》などによる「サイバー」魔法・罠カードのみを指定していて、《サイバー・ダイナソー》のような「サイバー」モンスターはその恩恵を受ける事はできませんが、そういった分類は関係なく、このルールでは「カテゴリとして定義されている名称を持っている」かどうかだけを参照します。
《サイバー・ドラゴン・コア》【 効果モンスター 】星 2 / 光 / 機械族 / 攻400 / 守1500
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「サイバー」または「サイバネティック」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える。
また、相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイバー・ドラゴン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「サイバー・ドラゴン・コア」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。
カテゴリが禁止になるとどうなるの?
第一に、「カテゴリ同士の繋がり」によって成立しているデッキが成り立たなくなります。
これによって、現在大会環境で上位にいる【閃刀姫】【サンダー・ドラゴン】【オルフェゴール】などの殆どのデッキが構築不可能になります。
とはいえ、カード同士のシナジーやコンボが完全になくなっているわけではありません。
種族デッキ
《死霊王 ドーハスーラ》【 効果モンスター 】星 8 / 闇 / アンデット族 / 攻2800 / 守2000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:「死霊王 ドーハスーラ」以外のアンデット族モンスターの効果が発動した時に発動できる。以下の効果から1つを選んで適用する。このターン、自分の「死霊王 ドーハスーラ」の効果で同じ効果を適用できない。
●その効果を無効にする。
●自分または相手の、フィールド・墓地のモンスター1体を選んで除外する。
②:フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、自分・相手のスタンバイフェイズに発動できる。このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
《アンデットワールド》を中心とした【アンデット族】デッキのように、種族に対応するサポートカードを中心として組んだ種族統一デッキは、カテゴリという括りが無い中でも強いシナジーを形成してくれます。
名称指定されたカードを中心としたデッキ
《神炎皇ウリア》
【 効果モンスター 】
星 10 / 炎 / 炎族 / 攻0 / 守0
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を墓地に送った場合のみ特殊召喚できる。このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード1枚につき1000ポイントアップする。1ターンに1度、相手フィールド上にセットされている魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。
《七精の解門》 【 永続魔法 】このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:このカードの発動時の効果処理として、「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。②:1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。③:1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。自分の墓地から永続魔法カード1枚を選んで手札に加える。
カテゴリ禁止戦は「〇〇カード」「〇〇と名のついたカード」というような名称指定に引っかかるカードは使用できませんが、「神炎皇ウリア」のように特定のカード名自体を指定している場合は「カテゴリ」として扱われません。
また、【ワイト】のように特定のカード名のサポートとそのカードとして扱うカード群で実質的にカテゴリのような形をしているものも、カテゴリという定義に当てはまらず構築することが出来ます。
ちなみに三幻魔の中で《幻魔皇ラビエル》だけは「幻魔」がカテゴリなので使えません。
特定のステータスを参照するモンスター群
《妖精伝姫-カグヤ》
【 効果モンスター 】
星 4 / 光 / 魔法使い族 / 攻1850 / 守1000
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから攻撃力1850の魔法使い族モンスター1体を手札に加える。
②:1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手はそのモンスターの同名カード1枚を自身のデッキ・エクストラデッキから墓地へ送ってこの効果を無効にできる。
墓地へ送らなかった場合、このカードと対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「攻撃力1850の魔法使い族モンスター」「守備力200の炎属性モンスター」「攻撃力1500/守備力200のモンスター」など、特定のステータスのモンスターを対象としたサポートカードは名称に関係なくシナジーを発揮してくれます。
こういった括りのカードは共通の名称を持っていてもそれがカテゴリでないことが多いです。(妖精伝姫、電子光虫など)
過去の入賞デッキ
さて、どんなルールかなんとなく想像できたでしょうか?
では、実際に行われた大会の結果を見ていきましょう。
そう、この「カテゴリ禁止戦」は実は開催された実績があるのです。
第1回カテゴリ禁止戦
2018年の10月に開催されました。サモソが禁止になったあたりですね。
デッキ分布
- 【魔王】1
- 【電子光虫】1
- 【ABC】1
- 【恐竜】1
- 【アンデット】1
- 【シャーク】1
- 【ダーク・シムルグ】1
- 【フルモンスター】1
- 【闇メタビ】1
- 【妖精伝姫】1
参加者10人でデッキが10種類というすごい環境。
全体的に属性・種族を活かしたデッキが中心でした。
ABC、魔王、恐竜、アンデットはどれもストラクチャーデッキRで強化されたカードを使ったデッキで、ほかにもストラクチャーデッキ産の非カテゴリのデッキタイプは環境予想で名前が挙がる事が多く全体的に優秀でした。
第1位 【魔王】
《悪魔嬢リリス》によって強力な通常罠カードにアクセスしながら、《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》でそれを除去に変換し、《闇黒の魔王ディアボロス》をエースとして戦うデッキです。
《星杯戦士ニンギルス》や《ヴァレルロード・ドラゴン》が使えないこの環境では対象に取れない《闇黒の魔王ディアボロス》が何度も沸いてくるのは非常に強力でした。
準優勝【妖精伝姫グッドスタッフ】
《妖精伝姫-カグヤ》を中心に、《ライオウ》や《霊滅術師 カイクウ》などで戦うメタビート的な構築。
環境上墓地利用が多く、《霊滅術師 カイクウ》はかなり刺さっていました。
こういったシナジーをあまり意識せず環境を読んでパワーカードを使うような構築はこういった特殊ルールでもあまりパワーを落とさず戦えるのが良いですね。
第3位 【ABC】
当時普通の大会でも見かけるような構築に近く、かなり完成度が高いデッキでした。元々が名称指定されていないデッキは再現度が高いのが強いですね。
第4位 【電子光虫】
ここまでの3デッキは一応通常の大会でも見かける事のあるデッキタイプでしたが、これに関しては本当に初めて見たという方も多かったのではないでしょうか。
光属性レベル3を主体とし、実は名称でカテゴリ指定されていないテーマ「電子光虫」の優秀な下級モンスターたちで展開し、《G・ボールパーク》や《超進化の繭》などの昆虫族のサポートカードをフル活用して4位入賞となりました。
第2回カテゴリ禁止戦
2018年12月に開催された第2回。前回と比べ、「ローズ・ドラゴン」がテーマ化して《ブラック・ローズ・ドラゴン》が使えなくなりました。
デッキ分布
- 【アンデット】3
- 【魔王】2
- 【グッドスタッフ】2
- 【電子光虫】1
- 【魔王アンデ】1
- 【列車】1
前回の開催を受けて、「種族デッキが多いので、《アンデットワールド》が刺さりやすい」という読みでアンデット族を握った人が多かった模様です。
また、環境の変動に対応しやすい上に種族メタが刺さらない魔王がデッキ分布2位に台頭。
そして相変わらず存在する【電子光虫】、一体どんな結果になったのでしょうか?
第1位 【電子光虫】
謎のデッキ【電子光虫】、前回ベスト4、今回優勝という快挙。罠デッキが多い環境に対応するため《電光千鳥》を出せるように《キラー・ビー》が入っていたり、【ABC】メタに《電磁ミノ虫》が入っていたり、個性的なカードの採用に磨きがかかっていました。
また、昆虫族主体のデッキでありながら、《G・ボールパーク》は《アンデットワールド》の影響を受けずに効果の処理が行えるため、ここからランク4エクシーズなどを出して処理できるのも強みでした。
第2位 【アンデット】
《アンデットワールド》で種族デッキをメタりつつ、非種族デッキに対しては《群雄割拠》などで対応。
また、《アンデットワールド》下で《群雄割拠》を張ることで1体目がアンデット族になり2体目以降もアンデット族しか展開できない、というコンボにより様々なデッキ相手に縛りを押し付けていました。
要チェック!実はカテゴリに属しているカード
カテゴリ禁止戦でデッキ構築をする上で、カテゴリの恩恵を普段受けていないので「実はカテゴリに属している」というのを見逃している汎用カードが結構あり、大会でも事前のデッキチェックで判明して修正した例がいくつかあったので紹介していきます。
《双穹の騎士アストラム》
双穹の騎士と書いて「ジャックナイツパラディオン」と読むので引っかかっています。
ジャックナイツとしてもパラディオンとしても普段あまり使うことが無いと思うので要注意です。
《ゴヨウ・ガーディアン》《ゴルゴニック・ガーディアン》など
「ガーディアン」もカテゴリです。結構多い名前なのでご注意を
《ブラック・マジシャン》
「ブラック・マジシャン」はカテゴリではなく名称指定……と見せかけて、《ティマイオスの眼》によって「ブラック・マジシャン」モンスターという指定がされています。ご注意を
《リンクリボー》
「クリボー」です。
《サイバース・クアンタム・ドラゴン》など「サイバース」カード
「サイバース」はカテゴリではない……と見せかけて、「サイバー」に引っかかります。
《禁じられた一滴》
汎用カードですが、「禁じられた」は《失楽の魔女》でサーチできるカテゴリです。
《No.41 泥睡魔獣バグースカ》など
ナンバーズは全部カテゴリです。
《ハーピィの羽根帚》
「ハーピィ」です。
《ブラック・ホール》
「ホール」です。
特殊ルール大会としての「カテゴリ禁止戦」の特徴
特殊なレギュレーションによって、既存の大会環境とは一味違う環境を楽しもう!という趣旨の大会は存在しますが、その多くは「特殊な禁止・制限リスト」を使ったり、「リンクモンスターが環境に多いからリンク回数を規制する」など、その時々の環境に合わせて主催者の主観・裁量によってバランス調整されて行われます。
これがどういう弊害を生むかというと、「同じような趣旨の大会を開こうとしても、主催者によってルールの塩梅がまちまちである」という事、そして「簡単に細部のルールを変える事が出来てしまう」という事、さらには「環境自体が動くと、改めて特殊制限を考え直さなくてはならない」という事です。
これは考える人の主観が大きいため、「環境予想」というような事もやりづらく、共通のレギュレーションを複数人が使うという事が起こりづらくなります。
強いテーマを軒並み規制する事で環境のパワーを下げても、そのリストの隙をかいくぐったテーマが結局首位を独占してしまったり、新弾の発売で登場した強力なテーマがノーマークでそのまま優勝してしまったり、と主催者の目的とかけ離れた事も多々発生します。
その点、「カテゴリ禁止戦」は「カテゴリのカードが禁止」という非常に明快なルールで、環境に合わせて主催者の主観による調整を行ったりする必要がなく、それでいて新弾の登場による環境の変動が通常のルールよりもゆるやかであるため、長期的な視野で環境予想を行ったり研究を進める事が出来ます。
何より、よほどの事が無い限り「実際の大会環境」とは毛色がガラっと違う環境になることが保証されている、という所が大きな利点です。
普段陽の目を浴びないカードを活かした特殊ルールレギュレーション、デッキを考えるだけでも楽しいので、是非皆さんも遊んでみてください!
また、僕の方でもカテゴリ禁止戦は今後継続的に開催していくつもりですので、興味のある方は是非次回に向けてデッキを考えておいてください!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!